慰謝料請求までの経緯
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第3幕 不倫相手と裁判!第1回期日㉕
~担当の裁判官~
これまで、自分の弁護士や
相手方の弁護士を調べたように
私は担当の裁判官についても調査をした。
思想や考え方、
これまでどんな事件を扱い、
どんな判決文を書いてきたか。
それによって、
この裁判の行方は大きく異なる。
私が提出する書面の内容も
その裁判官の心情を動かすよう
対応しなければならない。
好む書き方は、どんなか。
重要視する事柄は、何か。
まるで入試を控えた受験生のように、
傾向を把握し、その対策をとる必要は
あるだろう。
私は、そんな風に考えていた。
担当になった裁判官は、
40代前半の男性。
この裁判所に来るまでは、
刑事事件を扱っていたようで
名前の載った判決文は、
たくさん見つけられた。
ニュースになるような
大きな事件の判決にも、関わっていた。
担当になった裁判官が書いた判決文や
書籍等に掲載されたコメントを
可能な限り見てあさり、
私は裁判官の考え方を読み取っていった。
まぁ、偏った考えは持っておらず
まっとうで、人間的だと
私には思えた。
裁判官だって…
裁判官である前に、「人」なのだ。
(つづく)
※掲載している文書の内容には、一部加工を加えており
実際のものとは異なります。
弁護士は何をしているのか?
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