今日現在、6年生5名、5年生6名、4年生7名、2年生3名、全員で21名という部員数になった矢口タートルズです。
さらに、先月来てくれた2年生の男子体験部員や、今週末に体験入部する3年生男子と、部員が増えていく空気が満ちている感じがする状況です。
そこで昨日、チーム内を4チーム構成に分けていく構想を示しました。
(1)6年生の5人のチーム
(2)5年生6人のチーム
(3)4年生7人のチーム
(4)1~3年生のチーム
そして、(1)~(4)まで全チームのキャプテンと副キャプテンを決めるよう指導し、子供たちが決めたリーダーをみんなで承認するミーティングを行いました。
私が目指しているのは、試合の結果はもちろん上位になるのが大切ではありますが、矢口タートルズの子供たち全員が、自分なりの目標をもって、その達成にチャレンジしていく「意欲」を一番大切にしていきたいと思っています。チームを支えてくださっている大人の皆さんは、この視点で私が指導をしていることを、練習の見守りを通して見ていただければ幸いです。
このような考え方の中で、最高の結果を出してくれているのが、この9月、愛知県で開催される「アジア大会ビーチバレーボール日本代表選手」を勝ち取ってくれた沢目繭選手です。30年以上もバレーボール指導者を続けてきて、日本代表選手を勝ち取った子は、たった一人です。たった一人。だから目の前の子たちには、試合結果だけで努力を評価せず、子供たちが現状から、一歩一歩前進しているかどうかを評価してあげたいのです。勝利至上主義者の指導者から、考え方が甘いと指摘されても、何も問題ではありません。それが私のやりたいことだからです。
子供たちの「意欲」を出すために私が意識していることのひとつは、「自分たちのことは自分たちで何とかする」という子供たちの主体的な行動です。今の時代、子供たちが課題や問題に直面した際に、あろうことか先回りして大人が問題解決行動をしてしまうという場面にたくさん出くわします。
文京区の副校長時代に体験したことです。副校長であった私のところに、ある父親が職員室に来まして、私にこう言うのです。
「私は、娘が困らないように、何か問題が起きそうだと感じたら、先手先手で解決してきました。私の娘には成功体験しかさせたくないのです。」
このことをどう思うかは、読者の皆様の価値基準によりけりでしょうが、私自身は「こんなことをしてしまったら、このお嬢さんは生涯、誰かに頼らなくては生きていけなくなる。自分自身の問題解決力が、まったく育たないよな。」と思いました。当時、このお父様に反論はしたくはありませんでしたが、私がここにこのように書くということは、かなり衝撃的なマイナスエピソードだったということです。
子供たちを心身強く育てるためには、大人は先回りをしてはいけません。分からなければ、自分の脳で考えればよい。大人からのヒントもいらない。手を差し伸べる数だけ、子供たちの脳は育たないのです。脳が育っていないチームは、逆境に立ち向かうことができなくなります。私は「子供」を育てているのではない。「大人」として育てているという感覚があるのです。
矢口タートルズの子供たち全員が、将来、全日本選手になるということは正直言ってありえない。その子なりの強い生き方を続けてくれたら嬉しい。小学生時代に、矢口タートルズで練習したことが、何らかの形で人生の宝になってくれたらよい。指導する私自身は、そのための「捨て石」になれるなら本望である。であるからこそ、校長という激務の真っただ中にいるのに、週に3~4回も他校の体育館に足を運んでいるのです。
東京新聞杯一次予選に出場しました。結果としては目標には届かず、4チーム中3位で二次予選に進みます。
試合の指導をしていて、ミスの多さにあぜんとしていました。第1試合では2セット合計、自力で5点しか点を取れていません。第2試合の1セット目はもっと惜しいゲームで、せっかく自分たちの形にできているのに、ミスしてしまうことでなんと10点も与えてしまう。相手のミスは4点。せめて自分たちのミスを半分に減らせていれば、21-19で勝てた試合でした。
