6話も中間地点です。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Great Men Academy』
Great Men Academy สุภาพบุรุษสุดที่เลิฟ 愛すべき最強紳士
2019年(Thailand)Feb.6~ Jul.5
75分×全8話
制作:ナダオバンコク・LINE Thailand
脚本: Waewan Hongwiwat、Wanwaew Hongwiwat
演出:“Wan”Wannwaew Hongwiwat、“Waew” Waewwan Hongvivatana
対象年齢:13歳以上 ๑๓+
Great Men Academy
EP6 Part3
~湖畔~
学校で話していたとおり、近くで、キャンプをしているVierの父親。
おひとり様キャンプを満喫中か、に見えて、椅子は二つ。。
ゆったり、飲み物を飲みながら座っている父親が、思い出すのは、Vierがまだ、幼かった頃のこと。
~回想 Vier幼少期~
身体を使って遊び、Vierもパパが大好き。
夜寝るときまで、ずっと面倒を見てるんだね。
~回想 #6-1~
Vier父「学校の裏側でキャンプをしているんだが、(Vierに)お前も参加したいかい?」
Vier「・・・・いえ、父さん、勉強しなければならないので・・・」
残念そうに見送るVierパパ。
だって・・勉強はただの言い訳で、自分を避けているのだ・・とわかっているから。
寂しいなぁと思っているところに、足音が聞こえ、あ・・と、すぐに視線を送ったときは、絶対、Vierが来たんだと思ったよね。
Vier父「あ・・君だったか、Tangmo・・」
そう、姿を見せたのは、Tangmoでした。
Tangmo「こんにちは、親父さん」
湖畔から湖を見つめるTangmo。
抜群のモデル体型と立ち方で草。。
Tangmo「さすが、親父さん、いつもかっこいいですよね。この辺り、ホント、いいですよね。」
Vier父「いいところだし、なにより静かだよ」
自分を指さし、「あれ、俺、邪魔ですか?」と訊ねるTangmo。
ユーモアセンスもあるのだよ(笑)
Vier父「そんなはずない。さぁ、こちらに来て座りなさい」
さささっと、折りたたみチェアに向かうTangmo。
Vier父「誰かと話をするのは、いつだって大歓迎だよ。さぁ、受け取って。。自分で作ったんだよ」
コーヒーかな?
Tangmo「いただきます」
Vier父「Vierは、最近、どうかね?」
こんなの聞けるの、Tangmoくらいなんでしょ。
Tangmo「あいつ、いつもストレス抱えてるみたいな感じですよ。特に、今は、トーナメントの決勝が近づいてますからね。もし、図書館に眠れる場所があったら、間違いなく引っ越してますよす」
笑い出すVier父。
Vier父「あ・・そうだ。君は勉強しなくてもいいのかね?」
Tangmo「ちょっと休憩しにきただけですよ、親父さん。3年連続“Greatest”になった人が、隣に座って話してるんですから、それこそ、勉強してるみたいなものですよ。そう思いませんか?」
Vier父「たしかにね。だったら、乾杯しよう」
Tangmo「乾杯!」
勉強があるから、と断ったものの、やはり父親のことが気になり、キャンプ地に出向いてきたVierが、その様子を目撃する。
ただ、父親から言われたことを無視できない・・というだけではなく、Vierにだって、歩み寄りたい気持ちがないわけじゃないんです。
Vier父「私には、Vierがなぜ、ストレスを抱えるのか、理解できないのだ」
Tangmo「たぶん・・・親父さんと同じように、3年連続ストレートで、“Greatest”になりたいんですよ」
二人の会話をそっと聞いているVier。
Vier父「だが、私はもう十分だと思っているんだ。過度のストレスは健康を害しかねないからね。それ以上に、成績を落としてしまいかねない。」
Vierの父親の心配ぶりが、ちょっと羨ましくもあり、そこまでシビアに捉えていない風でもあり・・少し微笑むTangmo。
Vier父「Tangmo、君はどうなんだ?今年、トーナメントに勝ちたくないのか?」
Tangmo「ええ、勝ちたいです。今年は、ユニコーンに叶えてもらいたい願いがあるんです」
Vier父「素晴らしいじゃないか」
嬉しそうに頷くVier父。
