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経営課題の実現策を企画する 10 SCN活用の意義

 

  

これまでのエントリーにて、経営課題を実現するための施策の

検討のあり方について記載してきました。具体的には、SCN

(Strategic Capability Network)の使用方法の説明を行って

きました。SCNの使用方法については、一通りの説明が完了

したので、今日は、SCN活用の意義について書いてみたいと

思います。

 

 

SCNは、経営課題(SCN的に言えばバリュー)の実現のための

実現策(SCN的に言えばイネーブラー)を検討するためのツール

です。この点がSCN活用の最大の意義になります。

 

上記は確かにそうなのですが、私がSCNを活用する意義には、

もう一つの側面があります。それは、コミュニケーションツール、

合意形成ツールとしての活用です。

 

 

これまでのコンサルティング活動を通じて、取組みを進めていく

ためにもっとも重要だと考えているのは、改革のための取組みを

実際に行う現場の人との意識あわせ、合意形成を通じて、取り

組みに対する意欲を引き出すことです。

 

いくらすばらしい取組みをプランニングしても、現場が動いてくれ

なければ、それは絵に描いた餅になってしまいます。そのプランが

本当に最適であり、現場のサボタージュが取組みの失敗を招いたと

批判しても、意味はありません。プランは、実行され、結果を出さな

ければ意味がないのです。

 

これは現場におもねり、現場のやりやすい実現策を作れということを

いっているのではありません。取組みの内容そのものは、経営課題を

実現するために真に必要なものでなければなりません。大切なのは

現場との『合意形成』です。

 

 

現場は、経営課題の実現のための作業のみを行っているのでは

ありません。通常の業務があり、経営課題の実現の取組みは、

通常業務に追加して行う業務というような認識であることが普通です。

このため、できることであればやりたくないし、やるのであれば無駄な

こと、意味のないこと(成果が得られないこと)はやりたくないと

考えているのが普通です。

 

このため、取組み策のプランニングには、その取組みを実際に推進

する現場と、その取組みが経営課題実現に必要なことであり、かつ

最適、過不足ない方法であること、および、必ず効果をあげることが

できるということについて、合意形成を図ることが重要になります。

 

経営課題の実現のために、ITの構築、活用とあわせて、このような

取組みを推進していただきますと説明しても、この合意形成は

なかなか難しいものです。現場からすると、取組み内容の説明だけを

聞いても、経営課題実現のためになぜその取組みが導き出された

のかの経緯が分からないため、それが実現に向けて本当に必要な

ことなのか、必要最小限の内容になっているのか、実施して本当に

効果が得られるのかについて、ピンとこないというのが実情です。

 

取組みを推進する現場の理解を得て、積極的に関わってもらう

ためには、経営課題実現に必要な取組みの検討過程を一緒に

行うか、検討過程を目に見える形にして確認してもらうということが

必要です。

 

経営課題と実現策の間に、自組織に必要となるケイパビリティーを

挟み込むことで、検討内容がグッと自分の問題(現場にとって)と

いう認識に切り替わります。経営課題実現のために自らがどのように

変わる必要があり、その変化を引き起こすために何をなすべきかと

いうことが、SCN図を見る(あるいは一緒に作る)ことで、現場の

人にも格段に理解しやすくなります。

 

 

SCNは、検討のツールとして非常に有益なツールですが、現場との

合意形成のためのツールとしても非常に有益です。

 

 

 

 

   

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経営課題の実現策を企画する 9 未実現能力の検証方法

前回の続きです。 

 

作成するSCN図は、通常最上位のバリューを実現するための

あるべき像を描き出します。SCN図により描き出されたバリュー

実現のためにイネーブラーは、現状のケイパビリティーを考慮した

ものではありません。バリューを実現するためのあるべき

ケイパビリティー像が描かれていると考えるべきです。

  
  

このため、描き出されたケイパビリティーについて、現状すでに

存在するケイパビリティー、存在するが強化する必要があるケイ

パビリティー、存在しないため新たな創造する必要があるケイパ

ビリティーなどに色分けが可能です。

    

強化する必要があるケイパビリティー、新たな創造する必要がある

ケイパビリティーについては、SCN図の下部にひもづくイネーブラー

を通じて獲得することが必要になります。しかし、これらのケイパ

ビリティーが、獲得可能であるが従来必要としなかったため現在

存在しないのか、従来から必要性はあったが何らかの原因で

獲得できていないのかを、見極める必要があります。

 

 

