暑さに強い「新型インフル」:日本の新型インフルエンザの累計数は、ただいま1500人。
授業をしたあと、厚生労働省の発表をみてたら、
日本の新型インフルエンザの感染者は累計で1500人を超えてますね。。。
新規患者は、6月末にかけて1日当たり60人前後で推移してました。
でも、7月に入ってから70人、92人と増加している。
依然として、とても終息に向かっているとは言えない。
先の私の記事で、英国の情況を紹介しました。
今、英国に仕事で行っている知人によれば、ロンドンは「熱波」。
今日の最高気温は32度。天気予報では繰り返し次のように報道されているとのこと。
「水分をとって、クーラーの効いた部屋を見つけて、
直射日光には当たらないで、
体調が悪ければ、NHSのヘルプラインに電話を!」
それで、こういう状況なのに英国でも大幅な増加(先の私の記事を参照)。
もうこれで、十分だろう。自説の証明は(笑)。
私は、メキシコの状況から、「今回の新型インフルは、いつもの季節インフルの「常識」は当てはまらない。」と、いち早く喝破したわけだけれど・・・。
マスコミでご活躍の「インフルの権威」の方々は、
最初、この説を「フッ」と笑ってくれました。まあ、いいんですどね。
笑い事で済めば・・・。お詫びはいりませんから、研究費をください。
一方、季節インフル同様に、今は冬の南半球でも増加しているから、
この新型ウイルスは「寒さには、もっと強い」。
要は、新型インフルとは「年中、活発に活動するインフルエンザで、
季節インフルよりも罹れば、若干「しんどいもの。」」と、わかりやすく定義できよう。
・・・で、冬になると、季節インフルと仲良く活動し、お互いを気に入れば、マリアージュし、ハイブリッド型なんてのを創ってくれるんでしょうね。
この「ハイブリッド」型は、タミフル耐性を持つ確率は非常に高いと、嫌な予測をしておきます。
とっても迷惑なやつらだ。
サイエンス論文:新型インフルで動物実験
研究チームは、米国のカリフォルニアとテキサス、メキシコで、
それぞれ患者から採取された3種類の新型インフルエンザウイルスをフェレットに感染させ、
季節性インフルエンザウイルス(Aソ連型)を感染させた場合と症状や感染力などの違いを比較した。
季節性に比べ、新型に感染した場合は体重減少などのやや重い症状がみられた。
また、新型のウイルスは肺で増殖していたほか、腸管からも検出され、
比較的下痢が多いとされる新型の臨床像を裏付けた。
感染力の比較では、季節性は接触感染と、くしゃみなどによる飛沫感染の両方で感染。
一方、新型では接触感染はみられたが、飛沫感染の効率は低かった。
同誌には、オランダの研究チームも同様の動物実験の結果を発表。
こちらは新型と季節性で感染力はさほど変わらないとの結果だった。
コメント:
感染力について、英国の例から、新型は、第一波でも結構、強いんだなと先ほどの記事で書いた。
サイエンス誌の2本の論文をざっと読んでみた。
すると、季節インフルに比べて同等か、もしくは少々弱いという「動物実験」結果だった。
一方、重症度からすれば、やや新型のほうが季節インフルよりも少々重いという結果だった。
まあ、現状のヒトでの常識的な線を、ほぼ反映しているといえる。
そして、今では、先ほどから述べているように、タミフル耐性の出現か・・・。
だいたい、いろんなデータを見ても、こちらの想定内の進み方なので、
嫌になりますね・・・。
まあ、抑えのエース(新治療法)には「肩を作らせてます」。
新型インフル、1日10万人増も 英国のバーナム保健相
同保健相は今月2日現在の感染者が計7447人とした上で、
最近は週ごとに新たな感染者が倍増しており、
今後の急激な増加に対応するには「予防」よりも「治療」に重点を置くべきだと指摘した。
コメント
まあ、英国の保健大臣が、公式に言ったのだから、
彼らの国の公衆衛生研究能力からして、
そうなる可能性があるということだ。
いや、驚くべき感染力だな。今回の第1波でも。
英国に、この夏に行かれる方々は、注意してください。
といっても、罹るときには罹るから、
ちょっとおかしいなと思ったら、ちゃんと医療機関で診察受けてね。
おまけに早くも、タミフル耐性の新型が出てくるし。
ちょっと、リレンザで中継ぎする時間が、どこまで持つかな?
先発が、そろそろ限界なんで、ひっぱるだけひっぱってますが、
「中継ぎ炎上」されたら・・・私の出番ですかい?
あの、癌治療研究とiPS細胞研究に専念したいというか、私の場合、そうさせたほうが、日本のためになると思います。。。ダメデスカ?
