またNHKの番組の紹介です😅

テレビばかり見てる?その通りです…
 
「グランメゾン東京」や「同期のサクラ」も見てたし(両方とも面白かったー)、バラエティも見てるしお正月は特に日本のテレビ漬けでした😥😥
 
でも、そんな中でも歴史・教養番組はホントに知らなかったことを教えてくれて知識欲を満たしてくれるものが多いですねー
 
タイトルに挙げたNHK 英雄たちの選択「百人一首 〜藤原定家 三十一文字の革命〜」はお正月スペシャルとしてドラマ仕立てで、とても面白く藤原定家のことや百人一首編纂のことを描いてくれてました。
藤原定家は高橋和也さん。時代劇の衣装が似合います〜
 
その定家と後鳥羽上皇との愛憎相半ばする複雑な関係を百人一首の選定に絡ませていくドラマなのですが、後鳥羽上皇役は葉山奨之さん。
 
朝ドラ「まれ」の弟役で可愛らしかったのにすっかり立派になって、一筋縄ではいかない後鳥羽上皇役を演じていました。
 
とにかく定家と後鳥羽上皇が和歌を通じて親しい関係であった(であろう)ということやその後、後鳥羽上皇が定家を疎ましく思うように変化していった(らしい)関係を凝縮して面白く表現していました。
 
また定家が鎌倉の三代将軍源実朝の和歌指南をしていたということも初めて知りました。
 
実朝は文化的な素養も大いに持っていたようでしたが、若くして(26才) 鶴岡八幡宮の大銀杏のところで暗殺されてしまいます。
 
その実朝の歌が百人一首に入っていたのですね。
鎌倉右大臣という作者名が実朝ということも知らずに今まで生きてきてしまいました😥
 
その後、後鳥羽上皇は鎌倉幕府に対して反旗を翻しますが(承久の変)  敗北して隠岐島に流されます。
 
定家がそのような大きな政情の変化の際にどんな気持ちであったかは推し量れません。
現在の百人一首の九九首目は後鳥羽上皇の歌、百首目はその皇子で佐渡に流された順徳天皇の歌で、ドラマでは定家があえてそう配したと描いていたと思います。
 
しかし、最近の研究では定家が編纂した時点では上記の2首は入っていなかったとの説が浮上しているそうです。(鎌倉への忖度?)
定家の子息の為家の代になって取り替えられたのではないかとのことです。
 
その説が書かれていたのは、この本です。
(左は2014年版、右は2010年版)

百人一首を総カラーの写真とともに解説しています。
源実朝のことも載っているのにちゃんと読んでいなかった私…
完読して出直します!
 
この本は税抜き550円。お安くてお得。
私2冊持っています(でも完読してない😅)
 
子どもの頃、お正月になると戸棚から出してきて家族で遊んだ百人一首。
 
幼い頃には坊主めくりという簡単なゲームで遊んでいました。
 
カルタ取りを始めてからも何を言ってるかさっぱりわからない和歌を聞いて、ひらがなの札をようやく取る。
今思えばそれが日本の古典文学との最初の出会いでした。
 
今は高校などでも競技カルタが盛んになっているそうで、そちらはけっこう運動神経(瞬発力とか)がいりますね。