皆様、三連休も終わりですね。
命に係わる危険な暑さと騒がれる中、いかがお過ごしでしたか?
巷ではいろいろな話題が飛び交ってますね。
『We Best Love』映画版の特別上映とかね。
生ず~を堪能された方のおすそ分け、感謝感謝です。
そういえば、YUも日本のドラマ、結構、いい番手で出演されるんですよね。
そうそう、私がよく見ているYoutubeチャンネル“ばんのけ”にですね、例の、台湾のカップ麺が登場したんですよ。
サムネの段階で、イラストを見て、あ・・・と反応してしまった私。
これは、劇中に出てきたカップ麺とは違って、ビーフンなの。
そりゃ、日本の人には馴染みないよね。← コメ欄には、台湾の有名なメーカーの商品だよって書きこまれてました。(笑)
↓だけど、これ、懐かしくないですか?
実際、肝試しで、いい仕事してくれたインスタント麺バージョンもドラマティック・・・。
あと、TayNew版の『ちぇりまほ』のTrailerも見ました。
やはり、というか、なんというか、これは・・・みんなでムズかゆく、ニマニマしながら視よう、というコンセプトですよね(笑)
え?違うの? (笑)
見た感じ、“Dark Cherry Magic”ではなさそうでした。(笑)
(^o^)v
では、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『NOT ME』
原題:เขา...ไม่ใช่ผม
原作:++saisioo++
(GMM 25 2021/12/12-2022/03/20 全14話×45分)
13+
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8話(前半) オープンマインド
~ブラックの部屋~
強引に、部屋の中に押し入ってきたショーンを、最後まであきらめず、「なんで、入ってくんだよ! ここは俺の部屋だぞ!」と押し戻そうと、必死に抵抗するホワイト。
どこ吹く風で、ショーンがベッドに腰掛けると、「座るな!どこに座ったかもわからないくせに! シーツが汚れるだろ!」と、ホワイト味を前面に出してしまってます。(笑)
もう、バレてもいいんかい?
ここ、座るな!って言われた時、トン↓(座)トン↑(立)と立ち上がるショーンのリズム、好き(笑)
ショーン「じゃ、(ズボンを)脱いだほうがいいか?」
ブラック(ホワイト)「床に座れ!(怒)」
当然のごとく、家主はベッドに腰掛けます(笑)
「お前は、そっちかよ・・」「俺の部屋だもん」っていう二人の会話も好きすぎる。
持参した酒を一口飲むと、ん、とブラック(ホワイト)に差し出します。
仕方なく受け取るホワイト。
ホワイト「で、なんでここに来た?謝りにきたのか?」
ショーン「・・・・・・」
まんま、図星ですが、ショーンが素直に認めるわけがないのです。
ショーン「ふん、飲まないなら、戻せよ」
酒をひったくります。
ここよ、ここ!!
