新型インフル、国内初のタミフル耐性ウイルス 大阪で検出 | 医学ニュースの深層

新型インフル、国内初のタミフル耐性ウイルス 大阪で検出

 厚生労働省は2日、大阪府で5月に新型インフルエンザと診断された患者から

抗ウイルス薬「タミフル」が効きにくい耐性ウイルスを検出したと発表した。


新型インフルエンザで耐性ウイルスが発見されたのは国内で初めて。

世界で2例目。


周囲への感染は確認されておらず、同省は「耐性ウイルスがまん延する危険はない」としている。

 同省によると、患者は5月15日発症の別の患者の濃厚接触者として

タミフルの予防投薬を受けたが、同24日に微熱を訴え、同29日に新型インフルエンザと診断された。


 大阪府公衆衛生研究所が6月18日、タミフル耐性を示す遺伝子変異を確認した。

5月15日発症の患者からは耐性ウイルスは確認されなかった。


 季節性インフルエンザでタミフル治療を受けた子供の16%から

耐性ウイルスが検出されたとの報告もあり、

同省は「投薬すれば一定の割合で耐性ウイルスの発生はありうる。

感染拡大の警戒は必要だが、過剰な心配はいらない」と話している。



 コメント:


予想通り、タミフル最大の消費国たる日本から耐性ウイルスが出た。

出ないほうが、おかしかったから。

これから、ますます増加する。


医療側は、事態をしっかり受け止めて、冷静に対処していくだけです。