<新型インフル> 日本での「感染確認者」が1000人の大台を超える
さきほど、日本での新型インフルの「感染確認者」の累計数が
どうやら、1000人を超えたようですね。
米軍基地の方々も入れての数ですが。
予想より、若干、早いペースですね。前倒しは、勘弁ね。
この分じゃ、秋以降の臨床は、更に大変になるな・・・。
抗うつ薬に「攻撃性増す」可能性 厚労省が注意喚起
SSRIは1999年5月から販売を開始、
現在は商品名で「パキシル」「デプロメール」「ルボックス」「ジェイゾロフト」の4種類。
最も投与患者が多いパキシルは年間約123万人(推計)に投与されている。
コメント:
以前から、言われていた副作用の顕在化・・・。
欧米では社会問題になってた。
社会・文化論にもなっている。
日本でも、ようやくドクター・レター(医師への注意喚起)の発行か。
(注:医薬品の添付文書にも「赤」で、よく注意・観察するように示される。)
使用している方で、ちょっと調子がおかしいなあと思った人は、
主治医に相談してくださいね。
5年以内にiPS再生医療 文科省目標示す
iPS細胞の特性を評価し、高品質に作製する方法確立(2年以内)を最も重視し、
再生医療のほか、万能性獲得の仕組みなどの基礎研究(5年以内)、
病気の解明や創薬に向け、患者の細胞をもとにした病気の特徴を持つiPS細胞作製と
さまざまな細胞のバンク構築(2年以内)などを内容とする計4分野を挙げた。
再生医療は、患者自身のiPS細胞から目的の細胞をつくり、
拒絶反応がなく移植できるようにする。
加齢黄斑変性という目の病気の治療につながる網膜色素上皮細胞は5年以内、
心筋は5~7年程度、
白血病や再生不良性貧血の治療を想定した造血幹細胞は7年後以降などを目標にした。
ただ臨床研究をするには現在まだない指針を策定しなければならず、
一般の治療になるのは安全性確認などが必要で、さらに先になる。(共同)
コメント:
まず、これからの2年・・・「iPS細胞の特性を評価し、
高品質に作製する方法確立(2年以内)」の内容次第ですね。
いつ、臨床研究・試験の第一段階に進めるかは・・・。
前に書いたように、Nature誌に山中先生が語ったように、リサーチツール
(例えば、医薬品評価のための道具)としてなら、3年から4年以内に。
10年以内に「(ヒトでの)臨床試験」に入りたいというのが常識的な線です。
なお、その間にも、各疾患の新規治療でも、そこそこのものが出てきます。
だから順調にいけば、それらと、このiPS細胞研究の成果との組み合わせによる
「臨床研究・試験」も考慮しなければならないでしょう。
やるからには、考えられる最高の医療を患者さんに提供したいですからね。
メタボ健診の受診率25% 周知不足、実施態勢強化が課題
国が掲げた12年度までの目標値は65%だが、08年度は初年度ということで、
市町村の取り組みが遅れている実態や実施状況に格差があることが浮き彫りになった。
特定健診は腹囲や血圧、血糖値などから、
心筋梗塞などのリスクが高いメタボリック症候群を早期に発見し、
保健指導で医療費を減らす狙いで始まったが、
周知不足などから受診率が伸びなかったとみられる。
受診率が低いと、後期高齢者医療制度への支援金増額などの罰則が科される可能性もあり、
今後自治体の多くは実施態勢の強化など受診増に向けた対策が大きな課題となりそうだ。
政令市の状況をみると、特定健診の受診率は、仙台市の49%が最も高く、唯一4割を超えた。
次いで千葉(36%)、さいたま(35%)、新潟(30%)の順。
このほかの市はいずれも10~20%台。
今回判明した受診率は、07年度まで住民対象に実施されていた
「基本健診」の受診率に近い自治体が多く、半分程度に下がった自治体もあった。(共同)
コメント:
周知不足って言うけれど、こんなもんだと思いますよ。
それに、メタボ検診で医療費は減らせません。
逆に増加しますよ。これは、医療経済学の国際常識です。
識者は、たとえば、高額な医療費がかかる心筋梗塞患者の総医療費が、
「予防医療の推進」によって減らせると思ってるのでしょうけれど・・・。
そうは、ならないのです。残念ながら。
医療費削減を第1にするのではなく、
「まともな医療にはお金がかかる」という現実を認識し、
医療・福祉には、国民合意の下で更に税金をつぎ込むことが望ましいでしょう。
人々のQuality of Lifeの向上のために何をすべきかを第一義に考えるべきです。
新型インフル、9割が第2波懸念 三菱総研が意識調査
三菱総研は「毒性を強めたウイルスが第2波として到来した場合、
今回以上の混乱が予想される。
事前の準備について、国や自治体が積極的に情報提供する必要がある」と指摘している。
調査は9、10日の2日間実施。有効回答者数は1032人で、男女とも516人だった。
「1年以内に再び流行すると思うか」との質問に94・3%が「流行する」と回答。
対策については「今から行う」とした人は38・3%で
、「流行してから行う」(48・1%)を下回った。「流行しても対策をしない」は7・9%だった。
これまでの国や自治体の対応については、
