都会と田舎とconnect=つなぐgreensmile(グリーンスマイル) -4ページ目

都会と田舎とconnect=つなぐgreensmile(グリーンスマイル)

都会と田舎とconnect=つなぐ greensmileのブログ。
「ゴマ」を安全に、美味しく食べるために
日本のゴマの自給率を、みんなで1%にあげたい。
クラウドファンディグチャレンジ中です。
http://camp-fire.jp/projects/view/748

「都会と田舎をつないで日本を元気にする」ことを目指して活動しているグリスマ(あ、いきなり略しちゃった)は、東京都西多摩郡檜原村 に平米ファームを展開しております。
このブログでもしつこいくらい書いていますが、東京都下にありながら限界集落崖っぷちの檜原村の耕作放棄地に野菜を実らせ、その野菜を都会で販売して、笑顔をつなごう! という構想です。

まず、平米ファームをレンタルしてオーナーになった都会の若者(若くなくてもいいのだけれど)が、毎月檜原村に行って村人と交流したら、1にっこり。村のレストランで食事をしたり酒屋さんでビールを買ったら、1にっこり。
畑で汗をかいて飲むビールは10にっこり(私の場合ね)。そこで採れた完全無農薬野菜を、都会の商店街で販売したら、また1にっこり。

そうです。にっこりがたくさんの平米ファームです。

さて、4ヶ月1クールで野菜を作っている平米ファームの第2期の収穫が去る、猿、いろんな意味でサル11月17日に開催されました。

全快野菜ちゃん

平米ファームをレンタルしているオーナーと、greensmileのイベントとして楽しみに参加してくれたメンバーが武蔵五日市駅からバスでガタガタGO、檜原村に集いました。
この日の天気予報は、雨。単なる雨ではなく、激しく雨! とにかく、大雨にならないうちにさっさと畑で収穫をしてしまうしかない!
1か月前間引き収穫した際には、まだまだもりもり野菜たちが育っていたので、今日は抜いてあげよう! と意気揚々。

全快野菜ちゃん


ところが......、ぬ!!! 荒れて、おる。畑が、荒れて、おる。

食い散らかされて、おる。

うきゃーーーーーーー。獣害というやつです。猿たちがやって来て、平米ファームの野菜をあらかた食べて行ってしまったようです。
猿、猿、猿のやつ。さぞかしおいしかったことでしょうね。無農薬の循環栽培で、しかも固定種のみを植えたこの畑の野菜はよぉ。

ま、気を取り直して、残っているものだけでも収穫しよう。ほら、災い転じて服と茄子、あ、福と成すと言いますし。
そしたら、自称晴れ女のワタクシ黒川豆のお陰様をもちまして? はっはっはー。雨なしの収穫がやれてしまいました。

全快野菜ちゃん


雨男様が、今回は入村しなかったからか、お猿さんが「申し訳ねぇっす、食ってしまってごめんなぁ。せめて雨は降らせねぇすけ、勘弁してけろぉ、うきー」と、はからってくれたのでしょうか。

なんとか、次の日に、品川の青物横丁商店街で開催するマルシェ「全快野菜屋ちゃん」に出荷する分は確保できました。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん


全快野菜ちゃん

せっかくの収穫祭なので、今回もみんなでおいしいものを食べましょう!
ということで、畑で収穫した野菜を入れたサラダと、冷えた体を温めてくれる鍋とおでんを作りました。

全快野菜ちゃん


ビールは、村の酒屋さんで何十本と買わせていただきあましたよー。そんで、乾杯!

全快野菜ちゃん


それから今回は、第1期からずっと念願だった、平米ファームの看板を作成しました。手作りです、もちろん。
ファーム全体の看板は、greensmileのロゴの生みの親である、デザイナーの村井が描きました。

オーナーさんは、それぞれ自分の看板を作りました。
猿め! この看板見たから近づくべからず。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

なんとなんと、今回は、あの! あの! 山形ガールズファームから、ゲストをお迎えしておりましたー。ひゅーひゅー、パフパフ、いえーい。
那須野さんです。彼女にじっくり、本物の農業のお話をきいたり、竹灯籠のワークショップも受けました。

全快野菜ちゃん


このころには、雨が、土砂降りになったけれども、みんな雨にも負けず楽しんで帰りました。

竹を切ってくれた、ナオスケ、ケンタロウ、ご苦労さまでした。
竹灯籠は、ろうそくをともすと、こんなに、ロマンチックなインテリアになります(写真はおだじょ作)。

全快野菜ちゃん


ということで、この日の収穫祭は、これでおしまい。
寝て起きて、翌日は、野菜たちが、都会デビューを果たすgreensmile主催のマルシェ「全快野菜屋ちゃん」です。

その様子は、また、別のお話し。


都会と田舎をつないで、日本を元気にしよう! というコンセプトのもと活動しているgreensmile (グリーンスマイル、略した方がよいでしょう、グリスマと)。

全快野菜ちゃん

グリスマのチームが発足してからまもなく1年。この1年の活動は、東京都(島嶼部を除いて)唯一の村、65歳以上の人口比率が45%もあって、(50%以上を超えると)限界集落になる、まさに崖っぷちにある檜原村に注力してきました。1周年をちょうど1か月後に控えた10月27日(土)は、活動史上、とても意義ある1日になりました。
・・・・・・の後編。

全快野菜ちゃん

前編 は前ふりが長すぎましたので、後編はバッサリとこの辺で。

前編のあらすじ――今回のイベントは“檜原村キッチン「ヴィッラ デルピーノ」”と称します。簡単に概要を説明すると、4か月1クールで耕している平米ファームの収穫の1月前なので、もりもり成っている野菜の間引き収穫 →その野菜を各自が抱えて、畑の裏の山道を歩き、山道の終点にあるイタリアンレストラン「ヴィッラ デルピーノ」に新鮮なまま持ち込み→持ち込まれた野菜はシェフの手によって絶品キュイジーンとなって、畑仕事をした仲間たちと一緒にいただく、というイベントです。武蔵五日市駅からバスで檜原村入りした仲間たちは、早速平米ファームに行き、オーナーさんたちの指示のもと、野菜の間引き収穫をしました。収穫した野菜はそれぞれが、袋に詰めて、イタリアンレストランに向かって、さぁ出発です。道路などは歩きません。これから、登山道を歩いて、新鮮野菜を運びます。

という具合に、勇ましく旅立った我々グリスマご一行。以前、登山道復活プロジェクトのリーダーであったこのお方が、今回の山道の先頭を買って出てくれました。リュックから収穫したての大きな白菜が出ちゃってますが。

全快野菜ちゃん

山道を歩くにあたって、村人より「鈴を持っている人は持ってきてください」という指令がありました。鈴って......あれでしょうか。熊、的なものでしょうか。ガオーーーってなっても怖いので、3名ほど、リュックに鈴を装着しました。

