フラクタル心理学を学び始めたり、
心の仕組みに興味を持ったりしたときに、
よく耳にする
「依存はやめましょう」
「自立が大切です」
という言葉。
これを聞いたとき、心の中で
「依存の何がそんなに悪いの?」
「誰かに頼ったり甘えたりすることの、何がいけないんだろう?」と、
モヤモヤした気持ちになったことはありませんか?
結論からお伝えすると、
フラクタル心理学において
依存が「もったいない」とされる本当の理由は、
あなたを責めるためではありません。
「依存していると、
自分の人生を自由につくり変えるパワー(主導権)を、
丸ごと周りに明け渡してしまうから」なのです。
誰かの手を借りずに1人で孤独に耐えることが自立ではありません。
「依存はどう悪いの?」という素朴な疑問の裏にある心の仕組みを紐解き、
旦那様やお子様との関係がガラリと変わる「本当の精神的自立」へのステップを、
分かりやすく解説していきますね。
フラクタル心理学で言う「依存」ってどういう状態?
まずは、
フラクタル心理学が指す「依存」の本当の意味について、
一緒に確認していきましょう。
ここが分かると、
「責められている」という
誤解がすっと解けていきますよ。
なぜ「誰かに頼ること」が苦しくなってしまうの?
日常生活の中で、誰かに助けを求めたり、
相談したりすることは決して悪いことではありません。
しかし、
もし誰かに頼っているときに、心の奥で
「思い通りに助けてくれない」
「どうして私の気持ちを分かってくれないの?」
というイライラやモヤモヤした気持ちが
生まれているとしたら、
それは少し注意が必要なサインです。
頼ること自体が苦しいのではなく、
「相手が自分の期待通りに動いてくれないと、自分の幸せが脅かされる」
という状態になっているからこそ、
心が苦しくなってしまうのですね。
心の奥の「チャイルド」が母親に求めていたこと
フラクタル心理学では、
私たちの心の中に、
幼い頃の思考の癖を持った
「チャイルド(インナーチャイルド)」を考えます。
依存の根本にあるのは、
小さな子どもの頃に
「お母さん、私の機嫌を取ってよ」
「心地よくしてよ」
「言う通りにしてよ」
と周りに求めていた甘えのエネルギーです。
幼い頃は、
お母さんがいなくなると生きていけませんから、
「お母さんがいなくなったら私も一緒にいなくなってしまいたい」
と本気で思っています。
この強烈な寂しさと執着が、
大人になった今も心の奥底で眠ったまま、
身近な人へとスライドしてしまっていることがあるのです。
甘えや依存と「本当の信頼関係」の決定的な違い
「甘えや依存」と「健全な信頼関係」には、決定的な違いがあります。
-
依存: 「相手に自分を幸せにしてもらうこと」を期待し、相手の言動に一喜一憂して振り回される状態。
-
信頼: 「私は私の力で幸せになる」と決めた上で、対等なパートナーとしてお互いを応援し合える状態。
相手に自分の人生の舵取りを任せてしまうのが依存であり、
自分で舵を握りながら手を携えるのが信頼関係なのですね。
依存していると自分の人生にどんな「モヤモヤ」が起きるの?
では、依存の状態が続くと、
実際の暮らしの中でどのような
デメリットや生きづらさが現れてくるのでしょうか。
具体的な仕組みを見ていきましょう。
自分の人生の主導権(パワー)を周りに明け渡してしまう
「この世は自分の思考が現実化した世界である」というのが、
フラクタル心理学の基本的な考え方です。
しかし、
依存心があると
「あの人のせいで私は不幸だ」
「環境がこうだから動けない」と、
周りのせいに(被害者意識に)なってしまいます。
これは言い換えると、
「周りが変わってくれない限り、私は幸せになれません」と、
自分の人生を変えるパワーを他人に
プレゼントしてしまっている状態なのです。
これでは、
自分の人生なのに、
いつも助手席に乗っているような
頼りなさを感じてしまいますよね。
家族の機嫌を取り、顔色をうかがう生活にエネルギーを使い果たしていませんか?
受講生様の中にも、
「主人や子供の機嫌を取り、常に顔色をうかがって生きていることにモヤモヤする」
とお話しされる方がとても多くいらっしゃいます。
このモヤモヤの正体こそが、
実は依存(共依存)のエネルギーです。
「お母さんがいなくなったら生きていけない」
という昔のチャイルドの恐怖が、
現在は
「家族の機嫌を損ねたら生きていけない」
という形で再現されているのぜす。
夫や子供の顔色をうかがうことに必死になり、
そこに大切な心のエネルギーをすべて使い果たしてしまうため、
自分が本当にやりたいことのために使うエネルギーが残らなくなってしまいます。
周りの人(家族や子ども)の行動に「エネルギーの無駄遣い」として現れる仕組み
フラクタル心理学の面白いところは、
自分の深層心理(チャイルド)の姿が、
身近な家族の行動として鏡のように映し出されるという点です。
例えば、
旦那様が意味のないことにお金を使い続けているように見えたり、
お子様が「何度言っても宿題をやらない、復習をしない」
という問題として現れたりすることがあります。
これは一見、
家族の問題のように見えますが、
実は自分自身の心の中にある
「エネルギーの無駄遣い(やるべきことから逃げて、何とかなるさと後回しにしている未熟な依存心)」が、
家族を通して目の前に見えている状態なのです。
【よくある疑問】依存にまつわる不安にお答えします
ここで、
現場でも特によく質問される、
依存にまつわる6つの疑問に丁寧にお答えしていきますね。
Q1:自立すると、誰の手も借りずに1人で孤独に生きなきゃいけないの?