「獲得可能であるが従来必要としなかった」という場合、SCN図

下部のイネーブラーの実施でそのケイパビリティーが獲得できる

可能性は、それなりにあります。

 
 

「従来から必要性はあったが何らかの原因で獲得できていない」と

いう場合(前回のエントリーの例で、役員の意向が問題になった

場合などが例として挙げられます)、SCN図下部のイネーブラーを

実施しても、そのケイパビリティーが獲得できる可能性は低い可能性が

あります。この場合、そのケイパビリティーを獲得するためのなんらかの

制約があることが多く、その制約を前提に実現策(イネーブラー)を

検討するか、その制約を取り除くための策をセットにして実現策

(イネーブラー)を設計する必要があります。

 
 

制約を前提にイネーブラーを検討する場合も、制約を取り除く策を

セットに検討する場合も、いずれもその制約が何なのかを特定しな

ければ、適切な対応はできません。この制約の特定は、どのように

して行えばよいのでしょうか。

  

こうすればよいという絶対的な方法があるわけでありませんが、

私が使用している方法は、次のような問題点構造分析の手法を

使ったものです。

 

問題点構造分析というのは、見えている問題事象を問題の現象と

原因という関係に着目して整理することで、問題の真の原因を

特定するための方法です。

 
 

具体的には、

 
 

 ① 検討する問題事象を定義します。

 
 

 ② 問題事象が発生している原因を検討します。

    (なぜ、問題事象が発生しているのか?と問う)

 

 ③ さらに②で導き出した原因に対して、その原因の発生原因を

   検討する。

    (なぜ、この原因が発生しているのか?と問う)

     

 この検討(なぜ?)を繰り返していきます。

 
 

この検討を行うことで、問題が発生事象と原因の関係に構造化され

ていきます。その結果、多くの問題事象を引き起こしている真の

原因が図式上で目に見えるようになります。

 
 

言葉だけでは分かりづらい場合は、拙書「経営戦略の実効性を

高める~情報システム計画の立て方・活かし方」の106ページに

説明と具体的な構造化分析の検討成果物を記載していますので

そちらを参照願います。

  

未実現イネーブラーの原因検討の場合、なぜ現在まで実現されて

いないのか、その問題点について洗い出しを行い、その洗い出された

問題点を問題点構造分析を活用して整理します。これを行うことで、

SCN図での検討では見えてこなかったケイパビリティー

(裏ケイパビリティー)が見えてきたり、他組織のケイパビリティーへの

依存関係が見えてきたりします。

    

  

問題点構造分析は、非常にシンプルなツールですが、有用なツール

です。お試しください。

  

  

  

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経営課題の実現策を企画する 8 未実現能力の例


また、更新が滞っており申し訳ございません。また、それにも

関わらず参照いただき、ペタを残してくださっている方々、

お礼を申し上げることもできておらず、本当に申し訳ございません。

 

 

久しぶりの更新で、前のエントリーとのつながりも忘れてしまって

いる方も多いかと思いますが、お付き合いください。

 

 

前回のエントリー

  

経営課題の実現策を企画する 7 SCNはあくまで仮説立案、検証が重要

  

では、SCN(Strategic Capability Network)活用の注意事項を

記載しました。話の中心は、作成したSCN図の検証の必要性に

ついてでした。

 

その続きとして、何を検証する必要があるのか、どのようにして

検証を行うのかについて、何回かに分けて記載してみたいと思います。

 

 

何を検証するかというと、SCN図の作成で洗い出されたケイパビリティーの

過不足や内容の妥当性についてです。SCN図は、最上部に記載される

バリューの実現策(イネーブラー)を導き出すための考え方ですが、その

検討の中心は、バリューを実現するためにどのようなケイパビリティーが

必要かにあります。整理したケイパビリティーが間違っていると、最終検討

結果の実現策(イネーブラー)も誤ったものになってしまいます。このため、

SCN図作成後、そこで洗い出されたケイパビリティーの過不足や妥当性に

ついて検証することが重要になります。

 

また、SCN図は、バリューを実現するために組織が持つべき「あるべき

ケイパビリティー像」を描き出しがちです。このあるべき像が実現可能な

ものであればよいのですが、そうでない場合、導き出された実現策

(イネーブラー)は絵に描いた餅になる可能性があります。

 

例えば、

 

ある製造メーカーで、競合の追い上げにありシェアの低下が続いて

いました。この状況を打破するために、A製品の機能強化と価格

競争力の強化にあわせて実現することに取り組むことになりました。

実現に向けて様々な検討がなされ、SCNでの検討では、実現には

従来外部調達していた主要部品の機能強化を図り、それを内製に切り

替えることが、機能強化と価格競争力を強化するために必要だとの

結論が見えてきました。

 

