今までも何回か登場しているLoveたちのおうち、“大きな森の小さな家”です。。。
(小さくはないと思いますけど、どーなんでしょう?)
てっきり、ロケ地も山の中だと思い込んでいたので、チェンマイの平地に近い山の中を目星を付けながら探し回ったのですが、ちょっと騙されました(笑)
サラランナーの職人技と技術で古い木から建てられた夢のガーデンハウス - クラウド
でも、ドラマを見ていてもわかる通り、喧騒とチェンマイの暑さを忘れられそうな・・とても素敵なおうちです。。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Great Men Academy』
Great Men Academy สุภาพบุรุษสุดที่เลิฟ 愛すべき最強紳士
2019年(Thailand)Feb.6~ Jul.5
75分×全8話
制作:ナダオバンコク・LINE Thailand
脚本: Waewan Hongwiwat、Wanwaew Hongwiwat
演出:“Wan”Wannwaew Hongwiwat、“Waew” Waewwan Hongvivatana
対象年齢:13歳以上 ๑๓+
Great Men Academy
EP6 #6-1の続きです
~学内 道路沿いの談話テーブル~
翌日ですね。
いつもの場所で、じっと、スマホを見ているLove(♂)
Love(♂)の返事に対し、「好きにしろ」と、一言だけ返信してきたGood。
激しく落ち込むLove(♂)
だよね。。。
それに対して、なにも言い返すこともできないし。。。
そこに、スクーターに乗って登場してきたのは、Tangmo先輩。
今は、登場してくれるだけでだいぶ違う。
ヒーローTangmoです。
それだけで、救われたような気持ちになるよ。
Love(♂)の前で止まると、メットを取り、すぐさま、ヘアスタイルをミラーで確認するTangmo。
一応、髪型には気を遣うお年頃。
Love(♂)「・・・・・」
Tangmo「浮かない顔して、どうした?」
Love(♂)「なんでもないです、P’」
バイクから降りて、いつものように近づくと、Love(♂)の頭をペチン!
Tangmo「なんでもないだと? なにがあった?」
Love(♂)「P’は、ずっとここで勉強してるんですよね? 家族が恋しくありませんか?」
Tangmo「あ~~~、お前、ホームシックか?」
小さく頷くLove(♂)
Tangmo「もちろん寂しいよ、この試験が終わったら家に帰れると思う。家に帰れないなんてことになったらどうするか? もっと寂しくなるだろうな・・」
Love(♂)「もし、家に帰ったらなにしますか?」
家に帰ったら・・・う~んと、考えるTangmo。
Tangmo「母さんをハグするかな?」
やっぱり、そうだよな・・と思うLove(♂)
Love(♂)「僕も同じことをすると思います」
Tangmo「あお? お前、自分がしたいことわかってるんだろ。母さんが恋しいなら、母さんに会いに行けばいい。それだけのことだろ。」
さすが、こういうことに関しては、一切、迷いがないTangmo。(笑)
力強く言い切られると、そっか、いいのかな・・っていう気になってくるんだよね。
Tangmo「最終試験のために、エネルギーを充電しにいくって考えればいいんだよ」
ちゃんと、Love(♂)の様子を見ながら、背中を押してくれる。。
それを聞いて、少しだけ考えるLove(♂)
Love(♂)・・・P’、寮まで、僕のこと、送ってくれませんか?」
Tangmo「いいぞ」
はい、スポンサー様(ヤマハのQBIX)のための、ご紹介のお時間です(笑)
ヘルメットを出して、被せようとして・・動きを止めるTangmo。
Tangmo「あれ・・もう、被ってたな」
Love(♂)「もう😠・・冗談はやめてくださいよ~~」
笑いながら、ヘルメットをかぶせてあげるTangmo。
Tangmo「いくつになっても、息子でいてやれよ、さもないと、母さんが不機嫌になるぞ」
小さく頷くLove(♂)
今のLoveは、ママを恋しがっていい、と思います。
スマホにケーブルを指し、セットするTangmo。
Tangmo「さ、お前のお気に入りソングだ。」← この英訳、ホントかな?
かかった曲(BGM)は、เต่างอย
例の、イサーン中毒ソング(笑)
ん?これ、充電用だよね?