ケモノを防ぐためのフェンスには、ビリビリ、電気が通っています。これに触ると、レントゲンみたいに骨骨になりますよ。
実は今回の間引き収穫で、びっくり、というかがっかりしたのが、茄子。たわわに実っていただろう“痕跡”のみ残っておりました。嫁に食わせてはならぬ、みずみずしい秋茄子は、全部、猿が食べてしまったそうです。この電気フェンスも、猿のやつ、うきーーーーーーーっと軽々しく飛び越えるそうで。ブブカか! そんなわけで、私たち用の茄子はひとつも残っておりませんでした。

全快野菜ちゃん

そう、これが獣害です。猿ならまだしも、ハクビシンや猪や、本来は里にいないケモノたちが畑を荒らします。対策のひとつとして、結界を張ります。呪います。ではなく、、、畑のすぐ裏にある、もう荒廃して失われてしまった登山道をみんなで歩いて、復活させたのです。「おっと、ここまで人間様の生活圏か」とケモノたちに気づかせるのですね。
この山道を全員で一列に歩きました。

全快野菜ちゃん

時すでに、正午を軽く超え。間引き収穫できゃっきゃ喜んでいるときには忘れていた腹の虫。そろそろ暴れて参りました。こうなったら、後戻りはできない。一心不乱に山道を歩くのみ。歩くべし! がし! うぉし!

全快野菜ちゃん

そう。山道は甘くはない。だけど、ここは、50年くらい前までは、小学生の通学路。「やっべ! 忘れ物したー」と気づいても、そうそう取りには戻りたくない通学路です。

途中、朽ち果てた? ボロボロの橋がありました。さほどボデーの重量オーバーも(ほぼ)いないスリム集団なので、1人もズボっと埋まることなく無事通過。転んだら、抱えた野菜がポキっといっちゃうので、みんながんばりました。

全快野菜ちゃん

人生と同じ登り下り出っ張り凹みを歩くこと1時間、ようやくたどり着きましたー。本日のクライマックス、「ヴィッラ デルピーノ 」ボーノボーノ、セニョリーター。まずは、イケメンシェフ松村さんとかわいらしい奥様に、間引きした野菜を託します。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

ええ。
すぐにはいただけません。シェフが料理をしてくれている間、我々は、払沢の滝へ。

全快野菜ちゃん

浴びよ! マイナスイオン。山の神の声が(私にだけ)聞こえてきました。「よくぞがんばった。おいしい料理を食べたければ、滝に打たれて修行せよ」と。なので、その場で服を脱いで、どぼん! とは行きませんでしたが、清らなる滝の音と、清廉な滝壺をしばし眺めておりました。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

さぁーーーーて、戻って。お待ちかねの、イタリアンです。
お料理ができるまで、なんと、村のできるおばあちゃん「はつえさん」自家製のこんにゃくや、お惣菜でまずは乾杯! こんにゃくは、はつえさんが畑で採れたこんにゃく芋で手作りしたもの。こういう物を食べる生活を、本当に豊かな暮らしと言うのかもしれません。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

我々が持ちこんだ野菜はというと、土がついたまま口に入れていたので気づきませんでしたが、こんなに綺麗な色をしていたのですね。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

そして、サラダに転身変身。ドレッシングは自家製。素材の味が活きつつも、まろやかなることこの上なし。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

二皿目。ジャガイモのペンネ。ここだけの話、私、これに心底ハマりました。

全快野菜ちゃん

三皿目。平米ファームのバジルを使ったスパゲッティ。

全快野菜ちゃん

どれもこれも、瞬殺なグリスマメンバー。必殺、がっつきの術。今日は発揮しましたねー。

全快野菜ちゃん

これではワインも進むくん。村にある酒屋さんから仕入れたビール15本に、ヴィッラ デルピーノのワインを29杯も飲んだ我々。少しは村に貢献できたかな? (酒だけかよっ)

こういう楽しい時間はあっという間に過ぎるものです。17時のバスの時間をもって、今回のイベントは終了です。出席できなかったオーナーさんには、11月17日の収穫祭にはぜひ、参加いただきたいと思っています。だって、だって、だって、平米ファームの自然農法の野菜、おいしいんだものっ。

そして、今回新しくオーナーさんになってくれた仲間もいます。これから一緒に平米ファームを盛り上げて行きましょう!

全快野菜ちゃん

greensmileでは、平米ファームを通して、田舎に元気を与えてくれる仲間を随時募集中です。まずは、檜原村で。そして、今後は全国各地でこのような活動をして参ります。
ちょっと覗いてみたいわ。という方は、まずは、毎月開催しているイベントに参加してみてください。イベントのお知らせは、greensmileホームページと、facebookグループ「greensmile」にて行います。

次回イベント:
11月17日 檜原村平米ファーム第2期収穫祭 @檜原村
11月17日 拓鴬流「書」のアート体験 【限定10名ご招待】 @品川区
11月18日 greensmileプレゼンツ マルシェ 全快野菜屋ちゃん @青物横丁商店街

お問い合わせはinfo@greensmile.asia  まで。

さーて、みなさん。シレっと、書いていました檜原村のイタリアンレストラン「ヴィッラ デルピーノ」、その意味はわかりますか? ヒントは、シェフのお名前です。くくく。

都会と田舎をつないで、日本を元気にしよう! というコンセプトのもと活動しているgreensmile (グリーンスマイル、略した方がよいでしょう、グリスマと)。

全快野菜ちゃん

チームが発足してからまもなく1年。この1年の活動は、東京都(島嶼部を除いて)唯一の村、65歳以上の人口比率が45%もあって、(50%以上を超えると)限界集落になる、まさに崖っぷちにある檜原村に注力してきました。
檜原村は、(“住みたい街ナンバーワン”などともてはやされて、かわいい服を着て手をつないだ若者であふれかえる、私が住んでいる)吉祥寺から、中央線でわずか45分。武蔵五日市駅からバスに30分ゆられたところにある、かわいらしくも力強い村です。

檜原村には、高齢化と過疎化で、もう耕せなくなって放置されてしまった、いわゆる耕作放棄地が多数あります。古来から受け継がれて育てられてきた伝統的な日本の野菜「固定種」を育むのに適したこの村の畑を荒地にしておくなんてもったいない! 立ち上がったひとりの若者がいました。彼は、たったひとりで都会から檜原村に移り住み、そこで耕作放棄地を耕し段々畑を作り、野菜作りをはじめました。

