こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

先週、みなとシティバレエ団附属バレエスクールの発表会が終了いたしました。

港区芝の小さなスタジオでレッスンをスタートさせてから、今回の発表会で10周年をむかえることが出来、お教室の数も現在進行形で増えており、たくさんの生徒の皆さんがレッスンを続けてくださった結果、今年度は2日に分けての発表会となりました。
この暑さにも負けずレッスンと踊りの練習に励み、本番当日きらきらと舞台の上で輝く子どもたちの様子を間近で見ることが出来、講師一同も幸せな2日間となりました。
これも一重にみなとシティバレエ団附属バレエスクールの理念や方針にご賛同いただき、ご協力くださる保護者のみなさまのおかげと、この文面をもちまして改めてお礼申し上げます。

池上校は今年で2度目の発表会参加となりましたが、生徒さんの人数も増え、より賑やかに、そして池上校らしくマイペースに発表会での1日を過ごしていたように思います。
豊かな感受性の持ち主の多い池上生ですので、ともすればどきどきしてしまい過ぎないか…などと心配することもありますが、楽屋からの移動でも「あ、せんせ~い!ばいば~い!」と朗らかに手を振っていく生徒さんもいて、小さいながらその頼もしい様子に、子どもたちの成長を見るような思いでした。

発表会での課題曲には、子どもにとって雰囲気をつかむことの難しいプロコフィエフ作曲のものが用意されていましたが、「お家でも練習してきたよ~」という子どもたちもいて、小さいうちから様々な音楽や芸術に触れることの大切さを再確認しました。
音楽にしても調や拍、作曲家の名前や歴史など、学び始めればきりがありませんが(そしてそれもとても楽しい時間ですが)、まずは難しいことを知るよりも触れること、感じることが、子どもたちの柔らかい心や感性にとっては重要で、大人が先にリミットを設定したり、屋根をかけてしまうのは本当にもったいないこと。
むしろそのような子どもたちの感性に、大人の方が便乗し、新しい体験として楽しめるくらいになりたい、と思いました。

またここから基礎レッスンの日々が続きますが、子どもたちの心身の成長をより促して行けるようなレッスンを手渡し、共に歩んでいく「教育」と「共育」の池上校をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。(木村)