筋トレと言いますと、体作りと思いがちです。
しかし、何も考えず運動もせずに弱られた方を指導するのは、体作りだけではうまく行きません。
医療でも医師が薬物療法、手術療法に偏りがちなのは、人間をものとしての体だけ扱うだけで簡単に結果が分かりやすいからだと思います。
精神科でも精神療法でこれが良いと言われても、結局、その精神療法をやる人によって結果が左右されやすいので、人によって差が出ない薬物療法に頼りがちになるようです。
運動療法も、もの的な解剖学的な異常と捉えて動かすみたいなのが楽なので、理学療法士もそういう方向に行くのだと思います。
しかし、私が到達した筋トレの真理は、高強度な運動習慣に適応することですから、習慣的に高強度な運動をしなければなりません。
ですが、習慣になると惰性になりやすいのが人間で、気付けば楽な同じ運動をずっとやっているだけみたいな状況になりがちなのです。
ですので、毎回自分のできる最高強度を目指して運動しなければなりません。
でもこれが他人に指導するとなると、その人ができる限界に近い運動をしてもらうわけですから、その人がやる気がなければそんな運動は不可能になります。
ですから、その人の体だけ見ててもうまく行くわけがないのです。
その人全体を、弱り行く自分から成長し更に高みを目指す自分に変わろうという意識を持ってもらって、実際にそれを体で高強度な運動として表現してもらって、そして強く体型も改善してもらうということなんですね。
意識から体まで変えてもらう、正に人間づくりだなと。