その彼と知り合った私たちgreensmileは、この土地の耕作放棄地を耕すことで、地域活性を試みるべく、「平米ファーム」という1平米からのレンタルファームをスタートしました。
仲間を集めて都会から平米ファームを耕しにくることで、村へのインバウンドを生むことができると考えたのです。
喉が乾いたら、村にある酒屋さんでビールを買えるし、おなかが空いたら村にあるレストランで食事をとればいい。
明るい声で村人とあいさつを交わし、おじいちゃんおばあちゃんに元気を与えることだってできます。

――そして、何より、この村で収穫した新鮮野菜を、都会に持って行って売ることで、檜原村をアピールすることができます。

そんな活動をしてきた私たちにとって、1周年をちょうど1か月後に控えた10月27日(土)は、活動史上、とても意義ある1日になりました。

前ふりが長すぎます。
申し遅れました、ワタクシ、グリスマの広報を担当しております黒川豆です。グリスマの活動報告を通じて、多くの方々と一緒に、都会と田舎をつないで、日本を元気にする仲間を募っていきたいと思っています。

さて、今回のイベントは“檜原村キッチン「ヴィッラ デルピーノ」”と称します。簡単に概要を説明すると、4か月1クールで耕している平米ファームの収穫の1月前なので、もりもり成っている野菜の間引き収穫→その野菜を各自が抱えて、畑の裏の山道を歩き、山道の終点にあるイタリアンレストラン「ヴィッラ デルピーノ」に新鮮なまま持ち込み→持ち込まれた野菜はシェフの手によって絶品キュイジーンとなって、畑仕事をした仲間たちと一緒にいただく、というイベントです。

全快野菜ちゃん

ね。なんとも魅惑のイベントでしょ。畑の間引き収穫も、山道歩き(←正真正銘立派な登山でした)も、イタリアンレストランでの食事の時間も、内容がてんこ盛りだったので、2回に分けてレポートさせていただきます。

の、前編は、畑の間引き収穫編ということで。はぁ、報告がやっとはじまる。ふぅ。


全快野菜ちゃん

月に1度のイベントごとに集まる平米ファームのオーナーたちと、活動をサポートしてくれるグリーンスマイルメンバー。今回は予期せぬバスのダイヤ改正でいつもより早く武蔵五日市駅に集合。雨男2人、雨女1人いるという懸念事項もなんとかクリアできた、秋の空に感謝です。

気温34度の灼熱の8月末、犬のような息をしながら種や苗を植えて第2期がスタートした平米ファーム。
こんなだった畑が

全快野菜ちゃん

ここまでになっていました。

全快野菜ちゃん

さぁ、収穫開始でスヨー。

この畑は自然農法で野菜を育てています。だから草はボウボウ。虫もいるし、両生類もいる。うっかりするとどれが草でどれが野菜かわかりません。しかし、草と野菜の区別は誰がした? イザナミとイザナギから続くとイ私たちの祖先が、「ふむふむ、この草は美味しいから、増やしてみよう」「ぬ! これは食えない、生えても邪魔だから抜いてしまおう、ぺっぺっ」なんてふうに学んだのではないでしょうか。だから、一緒の土に生えるのは当たり前なんです。
無農薬で育てているので、まっすぐに育たないかもしれませんが、繊維が濃い、味が濃い! ぎゅぎゅっと野菜の味がする。

全快野菜ちゃん

ラディッシュ、かぶ、レタス、白菜、パセリ、バジル、唐辛子、白菜。収穫するその場で、みんなかじり出す。「あま~い」

全快野菜ちゃん

土? そんなものはいちいちキレイに落としている場合ではない。とにかく大地の恵みをがぶっといくのです。畑からダイレクトに口へ。そのときのみんな、本当にいい顔をするんですよね。歯列矯正のあたしも、針金の間にラディッシュ挟んで、歯抜けみたいな顔をして間引き(と味見という名の空腹満たし)作業を続けました。

全快野菜ちゃん

でっかい白菜、とったどー。

さて、みなさん。パセリどうでしょう。え? 嫌い。食べない? お弁当の緑として乗せるだけ? 細かくしてコーンスープの上に散らしておしまい。
ももももももももったいない。
パセリは立派な野菜です。

自然農法で育った、パセリは、まずデカい! 土に植わったままの株からちぎって、洗わずかじってみると、革命。
「私がこれまで食べてきた、小さい森みたいな形をした、緑の臭い付け合せは、何だったんでしょうか……」
苦みもない、それでいて青臭さもない、鼻から抜けるさわやかな香り。正直、驚愕でした。

全快野菜ちゃん

収穫の喜びは、かぶを引っこ抜くときの、細かい根を引きちぎりながら土から離れていく感触を楽しむだけではなく、ハンドボールのようなレタスを両手に抱えてその重みに意外な感覚を覚えるだけではない。バジルを積みながらその場に漂う香りに癒され、唐辛子と呼ぶには大きすぎる万願寺唐辛子にびっくりするだけではない、のです。

収穫したものを手にした瞬間に、大地に感謝をし、食べること、生きることにも感謝をするのだと思います。
畑って、すごいところですね。

今回間引き収穫したものは、平米ファームのオーナーさんが持って帰る分と、イタリアンレストランに運ぶ分と、イベントに参加したサポートメンバーにおすそ分けする分に分けました。畑にいきなり現れたマルシェのようなこの光景。

全快野菜ちゃん


お昼も過ぎて、みんな腹ペコ。さぁああああ、運びますか!
バスで通ってきた道路もありますが、これから山道を歩きます。この山道は、昔は、小学生が通学に使っていた古い道。でも、新しい道路が開通したので、すっかり失われてしまいました。実は、以前、私たちグリスマで、この失われた登山道復活プロジェクトをやって、見事開通させました。あのときは、大変だったなぁ。その様子はこちら からご覧ください。

全快野菜ちゃん

なぜわざわざけもの道になってしまっている登山道を復活させるのかというと、「人間様がここまで来ていますよー」ということをケモノに知らせ、獣害を防ぐのです。ということで、前回30人ほどで歩いて切り開いた道を、野菜を持って歩いていくのです。

山道にはあんなことやこんな困難もありましたが、山道と、そして絶品イタリアンについては、後編としてお届けします。


今日はひとまずこれにて。


あ~、楽しかった。







どーも。今回のブログは、グリーンスマイル広報の黒川豆さんに成りすまして、(iei)/私がレポートしますのだ!

