今日、私は勤務校の教員研修に参加し、途中で抜け出して矢口タートルズの練習に参加しました。どのような研修かというと、リンクした団体の脳科学的な研修でした。
ここで学んだ脳科学的なワークを、矢口タートルズのチームビルディングに使えそうだと判断し、すぐにやってみました。
まずはじめに、一人一人の脳のタイプを把握することをしました。両てのひらを合わせてにぎった時に、左右どちらの親指が上になるかどうかで、脳タイプの分類ができる。
次に、胸の前で腕を組んでもらう(腕組みをしてもらう)ことで、左右どちらの手が上に来るかどうかで脳タイプの分類をする。
てのひらで2分類×腕組みで2分類=4分類の脳タイプに人を区別することができる。
この分析によると、私はリーダータイプの脳のようでした。
子供たちはどうだったか?
(リーダータイプ脳 計画的に自己ミッションを達成していくタイプ)6名
(愛情タイプ脳 自分が必要とされていることで力を発揮)2名
(存在を承認してほしい脳 自分の存在自体を認めてほしい 承認欲求)2名
(自己愛タイプ脳 自分の話を最後まで聞いてほしいタイプ)3名
今日練習に参加した子供たちの脳タイプは、このように分類することができました。私と同じタイプの脳の子供たちが多いことを把握。ここから判断すると、私が無意識で指導をしていると、自分と似たタイプの子供ばかりが集まってくると考えても良いのかと思いました。ここで指導者側は、自分とは違う脳タイプの子供も、参加しやすいような指導をしていかないといけないなと客観視することが大事になりそうです。
脳科学的に、上記の4タイプの脳に応じて、その子の最も求める指導をしてあげることで、その子は指導者からの愛情や期待感、承認、達成感などの、その子の自信を高める経験につながりやすくなるということなので、私も今日の子供たちへのリサーチ結果を参考にして、チームを高めていきたいと思いました。
次に、フラフープを使ってのチームビルディングワークをしてみました。今日練習参加した13名全員で円陣を組みます。そこにフラフープを持ってきます。円陣になった子供たちに、右手の人差し指だけを出して、全員でフラフープを支えるように指示します。こうして全員の人差し指で支えているフラフープを床まで降ろすワークをします。最初はあらあら不思議。床に下げたいフラフープが、みんなの意思に反して頭の上に上がってしまう。大失敗。
どうも人を責めるマイナスな言葉、「ダメダメ」「あああ、待って待って」「そうじゃないよ」などをを言うと、目標の床におろすことができなくなるようだ。
そこで、「OK!」「いいよ!」「大丈夫!」「呼吸を合わせるよ!」「落ち着いて!」「行ける!」といった、ポジティブワードを使うとあらあら不思議。フラフープがゆっくりと床に落ちていく。
このワークを何回か行った後、私から「みんなはどんなポジティブな言葉を言ったら、フラフープを床に下げることができたのかな?」と問いかければ、子供たちから、「ナイス!ナイス!」「いいよ!」「いける!」「落ち着いて!」「呼吸を合わせるよ!」「みんな一斉にひざをついて、せーの!」「あきらめない!」「我慢!我慢!」といった案がたくさん出る。何回かフラフープを床に下げるチャレンジをさせていると、みんなのチームワークがどう見ても向上している。そこで私から、
「今、みんなが自然と口にしていたポジティブワードを、バレーボールのコートの中でも言えるようになると、何かが変わるんじゃない?」
と投げかける。子供たちは全員納得の様子。
このワーク、矢口小の6年生は「研究授業でやったよ!ネガティブなことを言ったらダメなんだよね。」と知識と経験として知っていました。大田区の小学校教育界は、教科「おおたの未来づくり」という独自教科を開発するために、様々な新しい取組を導入しています。矢口小はその最先端にいますので、今回のワークもすでに体験していたのです。1度経験しているため、6年生のリーダーシップが光り、下級生からの信頼感は、いや増すばかりでした。
チームが良い方向に動き出した感覚はありましたね。