地域見守りネットワーク・合同研修会（３月某日）
地域見守りネットワークは、石川県で運営する地域の高齢者に対する『ゆるやかな見守り』活動です。
見守りサポーターとして活動するのは、主に民間企業や団体で、合同研修会は、県下６７事業者による合同の勉強機会です。
（地域見守りネットワーク合同研修会 企業による代表取組プレゼン）
武蔵野大学教授による講演の後、企業による取組発表として、代表として立ったのが、当石川県電器商業組合で、発表者は、青年部会長の上島さん（仮名）でした。
上島さん「皆様こんにちは。石川県電器商業組合、組合加盟店の上島広志です。本日は、研修会のセッティング、また、代表プレゼンとして、当組合をご指名いただき、ありがとうございます。」
上島さん「当組合は、昭和２６年に『石川県ラジオ商組合』として設立（中略）『石川県電器商業組合』に改称し、今日に至ります。」
昔ながらの地域に密着した『まちのでんきや』の集まりで…。
上島さん「お客様のライフスタイルにベストマッチアドバイスができる電器店を目指しています。
上島さん「お得意様に高齢者が多いことから、家電だけではなく、家電を含めた地域の高齢者サポーターとしてのカラーが色濃く、いわば本業が地域見守りそのものです。」
上島さん「（中略）家電量販店でもない、インターネット通販でもない、（中略）まちのでんきやを思い出してもらう、知らない人には知ってもらう、『まちのでんきや』のブランド化を図るのが石川県電器商業組合です。」
上島さん「平成２６年に石川青年部会（石川県電器商業組合青年部会）が設立しました。」
上島さん「ロゴマークをデザインし、商標登録、ユニフォームやノボリを制作し（中略）全国のまちのでんきやさんから注文がきています。」（ご用命は石川商組まで）
上島さん「谷川さん（仮名）、スミマセン、ご起立いただけますか。」
上島さん「こんな感じで、統一のユニフォームを制作しました。」
組合名もメーカー名も社名もないまちのでんきやのロゴマーク。
上島さん「次に手がけたのは、まちのでんきやプロジェクト（中略）新ホームページ『でんきのつえ』が完成（中略）これをＰＲし、県の地域見守りネットワークの仲間入りを果たしました。」
上島さん「『でんきのつえ』、でんきやカラーを前面に出さず、地域の高齢者事情や、まちのでんきやが地域の高齢者サポーターであることを伝える読み物が永遠、読み物として…。」
上島さん「でんきやが、あえて電器屋の看板を下ろし、地域高齢者サポーターの看板を掲げ、組合と組合店がオールでんきやで活路を拓くプロジェクト、それがまちのでんきやプロジェクトで、でんきのつえです。」
上島さん「まだ協定締結事業者に登録されてから半年しか経っていないので、ベテランの皆様を前にプレゼンするのは、恐れ多く、とまどっているところです。」
上島さん「ただ、協定締結事業者として登録されたのは、最近のことですが、元々まちのでんきやのミッションは、本業が地域の高齢者見守りなので、エピソードは無限にあります。」
上島さん「お得意様、とりわけ高齢者との接点が密接で、まちのでんきやは、住人でさえ足を踏み入れたことのない、屋根の上、天井裏、床下にも足を踏み入れる（中略）お客様も、住まいも熟知しています。」
上島さん「６年前、県警とタッグを組み、振込め詐欺被害防止のため、協定を締結しました。」
上島さん「石川の技能まつりで啓発チラシを配布したり、ふだんでんきやが電話機を取り扱っていることから、録音機能付きのそれをオススメしたり…。」
上島さん「一昨年、かほく市の組合加盟のでんきやさんが、詐欺被害を未然に防ぎ、津幡署から感謝状を受けたというできごとがありました。」
お手柄の でんきやさんが 石川に！ ～まちのでんきやさんが振り込め詐欺を未然に防いだ！～（２０１７．４．２０のブログより）
上島さん「県のサイトより抜粋（中略）ポストに郵便物が多いなど…（中略）まちのでんきやは気配ではなく、危険、トラブルに直面します。」
上島さん「定格オーバーして、家電を使用すると、コンセントが焦げ…（後略）。」
上島さん「繰り返しになりますが、まちのでんきやは本業が『地域見守り』です。」
上島さん「エアコンのメンテナンス、時計の電池交換、分電盤の清掃（他）。」
上島さん「地域見守りネットワークのサイトに、協定締結事業者のリストが並んでいますが、ヨシケイさんやＬＰガスさんのようにリンクができるならばと、当組合もＰＤＦを制作しました。」
上島さん「エピソードにも表記がありますが、遠方の娘さんから弊社に電話があり、父（高齢者一人住まい）に連絡が取れないので、見てきてくださいとの依頼があり、（中略）訪問すると、倒れておられ、救急連絡、一命をとりとめました。」
上島さん「電器屋が取り組める高齢者見守りとして、メーカーさんがさまざまなしかけを（中略）。」
上島さん「富山市の電器店で、先進的な取り組みをされている（株）ケィ・ディックさん（中略）ＩＯＴラボで、高齢者に思いやりのあるＩＯＴによる見守りのしくみを…。」
ＡＩスピーカーにお掃除ロボット始動の指示、自動でお風呂の暖房スイッチオン、トイレで用を足すと尿酸値や尿圧を病院へ連絡…など。
上島さん「当組合、まちのでんきやが、『地域見守りネットワーク』の協定締結事業者であることを、県民の皆様、そして当組合員に周知したい。」
上島さん「同じネットワークの他業種の皆様のご意見を参考にしながら、情報共有も。」
上島さん「せっかくチームの一員になったので、提言です。」
上島さん「チーム名を作り、ロゴマークを制作、地域見守りサポーターのブランド化を…。」
上島さん「定期的に勉強会を実施し、ＰＲ動画を制作し、ＣＭやＹｏｕＴｕｂｅで情報発信するのはいかがでしょうか。」
上島さん「今後、少子高齢化が加速し、２０２５年には団塊の世代がすべて後期高齢者になります。」
上島さん「地域の高齢者は、地域の現役世代で守るという取組は大事です。」
上島さん「拙い発表ですが、石川県電器商業組合のプレゼンは以上です。」
上島さん「でんきのつえは、ぜひ、ご一読いただき、記憶いただければ幸いです。本日はどうもありがとうございました。」（拍手）
石川県さん、あらためまして、当組合を県の地域見守りネットワーク協定締結事業者として登録をしていただき、また、代表プレゼンとしてご指名いただき、ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。
動画制作、ぜひ！（笑）。
まちのでんきやアゲイン！
まちのでんきやプロジェクトの企画詳細（イールアップ・ラボのホームページより）
（まちのでんきやテーマソング スマイリーライト 河合良（かわごうりょう））