気が付けば、6話。。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Great Men Academy』
Great Men Academy สุภาพบุรุษสุดที่เลิฟ 愛すべき最強紳士
2019年(Thailand)Feb.6~ Jul.5
75分×全8話
制作:ナダオバンコク・LINE Thailand
脚本: Waewan Hongwiwat、Wanwaew Hongwiwat
演出:“Wan”Wannwaew Hongwiwat、“Waew” Waewwan Hongvivatana
対象年齢:13歳以上 ๑๓+
今回の振り返りは、結構、昔(2話くらい)から、振り返ってるんですけど、時間的には・・40秒弱ですね。
Great Men Academy
EP5 Part6
ナレーション:試験期間の季節がやってきました。Great Men Academyの期末試験がはじまったのです。
最近、図書館は、人であふれかえってます。
皆、真の“Great Men”になるべく、一生懸命です。
私たちの小さな女の子(Love)が男性の体になったのと同じようにね。
Love(♂)「(小声で)ファイト!!」
その時、嬉しそうな顔をして、自習用のテーブルに座るNuclear。
Nuclear「おい!すげぇ面白そうなものを見つけたぞ。このサイトで、俺たちが最終ラウンドで選ばれる可能性について、75%の精度を示してるって言ってるんだ」
早速、自分のスマホで確認してみるLove(♂)とMean。
Love(♂)「ええ・・僕、65%だよ」
Mean「僕は・・75%だ」
Nuclear「俺は・・・78%だ」
うわ~~(笑)
ブック◯ーカーのグレートメンアカデミー専用サイトとか?。
Love(♂)「つまり、君たち二人は、最終ラウンドにいけるってことだよね」
Nuclear「おい・・絶望するなって! みんなに聞いてみたところ、30%でも選ばれた人がいるらしいよ。だから、俺たち全員に、高いチャンスがあるってことさ」
Mean「じゃ、今回のトーナメントには、何人くらい参加するのかな?」
満面の笑みで、親指を立てるNuclear。
Love(♂)&Mean:???
Mean「なにそれ?」
Nuclear「平気さ」
Love(♂)「まさか、ズルするつもりなの? P’TangmoやP’Vierがいるのに、できるはずないだろ」
※そうそう、Jamesくんって、映画『Bad Genius』のPadで、Iceはドラマの方でPadを演じてるんだよね(笑)
Nuclear「あ、忘れてた・・今年の期末試験は、全生徒が同じ試験を受けることになってるんだ。それなのに、どうやってうまくやれって?」
頭を抱えるLove(♂)
Love(♂)「試験でうまくやる方法なんて知らないよ!」
Mean「僕たちにできるの?」
Nuclear「おい、そんなに落ち込むなって! 一生懸命勉強すればなんとかなるよ、フォ~~!」
さすが、楽観主義の申し子(笑)
ここで、他の学生たちから、静かにしろ、と注意されるNuclear。
・・・と、ここで、オープニングを挟みます。
6話は、親御さん登場の回でもあるんです。
Vier父と、Love&Goodの母です。
~図書館~
オープニング明けは、一人、図書館で居眠りしてるLove(♂)から始まります。
ふと目を覚ましたLove(♂)
Love(♂)「あれ・・なんで、眠っちゃったんだろ?」
ほっぺに付箋。
<文字が薄すぎて・・なんて書いてあるのかわかりません>
まったく・・・とため息をつくLove(♂)
どうせ、Nuclearが揶揄っただけでしょうけどね。
~図書館内 電子書籍室~
この部屋、電子書籍・・と書かれてはいますが、
一般的な、いわゆる“データ化された本”という意味ではないんです。
中に、P’Vierがいるのを見て、そっと、外から覗き込むLove(♂)
分厚い本にむけて、語り掛けているP’Vier。
Vier「Great Men Academyで、トーナメントに出場した時・・どんな気持ちでしたか?」
ハリーポッターの 動く魔法新聞の分厚い本版・・みたいなイメージですね。
相手は、Vierの父親です。
名前は、Phol Wisetphiriya です。
こんなに自然なVierの笑顔は、レアですよねぇ。
父「どの試合でも、試合終了時には“風”を感じるし、試合に入る前も同じでした。」
くすっと笑うVier。
父「私の手足は、とても痛みを感じていました」
Vier「去年までは、私も手足が震え、ずっとめまいがしていたようでした」
Love(♂)「お父さんと話をしているのね・・・」
Vier「ストレスを解消するために、どんなことをしましたか? 真面目に答えてくださいよ、父さん?」
父「ただ、目標に向かって、あまりプレッシャーを感じないこと。失うものなどないのだから。。。あなたならできます」
これは・・・会話なのかな?
言葉遣いが丁寧な感じなので、もしかしたら、問いかけたら、書いてある内容の中から、該当箇所が流れるって感じ?
