矢口タートルズVC活動日記「一歩一歩 前に前に」(大田区小学生バレーボールチーム)

矢口タートルズVC活動日記「一歩一歩 前に前に」(大田区小学生バレーボールチーム)

東京都大田区で活動している矢口タートルズバレーボールクラブです。現役小学校校長が指導する、おそらく日本唯一の小学校バレーボールチームです。2026年10月時点で22名の子供たちが活動しています。

平日火曜日の練習。今日もまた新しい体験入部員が2人来てくれました。2年生男子の2人です。そのうち1人は、練習後に「ぼくもバレーボールをやりたい!」と保護者様に伝えていて、来週の練習にも参加すると言っていました。もし入部してくれれば、U8大会出場基準のMRS登録4名に達し、あと2人をなんとかできればU8大会に出場できます。

 

これを見越して、今日は4年生チームと2年生チームの練習試合を組んでみました。2年生は部員3名に加えて、体験入部の2名+パパさんといっしょに4年姉の練習見学に来ていた弟2年生にも試合参加してもらって6人チーム。相手する4年生は4人チームで試合開始。この2年生現役部員3名がボールをコートに落とさない力をもっているため、そのまま試合を続けると、10点以上の点差で2年生が勝ちそうだったため、試合からはずしていた4年生男女エースアタッカーを急きょ試合参加させ、せり合いの試合にしようとしましたが、スーパーポジティブ攻撃チームの2年生がひるむことはなく、けっきょく圧勝してしまいました。

 

この2年生。経験者3人は、すきあらばスパイクを打っていきますし、なんとそれがあまりミスしない。安定したアンダー・オーバー技術も身に付けつつあり、さらにはサーブに関しては、7月のU10大会で次々とサービスエースを取っていき、大逆転勝利にみちびいたのが2年生男子でした。これに加えて、今日の練習に参加した2年生男子も、1人はレシーブセンスが抜群。1人は体格があるため、サーブをエンドラインから入れることができる。初心者と思ってネットまで6m位置から打たせたら、エンドラインアウトになるくらいのパワフルサーブ。まちがいなくU8大会で活躍できます!

 

2年生男子くんたちは、U8大会になんとしても出たいため、自主的に「いっしょにバレーボールをしようよ」という手紙を書いて、友達に渡しているそうです。U8大会、申込み期限が迫っています。はたして6人のメンバーをそろえることができるでしょうか。チーム関係者全員のお力をぜひ結集してくださいませ。

今日の練習には、大田区内の2チームから練習試合の依頼が入り、3チーム回しでの練習試合の午後3時間半となりました。

相手チームには申し訳ないことだと思いつつも、矢口タートルズのチーム状況からすると、3チーム作らないと全員が練習できないため、5年生チーム、2・4年生チーム、2・6年生チームを回しての練習試合をさせていただきました。そして、今日の私は試合の指導はコーチ陣にすべて任せて一切かかわらず、コートサイドで試合に出ていないメンバーの基礎技術を徹底的に鍛える1日としました。

 

練習試合中にこのような指導をしたことは、私の記憶の限り初めてのことです。なぜならこれまでの30年間の指導では、公式戦も練習試合もスコアボードを書きながら、客観的に子供たちの能力を把握してきたからです。そのため、試合中は試合に出ていない子を指導することがありませんでした。

私がスコアボードを書くようになった背景には、徳持JVCの監督時代、都大会出場につながるような重要な公式戦で、大量リードをしていたのに、記録員のミスで自分のチームのロングサーバー(サーブ順の間違い)が起こり、10点以上も点数がもどされたという超マイナス経験があるからです。また、スコアボードを書くことで、試合の流れを客観的に把握することができ、指導者として感情的に怒るようなことを減らすことにつがることも意識しています。

 

このスコアボードを書くことをしないで、試合に出ていない子供たちの基礎指導を効果的にすることも、指導をしながら(こういう指導は、今の矢口タートルズとしては私にしかできないな。)と思いながら球出しをしていました。スパイク、ブロック、アンダー、オーバーと、様々に指導をすることができ、子供たちの技術もどんどん上がってくれました。とても良かったと思っています。

 

