あるコーチからこんな質問がありました。
「選手への指導は、問題なくうまくいっているのですが、保護者の方々の期待が、いろいろと多すぎて、関係がうまくいかないのですが、どうすれば良いでしょうか」
また、ある保護者からこんな質問がありました。
「あのコーチの指導は、厳しすぎて、子どもたちはビビリながら練習をしているのですが、どうにかならないでしょうか」
上の二つの質問が同じチームの
コーチと保護者からだとしたら、どうですか?
コーチと保護者からだとしたら、どうですか?
あり得ることですよね。
コーチと保護者の方々との関係において
大切なことは大きく分けて2つだと考えています。
大切なことは大きく分けて2つだと考えています。
一つ目は、
「コーチや指導者の想いを保護者の方々にしっかりと伝えること」
二つ目は、
「保護者の方々のご意見やご質問を聞く機会をたくさん作ること」
です。
例えば一つ目の
「コーチや指導者の想いを伝えること」
を取り上げてみましょう。
私たちのチームでは、入部のための体験会で
以下のような私たちの考え方や説明しています。
以下のような私たちの考え方や説明しています。
最初のうちに、保護者の方々にチームの
指導方針などをしっかり伝えておくことが大切です。
指導方針などをしっかり伝えておくことが大切です。
そこがはっきりしていないと、
後でこんなはずではなかったと
いうことになりかねませんね。
後でこんなはずではなかったと
いうことになりかねませんね。
たくさんの資料や理念を伝えるのが難しい場合は、
以下のようにわかりやすく「想い」を
伝えることから始めてはいかがでしょうか。
例えば、
私たち(コーチ)は
私たち(コーチ)は
○子どもたちの成長をサポートすることが好きであること
○子どもたちがスポーツ(バスケットボール)を
楽しんでいる姿を見るのが好きで、
上手くなっていく姿や、シュートが決まって
楽しんでいる姿を見るのが好きで、
上手くなっていく姿や、シュートが決まって
喜んでいる姿、試合に勝って喜んでいる姿
を見るのが好きであること
を見るのが好きであること
○子どもたちが友達と仲良く遊んで
いることを微笑ましく思うこと。
いることを微笑ましく思うこと。
そして、仲間と協力してチームワークを
高めようとしていることをサポートしたいこと
高めようとしていることをサポートしたいこと
という内容です。
また、コーチの想いを伝えるうえで大切なポイントは
「コーチが子どもたちに対して、
できないことをあらかじめ保護者に伝えること」
できないことをあらかじめ保護者に伝えること」
も大切です。
例えば、ミニバスの時間帯の枠を超えた
子どもたちの友達関係のもめごとなど、
対応できないこともありますね。
子どもたちの友達関係のもめごとなど、
対応できないこともありますね。
そういった対応できないことや、
コーチ達の理念に合わない期待を
されてもできないことは、
コーチ達の理念に合わない期待を
されてもできないことは、
あらかじめ伝えておくことが大切ですね。
また、新たに出てきた課題に対しては、
コーチ一人で判断せず、必ずコーチ会議で相談して
コーチ一人で判断せず、必ずコーチ会議で相談して
答えるようにすることも大切ですね。
二つ目は
「保護者の方々のご意見やご質問を聞く機会をたくさん作ること」
でした。
私たちのミニバスチームで、
保護者の方々のご意見を聞きやすくするために
保護者の方々のご意見を聞きやすくするために
気を付けていることを挙げておきます。
○チーム用携帯で、気軽にメールを送れるようにしています。
コーチからも練習で気になったことがあればメールで連絡します。
○保護者の当番(学期に1回程度)の際には、コーチができるだけ保護者の方とお話ができるようにしています。
できるだけ、家の様子や他の習い事の話なども聞かせてもらっています。
○保護者会の開催(毎年メンタル講習会を実施)
保護者会では、終了後に無記名でアンケートを提出できるようになっています。
保護者会に参加される方は、お母さんが多いので、お父さんのための「おやじの会」も開催しています。
保護者会では、活動報告や指導方針もお話ししますが、毎回下記の題名のような保護者向けのメンタル講習会も同時に行います。
「子どもが元気になる 家庭での言葉かけのコツ」
○ファミリー祭りの開催(家族でバスケットを楽しめるイベントを開催)
親子で対決するゲームや、景品をもらえるフリースロー大会など
○練習試合の後には、子どもたちの感想文とともに保護者のコメントも書いていただいています。
○学校の先生との交流試合(学校の先生にもメンタル講習会を実施)
保護者と良い関係性を築いていくことは
チーム運営をスムーズにするために大切な部分です。
皆さんのチームでも
保護者の方々とのコミュニケーションについて
足りていないことはないか、
なんでもかんでも叶えようとしすぎていないか、
もう一度見つめなおしてみても
良いかもしれませんね。