しかし、この主要部品の内製化の議論は、以前から何度も議論に

あがっていたとのことですが、実際には実現されてきませんでした。

その部品を開発・製造するケイパビリティーが、現状組織にまったく

不足しており、今からそのケイパビリティーを獲得することは無理と

いうわけでもありません。現状のケイパビリティーでは不十分な

部分もあるが、今後の取組み(イネーブラー)次第で、十分に

「やれる」と思えるものでした。

 

しかし、過去の例を見てもこの内製化は上手く進んでおらず、

今回も難しいのではないかとの意見を漏らす方もおられました。

なかなかその真意が明らかにならないのですが、ようやく明らかに

なったのは、その主要部品の取引先は、役員との関係が深く、

取引関係を変えようとしても変えれないということでした。

これは、組織能力の話ではなく、政治的な話です。しかし、

往々にして、このような政治的な話で、上手くいかないということが

発生します。

   

この場合、その取引先からの仕入れを他部品に切り替えるなど、

取引状態と規模を現状と同等に確保しつつ、こちらが狙いとする

部品に関する取引は取りやめる形にもっていくということが必要に

なるかもしれません。

(変更できないことを与件と捉え、代替手段を検討する)

 

あるいは、役員の信頼を得、かつこのバリューの実現に、内製化が

非常に重要であることを理解いただくことができるというケイパビリ

ティーを追加する必要があるかもしれません。

(ただし、SCN図にそのようなケイパビリティーを明記できないため、

裏ケイパビリティーとして定義し、実現策を検討する必要があります。)

 

このように、SCN図で定義された「あるべきケイパビリティー像」に

ついて、そのケイパビリティー獲得の実現性について検証を行う

ことで、机上での検討では見えてこないケイパビリティーが

見えてくることがあります。


検討結果の実現性を高めるためには、この検証が非常に重要に

なってきます。

 

 

つづく  (検証方法については、次回)


 

 

  

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経営課題の実現策を企画する 7 SCNはあくまで仮説立案、検証が重要



SCN(Strategic Capability Network)について、何度かに渡って

記載をしてきましたが、それもそろそろ終わりに近づいてきました。

これまでは、SCNの記載方法、検討方法を中心に記載してきましたが

今日は、SCN活用にあたっての注意事項について記載したいと

思います。



SCNは、これまで記載してきたとおり、ビジネス上の価値を実現する

手段を導き出すための考え方のフレームワークです。

フレームワークといっても、至極単純で、ビジネス上の価値を

実現するためには、どのような能力が組織に必要かを掘り下げて

いくことで、その実現手段が導き出されるというものです。


検討の結果SCNで図式化される能力や実現手段は、そのビジネス上の

価値を実現するための「あるべき姿」をあらわしています。そこに描かれて

いる姿には、すでに身に着けている能力も含まれていることも多々あります。

このため、SCNで描いた図式を現状の能力でどこまで実現しているのか、

評価を行う必要があります。この現状とあるべき像(SCN図)のGAP分析を

通じて、ビジネス上の価値を実現するために必要となる能力やその実現

手段が明らかになっています。


さて、このようにSCNを用いて分析してきた獲得が必要となる能力と

その実現手段は、本当に必要なもので、かつビジネス上の価値実現に

有効なものになっているのでしょうか。


これはSCN図の作り方にもよりますが、もしSCN図の作成を、机上で

「この価値実現のためには、どのような能力が必要か?」と自問自答し

作成している場合は、内容の検証が必要となります。


例えば、SCN図の作成際に、その検討の視点が社内組織にのみ目が

向いてしまっている場合があります。このような場合、現状の組織能力が

取引先との取引関係を前提に成り立っている場合があっても、それに

目が行かず、実現するために必要な能力が自社組織内で完結した

能力として抽出されがちです。しかし、実際には、取引先との関係が

与件となり、SCN図の作成で描き出された能力の実現は、絵に描いた

餅になってしまう場合があります。



このようなことから、SCNの活用には、次のようなステップを踏むことが

大切です。


① あるべき論でSCN図を作成する。

② 現状の組織能力とのGAPを分析する。

③ 未実現能力について、なぜその能力が未実現なのか検証する

④ 検証の結果を、①で作成したSCN図に反映する。



本当にその能力が必要なのか、現状なぜその能力が身について

いないのか、その原因はどこにあるのかなど、実際のビジネスの状況を

深く掘り下げて検証することが必要です。この検証が、真に効果を生む

実現策のプランニングには、不可欠です。




  

