前の記事で書いた源実朝つながりで、11月に少しだけ行った鎌倉のことを書こうと思います。

 
鎌倉は地元に近いこともあって、小さい頃から数え切れないほど訪れた場所です。
 
京都と同様、昔から混雑はしていましたが、ここ10年くらいで更なる混雑…つい足が遠のいてしまうくらいです…
 
土曜日午後遅くしか行けるチャンスがなかったので、駅近であまり混んでいなくてまだ紅葉の残っているところはあるかしら?とネット検索してみて、海蔵寺に行くことに。
 
鎌倉駅西口からタクシーに乗り、10分ほどで海蔵寺に到着しましたが、紅葉は残念ながらあまり多くありませんでした。
色付く前に枯れてしまっているようなモミジの葉も目立ちました。
おそらく昨年の度重なる台風による塩害も大きかったようです😰 海が近いですからねー
 
そこから住宅街を歩いて鶴岡八幡宮まで行きました。
 
八幡宮の舞殿では結婚式がとりおこなわれていました。
四方が開いている舞台のような作りになっていますので、参詣者たちも足を止めて遠巻きに見学させてもらっています。
 
歴史的には源義経の恋人であった静御前が頼朝らの前で舞を舞った場所といわれていますが、今ではしばしば結婚式が行われる場所となっているようです。
 
何年か前にも小1時間見学させてもらいました。
 
その時は連れがいなかったので、珍しい雅楽の生演奏をじっくり見させていただきました。巫女さんたちの舞もありましたよー
 
(舞殿とかつての大銀杏)

本殿に上がる大階段の途中には10年ほど前までは樹齢1000年といわれる大銀杏がそびえ立っていました。

かの源実朝はその大銀杏の陰に隠れていたといわれる甥の公卿によって襲われて暗殺されました。
 
そして私にとってもそこにあるのが当たり前のように思っていた大銀杏が平成22年3月、大風によって倒れたという日本からのニュースを聞いたときには本当にショックを受けました。
 
でも植物の生命力はすごいですね。
残った株から若芽がどんどん芽生えて…
今では大銀杏があったところに植えられた若木もずいぶん高く育ってきています☺️
 
 
(鶴岡八幡宮三の鳥居 八幡宮側から)

もう1カ所、八幡宮の境内で気になっていた場所は、源平池のほとりに建つ神奈川県立近代美術館の跡地でした。
 
ル・コルビュジエに師事した坂倉準三の設計で1951年に開館した日本最初の公立美術館です。
かつて何度も展覧会を見に行きました〜
(池に面した新館が特に好きでした)
(美術館のホームページより)

老朽化と耐震性が問題になり2016年3月に惜しまれつつ閉館。
その何ヶ月か前に1度だけ行くことができましたが、すでに新館は閉鎖されていました😢
 
取り壊されるのか保存されるのか悩ましい決断だったようでしたが、今回通りかかると「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」という八幡宮が運営する施設になっていました。(2019年6月オープン)  
カフェも併設されています。
 
あいにく文華館は閉館時間になっていましたので、カフェの方だけ利用させてもらうことに。
 
セルフサービスのカジュアルなカフェですが、なんと室内の一角に倒れた大銀杏の切り株がオブジェのように?置かれているのです。
本当に巨大でビックリしましたー
 
鎌倉文華館は鶴岡八幡宮が近代美術館の建物を補修工事、再利用してオープンした文化施設だそうです。
 
鎌倉をテーマに文化、歴史、自然に関する展示をされているとのことです。
 
ところがホームページによると文華館は更なる施設補修工事のため休館中になっています。
再オープンの予定が書かれていないようです。
 
どうしたのかな?
 
カフェ&ショップは通常営業とのことです。
 
2003年開館した神奈川県立美術館の葉山館は、ちょっとアクセスは大変なんですが、海沿いにある素敵な美術館です。とオススメしようと思ったら…
こちらも改修工事のため2020年6月末まで休館中だそうです😥😥