その指導の中で、新しい指導法をあみ出すことができました。

フェイントレシーブの指導をする際に、矢口の体育館のギャラリー下にある天井を使うと効果が大きいことを発見しました。出口側のギャラリー下部でフェイントレシーブの練習をすると、天井に当たるかどうかのところが、ちょうどよい高さになっているのです。フェイントレシーブは、チームの全員が同じ高さに、同じリズムで返球することが大切なのですが、ギャラリー下で練習すれば、高すぎるレシーブは天井に当たってしまう。天井に当たらないように調整してレシーブ練習していけば、安定感のあるちょうどよいフェイントレシーブをすることができるようになる。5年生以下のメンバーは70%が5月以降に入部した子供たちなので、この天井制限のある練習はものすごい効果を発揮してくれました。レシーブ「感覚」を自然に身に付けさせてくれる練習方法です。

この練習は、「ミニかご練習」と同じ効果を出します。天井という物理的制限があるため、ミニがご練習よりも効果が高いかもしれません。こう書いているうちに、さらに新しい練習方法を思いつきました。この天井制限がある場所で、ミニかご練習をすれば、腕を振らないアンダーハンドは確実に身に付いていきます。ただし、マイナス点としてはサイドステップのフットワークを鍛えられないかもしれません。ということで、「練習のねらい」に応じて、どこで練習させるかを判断するのが指導者の指導力となります。

平日火曜日練習。

6年生5名、5年生5名、4年生6名、2年生3名が参加。これならば実力がだいたい同じレベルになるだろうと判断し、6年生チーム、5年生チーム、2-4年生チームにしての部内練習試合をさせました。さすがに6年生の攻撃力は高く、差を見せつけましたが、今の矢口タートルズは初心者(バレーボール経験半年以内)が半数以上ということもあり、このチーム編成で試合をさせても、けっこう練習になります。何よりも試合中の生きたボールの動きを経験できることは大切だと思います。子供たちの脳内に、たくさんのバレーボールエピソード記憶が残ります。子供たちは、それを実際の公式戦で応用していけば良いわけです。

 

さて、さすがに全敗した2-4年生チームでしたが、ミスをしても点を決められても、「笑顔!笑顔!」とチーム内でかけ声をしあって、チームワーク良くバレーボールをしていました。これは下級生チームコーチの指導の成果でしょうか。試合をしている雰囲気は一番良かったと思います。私とは違った新鮮な感覚で指導をしてくださることは、チームの幅を広げることにつながることでしょう。私に遠慮なく、どんどん指導チャレンジをしてくださってけっこうです。

 

5年生の新キャプテンの成長もたのもしい状況です。5年生6人のうち、4人はバレーボール経験半年以内。それでも、トスもどき、スパイクもどきの技術センスを見せているメンバー。そのメンバーの力を発揮させるためには、「自分自身が一番積極的にならなくてはならない。」と決意して、毎回の練習に参加していること、明らかに分かります。これまで消極的に人に任せていて、お見合いで落としてきたボールを、「すべて自分が拾うんだ」と決めてプレーしていることが良く分かります。このリーダーシップによって、5年生全員が練習のたびに急成長しています。今日はセッターを任せている女子が、積極的にオーバーハンドのトスをしました。これまではアンダーハンドのトスばかりだったのに、オーバーハンドでトスをし始めた。しかもそのトスがナイストスがたくさんあった。急成長です。他の子の技術も急激に伸びています。

 

私はこれまでの30年間以上、小学生の子供たちに試合に勝たせてあげるためには、厳しい指導をし続けて、負けない心を鍛えねばならぬと思ってきましたが、今の5年生チームや2-4年生チームの様子を見ていると、やりたいことをどんどんやらせてあげることで、子供たちは勝手に成長してくれるのかなと思えてきます。もちろん「守破離」の「守」の部分、基本中の基本は徹底的に指導しないと「破・離」の道には行けないことも分かっていますので、大切にしていこうと思ってはいます。「守」の次の段階の「破・離」に関する指導を工夫してみようかな。このような感じで、小学生バレーボールの子供たちは、私の指導のひきだしを広げてくれるのです。ありがたい存在です。

アジア大会ビーチバレーボール女子決勝トーナメント結果

 

●沢目・伊藤組 0{17-21、15-21}2 フィリピンチーム○

 

沢目先輩、残念ながら、ベスト16で敗退となりました。

本人から試合結果をすぐに連絡していただきましたが、今回の国際大会の経験をぜひ次の活動にいかしてほしいと願っています。

 

ビーチバレーボール、もう一組の日本代表チームである松本姉妹組はベスト8に進みました。準々決勝で勝利して、メダルを獲得してほしいです。

 

 