さてさてさて、先週の土曜日に、
地域活性化をするんだァ~
とばかりに、今回は都会の地域活性化へのチャレンジとして
品川青物横丁に、グリスマ仲間が集まって、地域のお店で買った食材で、なぜかアジアの料理を作って食べましょう!的なイベントしました。

先に言っときますが、超盛り上がったっす(iei)v

どんな事したかわ、ダイジェスト写真をみてちょ

まずは、買い出し
photo:01


みんな集まってきた
photo:02


おしゃれ器買いにいったぞ
photo:03


photo:04


作り始めたぞ
photo:05


photo:06


出来てきた
photo:07


くうぞ
photo:08


そんで持って、モジクリ!
photo:09


photo:10


楽しかったぜよ

次回は、ちゃんと豆さんがレポートしますね

てへぺろf^_^;
あなたの日常の食ライフに、ちょっと、贅沢をプラスする、greensmile非日常的イベント「全快燻製ちゃん」。記念すべき第5回目を、秋分の日9/22に開催しました。
いえーい、ひゅーひゅー、ぱふぱふ(←暴走族の、アレ)。
申し遅れましたワタクシ、黒川豆。このイベントに5回参加しています。皆勤賞です。賞状くれ。

さて、このレポートをお届けするのも、5回になっていますので、ちょっとだけ、振り返りを。
第0回燻製の前哨戦
第1回はじめて参加者を集めての燻製
第2回雛祭りの燻製
第3回最多チーム参加燻製
第4回女だらけの燻製祭り

やってきましたねー、現在完了形で言うところのWe have done, 個性的な燻製の数々。我々スタッフも、かなりプロっぽくなってきました。
今回は、どんな燻製になってのでしょうか。

全快野菜ちゃん

greensmileが開催する全快燻製ちゃんは、そこらへんのできあがった燻製とはわけが違います。
なにせ、燻製器も自分で作るのですから。
自分で紹介するのもアレですが、燻製器づくり8ヶ月の熟練(←浅!)、人生と燻製器づくりは甘くないぞ、的な生活指導の先生より怖い、鬼の燻製器先生、とは、私のことです。

全快野菜ちゃん

しかし、今回の参加者たちは、腕も良く、聞き分けも良く、怒る暇なく、素晴らしい作業でした。

全快野菜ちゃん

同じ材料でつくる燻製器。個性を光らせる場所は、中身を確認するためあける窓の「取っ手」のみ。ガチガチの校則で縛られる女子高生が唯一オシャレをするハイソックスのワンポイント、的な。その限られた個性。
今回は、「チームもろ」がゴミとなるプラスチックをリサイクルして、付けた取っ手が第1回「取っ手賞」を受賞しました。

できあがった燻製器を、毎度おなじみ、石井さんの前で各々抱えて記念撮影。
(スタッフ青が抱えているモノだけは、ただの箱ですよ、だまされぬよう)

全快野菜ちゃん

この手作り燻製器へ、自分たちで用意した食材をつめて行きます。つけまたにも個性がキラリですよ。
スタッフは手慣れてきているので、もっこもっこのせて行きます。アジの開きは、躊躇なく目玉に針金を通して、燻製器に吊るすことだってできますのです、ギョギョギョ。

全快野菜ちゃん

みんな楽しそうでした。

全快野菜ちゃん

でも、本当の楽しみは、この燻製器を開けるときですからね。今回も温燻なので、2時間ばかし待つことになります。かまどにセットしてと。

全快野菜ちゃん

ここから2時間、ただじっと、燻製が出来上がるのを待つ。
――のは、スタッフのお仕事。
皆さんは、東海道の宿場町として栄えた、江戸が残る街品川宿の、散策ツアーに出かけます。ガイドさんがお迎えにきてくれて、2時間の旅に出発です!
このツアーの模様は、第3回燻製ちゃんのブログ をご覧ください。歴女黒川の心をくすぐる史跡満載でした。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

散策ツアーから戻ると、あぶり家さんが文字通り、もくもくしておりました。
ということは......

全快野菜ちゃん

はい。できたー! この窯出しの瞬間のために、切りにくい箱にカッターナイフを入れ、生臭い魚を手づかみで燻製器に詰め、空腹を我慢して2時間ツアーに出かけるのです。
だから、この瞬間のみんなの顔は、本当にいい顔をしていらっしゃる。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん



全快野菜ちゃん

もちろん、おのおのできあがった燻製があれば、こうなりますね。

全快野菜ちゃん

この芳しいスモーキーな食材と、ビールがなぜ合うのか!
科学的に解明できる方、絶賛募集中。

全快野菜ちゃん

毎回、ひとつは、“際物(キワモノ)”と呼ばれる食材を燻製にする人がいます。
箱の中身全員死亡れんこん事件、昭和枯れススキふきのとう事件、それはスイーツだろプリン事件。
今回のキワモノは、、、

はい、牛丼どーーーーーーん! しかも吉野家の。もちろん、ごはん入り。

全快野菜ちゃん

主食を燻すかい! で、感想はと言うと、悪いコメントなし! 食べログに出せば、大荒れ炎上でしょうけど、お行儀のいい参加者の皆さまからの感想は、「あ、結構おいしいじゃん」でした。
煙たいご飯、みんな行けるくち。

5回もやっていると、こんな声が集まります。
「燻製が自分で簡単にできることがわかったので、BBQのときにやってみました」
うれしいですね。
ちゃんと、モノにしていらっしゃる。

私たちgreensmileでは、せっかく集まってくれた、燻製参加者が一堂に会せるイベントも今後企画しています。
そう、5回全部の参加者で大燻製大会、巨大燻製、きょくん。
燻製同窓会、的なことを考えています。もちろん、新たしい参加者は随時受け付けておりますので、今後のイベントについては、ウェブサイト greensmile.asia をご覧ください。
facebookグループ「greensmile」それから、ファンページ「全快野菜ちゃん」もあります。

全快野菜ちゃん

次回のイベントは、「品川宿キッチン」です。
これは、その土地のお店で、その土地で買い物をして、みんなで料理をして食べる、という地域活性のイベントです。今回は、品川宿です。今後は、全国展開をしていく予定ですので、ご興味のある方は、ひとまず、これに参加してみてください。詳細は、上記と同じウェブ とfacebookにて。

では、また、近々お会いしましょう。









ついにこの時がキタ! 収穫祭サイサイサイサイサーイ!
こんにちは。8月26日に品川の青物横丁で「都会と田舎をつなぐ」イベント全快野菜屋ちゃんを開催した、というブログを昨日お届けしました。髪は一生茶色に染めないと決めた奇跡のヘルメット、ウォーズマン黒川豆です。

さて、その全快野菜屋ちゃん、メインを飾った檜原村野菜はどうやって手に入れたのでしょうか?
はい、正解。
私たちgreensmile(略してしまえばグリスマ)が、限界集落檜原村の耕作放棄地を耕して畑を復活させ、作物を育てたのです。この畑は「平米ファーム」と名付け、1平米からレンタルしています。
この経緯は、過去のブログ をご覧くださいね。

全快野菜ちゃん

野菜のマルシェである全快野菜屋ちゃんは、“採れたて新鮮野菜”がモットーなので、平米ファーム第1期の収穫は、前日に行われたというわけです。ちなみに、平米ファームは4ヶ月で1サイクルの1年間で3期あります。

さぁさぁ、フラッシュバック8月25日。
嬉しい恥ずかし苦し、気温34度! 容赦ない太陽の元、ヘイベイファームオーナーを含む我らグリスマちゃんたちが、檜原村に集いました。

全快野菜ちゃん

収穫作業、スタート!

