【中学受験 強みを活かして伸ばす＠ドラゴン桜２〜第５話】
中学受験ママコーチ 美月ゆりです。
今回もドラゴン桜２と絡めながら、
で学べることについてお伝えしていきます。
で手にできること♡
１ やる気を引き出す関わり方 ①安心感
２ 成績・偏差値アップに必要なこと
３ 強みを活かして伸ばす
４ 確実に達成できる目標の立て方
５ 目標達成できる学習スケジュールの立て方
第５話では、桜木先生が、
発達障害の健太くんの能力に気づき、
開花させたエピソードでした。
人と違う。
みんなと合わせられない。
「空気」や「和」を重んじる日本では、
「違う」ことが問題視されてしまうことが
多いですよね。
「多様性」が社会にもたらす価値が
認められるようにはなってきたものの、
「違い」を「個性」や「強み」といった、
プラスにとらえられることは
まだまだ少ないです。
健太くんは聴覚的短期記憶能力が低く、
耳からだと簡単な暗算もできず、
教師が話したこともすぐに忘れてしまう。
だから学習にも遅れを取りやすい。
けれど、桜木先生は、
雲ひとつない快晴の日、
天気予報もどこも予想していなかったのに
大雨が降ると言い当てた健太くんに、
先入観なく興味を持ちます。
「なぜ10時に雨が降るとわかった？」
「アリが巣に蓋をしてた。
アリは触覚や体毛から
味や音や気温を敏感に感じ取る。
空気中の温度が下がると低気圧の変化を感じて
巣の中が大洪水になる前に蓋をする。」
日付、時間、天気それらを正確に記憶し、
データから法則を導き出していた健太くん。
観察力、洞察力、記憶力共に申し分ない。
東大に入る素質十分
、と。
その後、彼が何に興味関心があるかを観察し、
単に虫が好きなのではなく、
虫の「羽の動き」が気になっていることに
気づきます。
そして。
「お前の知りたいことは全部ここに書いてある」と、
昆虫研究の第一人者であるハーバード大学の
コリン・ネルソン教授の最新の論文
「昆虫の羽ばたきについての考察」を渡します。
すると健太くんは物凄い勢いで読み始め、
それじゃ飽き足らず、
コリン・ネルソン教授に自分の持論をぶつけるんだと
英文の手紙まで何枚も書きだしました。
しかもほんの数日で。
目から記憶したものは絶対に忘れない。
その彼の特性と、
「教授に持論をぶつけたい！」という熱意
が、
短期間で英語の辞書一冊全部暗記という結果に。
また、東大専科の生徒たちも、
専科存続をかけた勝負で勝つべく、
大学入学共通テストの問題に興味を持たない
健太くんのために自発的に考え、試行錯誤し、
ゲームを通して彼の力を伸ばしました。
「1人では成し遂げられないことも
協力すれば乗り越えられる」
それは東大が求める人物像であり、
健太くんのおかげで全員が成長しました。
しかし勝負に焦りを感じた藤井くんは、
健太くんに虫の解剖の動画を見せ、
彼の東大進学に対する情熱を削ぎ、
「お前はいらない命」と自尊心をも傷つけ、
勝負をリタイヤさせることを目論見ます。
藤井くんの思惑通り、
勝負から逃げ出した健太くんに桜木先生は、
「何のために東大に行くのか？」
を思い出させます。
「いらない命、そんなものあるわけないだろ。
できない奴がなんだ！
そのために仲間がいるんじゃないのか？
（中略）
お前はいらない命なのか？
できなかったら、迷惑かけたら邪魔なのか？
そしたら人間の都合で簡単に殺されている虫も
生きているだけで邪魔なのか？害なのか？」
「違う！
生きているだけで害な生き物は
地球上にはいない！
虫だって大事な生態系の一部。
自然界にとっては人間の方が害だ。
生態系を崩す、食べる以上の命を殺す。
そんなのだめ、どんな生き物も平等、
殺すのはダメ！」
「そう思うならそういう世界をお前が創れ！
社会を変えろ！
常識を変えろ！
虫と共生できる未来を創ればいい」
「どうやって？」
「研究者になればできるかもな。
俺がお前を東大に入れてやる。
そこから先はお前次第だ、健太。
みんなとおんなじ方法でやる必要はねえ！
お前だけの方法が必ずある！！」
桜木先生の言葉に、
健太くんは自分を取り戻します。
そして自ら、「東大に行く！」と決めます。
「虫と共生できる未来」を創るために。
桜木先生と健太くんのやりとりは、
・自分の強みを知って生かすこと
・情熱が生み出すエネルギーの大きさ
・自分で決めることが道を開くこと
の素晴らしさを教えてくれています。
桜木先生は広い視野を持って、
・先入観なく観察する
・相手の「本当の望み」は何かを考える
・与えるが押し付けず、相手の決断を信頼する
ことで、相手が持つ本来の生きる力を
思い出させています。
そしてそれが能力開花にもなっている。
興味関心に結びついたきっかけは、
大きなエネルギーを生み出します。
強みを使えば、開花は加速します。
あなたのお子様の強みは何ですか？
あなたのお子様の興味の先は何ですか？
愛を持って観察するから、
見える世界があります。
「自ら輝き出すエネルギー」を
どう引き出すか？
そのために何をどう捉え、どう動くか。
それはまさに「あげ母」のスタンスであり、
「あげ母・コミュニケーション」が
果たす役割です。
夏休みを迎えるにあたり、「あげ母」と
「あげ母・コミュニケーション」についても
お伝えしています。
あなたも天王山となる小６の夏休みを前に、
お子様を管理するための
スケジュール作りではなく、
お子様との対話を生むツールとして
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