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晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

この4個はとっくに届いていたのですが、1月から4月にかけて入荷のたびに一個ずつばらばらで送られてきました。モッタイナイ、エコ、二酸化炭素削減と叫ばれている今、何でこんな非効率的なことするのか分からん。

 

1) TaucherWendtThier-Trio / ST (ATS Records CD 0697)

2) EMILE PARISIEN QUARTET / ORIGINAL PIMPANT (Laborie Records LJ 07)

3) DIDIER LOCKWOOD / FOR STEPHANE (Label AMES AM 50011)

4) ROMANO, SCLAVIS, TEXIER / SUITE AFRICAINE (Label Bleu LAB 0255)

 

1) ブログ「Jazz & Drummer 」のnaryさんが絶賛(記事はコチラ )されているオーストリア発の硬派フュージョン作品。なんといってもドラマーのAARON THIERが凄い。それにしても、音は筋金入りなのにジャケがこんなにキュートなのは何故?私は嬉しいけど。

2) 当ブログの記事で絶賛したのですが、こんなん聴いてしもたら、今後何聴いても物足りなく感じてしまいそうで怖い。

3) ANDRE CECCARELLI(2曲に参加)他、メンバーが非常に豪華。18曲中ドラムが入るのは4曲のみで、粋でお洒落で優雅な曲の数々。

4) これで、アフリカシリーズ(と勝手に呼んでいる)が3個全て揃いました。とりあえずは土中で保存。

 

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こちらは最近届いたドングリ。

 

5) JONAS KULLHAMMAR QUARTET / FRAN OCH MED HERR JONAS KULLHAMMAR (Moserobie Music Productions MMPCD 069)

6) BAPTISTE TROTIGNON / SUITE... (Naive NJ 620311)

7) EVGENY LEBEDEV TRIO / FROM EAST TO WEST (自主制作)

8) BILL CARROTHERS / JOY SPRING (Pirouet Records PIT 3046)

9) ROSARIO GIULIANI / LENNIE'S PENNIES (Dreyfus Records FDM 46050 369522)

10) EMILE PARISIEN QUARTET / ORIGINAL PIMPANT (Laborie Records LJ 07)

 

5) JONAS KULLHAMMARのレギュラーカルテットです。この人たちのジャズは、コンテンポラリーでありながら変に力んだところが無く、威勢がよくて楽しくて不良っぽいところがええですなあ。ライヴはさぞかしエキサイティングなんでしょうねー。

10) 2) は二重注文です。アーティチョークは、たまーにやらかします。

 

 

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こちらはつい最近届いたばかりのドングリ。

 

11) MATTHIEU DONARIER / OPTICTOPIC (Yolk Records YOLK.J 2020)

12) LE POM / ESTRAMADURE (Pee Wee Music PW 024)

13) ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / L' O.N.J. TRAVERSE LE CANADA(Fremeaux & Associes FA 4010)

 

11) CARATINI JAZZ ENSEMBLEDANIEL HUMAIRSTEPHAN OLIVASTEPHANE KERECKICHRISTOPHE WALLEMMEなどなど、いろんなところに顔出してるが知名度は高くないMATTHIEU DONARIER(ts, ss, cl, bcl)の2004年にリリースされた初リーダー作(たぶん)を入手。

http://www.myspace.com/matthieudonarier

 

12) ブログ「オラシオ主催万国音楽博覧会 」のオラシオさんのブログで紹介記事 を見て以来ずっと探していた1枚。気になる面々が参加。

13) ブログ「海辺で気まま日記 」のドラム小僧さんに教えていただいたCLAUDE BALTHELEMY率いるONJDVD作品。

 

 

 

 

*本日のオマケ

 


こうやって前足を折りたたむようにして寝そべるときは、猫がリラックスしている証拠です。私は、猫のこのポーズが大好き。ああ、癒されるわ~ニコニコ

 

晴れ時々ジャズ



 


 

いきなりで恐縮ですが、私にとって本作が2010年の第1位となるのは確実です。デビュー作AU REVOIR PORC-EPICを聴いたときも確かに素晴らしいと思いましたし、今後の活躍が楽しみだとも書きました(その記事はコチラ )。が、しかし、このCDDVDの2枚組を鑑賞したとたん、あのときの私は彼らの真価を理解するに至らなかったと思い知らされました。特に、やはりDVDで観るライヴ映像は圧倒的な迫力で、これを初めて観たとき、目と耳は釘付け、お口あんぐり、身は乗り出したまま。そういう状態でとうとう画面の前から一歩たりとも動けず、「まるで魔法みたい!」と思ってしまいましたよ。だってだって、あれほどの難曲を余裕綽々で一切の譜面を見ず完璧にやってのけるんですから。ええ、もう、ただただ唸るしかないです。


