DSCWで気を付けなければならないのは、「DSCWで自動送信の設定」で保存したファイルを、メインメニュー「ファイル」→「開く」で設定保存された開くことが必要です。
これは、バンド、運用地などによる複数の設定を保存するために、ファイルを呼び出す形式にっているようですが、ファイルの保存を忘れると、折角入力したマクロもパーになりますので要注意。
当局は、最初に定番中の定番となる「Auto Call」のマクロから設定しました。
上図、矢印のボタンのところで、マウスを右クリックすると、下図のようなマクロの入力画面が出ます。Macroのプルダウンメニュー(コンボ・ボックス)を開くと、使えるマクロのリストが表示されます。
この「Auto Call 編集」の画面にマクロを記述します。ここで使えるマクロは、プルダウンメニューの<MyCall><MyQTH><Others>だけです。
色のついている文字をコピー&ペーストすれば、そのまま使えますが、独自のCQを考えるのも面白そうです。もちろんJCC/JCGコードは各々オリジナルにして、更に必要なアワード情報なども加えることができます。
スタンダードなCQ
CQ CQ CQ DE <MyCall> <MyCall> <MyCall> PSE K
DX局で良く聞くCQ
CQ DE <MyCall> <MyCall> K
国内向けJCC(JCG)コード入りCQ
CQ CQ CQ DE <MyCall> <MyCall> JCC 1oo111 PSE K
国内向けJCC(JCG)入りCQ(MyQHTにJCCを入れている場合)
CQ CQ CQ DE <MyCall> <MyCall> <MyQTH> PSE K
ここでチョットした工夫なんですけど、マクロ文の最後にキーボードの「Ctrl」を押しながら「Enter」キーを押して、カーソルの位置を1行下に移動させておきます。
マクロ入力時にカーソルを移動しておくと、下図のように実際の送信の時に送信テキスト枠で、改行されますので大変見やすくなります。
また、このオートコールのマクロで特徴的なのは、コールを出す間隔(Interval)と繰り返し回数(Repeat)が設定できる点です。
「Interval」は、一旦コールしてから受信に入り、再びコールを開始するまでの時間を秒単位で設定します。
「Repeat」は、Auto Callボタンをクリックして、自動送信が繰り返される回数です。
「Auto Call 編集」の設定が終わったら、「OK」ボタンを押せば、終了です。マクロを編集した後は「上書き保存」をお忘れなきよう。
Repeatの途中でも、「TX Clear」を押すか、「HisCall」欄などに文字を入れると、その時点でオートコールは終了して、送信のテキスト枠がクリアになります。
フルブレークインなどで、CQの途中で呼ばれたときに、相手局の呼出を確認するのに大変良くできています。
当局は、50MHzやHFハイバンドで、「垂れ流しCQ」を出すときは、毎分60字~80字程度のスピードで、Auto Callを頻繁に使っています。
キーイング・ミスも皆無で、テレビを見るとか、他のことをやりながらのCQには、まさに打って付けです。
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