新型インフル、国内初のタミフル耐性ウイルス 大阪で検出
厚生労働省は2日、大阪府で5月に新型インフルエンザと診断された患者から
抗ウイルス薬「タミフル」が効きにくい耐性ウイルスを検出したと発表した。
新型インフルエンザで耐性ウイルスが発見されたのは国内で初めて。
世界で2例目。
周囲への感染は確認されておらず、同省は「耐性ウイルスがまん延する危険はない」としている。
同省によると、患者は5月15日発症の別の患者の濃厚接触者として
タミフルの予防投薬を受けたが、同24日に微熱を訴え、同29日に新型インフルエンザと診断された。
大阪府公衆衛生研究所が6月18日、タミフル耐性を示す遺伝子変異を確認した。
5月15日発症の患者からは耐性ウイルスは確認されなかった。
季節性インフルエンザでタミフル治療を受けた子供の16%から
耐性ウイルスが検出されたとの報告もあり、
同省は「投薬すれば一定の割合で耐性ウイルスの発生はありうる。
感染拡大の警戒は必要だが、過剰な心配はいらない」と話している。
コメント:
予想通り、タミフル最大の消費国たる日本から耐性ウイルスが出た。
出ないほうが、おかしかったから。
これから、ますます増加する。
医療側は、事態をしっかり受け止めて、冷静に対処していくだけです。
与党内に解散先送り論広がる 都議選直後避け7月後半以降
自民党町村派会長の町村信孝前官房長官は2日の派閥総会で、
3日からの天皇陛下のカナダ・ハワイ訪問に触れ、
解散は天皇が帰国する17日以降にすべきだとの考えを表明。
これに対し首相は2日夜、記者団に「国事行為の代行は法律で決められている。
法律通りにさせていただく。解散に限った話ではない」と述べ、
天皇不在中の解散も可能との考えを示した。
一方、古賀派は1日の幹部会で(1)5日の静岡県知事選と都議選に連勝した場合、
各派閥会長が「麻生降ろし」をしないと確約する代わりに衆院選の9月先送りを進言する
(2)連敗した場合は退陣要求を突き付ける-との戦略を確認したという。
首相は先月30日の森喜朗元首相との会談で、衆院選日程に関し,
8月2日、9日に加え、長崎原爆の日を避ける8日を候補として挙げたとされる。
解散から公示までに10日程度は必要とされ、
17日解散の場合は8日か9日が有力。
延長国会会期末の7月28日に解散すれば、
9月10日の衆院議員任期満了直前の同6日の投開票となる見通し。
コメント:
5日と12日の選挙について、まあ、自民党の連勝は無い。
かといって、連敗も無い。
総合的に、1敗、1引き分けに近い状態になるでしょう。
どうせ、グダグタになるから、9月選挙という、ここでの予想が当たるのか?
そんなもんより、研究費が当たってほしい。
「どんな細胞も万能化」 山中教授がNature誌の総説論文で考察
iPS細胞を再生医療に応用するには、均質でがん化の心配がない作製手法を開発し、
標準的な方法として確立することが課題。
山中教授は「さまざまな体細胞で多くの手法を試し、
医療への応用に向けた最良の組み合わせを見つける必要がある」と指摘している。
山中教授は、各国のチームによる研究報告を分析。
その結果、あらかじめ決まった体細胞だけがiPS細胞になるのではなく、
ほとんどすべての体細胞が万能細胞になる能力を備えているとの結論に達した。
ただ、遺伝子操作の手法や化学的な環境などによって、
iPS細胞の品質や個性に違いが生じると指摘した。(共同)
コメント:
Natureの総説論文の報道です。
まあ、京大のCiRAがHPで詳しく日本語紹介したから、報道機関も報道「できた」のでしょう(笑)。かなり難しい「考察」ですから。
一般に、「総説論文」というのは、その道の権威が今までの研究をまとめて、考察し、今後の研究の方向性や案を示したりするものです。
この点で、「何か、また新しい発見をしました!」という類の論文ではありません。
ただ、上記の論文で先生が大きな課題として挙げられていること・・・国も緊急課題としていること・・・の1つは、僭越ながら解決できました。
なお、この「総説論文」を引用して、そのことを書いた自分の論文の最終的な考察を更に「厚く」します。そうしろと、某 上記の雑誌(笑)の編集部が言ってるからですが・・・(笑)。(この部分・・・みる人がみれば、どういう状況かがわかるよね?)