本作は、2009年にリリースされたEMILE PARISIEN QUARTETのセカンドで、CDDVDの2枚組。CDは、5曲のうちリヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」にインスピレーションを得た(?)と思われる1曲を除き全てメンバーの4人によるオリジナル曲(録音年月日不明)。DVDは、2007年11月7日にパリのLA MAISON DE LA RADIOで行われたライヴの模様を収録。演奏しているのは新曲2曲とデビューアルバムのAU REVOIR PORC-EPICから3曲の合計5曲です。映像は奇麗で16/9のフルスクリーン。ただしPAL方式です。


リーダーのEMILE PARISIENが本作で演奏するのはソプラノサックス一本。木管のなかでも大好きなソプラノサックスについてはちょっとうるさい私ですが、彼のソプラノはまさに絶品。完璧なコントロールと演奏技術、木管の持つ丸みを帯びた響きと深みのある艶やかで美しい音色、豊かな表現力、と、どれだけ褒めちぎっても足りないくらい。1曲でアドリブソロを聴くだけでも、彼は天才に違いないと納得します。他の3人もリーダーに負けず劣らずの凄腕揃いで、演奏は最高レベル。

クラシック、現代音楽、ロックといったジャンルを軽々と飛び越えた予断を許さない千変万化の曲調、ストーリーを感じるドラマティックな展開、リズムとテンポは変幻自在、洗練を極めたアレンジ...EMILE PARISIEN QUARTETが創造するジャズは最高にエキサイティング。そして唯一無二です。

...ええい!もう我慢できない(笑)

ここではっきりと申し上げますが、EMILE PARISIEN QUARTETは、フランスのジャズ史に名を残してもおかしくないほどの凄いバンドですよ。


あの~、誠に唐突で恐れ入りますが、本作に関して注意点を少々。

無調、アブストラクト、シリアス、ハードとかなり硬派ですし、不吉で不気味な雰囲気になったり、一部に轟音もありますので、くつろぎのティータイムなどには不向きです。私は全く平気ですが。

また、ダイナミクスは繊細にして大胆です。聞こえないからといって最初にヴォリュームを上げ過ぎたままですとそのうち大音量となり近所迷惑は必至です(笑)


大きく分けて、ひとつは作曲された部分(テーマなど)や演奏上あらかじめ決められた部分。もうひとつはアドリブソロ、インタープレイ、フリーインプロといった瞬時の閃きや反応を伴う部分。彼らの演奏においてこの二つはほぼ等価であってしかも複雑に交錯しており、その隙間を縫うように難しいキメが頻出します。互いを知りつくし、予測できないものを不意にキャッチする能力を持ち、音楽的な勘の鋭さが備わる凄腕の4人が、鋭く反応し合い高度なキメやユニゾンを余裕のヨッチャンで演奏する様を目の当たりにすると、あたかも4人がひとつの楽器にメタモルフォーゼしたかのように感じることもしばしばです。当然ながら演奏に伴うテンションも半端じゃなく凄い。そのうえ、激しくもアブストラクトなインタープレイから何の前触れもなく突如シンクロしたり、あるいはまた、爆発的でぐっちゃぐちゃの耳をつんざくような大音量のフリーインプロから一音でビシッと演奏を終わらせたりといった、無秩序から瞬時に鮮やかな着地を決めてしまう離れ業も一度や二度ではないので、冒頭でも述べたように初めてDVD観た私はびっくりするやら大興奮するやらでそらもう大変でした(笑)

彼らのこういう演奏は、おそらく綿密な打ち合わせと厳しいリハーサルを積んだうえで成り立っているに違いないと今では納得してますが、それにしても、これほどのバンドはそうそうあるもんやないですよ。


しかし、このバンドの本当に凄いところは、4人の音楽的美意識に基づいて楽曲に知的で入念な構成を施すことで、ジャズという音楽を真の意味で芸術の域にまで高めている点にあります。音づくりには一切の妥協が無いように思われ、そういう意味ではとても真摯ですが、かといって決して頭でっかちで終わっておらず、反復して聴くに値する音楽性の高さと完成度を誇っているところがエライ。これは、4人の音楽的美意識が同方向だからこそ可能なことです。

そんな彼らのことですから当然ながら表現力も超一流で、時にゴシックホラーのごとく暗黒な恐怖に満ち(助けてー!)、時に耽美でエレガントであり(うっとり♪)、時に官能的であり(キャッ、どないしょ)、時に感情が激しく揺さぶられるほどに悲劇的であり(涙)、時にコミカルでユーモラス(ウキウキ)、といった具合に聴き手を完全に魅了して彼らの音楽世界へと引きずり込んでしまいます。


駄文を連ねましたが、EMILE PARISIEN QUARTETの演奏には筆舌に尽くしがたいほどの素晴らしさがあります。何と言ったらいいか、とにかくDVDでライヴを鑑賞する限りにおいては、演奏に一音たりとも余計なものが存在しないと感じるほどに完璧で、感動的であると同時にとても美しい。そしてそして、興奮と驚きの連続です!!


