●先週学んだこと(勉強再開から29週間目:5/30〜6/5)
TACの「電験三種 理論の教科書&問題集」の問題を解いています。
CHAPTER1~8まであって、問題としては全部で170問あります。
先週は、
CHAPTER4(交流回路)=36問
CHAPTER5(三相交流回路)=13問
CHAPTER6(過渡現象)=12問
をやりました。61問です。
やはり三相交流回路は、難しいですね。
特に並列回路、それと電力量計はやっかいです。
問題を解く度、解っていたつもりなのに、実は解っていなかったことが発覚します。
●基本をつかむ
こうしたことが起こるのは、問題を解いた「記憶」を別の問題にあてはめているだけで、「基本」をつかんでいないからです。
ふわっとしか感じで、問題を解いていると、何度も間違ってしまいます。
地に足のついた知識で、問題に挑む必要があります。
例えば、7×9=□ という問題があったとします。
七の段の「しちくろくじゅうさん」を憶えていたら、即答できます。
次に、9×7=□ という問題があったとします。
九の段を憶えていなければ、解らないかもしれません。
9と7を入れ替えば、七の段になるというヒントがあれば、答がわかります。
他の問題も、入れ替えによって解くことができるようになります。
でも、これは、七の段の「記憶」をあてはめただけです。
例えば、□×9=63 という問題があったとします。
これは割り算の問題ですし、七の段だけの記憶だけで問題を解くのは無理です。
では、掛け算の基本が解っていれば、これを解くことがきるのか?
東京大学の教授で、脳研究者の池谷裕二さんは、掛け算九九を憶えていないそうです。
??? ってなりますよね。
では、池谷教授は、どうやって計算しているのか?
例えば、7×9=□ についてです。
7+7+7+7+7+7+7+7+7 なんてことはしていません。
7が10個なら70。7が9個だから、70から7を引いて63。
つまり、7×10-7 という計算を瞬時にやるのだそうです。
すごいですよね。
では、□×9=63について、掛け算九九を使わずにどう対処するのか?
□×10で、63を上回る数字は何か考えます。
7ですね。
7×10=70です。7×9は70から7を引いて63になります。
というわけで、□に入るのは7です。
つまりです。
掛け算や割り算の「基本」は、足し算と引き算なんです。
問題を早く解くために、九九を記憶しているんです。
あらゆる勉強に共通することですが、「基本」をつかむことは重要です。
もちろん、解法をマスターするためには、できるだけ早い段階で、例題を解く必要があります。
でも、例題ばかり解いていると、似たような問題しか解けなくなります。
試験本番、問題をちょっと変更されると、太刀打ちできない状況が待ち受けています。
そうなると、「あと数問正解できれば合格できたのに」という目にあうことになります。
試験まで時間が限られているので、どうしても問題ばかり解いてしまいます。
しかしながら、やはり、急がば回れです。
問題を解いた後は、「基本」の部分を読み込んで、ちゃんと理解する必要があります。
「基本」の部分が理解できないなら、別の参考書を探し、ネットを利用して探すことはできるはずです。
「基本」の部分に、時間を割くことが重要ですね。
※【電験の勉強】1つ前は こちら
※令和2年の電験三種までの3ヵ月間の勉強と結果について読みたい方は、以下をご覧ください。
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