Vier「わかりました」
もちろん、Love(♂)にだって、Vierがただの嫌な奴じゃないことはわかってます。
父と会話を交わすVierをじっと見守っているLove(♂)
あら・・・また、いつものごとく、Sean(Rose)が現れたのかと思いきや・・・Tangmoでした。
音も立てずに、Love(♂)の後ろにピタリ。。
Seanを見つめてるLove(♂)と・・Seanを見比べて・・・
いきなり、「おい!」と大声で、Love(♂)の肩に手を置くTangmo。
Love(♂)「(小声で)P’Tangmo・・・」
背後で声がして、振り返ったVier、本を静かに閉じました。
Tangmo「おい、Vier、親父さんが来てるぞ・・」
Vier「先に行っててくれ」
Love(♂)の首に強引に手をまわし、
「行くぞ」と、その場を離れるTangmo。
あとに残されたVier、しばらく、閉じた本を見た後、自分も部屋を出ていきました。
「Phol Wisetphiriya 自伝」と書かれてるみたいです。
やはり、ここは・・・ホグワーツですか?(笑)
〜1階 広間〜
既に、ひとだかりが出来てます。
Tangmoが言ったとおり、伝説の“Greatest” Vierの父親Phol Wisetphiriyaが、学校を来訪したんですね。
サインをねだられたり、写真を撮ったり、対応しているVier父。
遠巻きに見ているMean。
そこに、TangmoとLove(♂)もやってきました。
Tangmo「おお、親父さんだ」
Mean「あの方は、どなたですか? P’?」
Tangmo「Vierの父親だよ。Great Men Academyの初代“Greatest”だ」
へぇ~~と感心するMean。
そこへ、ご本人登場。
さっき、動く写真本の中の父親に対しては、とても自然に話しかけていたVierだったのに、顔色が冴えません。
なんとなく、見てしまうLove(♂)
ちらっと、Vierを見て、そのまま、肩を抱くと、「親父さ~ん」と大声をあげながら、Vier父の前に進み出るTangmo。
早速、Vier父と拳タッチ!
Tangmoと、とても仲がいいのはわかりました。
Vier父「おお、Tangmo~~、元気だったか?」
Tangmo「ええ、でも、なにかお忘れのようですよ」
更に、Lピースを顎にあてるTangmoと、Vier父。
そのそばで、冷めた表情で、立っているVier。
Vier父「で、お前は元気なのか?」
Vier「そ・・そうですね、特になにもなく元気ですよ」
そこで、途切れる会話。。(笑)
本来、父と子って、こんなもんじゃないの・・・って言いたいところだけど、ある意味、学校の有名人同士、冷やかにしてると、あれこれ言う人もいるよね。
Vier「その・・・どうして、ここに?」
Vier父「“Great Men”のトーナメントの決勝選出者を発表するために呼ばれたんだ。
私も、審査員の一人だからね」
Vier、聞いてなかったようですね。
Vier父「だが、Vier、私が援助するなどと思うなよ。トーナメントの時は、我々は父子ではない。お前は、再び、我が一族のために名声をもたらしてくれ」
Vier「・・・・・・」
すんなり納得していない表情です。
Vier父「ちゃんとわかったかな?」
Vier「・・・・はい」
やっと、Vierのこじらせメンタルの原因が明らかになってきましたね。
パパ、原因に気づいているのかな?
Tangmo「えっと、それじゃ、親父さんは、それまでどうされているんですか?」
Vier父「学校の裏側でキャンプをしているんだが、(Vierに)お前も参加したいかい?」
Vier「・・・・いえ、父さん、勉強しなければならないので・・・」
Love(♂)、Vierの受け答えに、違和感を覚えてますね。
明らかにがっかりした顔・・から、
笑顔を作り、「スースーナ!(がんばれよ)」と応援するパパ。
お互い、気の使い過ぎな空気が漂ってるように見えてしまいます。
Tangmoにも、「がんばれよ」と告げ、「がんばります」と答えるTangmo。
Vier父「よし、じゃぁ、明日、会おう」
感情を排除したような無表情のVier。
Vierの肩に手を回すと、「じゃ、Vierと一緒に行きますね」と、挨拶して去るTangmo。
やっぱり、なにか変だ・・と感じてるLove(♂)
~寮内 ラウンジ~
夜です。
寮の自分の部屋ではなく、ラウンジで勉強しているLove(♂)
Good「こんなところで何してる? もうP.M.11時になるぞ」
その声に、びくっとするLove(♂)
Love(♂)「ええ、もうそんな時間ですか、? あ~~~、P’Good・・僕、この教科書、全然、理解できないんです。何回も読んでるのに、全然、頭に入らない」
Good「そんなふうにただ本を読んでも・・・きっと、なにも覚えられないだろうな」
首をひねるLove(♂)
Good「あのなぁ、本を読むときには、自分の意見を書き留めるとか、俺がしてるようにメモを取るとか、本に対する他人の意見を聞く、とかするんだよ」
ほ~~と、本気で頷いてるLove(♂)
Good「それが、本の内容をよりよく理解する助けにもなるし、長い間、内容を覚えていられるんだ」