空港での検疫など水際対策が適切だったとした人が44・7%に上った。
「厳しくすべきだった」と答えた人は38・7%で、「厳しすぎた」とする16・7%を上回った。
患者が発生した学校の休校措置については、
適切とした人が63・4%に上ったが、
発生していない学校に対する措置としては45・2%が「厳しすぎた」と答えた。
コメント:
一般の方々の認識としては、参考にはなる。
一般の方々に「今から(第2波の)対策をするか?」・・・笑える質問だ。
「第2波」の対策方法があるなら、教えてくれ。
治療薬候補の用意はあるけれど。
へえ、検疫適切+厳しくせよ=いわゆる「賛成以上」は83.3%か。
厚生労働省が喜びそうな数字だな(笑)。
あっ、この研究の出所(お金などを含む、依頼元)は、このシンクタンクの「お得意さま」の日本政府かな?(笑)。(たぶん、そう・・・いつものことだから。)
まあ、そうではなくても、今後の仕事のことを考えて、こういう結果にしておけば、OKなんだろう。
「新型インフル」・・・日本の「感染確認者」は、6月になってから急増
厚生労働省によると、日本の新型インフルエンザの「感染確認者」は、
6月22日時点で累計で849人です。月末には、どうやら1000人いきそうかな。
これまでの日本の推移をみてみようか。
一挙に118人の感染者が確認されたのが5月18日。
その後、「ご新規さん」は5月23日に32人、24日に14人、25日に24人で・・・
30日と31日はともにゼロとなった。
まあ、このあたりで「終息宣言」を出したい政治家らが出始める。
しかし予想どおり、6月に入ってからも「感染確認者」の報告は続く。
6月4日に15人、11日には35人、
15日には56人と新たな「感染確認者」が報告された。
そして、16日以降は33人、27人、23人と「20~30人ペース」で推移していたが、
20日に51人、22日には109人と急増した。
ずいぶん、暑くなり、また雨の日が多くなろうがどうしようが、
この「第1波」の感染拡大は、想定範囲の上限ペースを、
まだまだ維持するどころか、たまには、超えることすらあるな。
まだ、死亡者が確認されていないのは幸いだが・・・。
秋以降が、本当に心配になる・・・。
肝細胞1000個で臓器の働き 東大の研究グループが解明
肝臓の細胞は100個集まっても組織的に働かないが、
1000個集まれば肝臓の役割を発揮する――。
東京大学の酒井康行教授らの研究グループが、人の肝細胞を使った
実験で肝細胞がもつこんな“集団性”を突き止めた。
新型万能細胞(iPS細胞)を使って肝臓を再生するなど、
今後の再生医療の研究を進めるうえでも貴重なデータになるという。
肝細胞を1個から順に数を増やしてガラスの上に張りつけ、
いくつ集まったときにたんぱく質が作り出されるかを調べた。
肝臓が作るたんぱく質の一つ「アルブミン」は肝細胞が1個、10個、100個では
ほとんど検出されなかったが、1000個集まったときには確認できたという。
[2009年6月18日/日経産業新聞]
コメント:
うん、これはこれで貴重なデータです。
なお、私は、ヒトiPS細胞から分化誘導した正常肝細胞様細胞を100万個、免疫不全の肝障害ラットに移植して、非移植群とフォローアップ比較しましたよ。
結果は、いずれ公表しますね。
足利事件のDNA鑑定の件で、急遽、私への取材日変更(笑)
今日は、暑いですね。
大雨の予報は、一体、どうしたのでしょうかね?
さて、「足利事件の再審請求で本日、大きな動きがあり、
急遽、DNA鑑定をめぐる取材をしなければならなくなった」とのことで、
本日の私への取材(全国紙)は、明日以降なら何時でも伺いたいということで、
(ちなみに彼らは、都合つかないので深夜に来てといえば、本当にそうします。)
木曜日の「まともな時間」に変更して差し上げました≧(´▽`)≦
・・・まっ、おかげさまで、しっかり空白の時間ができちゃいました。
女性臨床医がインフル感染 外来患者から感染の可能性
さいたま市は22日、同市立病院(同市緑区)に勤務する女性臨床研修医(24)の
新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。
最近の海外渡航歴はなく、市は外来患者から感染した可能性もあるとみて、
感染経路を調べている。
市によると、研修医は20日から21日にかけのどの違和感や発熱を訴え、
22日夜に市健康科学研究センターの検査で感染を確認した。
研修医はその間、内科入院病棟で患者数人を診察したが、
今のところ診察を受けた患者や病院に勤務する医師、
看護師に新型インフルエンザの症状は出ていないという。
コメント
まあ、普通におこりうる事態です。
5時間にわたる取材(笑)
今日の午後は、しゃべり、まくったな・・・。
仕事の打ち合わせで2時間。
そして、全国紙の記者から取材を延々、5時間も受けた・・・。
授業するより、しゃべり疲れた(*^▽^*)
この間、飲食なし(笑)。しかし、先方さんも、よく耐えたもんだな。
明日も、こういう調子だな。
まあ、その前に、臨床もあるけれど・・・。
さて、これから論文の続きを書こうっと。