DVDには、4人が音楽を創造する過程を追ったドキュメンタリーも収録されています。バンドのリーダーはEMILE PARISIENですから、ステージを取り仕切るのは彼でアドリブソロの出番も多いですが、創造の過程においては4人が対等に意見やアイディアを出し合い、それに基づいて実際に演奏しながら曲を練り上げ完成させて行く手法を採っていることが分かり、彼らの音楽に対する考え方や姿勢も明らかにされるなど、とても興味深い内容になっています。


本作はCDDVDも文句なしの傑作。☆が5個でも足らんぐらいです。というわけで、アーティチョークは欣喜雀躍してます。


EMILE PARISIEN QUARTETのホームページはこちら。

http://www.emileparisienquartet.com/


YouTubeも是非お試しあれ。

http://www.youtube.com/watch?v=HdoKNyn3X88


EMILE PARISIEN QUARTET / ORIGINAL PIMPANT (Laborie Records LJ 07)

EMILE PARISIEN (ss)

JULIEN TOUERY (p)

IVAN GELUGNE (b)

SYLVAIN DARRIFOURCQ (ds, perc)



入手先:Amazon(通販)

とっくに届いていた5個。まだ全部聴いていません。

1) DEE DEE BRIDGEWATER / TO BILLIE WITH LOVE FROM DEE DEE BRIDGEWATER (Emarcy Records 0602527289168)

2) MOUTIN REUNION QUARTET / SOUL DANCERS ((Plus Loin Music PL 4525)

3) PIERRE BERTRAND / LA GRANDE VIE (Cristal Records CR 157)

4) KEVIN HAYS TRIO / LIVE AT SMALLS (Smalls Live SL 0002)

5) THE CORE / GOLONKA LOVE (Moserobie Music Productions MMP CD 063)

1) 大好きなDEE DEE BRIDGEWATERの新作は、BILLIE HOLIDAYへのオマージュ。ボーナスDVDが付いてるのよん♪

2) 1枚目から全て持っているので、聴かなくてもだいたい分かるような気がする。

3) は、ANDRE CECCARELLI参加。

5) 2枚組ライヴ盤。激しくてロックなところが私好み。

大阪梅田にある清く正しいジャズ専門店の冗談伯爵で購入した中古LPは、CLAUDE NOUGAROのレパートリーを収録している模様。レジで検盤させてもらって「これください」と言っただけで、端数の800円オマケしてくださいました♪初めての客だからベンキョウしてくれたのかなあ?常連客と思しきおじ様とお店の人が世間話で盛り上がってて居心地良さそうなお店でした。

6) MAURICE VANDER, PIERRE MICHELOT, BERNARD LUBAT / ST (Owl Records OWL 039)

こちらは、届いたばかり。大編成ジャズバンド連合Grands Formats(2003年創設)に加盟している29のバンドの中から、未知で気になるところをピックアップして入手。

7) PING MACHINE / RANDOM ISSUES (Neu Klang NCD 4037)

8) BERNARD STRUBER JAZZTETT / PARFUM DE RECIDIVE (Le Chant Du Monde 274 1389)

9) STRUBER Z'TETT / PLAYS ZAPPA LIVE LES NOCES DE DADA (Le Chant Du Monde 274 1510)

10) VOICE MESSENGERS / LUMIERES D'AUTOMNE (Black & Blue BB 694.2)

7) FRED MAURIN (g, comp, arr, cond)率いるビッグバンド。全員知りません。

http://www.myspace.com/pingmachine

8) 9) は、今やすっかり私のお気に入りドラマーとなったERIC ECHAMPARDの他に、BRUNO CHEVILLON (b)JEAN-MARC FOLTZ (cl)等気になる面々が参加するナインテット(9人編成)で、率いるのは、BERNARD STRUBER (g, comp, cond)という全然知らない人。

http://www.jazztett.com/

10) は、これまた全然知らないTHIERRY LALO (p, comp, arr, cond)率いる、男女8人のコーラスにピアノトリオが加わるアンサンブル。コーラスの人たちも全然知りません。

http://www.voice-messengers.com/

*本日のオマケ


晴れ時々ジャズ








ファンの方なら既にご存知かと思いますが...

