DXクラスタと言われる「DX SCAPE」を見ても、毎日のように世界中でペディション局のサービスが行われている。
 
また海外の記念局も同様だが、QSOは一瞬で終わり。ただし、ピックアップしてもらうためには、コンディションを確かめながら、ひたすら呼び続ける。
 
こうした局の場合、120字/分以上のスピードが普通だが、当局などは早く打つとミスしてしまう。実際に、JH1→JS1、LMD→LMB、何度打ってもLMD→RMDとしか取ってもらえなかったこともある。
 
自局のキーイングミスなど基本的な間違いを別にして、発射する電波が弱い場合(RNG50W)はQSBの周期なども大きく左右しているようです。
一定以上のスピードで打たないと、QSBの山でコールを打ちきれない場合が多いと感じました。
 
当局の場合、現在の実力でパドルで手打ちしても、せいぜい安全圏は80字/分程度です。それ以上だとキーイングミスが出ることも多いので、現状ではDSCWのお世話になっている訳です。
 

 
さてDSCWでの運用ですが、こうしたペディション局へのコールは「お手の物」と言えます。
当局の場合は、相手局がIDを打つのを確認して、更にDX SCAPEなどで周波数とコールを再確認、DSCWの「HisCall」欄にそのコールサインを打ち込んでおきます。
 
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CWに限ったことではありませんが、スプリット運用には注意が必要なんですが、当局もご本尊のオンフレで送信するミスもあります。スプリットの設定などを間違えないようにしないと・・・。
 

 
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準備が整ったら、次に相手局のキーイング・スピードを見て、送信スピードを合わせるように調整します。
 
相手局の信号レベルが、低い時は、受信スピードがとんでもない数値になっていることもあるので要注意です。
受信スピードが異常な数値の場合は、手動で調整します。
 
準備はこれだけですが、「5NN」を打ちづらい場合は、「HisRST」を修正しておきます。相手からは十中八九「5NN」でしょうが・・・。
 

 
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後は、ピックアップしてもらえるまで、ひたすらワッチと「Call Only」ボタンを繰返します。ダブルコールを嫌うペディション局も多いようなので、ワンクリックごとに様子を確認するようにしています。
 
全般的に速いスピードの局が取って貰いやすいようです。DXベテランのOMさんによると「タイミングが一番」と言っておられました。
 
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ピックアップされたら、すかさず「CFM Shot」で応答します。相手が「TU UP」、「QRZ」などを打ってきたら、基本的に終わりです。
 

 
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ペディション局の場合、滅多にないが「73 E E」などと打ってきたら、こちらからも合わせてファイナルを送ります。
 

 
これで一件落着ですが、相手がコールをミスコピーしているときは、修正してもらわなければなりません。また、「AGN」「QRZ?」、「JH1?」など打たれた場合も同じです。
 
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まず「DE」ボタンに続いて、「CallOnly」ボタンを2~3回押して、最後に「BK」ボタンを押しますが、1回「CallOnly」ボタンを押した後にワッチしないと、相手局が修正したコールですでに打ち返している場合があります。
 
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終了したら、ハムログを使っている場合には、「QSO」ボタンを押せばQSOデータはハムログに追加されます。
 

 
ボタンさえ押し間違えなければ、180字/分でもスマートにCMFと相成ります。モノグサの当局には、またとないシステムです。
 
 
 
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