まちでんが あなたの町を 走ります! ~そもそも…まちのでんきやとは…~ | まちのでんきやブログ ~目指せトータル家電ライフの極み!!~

まちのでんきやブログ ~目指せトータル家電ライフの極み!!~

家電製品には、それらをとりまくさまざまな事柄が存在します。私たち、まちのでんきやは家電製品を単体ではなくトータルで捉え、お客様に安心、安全をお届けしています。

 

 ~ 『まちのでんきや』とは?! ~

 

 

 

 『まちのでんきや』とは、Y電機やJ電機、Bカメラでもない、インターネット通販でもない、昔ながらの町の小さな電器店、そして町の電器店で働くスタッフのことです。

 

 昭和40年頃、家電の90%以上は、町の電器店経由で流通していました。

 

 ところが、今日どうでしょう。

 

 

 

 

 

 90%が家電量販店かインターネット通販といって、言い過ぎではありません。

 

 では、今日現在、昔ながらの『まちのでんきや』は、昔からの名残りで、ただなんとなく存在しているのでしょうか。

 

 いえ、決してそうではありません。

 

 『家電品はどちらから購入されますか?』と問うたとき、確かに圧倒的多数の人が、家電量販店かインターネット通販と答えるでしょう。

 

 

 

 なぜなら、一般に、家電量販店やインターネット通販は、価格が安く、品揃えが豊富だからです。

 

 一方、町の電器店は、相対的に価格が高く(決してそんなことはないのですが)、家電メーカー系列店であれば、そのメーカーの品物しか取り扱いがないと思われています(それも誤解ですが)。

 

 ならば、迷う余地もなく、家電品の購入は、家電量販店やインターネット通販が家電購入先の選択肢として選ばれるのはごく自然なことです。

 

 しかし、どうでしょうか。

 

 

 

 いうまでもないことですが、家電は電気が供給されて初めて、テレビはアンテナという設備が整い、洗濯機や食器洗い機は水道というインフラが完備されて初めて作動します。

 

 照明は「でんきを点ける」というように、文字通り電気が通い、スイッチを入り切りして初めて点灯や消灯ができます。

 

 昔、『冷蔵庫 電気なければ ただの箱』という川柳が流行りましたが、大昔のこのフレーズが、まちのでんきやの存在意義を示すのに言い得て妙です。

 

 つまり、あらゆる電化製品は、家電単体での作動はあり得ず、インフラが整って、初めて機能するのです。

 

 

 

 『まちのでんきや』は、家電とインフラをダブルでサポートができる稀有な存在です。

 

 たとえば、『照明が点かない』といった場合、まずはランプ切れを疑ってみるでしょうか。

 

 脚立をかけ、ランプを外し、それと同じ品を求めて、家電量販店に走るでしょう。

 

 量販店のスタッフに、どうせならばとLEDランプを奨められ、ディスカウントだから、それもいいかと買って帰り、取り付けます。

 

 

 

 ところが、新しいランプなのに、明かりが灯りません。

 

 なぜなら、照明器具は故障しておらず、その原因は、壁のスイッチにあったからでした。

 

 壁のスイッチにも寿命があり、現に『まちのでんきや』の仕事として、年に何度かはスイッチの修理があります。

 

 購入したLEDランプは、確かにディスカウントだったかもしれませんが、買う必要があったかどうかと考えれば、実は高くついたということにならないでしょうか。

 

 

 

 また、ランプに原因があったとしても、自身で交換しようにも、高齢者は脚立に上って作業することができません。

 

 脚立に上れたとしても、セード(照明のカバー)の外し方が難解で外せず、また外しても取り付けができないということも。

 

 ランプが取り外せたとしても、量販店へ出向こうにも、クルマがありません。

 

 少なくとも、高齢者には『まちのでんきや』さんは必要です(まちのでんきやのお得意様は高齢者が大多数)。

 

 

 

 照明と思いきや、スイッチが原因だったというような失敗は、他の家電でもありがちです。

 

 テレビ(が故障)だと思ったら、アンテナだった。

 

 洗濯機だと思ったら、排水設備(がゴミづまりなど)だった。

 

 その反対もあります。

 

 電池が消耗したと思ったら、リモコンそのものの故障だった。

 

 

 

 電池かリモコンの不具合だと思ったら、実はエアコンの故障だったということも。

 

 エアコンの故障は不運だと思っていたら、実は、保証期間が過ぎても無償修理対応可能なリコール対象品だった。

 

 リコール対象商品とは知らず、使い続けていたら発火した(めったなことはないがあり得る話)…。

 

 2012年、リコール対象品の加湿器が原因で、長崎県の老人施設が火災になり、数人の方がお亡くなりになられました。

 

 もし、リコールの周知が徹底していたら。

 

 

 

 ある大手新聞社が、その火災死亡事故を受けて、家電メーカーや電器店がどんな方法でリコールの周知をしているのか、社会面の記事にしたことがありました。

 

 ある大手量販店は、お買い上げ履歴をもとに、ハガキを送るなどの対策を。

 

 では、町の小さな電器店ではどんな取り組みをしているか、社会部の記者はヒントをインターネットに求めました。

 

 ヒットしたのが石川県電器商業組合の青年部でした。

 

 

 

 取材すると、まちのでんきやさんとお得意様の関係性は、顔や気心の知れた密接な関係だからこそ、リコールの通知漏れは起こり得ないという結論に。

 

 いくら家電が安くても、家が燃えてしまっては、高いも安いもありません…というより、高いでしょう。

 

 まちのでんきやは、一つ家電をお届けしたら、次の九つは、修理や工事、メンテナンス、調子伺い、取り扱い説明など、家電を取り巻く周囲の諸々対応です。

 

