こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

ひなまつりを過ぎても雪がちらつくような寒い日が続いていますが、体調をくずしている人はいませんか??
3月は卒園式、卒業式など大切な行事もあるかと思いますから、しっかり体調を整えて、元気に過ごしましょうね。
(特に小さいお子さんはエネルギーを貯めておけない上に、この寒さやイレギュラーのスケジュールなど、体力を奪われることも多いので、お昼寝やこまめな補食でエネルギー切れを防ぎましょう。)

年が明けてからこの数週間、新しいお友だちがみなとシティバレエ団附属池上バレエスクールに加わっています。
年齢に関係なく、仲間同士が仲良くレッスンしている池上校のみなさんですが、楽しいばかりではなく改めてレッスンのルールやお約束をしっかり守って、小さなバレリーナとして成長していっていただけたらと思います。

まずはご挨拶。
担任の先生にだけでなく、クラスメイトのお友だちや、その保護者の方にも元気良くご挨拶しましょう!
体験レッスンなどの際には校長のゆたか先生や、まもる先生なども居りますので、生徒のみなさんだけでなく、保護者のみなさまともご挨拶出来ればと思います。

そしてお荷物の整理整頓。
各クラスで生徒さんが増えてきましたので、更衣室が混雑したり、お荷物入れの棚がいっぱいになることがあります。
レッスンの行き帰りは、出来るだけ稽古着(レオタード、タイツ、スパッツ)の上から脱ぎ着のしやすい羽織ものなどを着てスタジオへいらしてください。
貴重品やおもちゃなどレッスンでは使わないものは持参せず、お荷物はまとめて棚にきちんとしまいましょう。

レッスンが始まる前にはお手洗いを済ませて、身だしなみを整え、「バレエのレッスンをする」ためのスイッチを入れましょう。
お友だちと遊んだ流れでレッスンに来たり、朝寝坊からばたばたとご用意したりすると、特に小さいお子さんは気持ちの切り替えが難しくなりますから、レッスン前後のタイムマネジメントを心がけると良いですね。



レッスンが始まったら、先生のお話をお耳だけでなく、お顔も向けて聞きましょう。
先生のお話にはレッスンそのもののお話だけでなく、クラスの環境整備や安全確保の声がけも含まれていますから、楽しくなりすぎた時ほど、先生がお話を始めたらお話を聞くようにしましょう。

大きいお姉さん、お兄さんは小さい子たちのお見本ですから、レッスンのワークに一生懸命取り組むだけでなく、もし小さい子たちが困っていたり、迷子になりそうなら助けてあげたり、先生に声をかけたりして、教えてくださいね。(みなさんの中からいつかバレエの先生が育ってくれたら嬉しいです!)

そしてバレエのレッスンは真剣に取り組むものでもありますが、何よりも「真・善・美」を体現する「生きた芸術」ですから、音楽に親しみ、想像力をはたらかせながらバレエのレッスンを楽しんでもらえたらと思います。

「敷居が高そう…」と敬遠されがちなバレエですが、人間が古来から親しんで来た音楽と踊りを学び、楽しむための習い事です。そしてそのレッスンを通じて集団行動や、マナー、ルールなど協調性を学び、その中から改めて立ち現れる個性を育てていくことか期待出来ます。
心身の成長とともに上達していく芸術ですので、時間がかかることもあるかもしれません。ですが、時間がかかる分だけ子どもたちの心の深いところで響くものがあり、それが子どもたちの心を彩り豊かに、そしてその学びを実り多いものにすることでしょう。(木村)