さて、矢口タートルズですが、新入部員がどんどん入ってくる流れがまだ止まっていません。今日2回目の体験練習に来てくれた3年生男子君の入部が決まりました。これで男子は7名となりました。先週土曜日に、2年生男子君が体験入部にも来てくれました。お母様はぜひ我が子にバレーボールをしてほしいと願っているようですので、矢口タートルズ的(私・井上的)にはもちろん受け入れOKです。

 

この状況になってくると、混合1チームの大会出場ではなく、男子1チーム、女子1チームにした方が、チームは強くなります。そうした見通しの中で、最も問題になってくるのが「指導者問題」です。いくら子供たちがそろっても、それを指揮する大人の監督がいなければ2チーム編成にすることはできません。その大人の指導者に最低限度必要な資格は、「ベイシックコーチ資格以上」と「公認審判員Ⅽ級資格以上」の二つとなります。それに加えて、各種大会運営のための役員にもならなくてはなりません。

そのような指導者としての腹が決まった大人を募集する必要が出てまいりました。矢口タートルズ新時代の幕開けです。

 

2年生のN.Hさんが考えてきた応援歌です。

 

そうさ100%矢口

もうがんばるしかないさ

この仲間たちの元気 だきしめながら

そうさ100%矢口

もうやりきるしかないさ

ぼくたちがもてるかがやき

えいえんにわすれないでね

 

 

この歌をつくったりゆうは、きのう元気がなくなって、そんなときがあったので、元気がでそうな歌があったらいいなと思ったからです。1,2年生でも歌いやすいと思ったからです。(N.Hさん)

 

 

さらにN.Hさんは、練習歌で「ガッチャマンの歌」を歌いたいという思いもあるそうです。

どうしてガッチャマンなのかを聞いたところ、ドッキリクランプリの「マッサマン」が大好きだからだそうです。

 

 

 

 

【歌詞の例】

だれだ!だれだ!だれだ!

バレーコートにまいおりた

矢口魂 タートルズ

勝利の色にそめあげろ

矢口魂さくれつだ

いけ!いけいけ!矢口!

おせ!おせおせ!矢口!

心はひとつ みんなもひとつ

オー矢口! 矢口!

 

 

【ついでに新しく考えた歌詞を載せておきます】

だれだ だれだ だれだ

矢口魂見せるやつ

強い心の 矢口マン

負けじ魂見せつけろ

ボールをあげて攻撃だ

とべ!とべとべ矢口マン

ゆけ!ゆけゆけ矢口マン

勝利をつかめ!勝利をつかめ!

オー矢口マン 矢口マン

東京新聞杯予選。今日はホーム体育館で、予選敗退が決まっている交流試合に出場した矢口タートルズでしたが、どのチームの子供たちも目の前の試合に勝ちたいという気持ちは強くあり、大接戦の4チームリーグ戦になりました。結果として3チームが2勝1敗で並び、セット率の差で矢口タートルズは2位となりました。フルセットの試合を2回戦い、合計8セット。夕方、帰宅していく様子を見ると、レフトエースは本当に疲れたようで、放心状態で自転車にまたがっていました。試合の前半、スパイクの調子が見たこともないほどの絶不調で、精神的にもかなり追い込まれながらの1日だったことでしょう。最後にはなんとか自分自身を取り戻し、結果的にはチーム最高得点をあげることができました。

 

今年の6年生は、5年生になってから矢口タートルズに入部した子供たちで、バレーボール経験が明らかに足りてはいませんでした。中学校の部活動にならって考えてみると、未経験の2年生チームが経験のある3年生チームを相手に試合をしていることと同じ状況になります。今、まさに成長し始めた子供たちと言えます。今日も1,2試合目よりも3試合目で技術的にも精神的にも伸びました。その結果、今日全勝でセットを取っていたチームに勝てたわけです。とくに3セット目はサーブで圧倒してしまいました。15点中7本のサービスエース。スパイクも4本決めた。これで11点ですから負けるわけはありません。

 

この6年生には、東京新聞杯予選が始まる前から次のようなことを話してあり、今日も同じ内容のことを伝えました。

 

「6年生はバレーボール経験がとても短い。1年半くらいしか練習をしていない。まだまだ基本的な技術を身につけていかなくてはならない段階なのだけれど、公式戦に出ている。君たちはぜひ、中学生になってもバレーボールを続けてほしい。君たちの技術はこれからどんどん伸びる時期になっていく。今日1日を見ても、試合をするごとに技術が良くなってきた。きっと中学生になったらもっと上手になるよ。」

 

 