 

 

 ファクシミリのインク交換ができない。

 

 洗濯機のフィルターが外れない(取り付けができない)。

 

 エアコンのフィルター掃除をしてほしい。

 

 照明が消えない(センサー照明が連続点灯モードになっているなど)。

 

 録画の仕方がわからない。

 

 等々。

 

 

 

 よくまちのでんきやの存在意義を説明するのに、購入後のアフターサービスといいますが、実は購入前の『ビフォアサービス』という視点から説明ができます。

 

 先のLEDランプのように、そもそもその買い物が正しいのか、家電の買い物の際、「我が家にふさわしい家電」はどれなのか。

 

 まちのでんきやは「適当なのを持ってきて」と任されます。

 

 

 

 ディスカウントを実現しようと思えば、自身でいろいろ調べものをしなければなりませんが、そもそもその買い物が正しいかどうかもクリアし、品物が届けば、適確にセッティングや設定ができて、初めて健全な家電ライフといえます。

 

 諸々を考えれば、調べごとや労力は大変なエネルギーと時間を要し、それでも失敗というリスクがつきまといます。

 

 電子レンジは、カタログの隅々まで読み込むと、放熱スペース(オーブン使用時は熱をもつため)を確保しなければなりませんが、つい収納スペースだけを確認し、あとで熱を持ち危険であることに気が付きます(気が付けばまだマシ)。

 

 

 

 あるエピソード。

 

 就職して、初めての月給で、親孝行しようと、食器洗い機をインターネット通販で購入されたご長男がいました。

 

 親孝行は涙ぐましい限りですが、品物が届いて唖然

 

 食器洗い機には専用の水栓が必要でした。

 

 近くにコンセントが必要でした。

 

 水回り品ですから、アースが必要です。

 

 

 

 乾燥時は、電力を多く消費するので、できれば専用回路(分電盤から直接その家電のためだけに配線された回路、コンセント)が必要です。

 

 そして、置き場所(扉をオープンにしたときの有効スペース)が必要です。

 

 まちのでんきやは、『食器洗い機を』と相談を受けたら、一にも二にも、現場へ出向き、穴があくほど下見をし、あらゆる条件をクリアにし、納得の上、ご購入いただきます。

 

 先の食器洗い機のケースでは、結局専用回路配線工事、水道分岐工事、容量変更(単三引き込み工事)を要し、購入した食器洗い機の数倍の工事費を要しました。

 

 

 

 結局、親孝行しようと思った長男の親御さん(元々お得意様)が出費されたのですが、長男さんは「かえって申し訳ないことをしたかな」と。

 

 いえ、そんなことはありません。

 

 初めてのサラリーで、親孝行しようとしたのですから…。

 

 元々数人家族で、夏はエアコン、冬は暖房、年中炊飯器に電子レンジ、掃除機にアイロンと、消費電力が大きな電化製品を使用していれば、30アンペア契約では窮屈です。

 

 

 

 また、漏電ブレーカーもありませんでしたから、電気設備を根本的に見直すいい機会になりました。

 

 食器洗い機が契機になって、我が家の安全安心を確保できたのですから、真の親孝行です。

 

 まちのでんきやは、家電とインフラ、安全安心を、トータルパッケージでお届け、サポートができる存在です。

 

 そして、一軒のお宅の家電事情、ライフスタイルを熟知し、靴を脱いでお宅を通され、時には屋根の上に、時には床下に、天井裏にも潜り込む存在ですから、住人以上にお宅を熟知しています。

 

 

 

 そんな気心の知れた間柄だからこそ、遠方に住む息子娘が、高齢の両親またはどちらかが、家電のみならず、身の回りのあらゆる困りごとで、まちのでんきやを頼ることがあるのです。

 

 石川県の津幡町のでんきやさんが、振込め詐欺を未然に防いだ話は、地元の新聞で掲載されましたが、あり得る話です。

 

 また、遠方の娘さんが、実家の父に連絡が取れないからと、いつも出入りしているまちのでんきやさんに電話をし、様子を見てきてくれないかとの相談を受けたので、訪ねてみると、お父様は倒れており、救急車を呼んで一命を取りとめたというエピソードも。

 

 

 

 そう考えると、まちのでんきやが廃れずに存在する理由は、家電とインフラと安全安心をセットでお届けができるというように、インフラがキーワードにはなりますが、それよりも、まちのでんきやという存在そのものが、地域の、こと、高齢者をサポートができるインフラそのものといえなくもありません。 

 

 

 

 自分で言うか(;^ω^)

 

 初めの問いに戻れば、決して、ただなんとなく惰性で息をつないでいるのではありません。

 

 少数ではあっても、まちのでんきやさんでなくてはならないという人たちに支持されて、必然として、そして、まちのでんきやスタッフ自身も、地域のインフラという使命感を自覚し、日々お得意様宅を走り廻るのです。

 

 繰り返しますが、家電ライフは、家電も含めたインフラと、安全安心がセットになって、初めて快適なものに。

 

 それらをトータルパッケージとしてサポートができる存在、それがまちのでんきやです。

 

 

 

 そして、トータル的には、サービスも、そしてコスト面でも安上がりだと信じて疑いません。

 

 まちのでんきやはトータル家電ライフをサポートします。

 

 

 お客様、まちのでんきやという存在、少しでもご理解いただけましたでしょうか。

 

 まちのでんきやさん、素朴に『まちのでんきやとは?』と問われた時、答えられるように、日頃から準備し、メッセージしましょう。

 

 まちのでんきやブログの今日の記事が、ヒントになれば幸いです。