Vier父「君が本気で決意しているにもかかわらず、それでも私とこんなふうに穏やかに、ここで時間を過ごしてくれることがとても嬉しいんだよ。つまり、君は、自分の人生において、きちんとバランスを取れているということだからね」
そこで、少しトーンダウンしたように呟くVier父。
Vier父「Vierとは違うんだな・・」
ショックを受けるVier。
Vier父「本当に心配なんだよ。」
え・・と、父の言葉を聞くVier。
Vier父「彼の面倒をみてやってくれないか?」
Tangmo「いや・・Vierはすごく気合入ってますよ。あいつ、おっかないですもん」
冗談めかして、やんわり断るTangmo。
Vier父「たしかにな・・。うちの息子は・・・犬のように獰猛だよな」
※ タイでは、犬のように獰猛だ、というのは、威圧的になるほど真剣だ、と同じ意味の表現
Tangmo「その通りです」
笑いあうVier父とTangmo。
別に、Vierがいないところで、小馬鹿にしているわけでもなんでもなくて、二人とも、Vierを良く知るからこそ・・心配もしてるし、逆に、Vierの思いつめてしまう怖さを口に出来ずにいるって感じかな。
でも・・・それを聞いて、平静ではいられないVier。
踵をかえし、戻っていく。
Vier父「もし、Vierが、犬の子なら、さしずめ、私は、犬の父だな」
遠吠えのマネをするVier父。
Tangmo「だったら、僕はたぶん、その友達の犬ですね」
笑ってはいるものの、寂しそうなVier父。
ここで、画面切り替わります。
~講堂~
ナレーション:さぁ、いよいよ、決勝の日が近づいてきました。“Greatest”の信念を決める重要な日です。
まずは、学年共通の学科というか、論文系のペーパーテストね。
一か所に集めれた学生たち。
ナレーション:毎年恒例の“Greatest”トーナメントの出場資格を得たい学生は誰でしょうか?
問
あなたの理解に従い、下記の問いに答えなさい。
・リベラル(自由主義)な考え方と保守的な考え方を調和させるためには、なにをしたらよいと思いますか?
Tangmo「(小声で)なんで、こんなにムズいんだ?」
Tangmo、ス~ス~!!
そんな絶望的な顔しないでよ~~!
・才能と努力ではどちらを重視しますか? 説明しなさい。
すぐさま、取り掛かるVier。
・倫理的に許される嘘は存在すると思いますか?
じっくりと問題文に目を通すLove(♂)
~回想~
Love(♂)「ユニコーンにお願いしたことって、本当に需要なことじゃありませんでしたか?」
(#4-5)
Love(♂)「私、絶対に、P’の妹に戻るって約束する!」
(#4-4)
自身の決意を改めて、思い出し、答案に向かうLove(♂)
そして・・Goodもまた・・・
~回想~
私が“Greatest”になれば、母も遠くまで仕事にいかなくてもすむようになるし、妹の世話をするために、家に帰ってこれるんだ」
(#4-3)
Nuclearは・・・
~回想~
Nuclear「P’のように、1年生の時から、トーナメントに出場したいんです」
Vier「ずいぶん、意欲的だな」
(#2-2)
そんなVierの言葉を思い出す。
Meanもまた、真剣な表情で答案用紙に向かってます。
~回想~
Mean「まさか。。これからは、もっと自分自身のことをちゃんと考える人間になりたい、そう言う自分を見つけだしたいだけなんだ」
(#5-5)
再び、Tangmoの番です。
~回想~
Love(♂)「だったら、(自分のためじゃなくて)他の人のために願ってみるのはどうですか?」
Tangmo「他の人のため?」
Love(♂)「う~ん・・ユニコーンに願いを叶えてもらう・・とか」
(#2-2)
Tangmo「おい、Love、前に話したことだけどさ、俺、考えてみたんだ。ユニコーンに何を叶えてもらうか、わかったよ。」
(#2-5)
ここに至るまでに、すでに、いろいろな壁にあたり、自分の在り様を模索しはじめた青年たちです。
お次は・・・Sean。
~回想~
Rose「名前も身体も変えてしまいたい。。P’Vier、おそらく、これが最後の賭けになるでしょう」
(#5-5)
最後は・・・Vier。
~回想~
Vier「なにしろ、俺も3年連続の“Greatest”を狙ってるからな」
(#2-2)
Vier父「もう十分だと思ってるんだ。ストレスをかけすぎると、健康を害しかねない
それ以上に、もっと成績を落としてしまうことにもなりかねん」
(#6-2)
