新しいカテゴリ『ねこふんじゃった』の2回目です。『ねこふんじゃった』では、自分なりに気付いたことやら、疑問やら、練習方法のことやら、調律のことやら、発表会のことやら、他人にとってはどうでもいいことやら、ふと思いついたことやら、とにかくピアノにまつわる何でもかんでもを備忘録のつもりで書きます。
一生の趣味として人生の楽しみとして再開したピアノではありますが、ただ楽しむためだけに漫然と続けるのではなく、習ったことを忘れないために少なくとも毎日の復習と練習を欠かさないことにしています。その理由はただ一つ、自分の掲げた目標を達成するため。その目標とは、自分がとても気に入っててそのうち是非とも弾いてみたいと思っている(フラット3つ、中間部でフラット6つになる)曲がちゃんと弾けるようになること。せめて1年半か2年くらいで弾けるようになりたいと思ってますが、さてさてどうなりますことやら。え?その曲の題名が気になるって?ふっふっふ、今はまだナ・イ・ショ。全音ピアノピースから楽譜が出ているクラシックです。
ピアノを購入すると、本体用のカバーと鍵盤用のカバーとお手入れ用のクロスとワックスがオマケ(?)についてきました。こういう物は必ず付いてくるものなんでしょうか?搬入が済んでカバーのかかったピアノを見た瞬間、
「美しくないっ!!」
と叫んですぐに外しましたけど(笑)だいたい私はカバーというものが好きではない。鍵盤用のカバーも気に入らん。そもそもピアノ本体や鍵盤にカバーをかける意味が分からん。世間には椅子のカバーやペダルのカバーも存在するらしい。んんー、ますます意味が分からんっ!
結局、本体用のカバーと鍵盤用のカバーはお蔵入り(誰か欲しい人?)。
カバーを外して、少し離れた場所からもう一度ピアノを眺めてみる。うむ、予想はしていたがこれほどとは。何で今までこの部屋にピアノが無かったんかしらと思うくらいめっちゃええ感じでこの部屋にしっくりと馴染んでますな。ついさっき来たとこなのに、ずっと前からここにいたような顔してるし。
さて、前置きが長くなりましたが、こっからが本題でござる。
鍵盤の端から端までを使った音階練習をしていて気付いたことが二つありました。
一つ目は、最低音のラから数えて69番目の音(ファ)から最高音である88番目の音(ド)までの高音域は、鍵盤から指を離しても音がすぐには止まらないこと。
何でかな?と思い、蓋を開けて中を覗いてみると分かりました。鍵盤から指を離すと同時に弦の振動を止める働きをする部品が、ファから先にはありません。これではすぐに音が止まらないのも当然です。
気付いたことの二つ目は、最低音のラから数えて31番目の音(レのシャープ)と、32番目の音(ミ)と、33番目の音(ファ)の3音だけが明らかに他の音とは違っていて、打鍵するのとほぼ同時に「ジュイーン」という感じの音が混じること。耳を澄ませて注意して聴かなければ分からないほどの微かな音ではありますが、これは明らかに無いほうが良い余計な音で少々耳触りです。
やはりどうしても気になるアーティチョークは、すぐに蓋を開けて中を覗いてみた。
ははーん、この3音だけは、弦を押さえるフェルトの形状がW字型になってますな。打鍵しながら確かめたところ、この微かで余計な音は、フェルトが弦から離れるときに発しています。そやけど、三本の弦を押さえる他のフェルトは平たいのに、何でこの3音のフェルトだけW字型なん???
この二つの疑問に対しては、後日、調律師のTさんが以下のように答えてくれました。
まず、鍵盤から指を離すと同時に弦の振動を止める働きをする装置はダンパーという名称であること。そして、高音部の弦は細く短いので振動が止まりやすく音の減衰が早いため、高音部にはダンパーを採用する必要がないのであろうとのこと(確かそういう内容の説明だったと思う)。
それから、弦3本を採用する中高音域の中で最低音に位置するレのシャープとミとファの3音に関しては、他の中高音に比べると弦の太さと長さの関係で振動が最も止まりにくいという理由でフェルトの形状がフラット型ではなくW字型になっているのであろう(確かそういう内容の説明だったと思う)ということでした。W字型のフェルトは弦との接触面が大きいため摩擦が大きく、それだけ余計な音を発しやすいのかもしれませんね。
さて、Tさんによると、木と金属で出来ているピアノはもともと気温や湿度に影響されやすく、たくさん弾いても全く弾かなくても調律をしたその日から徐々に狂い始めていると考えてくださいということでした。また、新しいピアノほど弦の伸びが激しいので、2回目の調律は初回から半年後にあたる年末か年明けになりますが、それまでに何かあればいつでも連絡をくださいとのことでした。
急激な温度変化と多湿を避けるように気を配りながら、エアコンを上手に利用してピアノに優しい環境作りをしていたつもりですが、初回の調律から2週間経った時点で既に音が狂い始めてきたのが分かりました。おそらく3本(低音は2本)の弦のピッチが合わなくなることでうねりが生じて音が真っ直ぐに伸びないんでしょうね。
初回の調律からちょうど2箇月が経った今では、単音を弾くと音のうねりがますます激しくなってきていることがはっきりと分かるのでとても耳触りですし、曲を演奏すると音全体が濁るせいか耳にうるさく感じられて少々不快です。この部屋は、床がフローリングで壁が無垢材のため音がよく響くのでなおさらなのかもしれません。
ということで、2回目の調律は早めにすることを検討しています。このままもう少し様子を見てどうにも我慢が出来ないようなら、初回から三箇月後にあたる10月初旬にお願いしようかな。