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

オーナーさんたちは、自分の畑から収穫。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

ジリジリの太陽のもので、もう、格好なんて気にしていられません。外界に下りれば紳士淑女もかぶれるものはかぶっといて!

全快野菜ちゃん

ついでに、第2期用の土も耕しました。ぐわし。

全快野菜ちゃん

耕した畑に、今回は、ブロッコリーとレタスを植えました。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

どちらも青瓢箪みたいに、飛び降りたら確実に死亡するであろうビルの労働者である我々に、必要な栄養がつまった野菜ですね。うちのオフィスは2階だから、悪くて骨折程度でしょうけどね。あ、そういう問題ではなくね。

まだまだ、空きがありますよー! 平米ファームのオーナーになりませんか?
ご希望の方は、こちらのサイト まで。

作業終了! グリスマのあじと、竹ハウスに戻って、乾杯しましょうかね。

全快野菜ちゃん

第1期、無事に収穫できました。乾杯!

全快野菜ちゃん

収穫祭ということで。平米ファームで採れた野菜も焼いちゃいました。

全快野菜ちゃん

それから畑でバジルが採れたので、トマトのパスタ。いつもやきそばもそもそ食べたり、そうめんちゅるちゅる流し込みで、空腹をごまかしている我々とは思えない、オサレBBQ。

全快野菜ちゃん

バジルが、バジル過ぎて、本当にびっくり! ハーブがイキイキしてました。調理してくれてありがとう、と私の耳には、しかと聞こえましたよ。そして、そのハーブが私の体の中に入ってカラダの栄養になる、なんて考えたら、カラダもイキイキです。(老人雑誌のキャッチフレーズのようですが)

BBQの後は、クールダウンということで、目の前の川にどぼん!

全快野菜ちゃん

あちこちから、「足の裏イテテテテテ!!!!」って声がしましたが、ぷぷぷぷ。
内臓にきてますな。泌尿器系統でしょうか。健康に気をつけてくださいね、みなさん。

共に作業して、共に収穫を喜んで、共に遊んで、共に泌尿器系等を労わって。
収穫に参加してくれたみんなが、帰りのバスに乗るのも惜しまれるくらい、結束力のある仲間になりました。

全快野菜ちゃん

翌日が熱中地獄であることは、この時点では、まだ知らない。
さらに、翌日があんなに素晴らしいイベントとなったことすら、まだ知らないのである。

イヒ。






「都会と田舎をつないで日本を元気にしよう!」 をコンセプトに、これまで田舎で畑を耕したり、都会で燻製やったり、集まって飲んだりと、地域活性のためのイベントを行ってきたgreensmile (略してグリスマ)。

グリスマ史上最大にして最高のイベントを開催することができました。
2012年8月26日(日)の“全快野菜屋ちゃん”。
田舎で採れた新鮮有機野菜や、田舎で細々と作っている隠れた逸品を、都会の商店街で売る、という構想のもと、数か月前から、計画していた珠玉のイベントです。

全快野菜ちゃん

品川区の青物横丁商店街で開催しました。
田舎の産物たちが、輝ける1日を過ごす場所を提供してくださった、青物横丁商店街の関係者の方々には、心から感謝申し上げます。

では、今回の田舎選抜チームを紹介します。
田舎代表選手:
・「檜原村平米ファームの野菜ちゃん」 東京都西多摩郡檜原村の耕作放棄地を、みんなでえっこらえっこら耕して復活させた畑の野菜。エースで4番的存在。前日の25日、グリスマのスタッフ自ら収穫に行ってきました。
・「古都奈良のイキイキ野菜ちゃん」 あおによし奈良県の田舎で大事に大事に育てられた有機野菜。頼れる女房役捕手的存在。
・「秩父の中身で勝負野菜ちゃん」 埼玉県秩父地方でカタチが悪いとはねられた、でも味がすばらしくおいしい野菜。代打の切り札的存在。
・「黒川村のこんぞの野菜ちゃん」 言葉に訛りのある新潟県胎内市で兼業でほそぼそと作っている家族野菜。目立たないが送りバントでチームに貢献する存在。
・「日本最古の麺三輪そうめんのふし」奈良の最高級のそうめんを誇る三輪そうめん。50時間以上熟成させたうまみがぎゅっとつまったふし。
・「檜原村の草木染めグッズ」 檜原村で天然の草木染めの工房を営むシゲタさんの商品たち。手作業なのでひとつひとつ顔が違います。

全快野菜ちゃん

なんともなんとも。充実の顔ぶれ。
グリーンスマイルでかねてからボランティアをしてくれているメンバー「グリスマちゃん」が18人も集まってくれて、会場設営からスタートです。

全快野菜ちゃん

看板の題字は、書道家の洋子さん作。洋子さんの書をもってすると、全快が本当に大全快!

全快野菜ちゃん

檜原村の野菜販売ブースのディスプレイも、チームプレイで仕上げました。手前味噌ですが秀逸なディスプレイに、こいつらただ者じゃないぜ、と実感しました。

全快野菜ちゃん

三輪そうめんのふしは、まず試食をしてもらって、その神髄を伝えました。
そうめんブースのチームは、34度を越える気温の中、タープの中でゆでる、という灼熱地獄。ちばちゃん、つのちゃん、本当にご苦労さまでした。

妙齢ギャルズに、ぴちぴちの女子大生が加わって結成された呼び込み隊。炎天下、通りでチラシやそうめんの試食を配ったり。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

すると...... オープンの11時から、数十分。事件は起きました。
各所から、悲鳴が......


実は、うれしい悲鳴です。「かぼちゃ、完売で~す!!」 「檜原の茄子、終わりましたー! 」 「ぎゃー、奈良の野菜売り切れですぅ」 「こんぞのみょうががぁぁぁぁ」 「そうめん、ふし、ラストです!」

全快野菜ちゃん

まさかの、早々完売に、スタッフ一同狂喜乱舞。
きっと先を急いでいるだろうに、自転車を急ブレーキで、止まって店を覗いてくれた品川のみなさん、グリスマちゃんのfacebookを見てわざわざ遠くから買いにきてくれたお友達、暑いだろう? って缶ビールを買ってくれた商店街のおじさん、本当にありがとうございました。

このマルシェ。野菜や特産品を販売しているだけじゃありませんよ。
都会と田舎が交流することも目的ですから、様々な催しも行いました。

おフランス仕込みのフラワーアレンジメントお嬢さん、しーさんによる簡単フラワーアレンジ教室。
品川のご婦人や、遊びにきたちびっこも参加してくれました。

全快野菜ちゃん

洋子さんの「もじくり」教室。「もじくり」とは「文字クリニック」のこと。普段我々が書いている文字を、大人っぽくカッコよく書く極意を無料にて講習。※参加者のグリスマちゃんたちが真剣過ぎてちょっとコワイ...