さて、矢口タートルズは新チームへの切り替えになります。

この新チーム、今年のチーム以上にバレーボール経験が足りません。何しろ、5月以降に入部した子が11人もいます。そしてまた新しく入ってくる子供たちがいると聞いています。どのように指導していけばよいのか、とても難しいと私は思っています。ある意味、新しいチームを立ち上げたという感覚で指導しなくてはならないとも思っています。それでも、今日の6年生たちの熱い戦いを目にして、大きな声で応援をしていた子供たちには、「自分たちも、この試合のように、サーブやスパイクを決められるようになりたい!」と強く感じていることでしょう。そしてかなり高いレベルのイメージで自分がレギュラー選手としてプレーしている様子を想像しているに違いありません。

 

保護者の皆様のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今日の個人成績

【サーブ成功率】

1位 T.Y(4年)100%

2位 S.R(6年)92.9%

3位 U.K(6年)92.6%

 

【サービスエース率】

1位 T.Y(4年)50%

2位 U.K(6年)48.1%

3位 S.R(6年)42.9%

 

【サーブ得点率】

1位 U.K(6年)66.7%

2位 S.R(6年)64.3%

3位 T.H(4年)59.1%

 

【総得点】

1位 U.K(6年)37点

2位 S.R(6年)30点

3位 N.S(6年)16点

矢口タートルズの先輩と言ってもよい、ビーチバレーボール選手の沢目繭さんが、日本代表選手として愛知県で行われているアジア大会に出場しています。昨日は開会式が行われ、動画(U-NXET)を確認したところ、写真のように笑顔で入場行進をしていました。(写真、左上の手を振っている選手)
 

 
沢目選手は右隣で行進している伊藤選手とのペアで、9月20日(日)にカタール選手、25日(金)にカザフスタン選手と予選を戦い、勝ち上れば決勝トーナメントベスト16から金メダルを目指します。ぜひ試合に注目していてだき、応援をよろしくお願いします。
 
今日の試合結果
○沢目・伊藤 2{21-7,21-3}0 カタール選手●
圧勝です。おそらくこれで決勝トーナメント進出が決まったと思われます。

今日現在、6年生5名、5年生6名、4年生7名、2年生3名、全員で21名という部員数になった矢口タートルズです。

さらに、先月来てくれた2年生の男子体験部員や、今週末に体験入部する3年生男子と、部員が増えていく空気が満ちている感じがする状況です。

 

そこで昨日、チーム内を4チーム構成に分けていく構想を示しました。

(1)6年生の5人のチーム

(2)5年生6人のチーム

(3)4年生7人のチーム

(4)1~3年生のチーム

そして、(1)~(4)まで全チームのキャプテンと副キャプテンを決めるよう指導し、子供たちが決めたリーダーをみんなで承認するミーティングを行いました。

 

私が目指しているのは、試合の結果はもちろん上位になるのが大切ではありますが、矢口タートルズの子供たち全員が、自分なりの目標をもって、その達成にチャレンジしていく「意欲」を一番大切にしていきたいと思っています。チームを支えてくださっている大人の皆さんは、この視点で私が指導をしていることを、練習の見守りを通して見ていただければ幸いです。

 

このような考え方の中で、最高の結果を出してくれているのが、この9月、愛知県で開催される「アジア大会ビーチバレーボール日本代表選手」を勝ち取ってくれた沢目繭選手です。30年以上もバレーボール指導者を続けてきて、日本代表選手を勝ち取った子は、たった一人です。たった一人。だから目の前の子たちには、試合結果だけで努力を評価せず、子供たちが現状から、一歩一歩前進しているかどうかを評価してあげたいのです。勝利至上主義者の指導者から、考え方が甘いと指摘されても、何も問題ではありません。それが私のやりたいことだからです。

 

子供たちの「意欲」を出すために私が意識していることのひとつは、「自分たちのことは自分たちで何とかする」という子供たちの主体的な行動です。今の時代、子供たちが課題や問題に直面した際に、あろうことか先回りして大人が問題解決行動をしてしまうという場面にたくさん出くわします。

文京区の副校長時代に体験したことです。副校長であった私のところに、ある父親が職員室に来まして、私にこう言うのです。

「私は、娘が困らないように、何か問題が起きそうだと感じたら、先手先手で解決してきました。私の娘には成功体験しかさせたくないのです。」

このことをどう思うかは、読者の皆様の価値基準によりけりでしょうが、私自身は「こんなことをしてしまったら、このお嬢さんは生涯、誰かに頼らなくては生きていけなくなる。自分自身の問題解決力が、まったく育たないよな。」と思いました。当時、このお父様に反論はしたくはありませんでしたが、私がここにこのように書くということは、かなり衝撃的なマイナスエピソードだったということです。