父親の言葉に、迷いが生じたのか、書きかけの解答用紙をくしゃくしゃと丸めるVier。
挙手すると、「解答用紙をいただけますか」と申し出る。
驚く周囲。
いまだかつて、Vierはこんなことしたことがなかったのでしょう。
新たに用紙を貰い、回答を始めるVier。
複数の論文問題テスト。
時計の針はどんどん進み、AM10:30・・11:00・・11:30・・
書き終えた学生が、退出可能な時間帯に入りました。
Sean、Tangmo・・・が教壇にむかって、解答用紙を提出していく。
それを見て、更に、焦るVier。
読み返しを終えたGoodが、Love(♂)を見ると、Love(♂)もまた、頷き返し、
二人同時に立ち上がる。
このテスト・・最後はそれぞれ個人に帰することになりますが、現時点では、この兄妹の目的は同じです。
うわ~~、もう、試験会場に残っているのは、Vier一人。。
異常事態に、教室の外から、心配そうに眺めているNuclearとTangmo。
Nuclear「なんで、P’Vierはテストを終わらせないんでしょうか? 残り、15分しかないですよ」
黙々と書いていたかと思ったら、なんと、この段階で、くしゃくしゃと用紙をまるめてしまうVier。
Vier「用紙を貰えますか?」
それを見て、「また、新しい解答用紙を貰ってませんか?」と不思議を通りこして、未見に皺を寄せるNuclear。
Nuclear「P’? 試験中、P’Vierっていつもこんな感じなんですか?」
Tangmo「いや、あいつが、こんなに長時間かけるなんて、今までになかったことだ」
誰よりも心配なTangmo。
Tangmo「でも、俺が見たところ、まだ時間が残っている限り、絶対に出てきそうもないな。できる限り、完璧を目指そうとしてるんだろう。最善を尽くさなければ、あいつは止めないよ」
Nuclear「でも、P’Vierのように、2年連続で“Greatest”になった人であれば、成績がどうであれ、トーナメントには出場できますよね?」
Tangmo「だが、Vierのような人間にとっては、ただ、“出場した”だけじゃ、不十分なんだ。試験においても、1位にランクされなければ意味がない。なぜなら、1位にランクされた人間は、他の参加者よりも、特典ならびにメリットが加算されるからだ」
Nuclear「ああ・・・」
二人がそんな話をしていると、Vier父が様子を見にやってくる。
挨拶を交わすと、教室を覗き込み、「Vierは、まだ出てこないのか?」と訊ねるVier父。
Tangmo「まだなんです、親父さん」
そうこうしているうちに、タイムアップのベルがなり・・ペンを置くように、試験官に言われてしまうVier。
解答用紙は回収され、残ったのは、書き損じのまるめられた紙たち。
座ったままのVierのもとに近づき、肩に手を置くVier父。
Vier父「調子はどうだった?」
優しい口調です。
Vier「・・・なんとも言えません、父さん」
Vier父「おい、父さんには、お前ならよくやったってわかってる。私の息子だからな!」
全てわかっているよ、とでも言いたげに見つめるVier父。
そんな父を見上げるVier、なんとか感情を押し殺しているものの、握りしめた拳に悔しさが滲んでいる。
Vier「はっきり言ってください。父さんは私が優秀だと本当に思っているんですか?」
Vier父「当然だ」
ナーバスになっているVierを宥めようと、笑顔を作るパパ。
Vier父「私の息子は・・・常に、本当に、優秀だ。」
その時、Vierの脳裏に浮かんだのは、湖畔で聞いた父の言葉。
Vier父「なぜ、お前がストレスを抱えているのか、理解できないよ。Tangmo、あいつの面倒をみてやってくれないか?」
よく言うよ、と立ち上がるVier。
Vier「父さんは、とんでもない嘘つきだ!」
激しく言い捨てると、その場を立ち去るVier。
Vier父「Vier・・Vier!!」
~電子書籍室~
その足で、図書館の電子書籍室を訪れたVier。
父の伝記を書棚から取り出し、ページを開く。
Vier父「こんにちは! 私は、Pon Visaytpiriyaです。 あなたの・・」
Vier「Sivakorn Visaytpiriya! Password 2-8-4-3-6 家族についての章を更新します」
畳みかけるように、ログインするVier。
これって、ログイン可能な人なら、アップデートできちゃうの?