全快野菜ちゃん

それから、ナンシー関もびっくり、こじまんの消しゴムアートが手作り感に花を添えました。

全快野菜ちゃん

灼熱に負けない強いカラダは、ビールというエネルギー源の補給でつくる! (一部覚せいという声も)
地元商店街のスーパー「平野屋」さんが、販売用ドリンク(ビール・発泡酒・お茶)を提供くださいました。ビール30本のうち、12本は2人の女子で飲んだという実態。は、さておき、我々が熱中症にならずに済んだのは、半分は平野屋さんのおかげですよ。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

最後はたたき売りサービス販売で、ついに完売!

全快野菜ちゃん

都会と田舎というか、人と人がつながって、イベントは大成功でした。
事前の会議から始まって、準備の過程、そして26日の本番と、仲間ができあがって行くのを、実感しました。
前日の25日も暑かった! でも一緒に檜原村の平米ファーム に収穫に行ってくれたみんな。
商店街との交渉役から買い出しなど、品川にどっかり腰を据えて準備してくれたみんな。
それぞれ、日々お仕事があったり、家族もあったり、デートもあったりするのに、この日は全快野菜ちゃんの成功に責任をもって挑んでいました。

私は、この仕事のサガとでもいうのでしょうか。何かイベントを行う際、あとで記事にする、という視点から物事を見たり行動したりする部分がどうしてもあります。
だけど、26日は、ネタ仕込みやチャラついた気持ちなしに、「この仲間とこのイベントを成功させたい!」という想いで、売っていた気がします。

別媒体でも書きましたが、「参加」が「仲間」になって行く姿を、greensmileを通して実感することができました。

文字や言葉では、伝えきれないこともありますが、それは、この写真が物語ってくれるでしょう。
完売の後のすがすがしい面々。
全快野菜ちゃん
これが魂の乾杯だ!

全快野菜ちゃん

最後にあらためまして、関係者各位、ご苦労さまでした。ありがとうございました。
ということで、次回は、このマルシェ開催にあたり、前日の檜原村平米ファームでの収穫祭の模様を、番外編的にお届けします。








「都会と田舎をつないで日本を元気にする」ことを目指して活動しているグリスマ(あ、いきなり略しちゃった)は、東京都西多摩郡檜原村 に平米ファームを展開しております。ゆえに、毎月仲間を募って檜原村でイベントを開催しています。今回は夏の盛り7月21日、女盛り、男盛り、普段同じ盛り場をうろつくあいつ、酒と

言えば日本盛な、仲間たちで、檜原村に行って来ました。27人も集いました。いえい。
・・・・・・の後篇です。

――前回までのあらすじ。
武蔵五日市に集まった雨男ほか26名の二足歩行と1匹の四本足は、バスで檜原村に到着。のび太くんメガネのシゲタさんの染め工房で芸術をこらした藍染コースターに満足し、味噌になったら村で育てたきゅうりにべっとり塗って食べたいなぁという想いを抱いて大豆の定植を行い、土まみれの腹ペコとなった。飢えた野獣のように河原に下りると、眼下には、まるでプライベートビーチであるかのような、せせらぎ豊かな河原が広がっていたのでした。
そして!? 

全快野菜ちゃん

おっといけない。
河原に下りる前に、村の酒屋さん「西川屋」でそれぞれ飲み物を調達しました。なんだか懐かしいこの佇まい。前掛けつけたサブちゃんが、瓶ビールをケースで届けてくれそうな、そんなお店です。実はこの西川屋さん、檜原村ツイートで有名な方らしいですよ! 檜原村について、地元ネタやリアル情報を知りたかったら、twitterで探してみてね!

全快野菜ちゃん

腹の虫が激怒を始める午後2時。早く食べたい飲みたい妙齢の男女の、BBQ準備のテキパキ具合ったら。ひょっとして、君たち、BBQ検定持ってるのかい? ってくらい、すごいチームワーク。あ、言っときますが、この日が初対面って方、大勢ですからね。一緒に染物したり、畑仕事したりすると、生まれるものですね、連帯感。え? 空腹パワーが絶大だったって? はぁ、そうとも言います。とにかくですよ、先生。クラスにまとまりを作りたかったら、ハングリーにさせておくことですね。無気力の原因は、満腹感なんじゃないかと。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

それはさておき、ようやく炭に火が入り、野菜ちゃんや肉、そして魚介なども登場して、河原BBQのスタートです。
greensmileの代表、てーさんの挨拶にも熱がこもります。私には、十戒のモーゼに見えてきましたよ。目の前の道が開けそうです。

全快野菜ちゃん

はい。かんぱーい!

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

グリスマでは、「平米ファーム」を展開しています。「平米ファーム」というのは、村人が耕せなくなった休耕地を開墾し、希望者が1平米ごとにオーナーとなってMy畑(マイバタ)を持つ。My畑で野菜を栽培し、都会で売るなり田舎でそのまま食べるなり、とにかくそこを通じて田舎と都会がつながろう! というgreensmileのチャレンジプロジェクトです。

前篇でも述べましたが、今回は、「平米ファーム」には行きませんでした。が、オーナーさんたちのカブを間引きさせていただいて(大きく育てるためでスヨ)、BBQで焼いて食べました。カブの葉っぱは焼いて食べるとポテトチップスみたいになっておいしいんだな、これが。嘘だと思ったらやってみ! そして「平米ファーム」に来てみ!(←これが言いたかった)

全快野菜ちゃん

6月の「失われた登山道復活」イベントに続いて、とりあえず、言わせてもらいますね。
草食男子よ、肉を食え。

全快野菜ちゃん

みんなの服装からお察しいただけると思いますが、この日の気温は、アンダー20度。真夏のBBQではありますが、クリームシチューも作りました。まるで石原軍団の炊き出し。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

ビールだって野菜だって、この水で良く冷えました。

全快野菜ちゃん

他称“中井貴一”のMr.ライトは、ポマードがなかったので、この水温なのに頭をぬらして、横ワケを作っていたという、芸人魂。寒そうでしたが...

