【「無理です！できません！」東京MERに見る「あげ母・コミュニケーション」】
中学受験ママコーチ 美月ゆりです。
「ドラゴン桜２」の後に始まった
「東京MER」。
ご覧になっている方、いらっしゃいますか？
今日は最終回。
リアルタイムで見れるかな？
写真、お借りしましたー😊
鈴木亮平さん演じる喜多見チーフの、
圧倒的なスキルと瞬間的な判断力、そして、
「待っているだけでは助からない命もある」と
「命を救うこと」にブレない姿勢が、
とってもかっこいい
です
それはどんな時も、
「命を救う」ために
「今、自分に何ができるか？
どう動けば救えるか？」
を考えているから。
とりわけ、私が注目しているのは、
チームメンバーや周りの人に対する、
喜多見チーフのあり方、です。
「あげ母・コミュニケーション」だなあ、と。
特に、第２話。
中条あやみさん演じる研修生が、
救急現場で医療判断や手術を求められる。
判断ミスや失敗したら、
死にもつながりかねない恐怖。
本番経験が少なく、
そのプレッシャーと責任の大きさに対し、
自信が持てない。。。
その怖さは、
私たち素人の想像以上かもしれません。
そしてその恐怖から逃げようとして、
逆にミスを起こしかけてしまいます。
（恐怖にフォーカスされてしまうからですね
）
ミスの原因が逃げたいと気持ちと見抜いた
喜多見チーフは、
「自分が一番よくわかってるよね」
と、あえて叱りません。
そのうえで、それでも、彼女を
「彼女はそんなに弱くない。
自分の力で乗り越えてくれますよ」
と信じています。
任される人も怖いですが、
本当は任せる方も
「覚悟」が要りますよね。
そんな中、次の出動先で喜多見チーフは、
あえて彼女にトリアージを任せます。
「相手には必ず、
なんとかする力がある」と信じ、
もうこれ以上はできない、というところまで
やらせてみる。
それでも、責任を負うことへの恐怖が先立ち、
「研修医の私には無理です！
またミスしてしまうかもしれません！」
と研修医であることを言い訳に、
覚悟を決めきれない比奈先生。
そんな彼女に、
賀来賢人さん演じる音羽先生が一喝！！
「言い訳はやめろ！
お前は医者だろ。
だったら全力で命を救え！」
その言葉にようやく覚悟が決まり、
比奈先生は動き出します。
が、その上で今度は人手が足りず、
難しいオペを一人でやらざるを得ない状況に。
またもや恐怖に揺れます。
そんな比奈先生に、喜多見チーフは、
「あなたの意見はどうだっていい。
あなた以外にその人を救える人はいませんよ」
その言葉に、一番不安な比奈先生が、
「どうするも何もやるしかない」
と、覚悟を決めて手術。
それでも止まらない出血に、周りも不安な中、
さらなる判断を迫られ、実行しようとした時。
ヒーローなタイミングで、
喜多見チーフ参上！
安心するも、自分の判断とは違う処置に、
医療ミスになりかねなかったと
落ち込む比奈先生。
そんな彼女に喜多見チーフは
「比奈先生が処置してくれたから、
僕はその後の処置ができた。
ありがとう」
どんな時も、相手の持つ力を信じ、
できていることを認め、
相手を大切に扱う。
喜多見チーフの言葉やあり方に、
比奈先生の意識にも変化が。
まさに、人を伸ばす
「あげ母・コミュニケーション」
ドラマではありますが、
緊張感溢れる現場、責任の重さの中で、
冷静な判断力と行動力と
チームメンバーに対する温かさ、器の大きさが
両立できている姿に感動しています。
喜多見チーフは、東京MERの
最強の「あげ母」です！
チームメンバーだけでなく、
最初は反対している人をも巻き込み、
その力を引き出しています。
そして、ドラマは脳の中と相似形。
喜多見チーフと音羽先生は大人脳（理性）、
比奈先生は子供脳（感情）の反応。
どちらの先生の対応も、
比奈先生には必要な対応。
子供脳（感情）優位の時には、
大人脳が子供脳を
しっかりと動けるようにする。
できると信じながら見守り（喜多見チーフ）、
それでも踏み出せない時は、
背中を押す（音羽先生）。
受験勉強の中でお子様が自信を失ったときや、
お子様やお母様ご自身が、
何かに対して覚悟が決まらないときには、
お母様の中の子供脳が揺れています。
それを外側に現実として見ているだけ。
そんな時は、お母様の中で、
大人のお母様（大人脳）が
6歳の自分（子供脳）を、
喜多見チーフのように、
安心させてあげてくださいね。
すると「覚悟」も決められます。
ちなみに私個人としては、
この回の高輪先生の言葉も
とてもステキだと思いました。
ので、個人的にメモメモ・・・
「じゃあやめる？（中略）
本当は悔しいんでしょ？
途中で投げ出すのは。
ミスしたんだったら、
見返してやれば？自分を。
自分の弱さを認めることも大事だけど、
とことんやり切ってからじゃないと、
本当に弱くなる。
自分の不甲斐なさに腹が立ってるんだったら、
まだやりきってない、ってことだよ。」
私もそう思います。
かつてやり切らず、
苦しくて逃げた時がありました。
そこで踏ん張るから、力がつく。
なので、その時の後悔を次に生かしています。
その時できれば良かったかもしれない。
でも、遠回りしたとしても、
挽回すればいい。
他にも毎回、それぞれのメンバーが、
任務以上に使命感を持って持ち場に臨み、
「今できる最善」を探し、
時間も物も限られた中で決断、
行動し、責務を果たしています。
仕事をする上では当たり前のことですが、
その姿に、私自身も、
時間の価値と判断スピード、
それを支える知識とスキル、
覚悟と責任感を改めて考えさせられました。
ステキなドラマをありがとうございます
最終回、楽しみにしています
ちなみにMER車、
改造に半年かかったそうです！
ドラマだけで終わらせてしまうの、
もったいない…😅
お子様に対して不安や心配を感じやすかったり、
何かの時に逃げたくなるなら、
そこには何らかの思考パターンがあります。
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