ショーンの後ろで、ベッドに腹ばいになるホワイト。
どうして、こんな柔らか味のあるS字なラインを、さらりと披露してくれるのか・・・。
そして、この、ショーンを覗き込むような体勢はどうみても・・あら、Gun様、いらっしゃいませ・・というか、彼女味、フルオープン!(笑)
馴染みすぎでしょ(笑)
ショーンが飲んでる途中で、瓶ごと、もぎとります。
ショーン「ブラック!! (なにすんだ?)」
ちょっと、キツそうに一口飲むと、「で、俺に何の話?」と、再度、水をむけてさしあげます。(笑)
ショーン「・・・・・・」
なんかさ、男が謝りに来たときって、女子って、妙に、余裕持っちゃうよね? (笑)
覚悟をきめ、向きなおったショーン。
ショーン「あの日は、頭に来すぎて、どうかしてた。だから、お返しに、酒を奢りにきたんだ」
どうしても、ごめんなさい、とは言えないようだな(笑)
ホワイト「ほらね。謝りにきたんじゃん」
ショーン「お前、ほんと、変わったよな。」
ホワイト「・・・・・・」
ショーン「ちゃんと先まで物事を考えるようになったし、よく笑うようになった。俺たちが活動を始めて以来、これほど多くの人に支持されたのは初めてだ」
興奮気味なショーン。
にっこり微笑むホワイト。
ホワイト「だろうね。ねぇ、ニュース見たか?デモ隊が、タウィの会社の前にテントを張って、夜通し抗議活動をしたんだって。仕事終わりの時間になると、もっと多くの人たちが参加するんだ。」
ショーン「ああ、タウィは行く先々で、人々から罵られてる。今や、世論の勢いは俺たちの味方についてる!」
もうすっかり、わだかまりなどなくなったように、自然に盛り上がる二人。
それを機に、ベッドから降り、ショーンの向かいに腰を下ろすホワイト。
真剣な表情です。
ホワイト「タウィは、一体、お前に何をしたんだ?」
ここの流れも良かった。。
自然に、前のめりになっちゃいました。
少し、気弱な表情で、無言のまま、ブラック(ホワイト)を見つめるショーン。
ホワイト「きっと、これはおまえ自身の問題であって、他人には関係ないことだ、くらいに思ってるのかもしれない。けど、自分だけで抱える必要なんてないんだ。誰かと分け合ったら、少しは心の重荷を下ろせるんじゃないか」
ここで、何度も息を吐くように試みるのに、なかなか言葉が出てこないショーンに、涙してしまいます。
ここで、ようやく、自分の父が、タウィの麻薬を運搬していたことを打ち明けるショーン。
ここから続く、Gunの瞳だけの演技が秀逸。
ショーン「それが分かった時には、(今の)お前と同様、すごくショックだった。俺にとって、親父は、常に、ヒーローみたいに立派な人だったからな。今でもよく覚えてるよ。俺が本を読んでたら、警察がやって来たんだ。お袋は、親父が麻薬の運び屋だと聞いて、卒倒したよ。親父は、逮捕に抵抗したせいで、超法規的な処置として殺されたんだ」
自分の口で、このことを話すのが、どんなにつらいことか・・と、自然に、自分の手をショーンの膝に置くホワイト。
ショーン「俺、親父が麻薬に関わってたなんて知って、激怒したよ。お袋と俺を裏切ったんだ。俺には、法律を守っていいことをしろ、誠実な人になれ、って散々言ってたくせに・・・。怒りは憎しみに変わったんだ。親父のしたことは、あらゆる面で俺についてまわってきた。」
ホワイトの視線は、ただ、淡々とショーンの告白を聞いているわけじゃなくて、実際、ショーンの一言一言を受け止めることで、実際に本気で、ショーンの重荷を軽くしようとしてるのがわかる。
ショーン「学校じゃ、みんなに嫌われたよ。友達も手のひら返しさ。挙句の果てには・・お袋も病気に倒れ、俺、一人残された」
少し顔を斜めにして、下から見上げるような視線を投げかけながら、ホワイトも、最後まで、ショーンの話を聞こうと、共に辛い時間を耐えている感じです。
ショーン「あの当時は、親父のやったことの真相を探っても無駄なんじゃないかって考えた。こんな事件なんて、簡単にもみ消せる、権力と金を持ってるタウィが、真実を知る唯一の人間なんだ。表向きは合法的な事業家であるアイツが、麻薬の密売組織のボスだなんてことは、みんな知ってるんだ。俺なんて、アイツに比べたら、存在しないも等しいってさ。俺の人生は終わった。生きていく理由なんてなくなった。」
ショーンの顔に手を当て、自分のほうを向かせるホワイト。
ホワイト「でも、お前は乗り越えたんだな。だから、ここにいる」