たしかに、説明にはフロントポケットに、USBコンセントは付属してるって書いてあるけど???(笑)
まさか、スマホで、大音量で流すんですか?(笑)
みんな振り返るよ~~(笑)
Tangmo「・・しっかりつかまれよ。母ちゃんにハグする前に、俺をハグしとくか?」
え・・となってるそばから、出発するスクーター。
慌てて、Tangmoの腰に手を回すLove(♂)
もう、こんなの、どこからどう見ても、デートじゃんと言いたいところですけど、ここで、この歌を持ってくるところ、お見事です(笑)
~寮 外廊下~
さて、これから家に帰ろうとするGoodが、廊下を歩いているところでした。
待ち構えていたのは、Love(♂)
Good「どうかしたのか、Love?」
言いにくそうなLove(♂)、それでも、勇気を振り絞ります。
Love(♂)「僕も、P’のおうちに行ってもいいですか・・」
Good「・・・?」
Love(♂)「僕の家はここからとても遠くて、家族が恋しくても帰れないんです。なので・・・僕も一緒に行ってもいいですか。僕、本当に、P’と行きたいんです」
Good「・・・・・」
Love(♂)「ねぇ、P’! どうか、僕を助けると思って・・・」
半ば、無茶ぶりですけど、必死さは伝わりました。
Good「ああ・・・いいよ。うちは、すぐ近くだから、一緒に連れていっても構わないよ」
やった!!
Good「さっさと行くぞ。グズグズしてるのは嫌いなんだ」
慌てて、追いかけるLove(♂)
#6-1はここで終わりです。引き続き、#6-2です。
Great Men Academy
EP6 Part2
~GoodとLoveの自宅~
GoodとLove(♂)、二人で帰ってきました。
Good「ただいま、母さん・・」
ママ「あら、おかえり」
台所から声が聞こえ・・・そして、出てきた母と、ハグするGood。
そんな二人を見て・・いえ、久しぶりに会う母を見て・・胸がいっぱいになるLove(♂)
本当なら、兄よりも我先に、ママの胸の中に飛び込んでいたはずなLoveなのです。
後ろで微笑んでいるLove(♂)に気づいたママ。
ママ「(Goodに)お友だちをつれてきたの?」
おずおずと近づくLove(♂)
Love(♂)「こんにちは」
ママ「いらっしゃい」
Good「後輩なんだよ。一緒に夕食を食べたいって頼まれたんだ」
微笑むママ。
Good「名前、Loveって言うんだよ」
ママ「ん? Love? あなたの妹みたいねぇ、ふふ」
それを聞いただけで、とても、ウェルカムな雰囲気で笑ってくれるママです。
~ダイニング~
早速、ママの手料理が並ぶテーブル。
思わず、笑みがこぼれるLove(♂)
ママ「さぁ、召し上がれ。(Loveに)これはうちの娘の大好物なのよ。留守する時には、まず、これを作って冷蔵庫に入れておくのよ」
GoodとLoveに、取り分けてあげるママ。
Loveの姿が元通りであれば、いつもの団らん風景です。
Good「こうして、母さんが時間を作って戻ってきたのに、あいつはいないじゃないか」
ちくん・・・胸が痛いLove(♂)
Good「あいつに会ってさえ、いないんだよ。なんて奴だ・・」
ママ「私なら平気よ。あの子を責めないで。私だって、長くいられるわけじゃないんだもの。さぁ、冷めないうちにいただきましょう」
一目散に、Loveの好物だというスープを器を持ったまま、飲むLove(♂)
そのしぐさを見て、「まあ・・本当にあの子そっくり」と驚くママ。
Love(♂)「・・・・・?」
ママ「うちの娘もね、いつも、そうやってスープを飲むのよ」
慌てて、器をテーブルに戻すLove(♂)
ママ「なんだか、Loveの男の子版ね。それに、すっごくイケメンよね?」
隣のGoodに同意を求めるママ。
Good「母さん、褒めすぎだよ」
Goodは、さっきから、うまく言葉に表せないけれど、どうも違和感を覚えてる感じです。
ママ「あら、本当のことを言っただけよ」
Good「あ、そうだ! 母さん。こいつが作ったサンドイッチがさ・・うちのと同じ・・」
Love(♂)「あの・・おばさん! このチキンスープ、すっごくおいしいですね。作るのって大変なんですか?」
Goodの言葉を遮るLove(♂)
ママ「簡単よ。まず、鶏肉を煮込んで、それからトマトを入れるの。瑞々しいでしょ?」
うんうん、と頷きながら、「とってもおいしいです」と答えるLove(♂)
ママ「たくさん食べてね」
見過ぎだと思われないように、我慢しながら、母親の姿をチラチラ見るLove(♂)
そんなLove(♂)の様子をじ~~~っと見ているGood。
完全に怪しんでる。。。
~キッチン~
食後、お皿を拭くのを手伝っているLove(♂)
Love(♂)「サンショウウオの写真を撮るために、一晩中、歩き回らなければならないんですか?」
ママ「そうよ。外は冷たいけれど、でも、面白い写真を撮るために、その価値は十分あるのよ」
ママは、自然写真家なのかな。
この間、Goodは、自分が家長として、しっかり稼げるようになれば、母は遠くに働きに行く必要もなくなり、家で妹の面倒をみられるって言ってたけど、生活のためだけ・・っていう理由だけで、カメラマンの仕事ってできるものなのかな?
