グリスマ史上最大にして最高のイベントを開催することができました。
2012年8月26日(日)の“全快野菜屋ちゃん”。
田舎で採れた新鮮有機野菜や、田舎で細々と作っている隠れた逸品を、都会の商店街で売る、という構想のもと、数か月前から、計画していた珠玉のイベントです。
品川区の青物横丁商店街で開催しました。
田舎の産物たちが、輝ける1日を過ごす場所を提供してくださった、青物横丁商店街の関係者の方々には、心から感謝申し上げます。
では、今回の田舎選抜チームを紹介します。
田舎代表選手:
・「檜原村平米ファームの野菜ちゃん」 東京都西多摩郡檜原村の耕作放棄地を、みんなでえっこらえっこら耕して復活させた畑の野菜。エースで4番的存在。前日の25日、グリスマのスタッフ自ら収穫に行ってきました。
・「古都奈良のイキイキ野菜ちゃん」 あおによし奈良県の田舎で大事に大事に育てられた有機野菜。頼れる女房役捕手的存在。
・「秩父の中身で勝負野菜ちゃん」 埼玉県秩父地方でカタチが悪いとはねられた、でも味がすばらしくおいしい野菜。代打の切り札的存在。
・「黒川村のこんぞの野菜ちゃん」 言葉に訛りのある新潟県胎内市で兼業でほそぼそと作っている家族野菜。目立たないが送りバントでチームに貢献する存在。
・「日本最古の麺三輪そうめんのふし」奈良の最高級のそうめんを誇る三輪そうめん。50時間以上熟成させたうまみがぎゅっとつまったふし。
・「檜原村の草木染めグッズ」 檜原村で天然の草木染めの工房を営むシゲタさんの商品たち。手作業なのでひとつひとつ顔が違います。
なんともなんとも。充実の顔ぶれ。
グリーンスマイルでかねてからボランティアをしてくれているメンバー「グリスマちゃん」が18人も集まってくれて、会場設営からスタートです。
看板の題字は、書道家の洋子さん作。洋子さんの書をもってすると、全快が本当に大全快!
檜原村の野菜販売ブースのディスプレイも、チームプレイで仕上げました。手前味噌ですが秀逸なディスプレイに、こいつらただ者じゃないぜ、と実感しました。
三輪そうめんのふしは、まず試食をしてもらって、その神髄を伝えました。
そうめんブースのチームは、34度を越える気温の中、タープの中でゆでる、という灼熱地獄。ちばちゃん、つのちゃん、本当にご苦労さまでした。
妙齢ギャルズに、ぴちぴちの女子大生が加わって結成された呼び込み隊。炎天下、通りでチラシやそうめんの試食を配ったり。
すると...... オープンの11時から、数十分。事件は起きました。
各所から、悲鳴が......
実は、うれしい悲鳴です。「かぼちゃ、完売で~す!!」 「檜原の茄子、終わりましたー! 」 「ぎゃー、奈良の野菜売り切れですぅ」 「こんぞのみょうががぁぁぁぁ」 「そうめん、ふし、ラストです!」
まさかの、早々完売に、スタッフ一同狂喜乱舞。
きっと先を急いでいるだろうに、自転車を急ブレーキで、止まって店を覗いてくれた品川のみなさん、グリスマちゃんのfacebookを見てわざわざ遠くから買いにきてくれたお友達、暑いだろう? って缶ビールを買ってくれた商店街のおじさん、本当にありがとうございました。
このマルシェ。野菜や特産品を販売しているだけじゃありませんよ。
都会と田舎が交流することも目的ですから、様々な催しも行いました。
おフランス仕込みのフラワーアレンジメントお嬢さん、しーさんによる簡単フラワーアレンジ教室。
品川のご婦人や、遊びにきたちびっこも参加してくれました。
洋子さんの「もじくり」教室。「もじくり」とは「文字クリニック」のこと。普段我々が書いている文字を、大人っぽくカッコよく書く極意を無料にて講習。※参加者のグリスマちゃんたちが真剣過ぎてちょっとコワイ...
それから、ナンシー関もびっくり、こじまんの消しゴムアートが手作り感に花を添えました。
灼熱に負けない強いカラダは、ビールというエネルギー源の補給でつくる! (一部覚せいという声も)
地元商店街のスーパー「平野屋」さんが、販売用ドリンク(ビール・発泡酒・お茶)を提供くださいました。ビール30本のうち、12本は2人の女子で飲んだという実態。は、さておき、我々が熱中症にならずに済んだのは、半分は平野屋さんのおかげですよ。
最後はたたき売りサービス販売で、ついに完売!
都会と田舎というか、人と人がつながって、イベントは大成功でした。
事前の会議から始まって、準備の過程、そして26日の本番と、仲間ができあがって行くのを、実感しました。
前日の25日も暑かった! でも一緒に檜原村の平米ファーム に収穫に行ってくれたみんな。
商店街との交渉役から買い出しなど、品川にどっかり腰を据えて準備してくれたみんな。
それぞれ、日々お仕事があったり、家族もあったり、デートもあったりするのに、この日は全快野菜ちゃんの成功に責任をもって挑んでいました。
私は、この仕事のサガとでもいうのでしょうか。何かイベントを行う際、あとで記事にする、という視点から物事を見たり行動したりする部分がどうしてもあります。
だけど、26日は、ネタ仕込みやチャラついた気持ちなしに、「この仲間とこのイベントを成功させたい!」という想いで、売っていた気がします。
別媒体でも書きましたが、「参加」が「仲間」になって行く姿を、greensmileを通して実感することができました。
文字や言葉では、伝えきれないこともありますが、それは、この写真が物語ってくれるでしょう。
完売の後のすがすがしい面々。
これが魂の乾杯だ!
最後にあらためまして、関係者各位、ご苦労さまでした。ありがとうございました。
ということで、次回は、このマルシェ開催にあたり、前日の檜原村平米ファームでの収穫祭の模様を、番外編的にお届けします。