今年の夏休みも、たくさん練習してきました。それでもなかなか安定してラリーができるチームにはならなかったというのが正直な実感です。そこで今年のチームの1月からの成績を見直してみました。
1~2月のミカサ杯教育大会。ああそうか、このチームは予選で最下位だったんだ。スパイクも30%程度しか決められなかった。そもそもスパイクを打つところまで、なかなかもっていけない状態だった。
4~5月の全日本選手権予選。やっとスパイクを打てるチーム状態になった。成功率が60%くらいにはなった。サーブも調子が良ければ成功率80%を超えるようになっていた。少しはバレーボールらしいプレーをすることができるようになってきた。ミカサ杯で最下位だった順位を、交流戦1位にまで上げることができた。確実に成長をしてきた。
9月、東京新聞杯一次予選。最近の練習で、子供たちの欲が出すぎたかもしれない。バレーボール経験が1年半しかないのに、ジャンピング系のサーブをやりたくなって、自主的に練習をしていたようだ。この意欲は本当に高く評価したい。目標をもってチャレンジする姿勢は今後の人生にきっと役立つだろう。しかし残念ながら、この練習がサーブ力やスパイク力を下げる結果につながってしまった。まだ基本のスイングやスパイクの助走リズムがしっかり身に付いていない子に、ジャンピング系のサーブは課題が高すぎる。せっかく安定してサービスエースを取れるフローターサーブを打てるようになってきた状態が、明らかに崩れていた。サーブのスピードが落ちた。さらにアウトミスが増えた。その結果、夏休み終盤には、ミスの少ないアンダー10チームに負けそうになるような状態にもなっていた。口にはしなかったが、これはまずいと感じていた。
チーム作りは難しい。毎年、子供たちの実態が違う。今の6年生も、都夏季大会優勝や大田区大会準優勝を勝ち取った先輩や、東京新聞杯で42-0のパーフェクトゲームを達成した先輩のような、あこがれる先輩たちと同じようにバレーボールができたらと、高いイメージでかっこよい練習をしたくなるだろうが、先輩たちは3~4年生の頃の下ずみ基礎練習がたくさんあるからこそ、やっと身につけたサーブやスパイクレベルなのだ。何度も何度も練習してやっと身につけたのだ。ねらったコースにも打てないような基礎力の足りない今の実力で、やらなくてはならない地道なことをしないで、高いイメージの練習をしても、あまりプラスにはならない。逆に遠回りになってしまう。
バレーボール経験の浅い今年のチームだから、好きなようにやらせてあげてもいいかなと思っていたが、もしかしたらそれは指導する者の判断ミスだったかもしれない。やはりスポーツは徹底した基本の積み重ねをした上で、次のステップに進むことが大事なのだとあらためて感じさせられる一次予選となった。
守破離。じつはまだ「守」の段階の子供しかいないのが、今の矢口タートルズである。
今日は8月最後の土曜日。今年も本当にたくさん練習してきました。
チーム保護者会からは、指導する私には写真のような特注折りたたみ傘をいただきました。子供たちにはご褒美のお菓子メダルが贈られました。
保護者の皆様、お心遣いありがとうございました。
作詞作曲はつんくさん。
キーワード
「とにもかくもやってみなきゃはじまらない。」
「ダメ元でもいいじゃん。」
「今日ダメでも明日ならできるかも。」
「夢があればそれだけでがんばれる。」
このような歌詞の内容があるため、学校の合い言葉にしたことがはじまりです。
学級担任にけっこう使ってもらえました。
「とにかくやってみようよ。」と子供たちに声をかけてくれたわけです。
来週から東京新聞杯予選が始まります。
「ジャストトライ」でチャレンジしていければよいのではないでしょうか。
夏休み、今年は全部で22日間の練習を重ねてきました。夏休み日数の約半分を練習日にして頑張ってきたということになります。
そしてなんと5人の子が全出席をしました。この5人を「夏休み監督賞」とします。