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経営課題の実現策を企画する 6 BSCとSCN

 

 

前回のエントリーである「経営課題の実現策を企画する 5 Strategic

Capability Network 3」から期間が開いてしまい申し訳ありません。

SCN(Strategic Capability Network)について記載してきましたが、

2週間近く間隔があくと、忘れてしまったかたもおられるかもしれませんね。

(本当にすいません)

 

さて、続きを記載していきたいと思いますが、本日のテーマは、BSCと

SCNの関係についてです。

 

このブログで記載している「経営課題の実現策を企画」するための

方法論では、BSCは経営課題の整理、SCNは経営課題から実現策の

洗い出しのためのフレームワークとして活用しています。

 

しかし、このBSCとSCNは、非常に似通ったところがあります。

何が似通っているかというと、BSCの顧客の視点から内部プロセスの

視点、学習と成長の視点への展開と、SCNにおけるバリューから

ケイパビリティーの展開が、検討内容としては重複しています。

 

つまり、私がBSCを作成する場合に、内部プロセスの視点以下を

どのようにして作成するかというと・・・・

 

BSCの顧客の視点で列挙した内容を、SCNのバリューに記載し、

そこからケイパビリティーの展開を図る。洗い出されたケイパビリ

ティーの中で、現状からみて不足しているケイパビリティーの中で

特に重要なものをピックアップし、内容に応じてBSCの内部プロ

セスの視点や成長と学習の視点に記載する。

 

つまり、SCNの検討結果をBSCは記載しているという位置づけに

なっています。

 

では、なぜBSCとSCNの両方を使用するのか。SCNでの検討

結果を、再度BSCに転記するような面倒なことをするのかと

いうと・・・・

 

SCNというのは、非常に分析的なツールです。一方、BSCは

戦略の全体像を見るためのビューワー的なツールです。

(もともとは業績管理のためのツールであり、マネジメントのための

ツールとして優れていることはもちろんですが)

 

経営者、事業部門の方々に、事業戦略の全体像を一枚の紙で

分かりやすく全体の構成と実現のためのポイントを示すために、

BSCは優れたツールです。

売上や利益などの財務的な目標、その収益を実現するために

顧客のどのような期待に応えるのか、この期待に応えるためには

社内の仕組み・プロセスとして何が必要か、そのプロセスを稼動させ、

さらに成長させるためには、何が必要かということが、1枚の紙に

表現されます。この4つの視点で戦略の内容とポイントを振り返る

ことで、戦略の要点について関係者間で認識の共有化を図ることが

容易になります。

 

一方、SCNの場合、記載内容は、戦略の全体像を示すわけでは

ありません。記載の主眼は、課題実現のために、何に取り組む必要が

あるかを分析的に可視化することにあります。SCNの展開結果を

見ると、戦略の全体像は分かりませんが、その取組みが何故必要

なのかがよく理解できます。

 

IT企画の作業は、経営戦略や事業計画の実現に真に貢献する

ITを描き出す作業です。そのためには、戦略の内容を把握し、

その実現策を把握し、その実現策の一つとしてどのようなITが

必要かを明らかにする必要があります。この検討を行う際に、

IT企画担当は、BSCやSCNを整理、分析のためのツールとして

使用します。

 

また、一方で、IT企画担当は、企画したITへの投資の必要性を

意思決定者である経営者、そのITの活用を行う事業部門に対して

分かりやすく説明する責任を負います。

そのときに、戦略の内容、その戦略の実現のための方策について

分析結果を分かりやすく説明できなければなりませ。その説明の

際に使用するのが、戦略説明のためのBSCであり、実現策の

説明のためのSCNという位置づけになっています。

 

BSCとSCNは、検討領域が重複する部分もありますが、表現と

いう点で見ると、向き/不向きが分かれており、その特徴に応じて

使い分けることで、分析用のツールとしても、説明用のドキュメン

テーションツールとしても非常に有用です。

  

 


追伸

BSCとSCNの作成方法、使い方について、下記研修で詳しく

説明しております。関心をお持ちの方は、研修にご出席いただければ

幸いです。


また、個別の企業様向けに研修も提供しております。

詳細は、インタープレイコンサルティング株式会社までお問合せください。 

お問合せメール送信先 : training@ipbc.co.jp

 

 

  

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