全快野菜ちゃん
それを皮切りに、みんな水の中に入り始めて、苦行のような水遊びの開始。
しかし、水に強いはずの、黒い四本足のこのお方は、冷たさにおののいていました。だよね。犬だって辛いくらいの水温だったもの。

全快野菜ちゃん

楽しい時間というのは、あっという間に過ぎてしまうもので。

全快野菜ちゃん

みんな、忘れてはいけませんよ。シゲ田さんのところで染めたコースター。そろそろ乾いている頃では?
ということで、直弼の掛け声による一本締めで、BBQは修了いたしました(宴たけなわではございましたがね)。

全快野菜ちゃん

軽く酔いながらシゲ田さんの元に戻りますと、藍染ちゃん、なんともいい感じに仕上がっておりました。思い出だけではなく、お土産も手にしたご一行でした。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

午後5時40分。武蔵五日市行きのバスの時間です。前篇の冒頭に掲載した集合写真は、ここで撮影したんですねぇ。

全快野菜ちゃん

とりあえずスタッフと村への居残り組は、バスを見送りました。居残り組は、何をしたのかって? はい、前回の檜原村のイベントで知り合った村会議員さんが、古民家を改装して、ゲストをお迎えできるとのお話をしていたのですが、そこに飛びついた女子4人が、「ぜひ、泊まってみる」とのことで。

全快野菜ちゃん

さぁ、この檜原村古民家宿泊が、どんな体験であったか...は、いつかご紹介したいと思います。こうご期待! (私は聞いております。かなりワイルドだったらしいです)

次回「平米ファーム檜原村」イベントは、8月25日(土)の「平米ファーム収穫祭」です。今回の参加者はもちろんのこと、多くの方々の参加をお待ちしています。
イベント告知は、facebooグループ「greensmile」kと、あと、じゃじゃじゃじゃじゃーーん。本当にまもなくオープンする、greensmileウェブサイト(www.greensmile.asia)で行います。

あと、どうしても言いたいことがありまして。8月26日(日)に前日に収穫した野菜を品川の青物横丁商店街で販売する「全快野菜屋ちゃん」を開催します! この連日のイベントによって、グリスマのコンセプトである「都会と田舎をつなげる」ことが、ひとまず叶うかなぁと思っています。こちらも、多くの方の参加をお待ちしています。


全快野菜ちゃん
こぼれ話;
河原でビールが足りなかったので、西川屋さんへ買い出しに行く坂の途中。斜面で脚を踏ん張って草刈りをしていたおっちゃん。「おーぃ、何しているんだねぇ?」と声をかけてきました。ので、「河原でBBQしていました~」と答えましたところ、「いやいや、ご苦労なこったね。疲れただろう? 」って。どう見ても、おっちゃんの方が重労働をしているようですが、村の人は、屈強ですね。しかし、道を歩いていて出会う(数少ない)村人は皆、こうして声をかけてくれるという、なんか、ほっこりしたものが、村にはあります。
ニッポン列島住人の皆様、TUBEよりも暑い夏、熱い奴、いかがお過ごしですか?
週末のgreensnile(略したければグリスマでいいよ)イベントに参加した私たちは、お天道さまと雨男さまのご好意により、涼しく、楽しい一日を檜原村で過ごしてきました。
「都会と田舎をつないで日本を元気にする」ことを目指して活動しているグリスマ(あ、いきなり略しちゃった)は、東京都西多摩郡檜原村 に平米ファームを展開しております。ゆえに、毎月仲間を募って檜原村でイベントを開催しています。

全快野菜ちゃん

今回は夏の盛り7月21日、女盛り、男盛り、普段同じ盛り場をうろつくあいつ、酒と言えば日本盛な、仲間たちで、檜原村に行って来ました。27人も集いました。いえい。
村の染物屋さん、酒屋さん、古民家の主、草刈りおじさん、など村人とも交流があり、ディープなイベントだったので、2回に分けてレポートしたいと思います。申し遅れました、ワタクシ、グリスマ広報の黒川豆です。最近の日差しでで真っ黒気味。

今回の檜原村は、いつもとちょっと違う。それは、平米ファームでの作業はおやすみしたというところ。自分らのテリトリーから少し離れ、村人の胸に飛び込んで行ったのです。この日は、グリスマ成長の第一歩でした。

JR中央線の武蔵五日市駅に集合した私たち、まずは路線バスに乗って、檜原村の染工房シゲ田 さんを訪ねました。檜原の大自然の中、丁寧に染めを行っている工房で、染め体験です。

全快野菜ちゃん

シゲ田さんちの真ん前にバス停があるのに、武蔵五日市から急行バスに乗っちゃったため、ちょっと先のバス停からトラック輸送(警察さん、読まないでね!)。この時点で、村感にどっぷり染まりました。

全快野菜ちゃん

シゲタさん、こんにちは。のび太くんの丸メガネの素敵なおじさん。雰囲気あり過ぎ。

全快野菜ちゃん

ここで、コースターを2枚ずつ染めました。まずは、図柄を選び、柄の部分に糊をべっとりつけまして。

全快野菜ちゃん

たっぷりの藍に漬け込みます。タップリノアイ。ドップリノアイ。YES! フォーリンラブ。
この藍について、「これは創業以来注ぎ足して使っているのですか?」という質問が。鰻屋か!

全快野菜ちゃん

3分後、液から出すと、藍色じゃなくて、グリーン! これを酸化させて藍色に。
この工程を繰り返し、糊を洗い流すと、模様がくっきり浮き出てくるのです。
この緩い行程がたまらんのです。大自然の中で、藍染めをするなんぞ、畑仕事泥まみれ集団の私たち、みんな虜になっておりました。

全快野菜ちゃん

ご覧あれ。秀作たち。の一歩手前たちが、檜原の風にそよいでいます。

全快野菜ちゃん

嗚呼、このコースターそよそよを眺めながら、乾くのをのんびり待っていたいですねぇ。
そよそよそよそよ......

と、問屋とグリスマは卸しませんよ!
藍染めが渇くまでの間、竹さん(檜原村に移住した熱い男)指揮のもと畑仕事泥まみれ集団の本領を発揮じゃー。

全快野菜ちゃん

みなさんは、豆が好きですか? えーっと、ワタクシメのことではなく、豆腐になったり味噌になったり、ビールのお供枝豆になったり、畑のお肉としてベジタリアンの救世主の、アレです。
シゲタさんちの裏の大豆畑の、植え替えをしました。
大豆の苗をこうやって掘り起こして。

全快野菜ちゃん

畝に運んで、植えます。これが、スピードとチームワークを要する大変な仕事でありました。
大豆は強い。大豆はどこでも生きていける。と、言いますが、こいつ、とても貴重ないいやつらしく、植え替えでもたついている間に、ぐったりしてしまうのです。だから、バケツリレーのように、えっこらえっこらチームワークを発揮しました。

全快野菜ちゃん

期待以上の働きをした(はず)。
この大豆を収穫したら、村のお豆腐屋さんに卸すらしいです。問屋とグリスマは卸さなかったけど。そして、おいしいお豆腐となったり、味噌となったりして、いろいろな人に栄養を与えるんですね。
あー、いい仕事した。みんなの顔にそう書いてありました。え? 見えないって。ああ、これ、あぶり出しなんで。

全快野菜ちゃん

しかし、この日は、東京地方(とくに山沿い)は「雨」の予報。
にもかかわらず、染め体験も大豆の植え替えも、雨ふらず。なんたる幸運。あの雨男がいたのに? しかも自称ゲリラ豪雨男が2人もいたのに? 