Stefano BollaniDVD作品が出ました。キャーッ!!(黄色い声)


Stefano Bollani / Carioca Live (Ermitage)

Stefano Bollani (p)

Ze Nogueira (sax)

Mirko Guerrini (sax)

Nico Gori (cl)

Marco Pereira (g)

Jorge Helder (b)

Armando Marçal (perc)

Jurim Moreira (ds)



NTSC方式のようなので、日本でも普通に鑑賞できるのではないでしょうか。

↓のページで確認してね。YouTubeのリンクもあるので、私も今から見てみよっと。


http://www.ermitage.it/index.php?id=53&tx_ttnews[tt_news]=34&tx_ttnews[backPid]=46&cHash=c38ce2d0ab





*どうでもいいオマケ


突然ですが、お宅の地デジ対策、進んでいますか?(笑)うちは全然です。何故なら、テレビなんか無くても十分楽しく生きていけると思うから。地デジに完全移行して番組が見られなくなっても平気です。テレビでやっているのはろくでもない番組ばかり。私にとって観なければならない番組など一つもありません(きっぱり!)。

というわけで、我が家では地デジ対策は何もしないことにしています。最近では、夫もこれに同調するようになりました。


我が家にもいちおう地デジ対応テレビとそうでないテレビとがあります。地デジ対応テレビはオーディオ機器に接続してDVD鑑賞専用として使っており、番組を観ることがないのでアンテナには繋いでいません。地デジ対応でないテレビでは番組を観ることもありますが、せいぜいドキュメンタリー番組かニュースと天気予報ぐらいで、ドラマは全く観ず(少なくとも私は)、バラエティ番組もたまにしか観ません。BSも映らないので観たことありません(笑)


実は、「夫婦の会話を大切にしよう」ということで、結婚当初からしばらくのあいだはテレビの無い生活をしていました。テレビ無しの生活は10年以上続きましたが、今は家にテレビがあります。そのテレビが何故うちにあるのかというと、夫がボーリング大会の景品でもらってきてしまったから(笑)今テレビを観ているのは、たまたま家にあるからということで、なんとなく惰性で観ているだけです。


テレビが無ければ無いでどうにでもなると思っています。テレビが無ければ、だらだらと時間を無駄にすることがありません。これでもかと次から次へと流れてくるコマーシャルに必要以上の購買意欲を刺激されたり、わけの分からない怪しいもの(スピリチュアルとか)に洗脳されることもありません。


我が家にとって、地デジは、テレビ無しの生活を再開する絶好のチャンスなのです。

















なんだかディズニーアニメのタイトルをもじったようなアルバムタイトルですが、NYMOとは、本作に参加しているATLE NYMOFRODE NYMOの兄弟を差します。NYMO兄弟以外は全然知らない人たちだったのですが、ビッグバンドなどのラージアンサンブルが好き(コンテンポラリーに限る)なので、試聴してみて気になる作品があれば、未知の分野もどんどんと開拓することにしています。


本作は、全10曲がHelge Sundeの作曲で、2008年10月17日と18日にオスロのRainbow Studioで録音され、2009年にリリースされています。

リーダーのHELGE SUNDE(1965年、ノルウェイ生まれ)は、自身の音楽活動に加え、幾多のビッグバンドやオーケストラに指揮者や作曲家としてかかわり、また室内楽や映画音楽等の作曲、後進の指導育成にもあたるなど、その活動は実に多岐多方面にわたっています。

編成はビッグバンドで、総勢18人。バンドリーダーのHELGE SUNDEは指揮とトロンボーン担当で、1曲でソロも披露しています。

さ、今日も脱線せんとちゃっちゃと書いてしまお。


本作は、どの曲も非常によく出来ており、アレンジは洗練を極めています。作風は現代感覚に溢れ、全編に都会的ムードが漂っていてかっこいいですし、よくスウィングし、曲と曲のつなげ方も巧みです。エレクトロニクスやサンプリングを控えめながら効果的かつセンスよく配することによって楽曲をドラマティックに演出することにも成功しています。

繊細かつダイナミックであると同時にソリッドで溌剌としたバンドサウンド。リズム隊&パーカッション奏者による強烈なリズム感。美しく決まる各人のソロも非常にレベルが高く、メンバーはかなりの精鋭揃い。多彩な表情を見せながら静動・明暗を鮮やかに描き分け、コミカルなユーモアも効かせるなど表現も豊かで生き生きとした演奏になっているためイマジネーションが刺激されますし、どの曲も聴きごたえ満点で繰り返し聴いてもぜんぜん飽きません。


1曲目のボコーダーを使った短いヴォーカル曲は???ですが、2曲目のObstlerからが本領発揮。「いいぞいいぞ!」と思いつつ、めくるめくといった感じのサウンドにぐんぐん引き込まれていく。

3曲目のWhen In Romeのかっこよくスウィングしてることといったら!粋で洗練された演奏は、ビッグバンドの鑑ですな。

5曲目のMolto Algheroは、コミカルで賑やかに突っ走る。激しく吹きまくるAtle Nymoのアルトソロが◎。Marilyn Mazurのパーカッションも大活躍で素晴らしい。