Love(♂)「お母さん、寒いところだと、体調悪くなりますもんね」
ママ「・・・・・?」
Love(♂)「あ・・・その・・・お母さん、小柄だし、痩せてるから・・」
言いつくろうLove(♂)
ママ「ふふふ、そのとおりよ。時には、仕事のために犠牲を払わなければならないこともあるから・・」
Love(♂)「素晴らしいですね。僕も、お母さんみたいな人になりたいです」
微笑み、次の瞬間、Love(♂)をハグするママ。
ママ「ちょっとだけ、ハグさせてね。うちの娘は、おバカさんで、私、あの子にすごく会いたいんだけど、でも、今は会えないの」
まるで、Loveだとわかっているように、頭を撫でながら、優しく話すママ。
目に涙をうかべて、そのまま、ママを抱きしめるLove(♂)
そっと、身体を離すママ。
ママ「さぁ、外でお茶を飲みましょう! 私ね、インド式の新しいお茶の入れ方を習ったばかりなの。なにが必要なのか、ちょっと見てくるわね、ミルクでしょ、しょうがと・・あと、なんだったかしら?」
ママが食品庫のほうに行ってしまうと、耐えきれず、その場を離れようと、キッチンを出てきたLove(♂)
Good「Love・・・お前の電話・・」
Love(♂)「そこに置いておいてください」
とても、今の顔を、Goodに見せるわけにはいきません。
Good「どこにいくつもりだ?」
Love(♂)「トイレに・・・」
背を向けたまま、足早に去ると、
すぐさま、トイレに入り、ドアを閉めるLove(♂)
Good「どうやって、(トイレの)場所がどこかわかったんだ?」
一方、ティッシュで口を押えながら、必死で泣き声を押し殺すLove(♂)
ああ、ここは、一緒になって泣いてしまう。。
じっと考えていたGood、キッチンにいる母親の元に向かう。
ミルクチャイを煮だしているママ。
Good「母さん・・」
ママ「ん?」
Good「母さんとLoveがいつも作るサンドイッチってさ、外で食べても、全然、味が違うんだよ・・」
ふっと笑い出すママ。
ママ「私のサンドイッチは、ちょっとユニークかも。だって、愛で出来てるんだもの」
Good「俺は真面目に聞いてるんだよ!」
ママ「あら・・本当よ! 私は、どの工程においても、愛情の粉をかけてるの。あなた、あれを作るのに、どれくらいかかるか知ってるの? 玉ねぎやニンニク、唐辛子を炒める時間、それを全部準備して、しかも自分でなんでもやって、どの工程も心をこめて作るのよ。愛で出来てるって言って、なにが間違ってるのよ? ん?」
そんなの、当然でしょ、と、また、チャイを混ぜ始めるママ。
Good「・・・・・・・」
考え込むGood。
ママ「あらあら、困った息子ねぇ。今まで何度も食べてるのに、まだ、その意味がわかってなかったの?」
そこへ、トイレから戻ってきたLove(♂)が合流。
ママ「これから、サンドイッチをつくるわね。うちの娘みたいに、ハマるかどうか、見てみましょうか?」
Love(♂)「・・・お手伝いしますね、お母さん」
その時、チャイが噴きこぼれそうになる。。
火を弱めながら、「唐辛子を取ってくれる?」と声をかけると、なんの躊躇いもなく、戸棚の奥から、すでに、つぶして刻んである唐辛子の入れ物を取り出すLove(♂)
それをみて、驚愕するGood。
Love(♂)「はい、おかあさん」
そんなLove(♂)の自然な振舞いが・・・Goodの目に、妹Loveの姿に変わって見える。
ママ「そうね。見ててごらんなさい。これを教えておいてあげる。もし、うちの息子が料理が出来たら、もっと魅力的になって、女の子にモテモテになると思うんだけど・・」
母親の声が遠くに聞こえるほど、今の、Goodは大混乱。。
思えば、いつからかはっきりわからないけれど、ずっと感じてたように思う違和感。