 

子供たちを心身強く育てるためには、大人は先回りをしてはいけません。分からなければ、自分の脳で考えればよい。大人からのヒントもいらない。手を差し伸べる数だけ、子供たちの脳は育たないのです。脳が育っていないチームは、逆境に立ち向かうことができなくなります。私は「子供」を育てているのではない。「大人」として育てているという感覚があるのです。

 

矢口タートルズの子供たち全員が、将来、全日本選手になるということは正直言ってありえない。その子なりの強い生き方を続けてくれたら嬉しい。小学生時代に、矢口タートルズで練習したことが、何らかの形で人生の宝になってくれたらよい。指導する私自身は、そのための「捨て石」になれるなら本望である。であるからこそ、校長という激務の真っただ中にいるのに、週に3~4回も他校の体育館に足を運んでいるのです。

東京新聞杯一次予選に出場しました。結果としては目標には届かず、4チーム中3位で二次予選に進みます。

試合の指導をしていて、ミスの多さにあぜんとしていました。第1試合では2セット合計、自力で5点しか点を取れていません。第2試合の1セット目はもっと惜しいゲームで、せっかく自分たちの形にできているのに、ミスしてしまうことでなんと10点も与えてしまう。相手のミスは4点。せめて自分たちのミスを半分に減らせていれば、21-19で勝てた試合でした。

 

今年の夏休みも、たくさん練習してきました。それでもなかなか安定してラリーができるチームにはならなかったというのが正直な実感です。そこで今年のチームの1月からの成績を見直してみました。

 

1~2月のミカサ杯教育大会。ああそうか、このチームは予選で最下位だったんだ。スパイクも30%程度しか決められなかった。そもそもスパイクを打つところまで、なかなかもっていけない状態だった。

 

4~5月の全日本選手権予選。やっとスパイクを打てるチーム状態になった。成功率が60%くらいにはなった。サーブも調子が良ければ成功率80%を超えるようになっていた。少しはバレーボールらしいプレーをすることができるようになってきた。ミカサ杯で最下位だった順位を、交流戦1位にまで上げることができた。確実に成長をしてきた。

 

9月、東京新聞杯一次予選。最近の練習で、子供たちの欲が出すぎたかもしれない。バレーボール経験が1年半しかないのに、ジャンピング系のサーブをやりたくなって、自主的に練習をしていたようだ。この意欲は本当に高く評価したい。目標をもってチャレンジする姿勢は今後の人生にきっと役立つだろう。しかし残念ながら、この練習がサーブ力やスパイク力を下げる結果につながってしまった。まだ基本のスイングやスパイクの助走リズムがしっかり身に付いていない子に、ジャンピング系のサーブは課題が高すぎる。せっかく安定してサービスエースを取れるフローターサーブを打てるようになってきた状態が、明らかに崩れていた。サーブのスピードが落ちた。さらにアウトミスが増えた。その結果、夏休み終盤には、ミスの少ないアンダー10チームに負けそうになるような状態にもなっていた。口にはしなかったが、これはまずいと感じていた。

 

チーム作りは難しい。毎年、子供たちの実態が違う。今の6年生も、都夏季大会優勝や大田区大会準優勝を勝ち取った先輩や、東京新聞杯で42-0のパーフェクトゲームを達成した先輩のような、あこがれる先輩たちと同じようにバレーボールができたらと、高いイメージでかっこよい練習をしたくなるだろうが、先輩たちは3~4年生の頃の下ずみ基礎練習がたくさんあるからこそ、やっと身につけたサーブやスパイクレベルなのだ。何度も何度も練習してやっと身につけたのだ。ねらったコースにも打てないような基礎力の足りない今の実力で、やらなくてはならない地道なことをしないで、高いイメージの練習をしても、あまりプラスにはならない。逆に遠回りになってしまう。

 

バレーボール経験の浅い今年のチームだから、好きなようにやらせてあげてもいいかなと思っていたが、もしかしたらそれは指導する者の判断ミスだったかもしれない。やはりスポーツは徹底した基本の積み重ねをした上で、次のステップに進むことが大事なのだとあらためて感じさせられる一次予選となった。

 

守破離。じつはまだ「守」の段階の子供しかいないのが、今の矢口タートルズである。