Wikiみたいなもんなの?(苦笑)
Vier父「パスワードは正しく認識されました。私に話があるのですか? はじめましょう」
Vier「なぜ、俺にあんなひどい嘘をつくんですか? 俺は優秀なんかじゃないし、あなたの息子としても十分なんかじゃない! ちゃんと話してくれ」
ちょうど、廊下を通りかかったLove(♂)が聞こえてきた声に、足を止める。
Vier「なぜ、Tangmoを励ましたりするんですか?」
いつになく、興奮した口調のVierの声に驚き、手にしていた本をラックに置くと、耳をすますLove(♂)
Vier「それに、いかに、あれやこれや、いかにすばらしいか、と褒めるたびに、吐きたくなるんだ。あなたは、みんなの“Greatest”だ。伝説の人だ。でも、言っておきますが、私にとって、あなたは、本当に不誠実な父親だ。実際、思ってもいないくせに、父さんは俺を褒め続けている。実際には・・・俺は、父さんには、全然ふさわしくないんだ」
Vierが曝け出した言葉を、傍らで聞いているLove(♂)
Vier「父さんは、ただ俺に、いつか父さんのように賞賛される人間になってほしい、そんな望みを押しつけ続けてるだけなんだ。なぜ、そこまでするんです? 俺にプレッシャーを与えるために? ああ・・もう十分、そうなってますよ! もう・・本当に・・本当に疲れたよ、父さん・・」
ため息をつくと、本を閉じるVier。
ゆっくりと立ちあがった時、入口にいたLove(♂)と目が合う。
Love(♂)「P’Vier・・・」
全て聞かれていたことを知り。そのまま、部屋を出ていくVier。
#6-3終わりです。
★『Great Men Academy』Ep.06-3 雑感★
う~~ん、まぁ、視聴してると、みんな、こうして、う~~ん、と唸るんじゃないのかな。
実際、テスト内容に関しても、VierとVier父の確執・・こじらせメンタルの度合いやら、そこまで、深く突っ込まなくても、大体、先が読める感じなので、←コラ!!
ここはもう、淡々と、それでも、各キャラクターの性格は押さえつつ・・見ていく感じです。
あ・・ご質問をいただいたので、ちょっと共有。
昨日、アップした記事の枕(冒頭)で、Loveたちのおうちのロケ地を紹介した際、私が
>チェンマイの平地に近い山の中を目星を付けながら探し回ったのですが、
と書いてしまったので、あらぬ誤解を生んでしまったようです。(^^ゞ
うちのブログを長らく読んでくださっている方なら、びびが、無類のGogleマップ、しかも、ストリートビューのマニアで、無駄に、ドラマで使用されたロケ地を探し回るのが好き・・・という、聖地巡礼の趣味があることはおわかりのことと思います。
ご安心ください。
実際、山の中、探しません。(笑)
地図上でも、しらみつぶしに当たる・・とか、そんなことはしません。(笑)
推理ゲームの一環として、場所のあたりが付けば、その周辺は個人的な楽しみとして、ストビューで歩き回ったりはします(笑)
登場人物が見ているのと同じ景色を見て、周辺の環境、地理感覚、などを掴みながら、ドラマに没頭するといえば、聞こえはいいですが、単なるオタクです。
ちなみに、実際、自分の記事に、場所まで載せるのは、公共もしくは公共性のある建物・交通機関・公道や、その土地の有名なランドマークとかね、学校や、お店、ホテル、あとは、個人宅に見えて実は撮影スタジオなど・・いわゆる、ドラマでの商用使用に関して、第三者の目に触れること前提な場所や、宣伝・集客を目的としているところに限っているつもりなんですが、今回の、Loveの自宅場所に関して言えば、エアビー(Airbnb, Inc)で泊まれる宿泊施設です。同じ敷地内の別棟に、オーナーさんが住んでらっしゃるみたいです。
引用先の記事が英語版だったので、ちょっとわかりにくかったかもしれませんね。
ながなが、すみません。。
★『Great Men Academy』Ep.06-4に続く★