本作のハイライトは、アルバムタイトルにもなっている6曲目のFinding Nymo。ハイテンションでアブストラクトな出だしもスリリング。あちこちから飛んでくる鋭い音や激しいアクセントも快感でまさにド迫力といった感じの躍動感いっぱいのビッグバンドサウンドに酔いしれる。で、主役であるNymo兄弟の熱いソロが「どりゃーっ!」という感じで暴れ咆哮するのが凄いんですが、Frode Nymoのソプラノサックス、Olga Konkovaのピアノ、Per Mathisenのベース、Hakon Mjaset Johansenのドラムが四つ巴になるところでは火花散るてな感じでえらいコトになっとります。

9曲目のBrykは、にぎやかでカラフル。凝った音づくりでしかも迫力満点。Per Mathiseのベースソロ、Olga Konkovaのピアノソロも聴き応え満点。

ラストのLullaby Of Broltesiaは、典型的な「おやすみなさいの音楽」になってます。ゆーったり静かーに素朴なメロディが奏でられますが、なぜか主役はでっかい音のするバスサックスというのがユーモラス。バスサックスが最後の一音を吹かずに演奏を終えると聞こえてくるちょっと鼻が詰まった感じの安らかないびきの主は、Helge Sundeの幼い息子かな?アルバムクレジットにもちゃーんと名前が載ってます。こうして「あ~、面白かった!」と、しゃーわせな気持ちで本作を聴き終えると、何故かまたもう一度最初から聴きたくなってしまう。

最長の曲でも07:52、トータルで53:10と聴きやすく、全体を通してストーリー性のある流れのようなものが感じられてアルバム構成もよく考えられており、統一感もあって、作品としての完成度は高いです。


最後にこれだけは書いとこ。本作は録音も素晴らしく優秀なんです。ひとつひとつの楽器の音がクリアで分離が良く音場に立体感と広がりがあるため、リスニングルームがひとまわり大きくなったような錯覚になるほど。いつもより少し音量を上げ、音楽に気持ち良く身を委ねていると「あー、極楽、極楽♪」となります。

これは、HELGE SUNDEが作曲家、編曲家、指揮者としての才能をいかんなく発揮した極上のビッグバンド作品ですね。今年聴いたアルバムのベスト10入りに決定!


御用とお急ぎでない方は、Helge Sundeのホームページへどうぞ。

http://www.helgesunde.com/


HELGE SUNDE ENSEMBLE DENADA / FINDING NYMO (ACT MusicVision 9492-2)

Ensemble Denada:


Frode Nymo (ss)

Borge Are Halvorsen (as, fl, afl)

Atle Nymo (ts, bcl)

Nils Jansen (bass saxophone, tubax, fl, contra alto clarinet)


Frank Brodahl (tp

Marius Haltli (tp

Anders Eriksson (tp, flh


Even Kruse Skatrud (tb)

Erik Johannessen (tb)

Arild Hillestad (tb)

Helge Sunde (tb)


Olga Konkova (p)

Jens Thoresen (el-g)

Per Mathisen (b)

Hakon Mjaset Johansen (ds)

Marilyn Mazur (perc)


Peter Baden & Helge Sunde (electronics)

Ida (Pida) Sunde (vocoder & vocals)

Henrik Rinde Sunde (snoring)


Conducted by Helge Sunde

入手先:キャットフィッシュレコード(通販)

















*タイトルが長すぎて入りません。正しくは、

DANIEL SZABO TRIO MEETS CHRIS POTTER / CONTRIBUTION

です。


本日は、前回に続いてハンガリージャズ第2弾を。誰ですかぁ?「どうせまたヘンなジャズとちゃうん?」なんて仰るのは。いーえ、これはね、清く正しいジャズファンの皆さまにも喜んでいただける、まっとうな、しかも素晴らしいコンテンポラリージャズ。おまけに出来たてホヤホヤの湯気まで立ってます。


Chris Potterのゲスト参加で随分と注目されているらしい本作は、2009年8月27日と28日にブダペストのPANNONIA STUDIOで録音、2010年リリース。全7曲がリーダーのDaniel Szaboによる作曲です。私も、Chris Potterが参加していなかったら素通りしてた。で、何でPotterさんがハンガリーのトリオと共演?と思っていたら、彼の奥様がハンガリー出身だそうで、ハンガリーのジャズクラブでセッションしたさいに初めてDaniel Szaboに会って意気投合となったらしい。

あ、今日は余計なことゴチャゴチャ書かんと、ちゃっちゃと書いてしまお。


なんと、嬉しいことに、1曲目からまるでライヴみたいに熱気ムンムンで、しかもスピード感満点じゃありませんか。注目したのは、ちょっぴり毒を含んだ尖鋭さのあるDaniel Szaboのピアノ。もちろんChris Potterの豪快なブロウも文句なし。PotterSzaboのアドリブソロの応酬もエキサイティングで、鋭く反応し合う二人は相性も抜群なのが素晴らしいです。ベース&ドラムスもソリッドで完璧なサポート。ということで、つかみはバッチリでござる!で、バッチリなのは1曲目だけに終わらず、このあとも聴きごたえ満点な曲が揃ってます。