ようやく、口を開いたホワイト。
ショーン「俺、お前に会えて幸運だった。お前が、俺に、人生の目標をくれた。タウィと闘う方法を教えてくれたんだ」
ほほえみながら、ショーンの耳たぶに触れているホワイト。
ホワイト「話してくれて嬉しいよ。お前のこと、もっと理解できるようになる気がするよ」
ショーン「俺なんかのこと、なんで知りたいんだ?」
ホワイト「お前にも、俺を信頼してほしいからだよ、俺がお前を信頼してるみたいにさ」
ショーン「俺のこと、信頼してるだって? 俺の気を晴らすためにそんなこと言ってるのか?」
それを聞くと、にこっと笑い、ベッドの上に立つホワイト。
ショーン「どうしたんだよ、急に・・」
そういうと、背中から空(くう)に身を投げ出すホワイト。
なにすんだよ、と、慌てて、ホワイトの背中を抱きとめるショーン。
ちゃんと、Gunの膝が上がってるので、Offくんが、ただ、背中を支えるだけじゃなくて、お姫様抱っこで支えてるってわかります(笑)
ショーン「お前、なんてことしてんだ?(驚)」
ホワイト「トラストフォール(Trust Fall)だよ。やったことない?」
※後ろ向きに倒れて、背後の人に受け止めてもらうという、子どもたちがよくやる遊びのような行為。 後ろの人がちゃんと受け止めてくれることが大前提にあるわけで、信用できるかどうかが鍵となる。
ショーン「ねぇよ。なんの話してんだよ?」
まだ、心臓が波打って収まらない様子のショーン。
ホワイト「信頼だよ。 俺がお前を信頼してるってことを見せただけさ。だから、背中から落ちて見せたんだ。お前だって、ちゃんと、俺を放っておかないってところを見せただろ」
ショーン「まったく、お前には驚かされてばっかりだ。・・・俺が殴ったところ、まだ、痛むか?」
ホワイト「それ、やり返してもいいって言ってるの?」
ショーン「ああ」
ここで、ショーンの両肩に手を置くホワイト。
ええっと、これは普通に、高身長メンズに、ちうする時の体勢ですね。(笑)
おデコに頭突き・・(笑)
ホワイト「痛い! 頭突きってしたほうも、こんなに痛いなんて思わなかった」
ホワイトさん、いいんですか?
ケンカ上等のブラックが、今まで、頭突きなんてしたことないって、自ら白状してますけど(笑)
ま、ショーンが、スルーしてるんで、別にいいですけどね。
ショーン「これで、おあいこだな」
ホワイト「ん・・」
笑いあう二人。
ホワイト ショーンが、僕のことを見る目が、だんだん変わってきた。
以前みたいに、攻撃的じゃなくなった。
秘密を共有したことで、距離は縮まり、彼が作っていた壁は、崩壊したようだ。
ショーン「赤くなってないか?」
そう言って、おでこをさすりながら、見せてくるショーンが、本来のショーン・・ということで。
結局、そのまま、飲みあかし、同じベッドで眠った二人。
これ、脱ぎ散らかされた服 → ベッドへのカメラワーク・・とか、ほんと、狙ってるよね(笑)
まぁ、まだ、この時点じゃ、だまされないけど。。
それにね、絶対、ホワイトったら、この部屋で一人で寝るときはサイドテーブル側で寝てると思うんだけど、二人で寝るときは、修理工場のショーンの部屋と同じ並びになるのね。(笑)
先に目を覚ましたのは、ショーン。
隣のブラック(ホワイト)を覗き込んでる。。
最初は、前髪をすくったりして、ブラック(ホワイト)の反応を見ていたけれど、
「寝たふりしてるのか?」と声を掛けたり、耳に息を吹きかけたり、熟睡具合を確かめつつ、やりたい放題よ。
頬を触ったり、鼻をつまんだり、くちびるをプルンプルンしたり・・・
熟睡を確かめるにもほどがある(笑)
肩から腕へと指を滑らせる動きは、ホワイトの肌の感触を確かめてるとしか思えず・・・
どんどん己の欲望にまっしぐらかい!って、言いたくなるほど、ブラック(ホワイト)に対して、こういう願望があったのか、と、見てるこっちが恥ずかしくなる感じ(笑)
寄り添いあうラインが結ばれてる人間は、そうなるべく、なにかがうまいこと発動するのかもね。
と思いきや、強めに脇腹をくすぐって、それでも起きずに寝返りをうったブラック(ホワイト)を見て、「まじで熟睡だな。相当、酔っぱらったみたいだ。ちょうどいいや・・」と呟いてます。
こんだけ、距離が近くても、全然、違和感なくて、通常運転なのは、普段を見慣れてる弊害か・・(笑)
~デーンのアトリエ~
と言っても、廃墟ビルですけどね。
こちらも、濃厚ですなんですよ!