国会議員の所得は平均2482万円、一方、有効求人倍率は最悪0・44倍か・・・。
「国会議員の08年分の所得報告書が30日、公開された。
1人当たりの平均所得は2482万円で、前年より98万円減った。
政党別では、民主の2636万円(前年比13.4%減)が最も多く、
自民の2492万円(同0.8%増)が次いだ。民主が自民を上回るのは2年連続。 (朝日新聞 抜粋)」
まず、こういう情況な。
そして・・・
「厚生労働省が30日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、
4月より0・02ポイント減の0・44倍となり、統計を取り始めた1963年以降の過去最悪を更新した。
今年に入って毎月0・06~0・08ポイント減少していたが、悪化のスピードは弱まった。
一方、総務省が同日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は5・2%で、
4月より0・2ポイント悪化した。これを受け、厚労省は雇用失業情勢の判断を、
「厳しさを増している」から「さらに厳しさを増している」へと、5か月ぶりに下方修正した。
5月の新たな求人数や求職者数で算出した新規求人倍率。
有効求人倍率の先行指標とされているものだが、
こちらも、前月比0・02ポイント減の0・75倍で過去最悪を更新した。
厚労省は「生産水準がまだ低く、企業の雇用過剰感が続いており、
新たに人を雇うのは難しい状況」として、しばらくは悪化傾向が続くとみている。」(読売新聞抜粋)
・・・こういう情況な。
コメント:
別に、今回、政権交代が起ころうが、どうしようが、
悪い情況は変わらないでしょう。
政治家は、好き勝手なことを言っていれば、
いや何もしなくとも、選挙活動=「就職活動」にさえ成功すれば、年収2500万だ。
ついでに、権力と名誉も手に入れることができる。
そして、マスコミは、ただ「騒いでおればいい」。それで飯が食える。
今度の選挙・・・有権者は誰一人、投票所にいかないというのも1つの手だな・・・。
そうなりゃ、議会制民主主義は?ご心配なく。そうなれば、そうなったときだ(笑)。
当たり前すぎて・・・「変形性関節症ならメタボ・認知症注意 東大チーム疫学調査」
関節が痛み介護が必要になることが多い変形性関節症の患者は、
メタボリック症候群や認知症になるリスクが高いことが、
東京大学医学部付属病院の吉村典子特任准教授らの研究チームの疫学調査でわかった。
40歳以上の男女を対象にした研究成果で、
7月23日から大阪市で開催される日本骨代謝学会などで発表する。
研究チームは、2005年から07年まで和歌山県など3地域で、
平均年齢70歳の男女計3040人を対象に聞き取り調査などをし、運動器の疾患と健康状態を調べた。
その結果、変形性膝関節症の人は関節症でない人に比べて、
メタボリック症候群になる確率が約2.6倍高いうえ、
認知症になる確率は約1.8倍高かった。
また腰が痛む変形性腰椎(ようつい)症の人は、
腰椎症でない人と比べてメタボリック症候群になる確率は約3倍だった。
コメント:
昨日、ここで紹介した記事の続編ですな。
メタボとの関連を国内の学会などで発表するようだ。
審査の厳しい「国際学会」、あるいは論文での発表ではなかったのか。
動きたくても動けない人は、そりゃ「運動不足」になりがちで、
メタボになりやすいでしょうし、ひいては脳・循環器疾患にもかかりやすいでしょうよ。
こんな、当ったり前の、わかりきった研究を、東大クラスがするんじゃねえ。
涙が出るわ・・・。
ここから、対象患者さん専用の運動プログラムを開発して効果を検証したとか、
最低、そのくらいの結果を出してから発表をしなよ。
7月しょっぱな、から、怒りかよ。(´д`lll)
1対√2(日本人の風流比)と「黄金比」
前に、「黄金比」のことを書いた。
今日は「日本人の風流比」。
これは、1対√2。
日本人が「風流」と感じる建物は、この比率が多いそうだ。
法隆寺の区画とか、金閣寺の金堂の2階と1階の比・・・。
ちなみに「黄金比」の顔は、「能面」顔ですね。
ただ、これを最も美しいというのか否か、好みによるなあ(笑)。
俺は・・・「ちょっと、考えさせてくれ」(笑)。
なお、バラの花ビラは、黄金比で配列されているそうです。
(バラでもなんでもいいが)花束の各花の比を黄金比にしたものと、そうでないものを相手に渡して、試してみれば、どうなるんだろうね(笑)。
誰か、やってみれば?
運動器症候群4700万人 骨、関節から「要介護」に
原因として頻度が多いとされる変形性膝関節症と変形性腰椎症、
骨粗しょう症の有病者数を推定。
三つのいずれかを持つ人は男性の84%、女性の79%で、
すべてを合併していると考えられる人も540万人に及んだ。
研究グループは「予防対策の確立は今後の課題だが、
適切なトレーニングなどを心掛けてほしい」としている。
ロコモティブ症候群は日本整形外科学会が2007年に提唱。
寝たきり予防などの観点から、骨や関節、筋肉などの運動器を全体としてとらえ、
病気の予防と治療を総合して行おうとしている。
コメント:
アラフォー以降の方々は、特に要注意ってことか。
それにしても、「予防対策の確立は今後の課題だが、
適切なトレーニングなどを心掛けてほしい」・・・か。
わけがわからんぞ(笑)、東大整外の研究チーム。
現時点での最善と思われるトレーニング方法の1例くらい紹介してやれよ・・・。
じゃ、「Wii」をやれば、いいのかな?(笑)