こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

夏休みがスタートし、日に日にこんがりとしていく小さい生徒の皆さんを見ながら、先生たちは発表会の準備をわくわくしながら進めています。

お家でもたくさん振り付けを練習しているよ!という皆さんのお話を聞いて、ラストスパートにギアをあげているので、出演する生徒の皆さんも、お教室で振り付けに参加している皆さんも、どうぞ楽しく、そして一生懸命に、レッスンや振り付けに取り組んでくださいね!

先日、木村が指導に伺っている埼玉のバレエスタジオの発表会が開催されました。
こちらも「振り付けだけに終始する」のではなく、レッスンもきちんと行いながら振り付けの練習を積み重ねて本番をむかえました。

発表会の練習は、先生たちもいつも以上に生徒の皆さんを観察し、やりたいことと、やるべきことのバランスを見ながら、そして子どもたちの伸び代も想像しながら振り付けを進めていきます。

はじめのうちは「あらら…?」という生徒さんも、音楽に親しみ、振り付けのステップにトライし続けているうちに「あ、出来た!」という瞬間を体験し、その積み重ねによって、物事に取り組む強さや勇気、そして小さな達成感を経験していくことによって、自信をもって本番の日をむかえているように思います。

発表会は大人のために行うのではなく、あくまでも生徒である子どもたちの成長のために行います。
そこに子どもたちに対しての期待や予想、サポートはあっても、大人の欲が優先されることが、大人の都合が優先されることがあってはいけません。

舞台袖で「どきどきする~」と言いながらも、しっかりと板の上に立ち、踊りを披露出来た子どもたち、舞台機構の調整で本番当日に立ち位置が変わっても「大丈夫、わたし出来るよ」と言ってくれた生徒さんもいて、担任ながら感心したことも多々ありました。

発表会を通じて、舞台を通じてバレエにより親しみ、課題に取り組むだけでなく、わずか数ヵ月でひとりの人間としても強く、たくましく成長を遂げる子どもたちの様子を目の当たりにして、改めて<発表会の意味>を再確認した1日となりました。(木村)