Daniel Szaboの作曲とアレンジの才能はかなりのもんで、ハードボイルドで鋭角的なかっこ良さがあり聴きごたえ満点。演奏技術も確かでアドリブのセンスも良いし、何も言うことありません。あえて付け加えるなら、ピアノのタッチにもっと強靭さがあると私好みかな。

Chris Potterは、ソプラノサックスやバスクラも演奏していますが、録音のせい(?)か音色が今一つと感じるので、私はこの人、テナー専門がいいと思うんですけどね。音色はおいとくとして、彼のテナーは、まずアドリブのセンス、それから体育会系の強力なブロウと大胆で怖いもの知らずな思い切りの良さが気に入ってます。

DANIEL SZABO TRIOのことは全然知らなかったのですが、リーダーはもちろん、あとの二人もレベルが高いです。Matyas Szandaiのベースは安定感抜群だし、Ferenc Nemethのドラムはさりげないのに存在感があり、二人とも非常にいい仕事してます。

やはり、ハンガリージャズはあなどれない!


御用とお急ぎでないかたは、Daniel Szaboのホームページへどうぞ。

http://www.szabodaniel.com/


Ferenc Nemethのホームページもありました。あら、この人、リーダー作も出してるじゃありませんか。ちょっと気になる。

http://www.ferencnemeth.com/


Chris Potterのホームページはこちら。

http://www.chrispottermusic.com/


DANIEL SZABO TRIO MEETS CHRIS POTTER / CONTRIBUTION (Budapest Music Center Records BMC CD 151)

Daniel Szabo (p, Fender Rhodes)

Matyas Szandai ((b)

Ferenc Nemeth (ds)

Guest : Chris Potter (ts, ss, bcl)

入手先:キャットフィッシュレコード(通販)

皆既日食をあしらった訳分からんジャケといい、イケてるのかイケてないのかよう分からんバンド名といい、タイトルに踊るHORRORの文字といい、このアルバムがフツーの真面目な(?)ジャズファンから熱い注目を浴びることはまず無いといっていいでしょう。中身のほうも、いちおうはコンテンポラリーなジャズではあるものの、やはりフツーではないです。時にハードでエキサイティング、時にポップ、時にクラシカル、時に室内楽的かつ牧歌的アヴァンギャルド、ごく一部に不可解でしかもありえない音(笑)といった具合に表現も多彩です。そこで、アルバム全体に漂うムードから、本作のキーワードを「奇妙」と、勝手に決めさせていただきました(笑)

まっとうな(?)ジャズを聴く一方で、何でこういう変わったジャズを偏愛してしまうのか自分でもよく分かりませんが、ひとつ言えるのは、音楽にさほど癒しを求めていないからなんですね。私が常に音楽に求めているのは刺激と驚きです。でね、刺激と驚きを伴う創造性豊かな本物の音楽をジャズの中から探し続けていると、ちょいちょい変わった面白いものに遭遇するんです(笑)

本作の場合は、レーベルであるBudapest Music Centerのディストリビューターのウェブサイトで試聴してみたのが購入のきっかけでした。クラシックギター、木管4人、ウッドベース、ドラムスという、アコースティック楽器のみのセプテットで、曲によってゲストのマリンバが入るという編成にもいたくそそられました。

メンバー全員知らんわと思っていたら、Andras Mohay は、Zsolt Kaltenecker Trioに参加していたドラマーだったんですね。と、こんな具合で、ハンガリーに限らずチェコやポーランドのような東欧のジャズは、名前の読みがネックとなってアーティスト名が覚えられないのが困るんですけど、誰かいい方法ご存じないですかぁ?てなこと書いても、「そういうジャズをたーくさん聴いて気に入ったミュージシャンから手当たり次第に名前の文字を記号の羅列として覚えこんでしまうか、いっそのこと発音をマスターしてしまいましょう。頑張ってね」と言われそうだなぁ(笑)


さて、本作は2007年4月録音、2008年リリース。全16曲のうち10曲がDaniel Vaczi、5曲がGabor Brezovcsik、1曲だけGabor BrezovcsikGabor Lukacsの共作。アルバムタイトルのHORROR VACUIとは、文字通りの意味ですと「余白や空間に対する恐怖(嫌悪)」となりますが、美術用語ではイスラム芸術などにみられる空間を埋め尽くす重厚な装飾表現を指します。

