2017年9月12日は終日手術台の上で鯵の開き状態で寝てました( ´艸`)
お陰様で、今日で「腺様嚢胞癌」ステージⅣの切除手術から丸9年生き延びたことになります。千葉県鴨川市の亀田総合病院で幸運にも出会った呼吸器外科、頭頸部外科のスーパードクターがタッグを組み、万が一、食道にまで癌が浸潤していれば、小腸を使っての食道再建となるため消化器外科も待機する中で行なわれました。

気管の内部で10㎝の長さに成長していた癌は、甲状腺、声帯、喉頭部全体に及んでおり、周辺リンパ節、筋肉組織とともに切除されました。呼吸をするために残された5cmの気管を胸の前方向に走らせ永久気管孔と言う呼吸のための穴を胸に開けました。気管孔制作の為に邪魔になる両鎖骨、第一第二鎖骨、胸骨も切除されました。気管孔の補強の為に右の大胸筋が使われました。(ボディビルダーとしては悲しい!!)朝一番に始まった手術が終わり、意識が戻ったのは日没後のICU。眼を開けると、妻、娘、友人の看護師さん、親友の顔が見えました。
手術は、首から胸と広範囲に切り開き、首周辺部は、心臓から脳に走る大動脈を始め多くの血管、神経が集中していること、日本でもこの手術が出来る外科医は少なく難しい手術であることから、術中の予期せぬトラブル、術後の合併症により亡くなる可能性もあるという書類にサインしたことを覚えています。

幸い、手術は無事終わり、食道の切除は免れました。食いしん坊の私は食道だけは残したかったのです。
その後、半年近くに及ぶ入院生活を経て今日に至ります。

(※胸の気管孔はフィルターでカバー。右乳はなくなりました。😢)
今尚、両方の肺に7個の多発転移が確認されており、免疫チェックポイント阻害薬などの効果も期待出来ないとのこと、局所療法であるサイバーナイフもこれ以上は危険とのことから、学生時代から今日まで(上記の手術後もすぐに再開)続けている筋トレ、サプリメント、イベルメクチンなどで抗いながら、新たな治療法を模索しています。
それでも、死を覚悟した2017年から今日まで9年も生かされていることには、優しい家族、多くの友人たち、素晴らしいドクター、看護師さんたちへの感謝しかありません。
本当のがんとの戦いはこれからと気合を入れ直しています!!

(※入院中もひたすら廊下を歩く!歩く!!)
★★★9年の経緯★★★
(2017年7月)半年以上続く喉の違和感で娘に背中を押され受診した防衛医科大学病院でステージⅣの腺様嚢胞癌(気管癌)との告知を受ける。
※10万人に1人とも言われる希少癌がさらに珍しい気管内に発症。おそらく数十万人に1人という希少中の稀少。
※腺様嚢胞癌は効く抗がん剤が無い、放射線も効かない。標準治療は外科手術による切除。
※手術をしなければ余命3ヶ月。治療を受けても5年後の生存率は40%未満と告げられる。
(2017年9月)亀田総合病院(千葉県鴨川市)にて生きる為の手術、気管癌切除、喉頭部全摘外科手術(甲状腺・声帯含む)・永久気管孔制作術を受ける。
※声、臭覚、鎖骨、第一第二肋骨、胸骨、右大胸筋を失う。
(2017年11月)断端部への放射線治療
(2018年2月)退院 千葉県鴨川での療養生活に入る。 6月勤務先復帰を断念し退社。
(2019年1月)「筋トレが救った癌との命がけの戦い」(体育とスポーツ出版社)出版
(2019年4月)入院して気管内留置ステント抜去を試みるも気管狭窄で抜けず。
(2019年6月)口腔内骨腫、白板症切除手術
(2020年11月)腺様嚢胞癌の肺転移発覚
(2020年12月)尼崎総合医療センターにて開胸手術で右肺部分切除にて転移巣切除
(2021年6月)産業医科大学第1外科 佐藤典宏先生の著書「がんに負けないたった3つの筋トレ」で紹介される。
(2022年5月)右肺への多発転移発覚
(2022年7月)神戸低侵襲がん医療センターでサイバーナイフ治療にて右肺転移巣2個焼却
(2024年3月)左右の肺に多発転移発覚!!
(2024年7月)神戸低侵襲がん医療センターでサイバーナイフ治療にて一番大きい左肺転移巣1個焼却。その後、放射線肺炎もあり経過観察。
(2026年8月)右肺5個、左肺2個の転移確認。数が多い為、放射線ピンポイント照射のサイバーナイフでも健全な組織へのダメージが大きく肺呼吸機能の低下が予想されるため、また、いくら焼いても今後も転移が出る可能性が高い為、これ以上のサイバーナイフ治療はリスクの方が大きいことから断念。
やはり、根治療法ではなく「もぐら叩き」には変わりないが、サイバーナイフより肺機能低下が低いと思われるラジオ波を検討することに。
※がん患者の心理として、「ひとつでも数を減らしたい」もの。ラジオ波が可能であれば、大きいものから2個でも3個でも消したいと思っています。
★腺様嚢胞癌は、再発、転移がしやすく、現状においては効く抗がん剤がなく「完解」のない癌と言われています。有効な治療法、薬が開発されない限り、癌との戦いは一生続きます。腺様嚢胞癌に効果がある薬が開発れる可能性がゼロではありません。それまでの時間稼ぎです。