ふと視線は、Love(♂)のスマホに向けられる。
そして、キッチンに立つLove(♂)を見るGood。
Love(♂)「他に、なにかお手伝いできることはありますか?」
その隙に、自分のスマホを取り出し、Loveに電話をかけるGood。
出来上がったサンドイッチを持って、「これ、P’Goodのところに持っていきますね」と
キッチンから出てくるLove(♂)
真っ暗だったLove(♂)のスマホが、オンになり・・・発信者はP'Goodだと告げている。。
しかも、待ち受けは、Loveが撮った、二人が写っている写真。
震えているスマホを見て、どちらも驚愕しながら、顔を見合わせるGoodとLove(♂)
慌てて、サンドイッチの皿をテーブルに置くと、スマホを手に取るLove(♂)
Good「お前、Loveだな」
ここね、なんで、お前が妹のスマホを持ってるんだ?じゃないところがすごいよね。
Loveでなければ、知らないことを、目の前のLove(♂)が知っている。
なにより、母親と一緒にキッチンに立つ姿は・・・いつも目にしていたLoveでしかなくて、それは、もはや疑いようもなくて。。
やっぱり・・・兄さんだねぇ。
なにも答えられないLove(♂)
でも、その顔は、今にも泣きだしそうで・・・かすかに・・震えた顔が、そうだ、と告げているようで・・・
たまらず、Love(♂)を抱きしめるGood。
気付いてもらえたことが、たまらなく嬉しくて、兄を抱きしめ返すLove(♂)
~Love(♂)の部屋~
Love(♂)「私、時間通りに、湖に戻れなかったの。だから・・ずっと、男の子のままでいなければならないの、P’Good!!」
事情を説明したLove(♂)
Good「泣くなよ、Love!」
ぐずぐず・・と鼻をすするLove(♂)
Good「一緒に、解決方法を探そう」
Love(♂)「P’、たった一つだけ方法があるの・・・私、トーナメントに勝って、そして、ユニコーンに元の身体に戻してもらうよう、お願いしなきゃならないの」
それを聞き、頷くGood。
Good「勝つためには・・まずは・・・(トーナメントに)参加するために、その資格を十分満たさなければならないんだ」
頷くLove(♂)
Love(♂)「だから、お兄ちゃんも昨日見たとおり、教科書を一杯読んでたの。P’Good・・・私、元の身体に戻りたいよ~~! ママとハグしたい。。」
既に、Goodには、ボロボロと泣くLove(♂)が、泣き虫の妹Loveにしか見えません。
ちょっとためらってから、Love(♂)の肩に手を置くGood。
Good「俺たち、最善を尽くそう。俺が、お前のこと、手伝うから」
頷くLove(♂)
Good「一緒に、競い合おう。がんばるんだぞ!」
なんどもなんども頷くLove(♂)
ナレーション:Loveは、今、とても温かい気持ちでした。
Good「もう、泣くな!」
ナレーション:彼女は、間違いなく、兄を取り戻したのです!
#6-2 終わりです。
★『Great Men Academy』Ep.06-2 雑感★
ママは、はっきり、Loveだと気づくシーンはなかったですが、LoveがGoodの後輩の姿であろうとなんであろうと、結局、過ごすうちに、Loveに対する仕草となんら変わらなくて・・。
そして・・・性格的には、全く似てないこの兄妹ですけど、やっぱり、お互いのピンチのときには、ちゃんと寄り添うというのが、この間の4話でも示されていましたし、とうとう、Love(♂)の入れ替わりについて、Goodが知るところとなりました。
麗しき兄妹愛です。
力強い協力者を得て、Loveがほっと一息つけて、泣きじゃくるのも無理ありません。
★『Great Men Academy』Ep.06-3に続く★