Love(♂)「ありがとうございます・・・P’Good」
(兄の)アドバイスに対して、素直にお礼を言うLove(♂)
その時、Goodのお腹が、ぐ~~と鳴って、はっきり聞こえてしまう。
Love(♂)「・・・・・・」
Good「夜遅くまで読書してると、腹が減るよな・・」
うんうんうん、と頷き、自分が夜食に作ってきたサンドイッチのタッパーを開けるLove(♂)
Love(♂)「P’が夕食以外、何も食べないのは知ってます。どうぞ、食べていいですよ。誰にも言いませんから・・」
空腹で我慢できなかったのか、ついつい、手をのばすGood。
一口食べて・・その手が止まる。。
Good「Love・・お前が作ったサンドイッチ・・本当にうまいな。俺、この味、覚えがあるよ」
Love(♂)「ああ・・・ただの、よくある豚肉のサンドイッチですよ。P’もたくさん食べてるでしょう」
Good「いや、違う。俺もいろんなところでサンドイッチは食べたけど、これは全然違う」
Love(♂)「だったら、うちの母のレシピと、それと同じなのかもしれませんね」
そりゃ、同じでしょうね(笑)(笑)
・・・っていうか、Good、Loveの作ったサンドイッチ、この間とかも、当たり前みたいに食べてたじゃん(笑)
(#2-1)
その時、Goodのスマホにラインの通知が入り、ポケットから取り出すGood。
ほぼ同時に、Love(♂)のスマホも通知音がなり、焦るLove(♂)
その場で、すぐにメッセージを返すGood。
Good「部屋に戻るぞ」
すると・・・またもや、通知音がなり・・
家族のグループラインだね。
※ 大きな森の小さな家(3)・・パパは亡くなってるから、三人家族です。
ママ:子供たち、今週末会いましょうね。カンボジアで撮影があるので、帰りに寄ることにするわ
Good:わかったよ、母さん。じゃ、週末は家に戻るよ
どうしよう~~~~~~~!!
電気を消す兄を見ながら、内心、焦りまくるLove(♂)
だって・・・Loveの姿になれないのに、どうやって、お母さんに会うの?
困りはてたLoveが入力した返信は・・・
Love:週末、忙しいの。私、友達と2日間、コンサートに行くことになってるの。TT
これより他に方法がない、苦渋の選択でした。
文面を読んだGood、どうも納得いってない様子です。
Good「お前、妹いたよな?」
Love(♂)「・・・・はい」
Good「こういう状況、お前、理解できるか? うちの母親は、仕事で何週間も海外に出張しなければならなくて、1日か2日くらいしか帰れないんだ。でも、うちの妹は、家族の集まりよりも、コンサートのほうが重要らしい。どうして、こんなことが出来るんだ? 理解できるか?」
必死に泣くのを我慢し、視線を外すLove(♂)
私だって帰りたい。
ママに会いたい。
でも・・今は無理。。
Love(♂)「・・・落ち着いてください、P’。ただのコンサートでしょ」
Good「お前は、妹と仲がいいのか?」
Love(♂)「・・・まぁまぁですね」
ため息をつくGood。
Good「もし、これが弟だったら、きっともっと理解できたんだろうな」
Loveの言動が理解できない・・っていうだけじゃなく、たぶん、Goodは、この間の、野外訓練の時、波長が合うLove(♂)のことを、本当の弟みたいに思えたのかもしれません。
Good「荷物を片付けろ・・・部屋に戻るぞ」
平静を装いながら、ペンをしまったり、勉強道具を整えると、Goodと一緒に、ラウンジを出るLove(♂)
途中ですが、一旦、切ります。
★『Great Men Academy』Ep.06-1 雑感★
6話は、わりと、家族の話・・が中心になってきますね。
VierとVier父。
そして、LoveとGood&ママ。
ここ#6-1は、そのほんの入り口。。
Great Men Academyを、ホグワーツ魔法学校と考えれば、多少、非科学的なところもスルーできる?(笑)
う~~ん、賛否別れるところかもしれません。
私、ご承知のように、ファンタジー大好きなんで、ご他聞にもれず、ハリーポッターのシリーズも大好きなんですけど、やっぱり、『賢者の石』『秘密の部屋』の初期が好きで、映画もそっちばかり見ちゃいますね(笑)
とにかく、Vier父は、学校において、伝説の“Greatest”
卒業してだいぶ経ち、息子が在学するようになっても、学校にいけば、未だ、ヒーローだし、トーナメントの審査員にも選出されるという破格の扱い。
今のところ、Vier父の態度は、息子に対して、目に見える形でプレッシャーをかけまくるとか、必要以上に厳格すぎる・・などには見えないので、Vierの場合、自分で背負い込んだプレッシャーが、こじらせメンタルの原因のような感じですね。
GoodとLove(♂)の問題も・・いずれ、直面しなければならない部分です。
兄妹・・性格も違うし、大きくなってからは、ほとんど接点がないような二人の間で、わかりやすく納得できる絆=サンドイッチ・・・舌の記憶と家族の日常の積み重ねがリンクして、いい題材を見つけてきたなぁ・・って感心してます。
★『Great Men Academy』Ep.06-2に続く★