このブログでもしつこいくらい書いていますが、東京都下にありながら限界集落崖っぷちの檜原村の耕作放棄地に野菜を実らせ、その野菜を都会で販売して、笑顔をつなごう! という構想です。
まず、平米ファームをレンタルしてオーナーになった都会の若者(若くなくてもいいのだけれど)が、毎月檜原村に行って村人と交流したら、1にっこり。村のレストランで食事をしたり酒屋さんでビールを買ったら、1にっこり。
畑で汗をかいて飲むビールは10にっこり(私の場合ね)。そこで採れた完全無農薬野菜を、都会の商店街で販売したら、また1にっこり。
そうです。にっこりがたくさんの平米ファームです。
さて、4ヶ月1クールで野菜を作っている平米ファームの第2期の収穫が去る、猿、いろんな意味でサル11月17日に開催されました。

平米ファームをレンタルしているオーナーと、greensmileのイベントとして楽しみに参加してくれたメンバーが武蔵五日市駅からバスでガタガタGO、檜原村に集いました。
この日の天気予報は、雨。単なる雨ではなく、激しく雨! とにかく、大雨にならないうちにさっさと畑で収穫をしてしまうしかない!
1か月前間引き収穫した際には、まだまだもりもり野菜たちが育っていたので、今日は抜いてあげよう! と意気揚々。

ところが......、ぬ!!! 荒れて、おる。畑が、荒れて、おる。
食い散らかされて、おる。
うきゃーーーーーーー。獣害というやつです。猿たちがやって来て、平米ファームの野菜をあらかた食べて行ってしまったようです。
猿、猿、猿のやつ。さぞかしおいしかったことでしょうね。無農薬の循環栽培で、しかも固定種のみを植えたこの畑の野菜はよぉ。
ま、気を取り直して、残っているものだけでも収穫しよう。ほら、災い転じて服と茄子、あ、福と成すと言いますし。
そしたら、自称晴れ女のワタクシ黒川豆のお陰様をもちまして? はっはっはー。雨なしの収穫がやれてしまいました。

雨男様が、今回は入村しなかったからか、お猿さんが「申し訳ねぇっす、食ってしまってごめんなぁ。せめて雨は降らせねぇすけ、勘弁してけろぉ、うきー」と、はからってくれたのでしょうか。
なんとか、次の日に、品川の青物横丁商店街で開催するマルシェ「全快野菜屋ちゃん」に出荷する分は確保できました。



せっかくの収穫祭なので、今回もみんなでおいしいものを食べましょう!
ということで、畑で収穫した野菜を入れたサラダと、冷えた体を温めてくれる鍋とおでんを作りました。

ビールは、村の酒屋さんで何十本と買わせていただきあましたよー。そんで、乾杯!

それから今回は、第1期からずっと念願だった、平米ファームの看板を作成しました。手作りです、もちろん。
ファーム全体の看板は、greensmileのロゴの生みの親である、デザイナーの村井が描きました。
オーナーさんは、それぞれ自分の看板を作りました。
猿め! この看板見たから近づくべからず。


なんとなんと、今回は、あの! あの! 山形ガールズファームから、ゲストをお迎えしておりましたー。ひゅーひゅー、パフパフ、いえーい。
那須野さんです。彼女にじっくり、本物の農業のお話をきいたり、竹灯籠のワークショップも受けました。

このころには、雨が、土砂降りになったけれども、みんな雨にも負けず楽しんで帰りました。
竹を切ってくれた、ナオスケ、ケンタロウ、ご苦労さまでした。
竹灯籠は、ろうそくをともすと、こんなに、ロマンチックなインテリアになります(写真はおだじょ作)。

ということで、この日の収穫祭は、これでおしまい。
寝て起きて、翌日は、野菜たちが、都会デビューを果たすgreensmile主催のマルシェ「全快野菜屋ちゃん」です。
その様子は、また、別のお話し。