今年の夏休みも、いつもの夏休みと同じように、合計22日間もの練習をしてきました。
私は次のようなことを質問されることがよくあります。
「校長先生は夏休みや、夏休み期間中の休暇をお取りになる際に、どんな息抜きをしているのですか?」
今日も、勤務校での学校運営協議会の折に、そのような質問をされました。私は次のように答えました。
「私の夏休み中の休みの使い方は、これまでの30年間以上、“体育館の住民”として過ごしてきました。夏休み中こそ、いつも以上に子供たちを相手にしてバレーボールの指導をすることができます。練習に来てくれる子供たちがいるならば、私はずっと体育館の住民として、子供たちの指導をしたいのです。」
こうして夏休みの強化練習指導をしていくことで、信じられないくらいに小学生バレーボーラーの技術が伸びる。
ここに自分自身の価値観を置いているのです。
夏休みなのに、自分が指導する子供たちが、練習を休まずに体育館に来てくれる。
この「自分は成長したい」と願う心に、指導する者として応えないわけにはいかないではないですか。
体育館に私がいるだけで、自ら伸びたいと熱望する子供たちの成長度が高まる。
そのようなことを考えてみるときに、いつも思うことがあります。
「私が倒れたら、このチームは終わりなのかな?」
ということです。その思いは年々高まります。今年の夏練習でも何回か「いつまで指導を続けられるのかな。」と思いました。
そうなっても大丈夫なように、現役保護者のみならず、卒業生の保護者の皆さんには考えてもらいたい。
これが成功したケースが、お隣の徳持JVCといえます。
私は、徳持JVCを1994年から1999年まで指導し、1999年の都大会に初出場できたタイミングで、辰巳ジャンプVCというチーム指導に転出しました。それでも、徳持JVCは組織を維持し、今年度も男子チーム、女子チームの2チームが試合出場しています。徳持の監督も4代目。都小連の役員として小学生バレーボールの発展に大きく貢献してくださっています。
私がここで言いたいのは、私がいなくても、矢口タートルズの監督を務められる大人が3~4名いると、チームは次の高いステージに行くことができるということです。日程調整の結果、9月5日(土)に東京新聞杯一次予選となりました。本音を言わせてもらえば、この日、私は姪の結婚式に叔父として参列するため、早朝から車を飛ばして、福島県郡山市へ行かなくてはならない予定がありました。しかし、一次予選が入ったことで、姪の結婚式参列をキャンセルしなくてはならなくなったのです。生まれた時から気にかけてきた姪のことを直接祝ってあげる機会を無くしてしまう。公認指導者・公認審判員がチームに一人しかいないということは、その一人にそのような負担がかかっているのだと理解していただきたい。
監督として必要な資格
(1)ベイシック講習会を受講し、指導者登録をすること。
(2)日本バレーボール協会C級審判員資格取得講習会に出席し、公認審判の資格を得る。都大会等の運営にボランティア的に携わる。
(3)指導者講習会や審判講習会に参加して、技能を高める。
(4)大会前に開催される「代表者会議」に出席し、自分自身の存在を周知する。
(5)じっさいに公式戦のベンチスタッフ、記録員をはじめとする審判行動の経験を深める。
千葉県高校野球の応援レベルの高さは、どう考えても切磋琢磨していると思えるくらいに高いレベルです。私のところに入ってきた情報によると、この応援について夏休みの自由研究テーマにした小学生が千葉県にはいるくらいです。
矢口タートルズの子供たちも増えてきましたので、ここで紹介した動画を参考に、保護者の応援も創意工夫してみると楽しいのではないでしょうか。
それにしても今の私のイチ押しは、はやり「檄!帝国華撃団」です。
5~8月の4か月間で、11名の新入部員が入り、とても熱心に練習をしてきました。
そして今日は、2年生男子が「練習見学をさせてほしい。」と体育館に来てくれました。これで12人目になります。