デーンをモデルにしようと、構図と位置関係を考えているヨック。
デーン「なにか、俺にできることは?」
ヨック「もうちょっとそのままでいて」
自分の描き位置を決め、部屋にあったイーゼルスタンドや絵の具を脇に片付け、画材をそろえ、床にキャンバスを広げる。
ヨック「ここに座って」
言われたとおりに、床に直接座るデーン。
こんな風に、ちゃんとモデルになるのは初めてなのか、かなり緊張気味です。
デーン「ほんとに、(自分がモデルなんてなっても)いいのかな?」
ヨック「もちろん。俺の最終課題に参加することになるんだ。やってよかったって思うはずさ」
光栄に思えよ、くらいの笑顔です。(笑)
年上ですが、かなり、可愛く見えてますね。
デーン「それで、俺はどうすれば?」
本題です。
さすがのヨックも、一呼吸置きます。
ヨック「・・・服脱いでくれる?」
デーン「はぁ? 脱ぐのか?」
うん、と頷くヨックの顔は、真剣です。
ヨック「俺の課題は、この社会の不正の犠牲者の裸体を通して、明らかにすることなんだ。ふざけてるわけじゃない。この課題を提出しなきゃならないんだ。抑圧された人の痛みや身体の痕跡を示すために、裸体を用いる必要がある。そして、同じ人間であるにも関わらず、なぜ、美というものの定義が異なるのか、疑問に思ってるんだ。」
おそらく、デーンにも、ヨックの言いたいことは、伝わっているはず。
デーンの場合は、自分が描く壁画の中で、描く人間の属性がわかるように、制服であったり、作業着であったり、職業的な特徴をしっかり描き込むことで、社会的な階層や役割を明確にしているわけで、服の有無は記号、逆もまた真なりなんだよね。
デーン「本気か?」
ヨック「ああ。さぁ、脱いでよ。そんなに緊張しないで」
デーン「こんなこと、したことないよ」
ヨック「リラックスして。気持ちを解放するんだ。」
躊躇いつつ、その場で、シャツの裾を持ち、ウェストからシャツを引き上げる。
ヨック「そうだ」
Tシャツを脱ぐデーン。
その筋肉の動きすら見落とさないように・・・じっと目で追うのが正解なのか、それとも、一瞬だけ、目を反らし、一応、ここでは秘めてる純情を見せるのが正解なのか?(苦笑)
腕時計を外すデーン。
ヨック「そっちも・・」
ズボンを指さすヨック。
デーン「は? ズボンもか?」
さっきとは比較にならないくらい、驚いてます。
ヨック「当たり前だろ。ヌードなんだから。考えすぎなくてもいいって。絵を描くだけ以外、目的なんてないからさ」
意を決して立ち上がるデーン。
ここがすごいよね。
IDカードを取り返すために、わざわざ素性を調べ上げ、大学まで出向き、拉致してきてから1時間も経ってないと思いますが、なぜか、今度は、その相手から、身ぐるみはがされそうになってます。
禍福は糾える縄の如し(笑)
ま、悪化してるように見えて、悪いことばかりとも言えないのが、人生の妙。
少しだけ移動するデーンを目で追うヨック。
ちらりと、振り向いてから、最後に、どうとでもなれ、えいや、と、ズボンと下着を下ろすデーン。
ヨックは、目を反らさないの。