余談ですが、「ジャズなんか嫌いや」と言い放つ人にその理由をお尋ねしますと、「やたらうるさくて訳分からん音楽やから」というのが多いですが、そのとおりなので返す言葉がありません(笑)訳が分かるかどうかは別にして、ジャズっていうのは、もともと余白や空間が少なくてけたたましい音楽ですものね。

本作のHORROR VACUIというタイトルは、おそらくこのバンドの音楽性にちなんでつけられたのでしょう。大きな特徴のひとつは、楽器が激しく入れ替わり立ち代りしつつ重層的な複雑さで巧妙に絡み合うアンサンブルで、そのメリハリと変化に富んだサウンドはまるで万華鏡のよう。もうひとつは、作曲のセンスがかなり斬新でアイディアに富んでいて凄ーく面白い!趣向を凝らした非常に緻密なコンポジションになっていて、それはそれは鮮烈な印象を受けました。その雰囲気はシュールでミステリアスでカラフルで奇妙で不思議。もちろん各人のソロも聴きごたえ満点なのですが、こういう不思議系万華鏡サウンドに、優雅極まる哀愁ギターが絡まったりすると、これがまた実に相性がよくてですね、聴いてるこっちは思わず知らず萌えてしまうという(笑)


このバンドの人員は、どうもクラシックとジャズ両方のミュージシャンで構成されているようで、その演奏は文句なしのハイレベルで実に素晴らしいんです。本作はなんべん聴いてもちっとも飽きない面白さ。聴くたんびに新しい発見が出来るような気がして、目下のところ一番の愛聴盤となっております。


やはり、たまにはこういうふうに未知の分野を開拓してみるもんですなぁ。いやはや、本作には参りましたーという感じです。普段は点数や評価をつけない私ですが、本作は文句なしの5つ星。こいつぁー間違いなく傑作です。ハンガリージャズ恐るべし!!


御用とお急ぎでないかたは、PLASTIC SEPTETのホームページへどうぞ。こちらで本作の試聴も出来ますわよ。

http://www.plasticseptet.hu/


Daniel VacziがリーダーであるDaniel Vaczi Trioのウェブサイト。

http://www.vaczi.daniel.hu/



PLASTIC SEPTET / HORROR VACUI (Budapest Music Center BMC CD 142)

Gabor Brezovcsik (g)

Daniel Vaczi (sopranino saxophone)

Gabor Lukacs (as)

Balasz Nagy (ts)

Keve Ablonczy (bcl)

Peter Nagy (b)

Andras Mohay (ds)

guest : Boglarka Fabry (marimba)

入手先:キャットフィッシュレコード(通販)














とっくに届いていたのと最近届いたのをいっしょくたに書いてしまお。1) 4) 5) 以外は未聴。


1) HELGE SUNDE ENSEMBLE DENADA / FINDING NYMO (ACT MusicVision 9492-2)

2) NGUYEN LE / SAIYUKI (ACT MusicVision 9483-2)

3) PIEERE DE BETHMANN / CUBIQUE (Plus Loin Music PL 4521)

4) PARIS JAZZ BIG BAND / THE BIG LIVE (Cristal Records CR 142.43.44)

5) PLASTIC SEPTET / HORROR VACUI (Budapest Music Center BMC CD 142)

6) GEORGI KORNAZOV'S HORIZONS QUINTET / VIARA (Budapest Music Center BMC CD 145)

7) MKMB QUARTET / EMOTIONS HOMOGENES (Budapest Music Center BMC CD 151)

8) DANIEL SZABO TRIO meets CHRIS POTTER / CONTRIBUTION (Budapest Music Center BMC CD 160)

9) ALDO ROMANO / ORIGINE (Dreyfus Records FDM 46050 369472)

10) JEAN-MICHEL PILC / TRUE STORY (Dreyfus Records FDM 46050 369502)

11) ALEX RIEL / UNRIEL (Stunt Records STCD 19707)



1) ビッグバンドなど大編成ものはけっこう好きなので、未知の分野を開拓すべく全然知らない人の作品を聴いてみました。とても良かったので、出来れば記事に書きます。

4) 大好きなPARIS JAZZ BIG BANDのライヴ3枚組。これも一気に聴いてしまいました。

5) 一年待ってようやく聴けました。凄く面白かったので、出来れば記事に書きます。たぶん、今日か明日にでも(?)。




*どうでもいいオマケ


読んでも面白くないと思いますが、新規購入したパソコンのその後について、ここに少しだけ書いとこ。



せっかく自分専用のパソコンを持ったんなら、まずは整理整頓だと思い、ぐっちゃーとなってたマイドキュメントの中からゴミをバッサバッサと削除し、7つのフォルダに仕分けしてみたらえらいスッキリしました。セキュリティソフトは、2010年版をちゃんと入れましたので、あと一年半ほどは大丈夫。肝心なバックアップもしときました。メールも問題なく使えます。しかし、過去に送受信したメールの保存方法が分からず移行も出来なかったので、これまたスッキリしました。