★がんと戦う筋トレ(2026年9月現在)★
◎体幹の大きな筋肉を鍛え、血流を促すことで免疫力向上、心肺機能向上を目指しています。運動により変化する脈拍、呼吸の回復時間、血圧、血中酸素濃度のチェック、そして本人しかわからない感覚(医療従事者は数字で判断しますが、数字では判断できないもの)で体調を管理しています。
Aコース《下半身・心肺機能》
◎スローブルガリアンスクワット(大腿四頭筋・大殿筋・ハム・心肺機能の強化)
◎ワンレッグカーフレイズ(ふくらはぎ強化・末端への血流アップ目的)
〇ハンギングレッグレイズ(内臓が詰まっている腹部、体幹の強化)
Bコース《背中・姿勢の維持》
◎公園チンニング(ワイドグリップ、ハンマーグリップの握りを日替わりで実施)
〇ハンギングレッグレイズ(内臓が詰まっている腹部、体幹の強化)
Cコース《上腕三頭筋・胸・腹》
◎スロー斜めプッシュアップ(上腕三頭筋・胸の強化)
※残された大胸筋の維持と手術で固まった組織のストレッチが目的
◎ナロウアンダーグリップチンニング(上腕二頭筋・広背筋)
〇ハンギングレッグレイズ(内臓が詰まっている腹部、体幹の強化)
Dコース《上腕三頭筋・三角筋》
◎公園の遊具タイヤぶらんこトライセップスorチューブプレスダウン
◎チューブor軽量ダンベルサイドレイズ
〇ハンギングレッグレイズ(内臓が詰まっている腹部、体幹の強化)
★以上の4コースを4日で回していく。体調の悪い日、雨の日は休み
★体調によりインターバルを長くしたり、セット数、種目を臨機応変に変える。(無理は無駄!!)
★がんサバイバーとしての生活習慣★
◎1日1回呼吸ハアハア、心臓ドキドキの運動習慣(心肺機能の維持向上)
◎筋トレで筋肥大、体力向上、全身の血流アップ。マイオカインへの期待!!
◎公園筋トレしながらの日光浴(ビタミンD生成)
◎朝一番水を飲む習慣(老廃物を出す)
◎野菜、果物、キノコ類、ナッツ類、豆類、発酵食品飲料を積極的に摂る。
◎体を冷やさない(血流アップ、免疫力アップ)
◎血圧、脈拍、呼吸、血中酸素そして感覚で体調チェック
◎飲食に過度に神経質にならない。ストレスの方が恐いので、好きな物を食べ、好きなお酒も適度に嗜む。
◎笑顔で幸せを感じる。楽しいこと、気持ちのいいことをやる。会いたい人に会う。1日1日出来ることをして日々をおくる。

(※9年の間に二人の孫息子を授かりました。感謝!!)