でも、前をクッションで隠して戻ってきたデーンをみて、ちょっとだけ笑みを浮かべたけどね。
ヨック「なぁ。これは芸術だよ。恥ずかしがる必要なんてないんだ。もし、クッションを外さなかったら、芸術以外のなにかを考えてるって判断させてもらうよ・・」
人が悪いなぁ(笑)
ヨック「それでいい?」← ドS炸裂!(笑)
デーンは、こんなに、繊細で大真面目なのに。。
ヌードと聞いても、まさか、本当に、すっぽんぽんになるとは思わなかったでしょう。
枕を外すデーン。
太ももを立てたポーズにしたのは、武士の情け。
いえ、一応、ドラマだし、13禁だし・・諸々の配慮です(笑)
ヨック「うん、リラックスして。」
デーン「これで、どうやって、リラックスしろと?」
デーンの言葉に、笑顔になるのは、ここまで。
すぐに、目の前の、肉体と向き合うヨック。
ちゃんと木炭も置いてあったのね。
この部屋を見て、ああ、ペイントばっかりじゃないんだなって気づかされました。
きっと、独学で勉強してたんだろうなぁ。
ヨック「あんまり、(人前で)肌をさらしたことないの? かなりの奥手みたいだ」
そんなこと言うなよ~~なデーン。
その間も迷いなく、デーンの身体のラインを忠実にデッサンしていくヨック。
ヨック「警官って、そんなに、品行方正で規則正しくないとダメ?」
会話を続けるヨック。
デーンの意識を、羞恥心から切り替えようとしてるのね。
デーン「いや。それに、警官になることは、子供の頃からの夢だったんだ。」
ヨック「その夢って、今でも美しい?」
デーン「・・・・・」
夢を美しいと表現するのは、ヨックの美に対するセンスが独特なのもあるかもしれないけれど、人としての感受性が豊かだからかな。
視線をデーンから外さず、ただ、手だけを動かしているヨック。
一方で、ヨックの問いかけに、考え込んでしまうデーン。
急に、重くなったような頭や身体、心を支えきれなくなって、つい、膝を引き寄せるように、腕を組んでしまう。
それを見て、天啓が降りてきたかのようなヨック。
ヨック「ちょっと! そのポーズのままでいて」
今まで描いていた画をさっと外し、「今の感情を維持して・・・、もう少しだけ、右足を伸ばせる? 両手は組んだままで・・そのままじっとしてて、お願いだから」と、新しいキャンバスに描き始める。
そのあとは、視線に入ったものが、そのまま、手で再現されていくように、ぐいぐいと進めていくヨック。
そんなヨックをじっと見つめているデーン。
今、描かれているのは、自分を覆っている肉体じゃない。
肉体を通して・・・と語ったヨックの言葉の意味が、おそらく実感できたんじゃないかな。
隠しておきたかった自分の内面を、いとも簡単に見透かされているような気がしてくる。
涙をこらえようとして、唇が震えてしまうのも、涙が落ちるのも止められないデーン。
ふと、デーンの顔を見て、少し驚くヨック。
ヨック「どうかした?」
デーン「ただ・・・まるで、自分の罪を懺悔してるみたい気分だ」
それでも、手を動かし続けるヨック。
この流れが素晴らしい!!