A:いいえ、全くそんなことはありませんよ。
フラクタル心理学の言う自立とは、
「誰とも関わらずに孤独に生きる」ということではなく、
「自分の感情や人生の選択に、100%自分で責任を持つ」
という精神的な自立を意味します。
自分の足でしっかり立っている人同士だからこそ、
心から尊重し合える豊かな人間関係が作れるようになります。
Q2:どうして自分で決めようとすると怖くなってしまうの?
A:自分で決めるということは、「その結果の責任を自分で負う」ということだからです。
心の中のチャイルドは、
「失敗したら誰かのせいにしたい」
「怒られたくない」と思っているため、
自分で決断することを怖がります。
「誰か決めて、何とかして」と逃げたくなるのは、
このチャイルドの仕業なのですね。
Q3:「お母さんがいなくなったら私も……」という寂しさの正体とは?
A:それは、過去のチャイルドが握りしめている「勘違いの記憶」です。
子どもの頃のあなたにとっては、
お母さんが世界のすべてだったため、
そう思うのは当然のことでした。
しかし、
今のあなたはもう大人の身体を持ち、
自分で生きていく力があります。
過去の古い寂しさに引きずられているだけだと気づくことが第一歩です。
Q4:家族の「お金の無駄遣い」や「子どもが宿題をしない問題」も私の依存と関係があるの?
A:はい、深く関係しています。
周りの人の「ルーズさ」や「怠慢」を見てイライラするときは、
自分の深層心理の中に「これくらい、まあいいか」「何とかなるだろう」
という甘え(依存)が隠れている証拠です。
自分の心の中の無駄遣いや後回しの癖を洗い出し、
カチッと修正していくと、
不思議と家族の行動にも変化が起き始めます。
Q5:依存をやめると、私の夫婦関係や子育てはどう変わるの?
A:相手の顔色をうかがう必要がなくなり、お互いに自由でラクな関係になれます。
主人の機嫌を取るために使っていた無駄なエネルギーが浮くため、
自分の人生のためにエネルギーを使えるようになります。
また、
お母さんが精神的に自立すると、
お子様も自分の力で宿題をこなすなど、
自立心がぐんぐん育ち始めますよ。
Q6:カウンセリングやセミナーに頼ることも依存になりますか?
A:現状を変えるヒントを得るために学ぶことは、依存ではありません。
ただし、「先生に何とかしてもらおう」「セミナーを受ければ勝手に人生が変わるだろう」と、
答えを丸投げしているときは依存になってしまいます。
「学んだことを使って、自分で人生を動かしていくぞ!」
という主体的な気持ちがあれば、
それは素晴らしい成長のステップです。
依存のブレーキを外して、精神的自立を果たすためのステップ
最後に、
心の中の依存のブレーキを外して、自分の人生を軽やかに、
パワフルにつくり変えていくための具体的なステップをお伝えします。
周りに言いたくなる言葉は「未来の自分からのメッセージ」
もしあなたが、自分の現状や家族の姿を見て、
「いい加減、自分の人生を生きろ!」
「自分で作っていけ!いなくなると寂しいなんて言ってる場合じゃないでしょ!」
と強く感じたとしたら……それは、今のあなたに対する
「未来のあなたからの愛のメッセージ」です。
周りの人に言いたくなる強烈な言葉こそ、
自分の深層心理のチャイルドを奮い立たせるための
最高の修正の言葉(アファメーション)になります。
「ガーン」と衝撃を受けるような気づきこそ、
パズルのピースがパチッとハマり、
新しい人生が始まるサインなのです。
「この世には自分一人しかいない」という強烈で温かいアファメーション
フラクタル心理学には、
「この世には自分一人しかいない(すべての現実に自分の思考が投影されている)」という、
とても強烈な言葉があります。
最初は少し冷たく、
孤独な言葉に聞こえるかもしれません。
しかし、
この言葉の本当の意味は、
「あなたの人生を邪魔できる人は、この世に誰もいない。
あなたは誰の顔色もうかがう必要はなく、
自分の力でいくらでも幸せな未来を作っていける」という、
究極の自由と安心のメッセージなのです。
「何とかなる」という曖昧な甘えを卒業し、
例えば「5年後までに〇〇万円を明確に準備する」
「毎月の利用額をアプリで確認して範囲内で暮らす」といった、
具体的で現実的な小さな決断と行動を積み重ねていきましょう。
その積み重ねが、
あなたの中のチャイルドを頼もしい大人へと育て、
本当の「精神的自立」へと導いてくれます。
おわりに
「依存の何が悪いの?」という疑問は、
あなたが「もっと自分の人生を力強く生きたい!」
と願い始めたからこそ湧き出てきた、とても大切な問いかけです。
依存は、決して悪いことでも、
あなたを責めるための道具でもありません。
ただ、
あなたの無限の可能性とエネルギーを眠らせてしまう
「もったいないブレーキ」だった、というだけなのです。
「私の人生は、私がつくる」
そう決めた瞬間から、
現実のパズルは心地よい形へと
カチカチと音を立てて変わり始めます。
主人の機嫌に振り回される毎日から卒業し、
自分の足で凛と立つ、
自由で豊かで軽やかな未来へ向かって、一歩ずつ進んでいきましょうね。
あなたが自分の人生の主導権を取り戻し、
精神的自立を果たしていくことを、
心から応援しています!
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