さて、大豆の植え替え終了したのが、午後2時。みんなのお腹はぺっこぺこ。この後は、すぐそばの河原に下りてBBQです。
雨上がりの河原は、五月雨を集めて早し最上川状態でしょうか...... 河原のBBQの模様は、次回のお話といたしましょう。

前篇は、とにかく、雨雲の忍耐力に感謝ということで、締めくくります。
お後がよろしいようで。



都会と田舎をつないで日本を元気にしよう! にっこり、ふふふ、わっはっは! と立ち上がったgreemsmile(グリーンスマイル)のチャレンジとし てはじめた「平米ファーム in 檜原村」。4月に開墾した(前回のブログ参照)畑の野菜も育ってきたみたいだし、6月10日(日)久しぶりに檜原村に行ってきました。
・・・・・・の後篇です。

――前回までのあらすじ。
武蔵五日市に集まった体力のアリアリ余った(ほぼ)若者たちは、バスで檜原村の竹ハウスに到着すると、心臓破りの階段で息を切らし、ジャングルを切り開くように登山道を再生し、飢えた野獣のように下山すると、そこには「平米ファーム」という名の畑がありました。
そして!? 

全快野菜ちゃん

何十年も放置されて失われてしまった登山道を復活させるという使命を果たした午後12時。
参加者のお腹はすっかり、ぐー。

「平米ファーム」というのは、村人が耕せなくなった休耕地を開墾し、希望者が1平米ごとにオーナーとなってMy畑(マイバタ)を持つ。My畑で野菜を栽培し、都会で売るなり田舎でそのまま食べるなり、とにかくそこを通じて田舎と都会がつながろう! というgreensmileのチャレンジプロジェクトです。

4月に植えた野菜が、そろそろ間引きの時期。
かぶなんて、8時代の銀座線みたいにこんなぎゅーぎゅーに肩を寄せ合って早く抜いてあげないと!
まずは、My畑オーナーさんたちが間引き(という名の収穫)。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

かぶは、案外するっと抜ける。

全快野菜ちゃん

みんな飢えてますから、このままがぶっといっちゃっている人もいます。
「平米ファーム」の野菜は無農薬なので、畑からそのまま食べられます。土がついていても、そんなのオッパニャハー(クメール語で問題なし)。

全快野菜ちゃん

ここは決してかぶ畑ではありませんよ。
スナップえんどうも収穫です! これ、びっくりするくらい甘いの。だから採っては食べ採っては食べ、軽く食べ放題みたいになってました。
豆と名乗らせていただいている、このわたくし、不肖黒川豆。他人の気がせず、いとしさと切なさと心強さがむぎゅ。

全快野菜ちゃん

オラさ、根菜も食いてぇだぁ~。と思ってたら、じゃがいもも収穫できた! 

全快野菜ちゃん

野菜の収穫って、なぜ、こんなにも心を満たすのでしょう。ほらこのみんなの笑顔! 

全快野菜ちゃん

不機嫌な顔して野菜を収穫する人っていないよね。これぞgreensmile! あんたの不機嫌な彼女、ハイヒールなんて脱がせてここへ連れておいでよ。

全快野菜ちゃん

そんな感じで心を満たしても、満たされないのが胃袋でございます。
竹ハウスに帰ってBBQと行きましょうかね。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

こんな景色の坂道を下りていくのですよ。(再確認させていただきますが、ここ、東京都でスヨ)

竹ハウスに着いたらすぐに食べたい。
さーさーさー、炭おこして、野菜切って、コップに酒ついで、かんぱーーーーーーい。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

草食男子よ、肉を食え。

全快野菜ちゃん

一緒に、ひとつのことをやり遂げた仲間と食べるBBQは格別。
ビールなんて、直で体の細胞になっちゃっている感じ。この細胞が体内で分裂して、隅々まで幸せを運ぶんだ。

幸せといえば、このgreensmileの活動をいつもスタッフとして支えてくれている2人が結婚した。
ちょっとサプライズでお祝い。

全快野菜ちゃん

さて、このBBQ。なんと、檜原村の村会議員さんらが視察に来ましたよ。
「うるさーーーい!」って叱りにではなく、「一緒に村を盛り上げよ!」って。
地味に活動していた我々ですが、今回は、念願の村人とつながることができました。

全快野菜ちゃん

これぞ、田舎と都会をコネクト。

84歳(10分後に歳を聞くと85歳に増えてた)の村のおばあちゃん「まっちゃん」も遊びに来てくれました。
一緒に日本酒を飲んで交流。
次に村に来たら、お家に遊びにおいでよ、と、まっちゃん。家にカラオケセットがあるんだって。
でも、10分で1歳をとっちゃうから、次来たら200歳くらいになってるかもね。

全快野菜ちゃん

参加者と村人とおばあちゃんと楽しい時間を過ごしていたら、あっという間に帰りのバスの時間となりました。
名残惜しいところで終わるのがいいんです。
だって、また続きをやりに来たくなるでしょ。

バスが来る前に、バス停で、みんなで記念撮影。(まっちゃんもいた)

全快野菜ちゃん

笑顔こぼれる日曜日でした。
みんないろいろな気持ちで帰路についたと思います。

全快野菜ちゃん

後日談です。「日曜日BBQ行こうぜ!」の誘いで参加し、ただ食べるだけかと思いきや、うっかり騙されて山登りの上に巨木と対峙させられた若者から、スタッフKちんのもとにメールが届きました。
「とても楽しかったので、また誘ってください」

こんな言葉が、私たちの原動力となるのですね。
次回「平米ファーム檜原村」イベントは、7月21日(土)です。今回の参加者はもちろんのこと、多くの方々の参加をお待ちしています。
イベント告知は、facebooグループ「greensmile」kと、あと、じゃじゃじゃじゃじゃーーん。まもなくオープンする、greensmileウェブサイトで行います。(www.greensmile.asia)だよ。

2回に分けて今回のイベントのレポートをお届けしました。参加者そして関係各位ありがとうございました。
最後に一言だけ。

オラ、ニッポンの野菜が、好きだーーー。