なにより、ヨックはヨックで、今のこの動きを止められない状態にあるのがいい。
目を反らさず、対峙しているこの状況を、心の対話とか、キャッチボールとか表現することもあるだろうけれど、今のヨックは、利己的だし、まったく違う時間軸にいる。
デーン「俺は、以前、罪を犯したんだ。でも、もう、取り返しがつかないし、やり直すこともできない。(過ちを正して)公正になろうとしたけど、だめだった・・。結局、俺は何もできなかったんだ」
とめどなく流れ落ちるデーンの涙を見ながら、一筋の涙を、すっと付け加えるヨック。
デーンの一世一代の告解を聞いたにも関わらず、憑き物が落ちたように、あっさり、と声をかけるヨック。
ヨック「出来た。見てみる?」
ひろげて見せるヨック。
デーン「いいね」
微笑むデーン。
ヨック「まだ、完成じゃない。これは、スケッチだからね。手を加えて、それから色を付けるんだ。完成品を見るのは、もうちょっと待ってて」
そういうと、やっと、デーンに近づき、
木炭のついた指で、デーンの頬に触れる。
ここで、日常のヨックに戻ったっていうメリハリが、個人的には、見ていて、ぐっときてしまう。
しかも、罪深き迷える子デーンは、こんなに儚げで美しいし。。。
おそらく、これが仕上がったら、プロレタリアート芸術と共に、宗教画の要素も入ってくるんじゃなかろうか・・・。
ヨック「大丈夫だよ。もう済んだことだ」
そう、思ってはいけないと思っても、その言葉にすがりたいデーン。
よくやってるよ、大丈夫だ・・と言いながら、デーンを抱きしめるヨック。
ただ、泣きながら、ヨックの温かい抱擁に包まれるデーン。
~ブラックの部屋~
眠っているブラック(ホワイト)の傍らで、引き出しを調べているショーン。
ショーンが手にとったのは、タウィの別荘の図面かな?
手帳をみても、特に、不審な書き込みはなし。
鞄の中から、眼鏡ケースを見つける。
中身は、度付きの眼鏡だけれど、見覚えがない。
そして、もう一つ、別のポケットから、コンタクトレンズのケースを見つける。
振りかえるショーン。
ここ、特に回想とか入らないけど、たぶん、ショーンは、ブラックが目がいいことを知ってるんじゃないのかな。← これに言及してる場面、ありましたっけ?
今、具体的に、記憶にない。。。
ま、あとで出てきたら、その時にね・・・(笑)
ここで、切ります。
★『NOT ME』8(前半)雑感★
7話の、デーンによるヨック拉致騒動からの流れに引き続き、今後の二人の行く末を暗示させるような、二つのカップルの「二人芝居」が、それぞれ描かれてます。
なんて、贅沢な時間配分なんでしょう。
細かいところは、本文中にあれやこれや書いちゃいましたけど、まずは、ショーンホワイトですね。
感情を張りつめる、ごまかしのきかないシーンを、二人揃って、きっちりと仕上げてきてる。。
このドラマは、OffGunにとっても、GMMにとっても、冒険だったかもしれませんが、絶対やってよかったドラマだ、と感じました。
内容だけではなく、演技者としての力量も試されるドラマで、ちゃんと応えているところが素晴らしすぎる。
その点で言うと、ヨックデーンは ← 私は、素直に見たまんま、ヨックデーンだと思ってるんですけども(笑)
こなれていない感じが、逆にマッチしてるのかな。
(あ、いつもの如くの言い訳みたいですが、私が追ったヨックの心の動きは決め打ちではなく、あくまでも、芸術家として見た時の気持ちの動きを想像したにすぎなくて、妄想です(笑))
でも、Firstくんってホントうまいよね。
私、ウルフもブラリも勿論よかったですけど、『The Shipper』の時のPan(笑)も大好きで・・当時、といっても3年前くらいですが、『Love by Chance』の筋追いをしながら、リアタイで楽しませてもらってました。
ガウィンは、荒さは目立つものの、後々ポートレートとなる表情とか、随分、事前に作り込んだんだろうなぁと思わされます。
メガネを見て、手を止めたOff。
最近、『Cooking Crush』の眼鏡姿がたくさん入ってくるので、それだけで、ちょっとニマニマ。