「見学ではなくて、いっしょに練習しようよ。」とさそってみましたが、初めて来た体育館で、初めて会う矢口タートルズの子たちだったこともあり、「見学でいいです。」ということで、我々は普通に練習を始めました。
ウォーミングアップ、対人パス練習をしているうちに、ボールを使いたくなったか、ご家族とキャッチボールを始めていました。その投げるボールの質が高いことに私は注目しました。今、M中学2年生の、小学校時代にスーパーエースだったI.Hさんの小学校1年生の頃と匹敵するようなボールを投げていたのです。そこで、次の練習メニューに急きょ「サーブ&レシーブ」の練習を入れて、「いっしょにサーブを打ってみようよと。」2年生のお友達メンバーに声をかけるように指示しました。ご本人、これならできると感じたようで、さっそくサーブを打たせたところ、5球目にはサーブがネットを越え、そのうちに弾丸サーブを打ち始めました。こういう子、すごいですね。どうやらご家族もバレーボール一家だということ。ぜひ一緒に小学生バレーボールを楽しみたいと期待します。
このスーパー2年生が入り、さらにスーパー2年生ツインズもいるわけで、そこに経験豊富な2年生、N.Hさんがセッターをしてくれたら、11月のアンダー8大会までに6人以上のメンバーがそろえば、まちがいなく優勝するでしょう。この4人がいれば大丈夫です。なぜなら、アンダー10大会でチームを勝たせたのも、この2年生ツインズだったからです。そんなレベルの高い2年生は普通はいません。
秋の東京新聞杯を前にして、このようなことを書くチームなんて、まずありえないでしょう。でも、チームの未来を見すえて、指導者の大きな反省として書いておきます。
来週からスタートする東京新聞杯混合予選に向けて、今週からレギュラーチームの仕上げに入りました。ここで誰も気づいてはいないでしょうが、私は大きな反省と後悔をしています。もっと早くレギュラーチームの仕上げをしなくてはならなかったと。これが遅れてしまったために、公式戦で攻撃的に戦うチーム状態ではなくなってしまいました。チャンスボールからもスパイクを決めることができない。過去30年以上に指導してきたチーム(徳持・辰巳・矢口の3チーム)と比べても、大きく遅れています。
そうなっている理由は、チームの未来に力をかけすぎてしまったことにあります。
矢口タートルズは、4月上旬には部員数10名でした。ミカサ杯教育大会にもこの10名で出場していました。ほそぼそと練習していたのです。ところが本当にありがたいことに、5月以来11名の新入部員が入り、総勢21名のチームとなりました。しかも新しく入ったメンバーには、天才セッター候補や、強烈アタッカー候補、超高いブロック陣、矢口最強世代の妹たち、なんでもつないでしまう2年生ツインズなど、驚くほどの人材豊富。しかもこの子たちが、中学部活以上に練習日の多い、夏休みの矢口の練習をあまり休まない。
さらには、新入部員の保護者(パパさん)の中に、8月29日の指導者ベイシック講習会を受けてくださる方も出てきた。
これらの子ども+大人の新人たちを育成することに、夏休みの練習の全精力を使ってしまいました。
チームの皆さんに誤解されるといけないので書いておきますが、それが間違っているとは決して思っていません。小学生チームというのは、プレーする子どもも指導する大人も、どちらも育成することで、最強のチームになっていけるからです。矢口タートルズとして、この夏休みに一歩上のステージに上がったことは間違いありません。
それでも客観的に見て、6年生最後の東京新聞杯に向けて指導が遅れてしまった。
もっときびしく練習していたら、6年生レギュラーたち自身が、こういうふうにやりたいというプレーを引き出すことはできたはず。未来チーム育成か、現チーム育成か、天びんにかけてどのように練習マネジメントしていくかということは、本当に難しいことだと実感しました。
小学生バレーボール指導者を何十年經驗しても、毎年このように新しい課題が出てくるからこそ楽しくて、どうしてもやめられない。大人にとって中毒性が高いスポーツです。