しかーし!私にとって難題はiTunesだった。

iTunes Storeで購入した3枚のアルバムは、iPodを使用して簡単に移行出来ました。ただし、その方法を見つけるのに3日かかりました(笑) で、肝心なライブラリの移行ですが、これをイッパツで済ませるには外付けHDDが必要と分かったものの(分かるのに一週間かかった 笑)、せいぜいデータ用CD-RUSBメモリしか使ったことのないアーティチョークは当然そんなもん持ってません。そこで電気屋さんへ行って商品を見ると、お手軽なところでCD4枚分とけっこうなお値段じゃありませんか。「たった一回の移行作業のためだけに外付けHDDを買う意味があるのか」と思ってしまった馬鹿なアーティチョークは、ライブラリの移行を諦めてしまいました。いま思えば、CD4枚分に換算したのが間違いだった(笑)やはり外付けHDDは買っておくべきでしたね。そうすればバックアップにも使えるでしょうし。

ということで、今、ライブラリの作成を一からやり直してます(-_-;) まあ、ライブラリといっても、私の場合、お買い物中に聴きたくないBGMをシャットアウトするために聴く程度ですから、入れてたのはアルバム100枚ほどですが。

こんど電気屋さんへ行ったら外付けHDD買っときます。


さて、その後もなんやかんやでパソコン相手にダンス(格闘ともいう)してたのですが、近頃ようやく新しい画面にも慣れてきて、なんとかまともに使いこなせるようになってきました。私が便利と感じるWindows7の新機能は、「付箋」とメールの「分類項目」ですね。←私の活用するパソコン術なんて、せいぜいこの程度ですわ。


ちっとも面白くないのに最後まで読んでくださったそこのアナタ、ごめんなさいね。でも、私がいかにアナログな人間であるかが、これでよくお分かりになったと思います(笑)

















M市では今日が成人式です。妹が、美容院から直行で支度の済んだ双子の娘を我が家に連れてきてくれました。

でもねー、残念ながら外はあいにくの雨。しかたなく室内での撮影となりましたが、カメラマン伯母(私)は、ここぞとばかり張り切って猛然とシャッターを押しまくり、およそ100枚を撮影。始めは緊張ぎみで表情も硬い二人でしたが、話しかけながら撮影して行くにつれて笑顔が出てきました。

妹の許可が出たのでちょこっとだけ公開。



晴れ時々ジャズ  姪のYちゃん

晴れ時々ジャズ  姪のTちゃん

双子なのに、ファッションセンスは実に対照的。

晴れ時々ジャズ

晴れ時々ジャズ


帯の結び方ひとつにしてもそうですが、ネイルアートは当たり前、レースをあしらったりするなど、旧来のしきたりやルールにこだわることなくファッションを楽しんでしまう現代着物は、何でもアリという感じですね。これも時代の流れなんでしょうか。きっと動物のぬいぐるみなんかを飾りに使う人もいるんだろうなー(笑) いやー、さすがにそれは無いか。などと、ついつい自分の願望を書いてしまったり(笑)

さて、カメラマン気取りの伯母さんからようやく解放された姪のTちゃんとYちゃん。あれこれ注文を付けられて慣れないモデル役を務めたので少々お疲れの様子で、ソファに座るなり思わず大きなアクビが(笑) 今日は、朝の5時半に起床して美容院で支度してもらったそうなので、それもしかたありませんね。残念ながらシャッターチャンスを逃したため、アクビの写真はありません(笑)


Tちゃん、Yちゃん、成人おめでとう!とっても綺麗で可愛らしかったよ!今日は来てくれてありがとう。

うちには娘がいないのでなおさらですが、晴れ着をまとった姪たちの立派に成長した姿を見ることができて嬉しかったです。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。



晴れ時々ジャズ  


十二支のうち、なんといっても虎を書くのが一番難しい。そして虎の顔を描く場合、ヒゲは決しておろそかに出来ない重要なポイントです。今年の年賀状は、若々しくて男前な虎(designed by Artichoke)が描けたので気に入ってます。誰も出来栄えを褒めてくれないので、自画自賛するしかない(笑)


我が家では、毎年、年賀状作りにプリントゴッコが現役で大活躍しています。本体はとっくに製造中止になっていますが、たぶんこれが壊れるか、インク等の関連アイテムが入手できなくなるまでは使い続けると思います。

印刷作業の間に大音量でかけていた音楽は、ワレリー・ギルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団演奏による『春の祭典』でした。


そういえば、確かうっとこの屋根に虎の鬼瓦が乗ってたはず。来年の干支の兎も。今度写真に撮ってみよっと。けど、新年早々、「アーティチョーク、自宅の屋根から落ちて骨折」っていう記事を書くハメにならんように気ぃつけて撮影せな(笑)