
2026年初練習。まずは今年のチームをどんなチームにしたいのかを約1時間かけてミーティングしました。
マインドマッパーの私なので、とうぜん、写真のようにファシリテーションしながら、子供たちから意見を引き出していきました。意見を出している様子からの手応えとしては、
「もっと普段の授業中に自問自答する学習をしないといかんのでは・・・。どうも考えを深める経験が足りない感じがする。」
ということになります。そもそも、6年生以外は「自問自答」という言葉すら知りませんでした。今年は学習指導要領が新しくなる動きがどんどん高まり、そこではこの「自問自答」というものが“あたり前田のクラッカー”(誰も分からない???かな)になります。「自問自答」とは、いつも自分自身に問いかけ、自分自身で何らかの答えを出すという学習習慣のことです。
そこで、自問自答するための言葉も教えておきました。
「いつ」「どこ」「だれ」「なに」「どのように」「どうする」「なぜ」「~といったら」「~するためには」などの問いかけの言葉を使える人になるかどうかで、これからの時代では圧倒的な学力差になります。
では、矢口タートルズの子供たちの意見を文章にしてみましょうか。
私たち矢口タートルズの選手は、2026年のチームをどのようなチームにしたいのかを考えてみました。
考えたことの柱は6つあります。「行動・態度」「頭」「声」「練習」「プレー」「心」です。
まず「行動・態度」では、あいさつをしっかりしていくチームにしようと思いました。大きな声で、心を込めて、相手の目をしっかり見て、元気にうなづきながらあいさつしていきます。また、保護者の方から返事も大切だとアドバイスしていただきました。さらに私たちは、礼儀正しく、フェアプレーを心がけ、相手チームの選手にも良い印象を与えられるようにがんばります。
2番目に「頭の良いチーム」になることです。そのために、お互いにアドバイスしながら、なるほどという気づきが多くなるチームにしたいです。「なるほど」という言葉は、3年生のヒデくんの口ぐせです。ヒデくんは、強いサーブを打てるようになったので、できれば一人で21点取ってほしいです。また、試合や練習中にたくさん意見を出していきます。次にどうするか、すぐに話し合います。そのような頭を使ったチームになります。
3番目に「声」について考えました。バレーボールの試合では、どんどん声をかけていかないと、お見合いをしてボールを落としてしまったり、ぶつかってケガをしてしまったりということが起こります。声をたくさん出していくことでボールは落ちなくなり、相手コートにたくさん返すことができます。コートの中でぶつかることもなくなり、バレーボールをうまくできるようになります。またケガをしなければ、試合に出られるし、勝つこともできると思います。声を出す内容では、「アドバイス」もたくさんしていくチームにしたいです。アドバイスをすることで、チームのみんなは成長し、できることも増え、強いチームになれると思います。そして「走るよ」という声も忘れません。たくさん走れるようになれれば、ボールが落ちなくなり、つながるはずです。
4番目に「練習」について考えました。矢口タートルズの練習だけでなく、家でも練習することが大事です。試合で使える技術を高めていきます。また、家で努力することで、力を出し切る選手になれると思います。集中して練習することで、成功する経験を多くつんで、バレーボールがうまくなります。そうばれば試合で勝つことも増えるし、苦手だったこともできるようになるはずです。試合に勝てれば、かっこいいです。かっこよくなって、好きな人にももてるようになりたいです。
5番目はプレーのことです。
サーブは相手が取りにくいサーブを打てるようにします。スピードの速いサーブや、人にいないスペースをねらえるサーブコントロールを練習して身につけます。ミスしないように全部入れられるようにしていきます。
レシーブはセッターにやさしく返すために、しっかりひざを使ってレシーブします。また、相手のサーブやスパイクのコースを予想して、早くコースに入り、強いボールも目の前でナイスレシーブしていきます。
トスはアタッカーが打ちやすく、アタッカーの注文どおりにあげられるようにがんばります。
スパイクは強く打つために、ジャンプ力をつけたいです。そのためにどうしたらジャンプ力がつくか、練習方法や練習回数などを調べてみます。
ブロックとたくさん止められるようにするために、高くジャンプできるよう、家でもジャンプの練習をします。また、相手のアタッカーがどこに打ってくるのかを予想できる力をつけていきます。
最後に私たちのチームの心(気持ち)のことを考えました。
まず「あきらめない」気持ちが大切です。あきらめなければボールはつながります。あきらめないことに挑めば、バレーボールでできることもたくさん増えます。そして試合で勝つことができるようになります。試合で勝てればすごくうれしいし、次ももっとがんばろうと思えます。試合では自分たちの欠点も見つかります。それを克服していくことも目標にしたいです。
「合わせる」ということも目標です。助け合うこと、ひとつの目標に向けて心を合わせること、そういうチームワークの良さも目標にします。
保護者の皆さんの応援や協力にも感謝の心を忘れません。その応援にこたえるためにも、私たちは努力を続けます。
(1,735字 400字づめ原稿用紙4~5枚分)
かつて私がマインドマップを指導した小学生の中には、小学3年生にして、マインドマップで作文構想を考え、たった一晩で原稿用紙15枚の創作童話を書いてきた女の子や、体育館が使えずバレーボールの練習がまったくできずに大会を迎えたため、試合前夜にマインドマップで勝利イメージを作ってきたセッターが、それまでにあげたことのないようなトスをあげ続けたことなど、指導する私から見ても「奇跡が起きた」と言うしかない事例がたくさんあります。