北口氏のコラムvol.23「選手が伸びる 教え方のコツ」~声かけマジック~基本編!! | フープドリームズ【子どもの心技体を育てる地域コミュニティを民の力で運営しています】

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理念
1.未来を築く子どもたちの心技体の成長をサポートする
2.家族や地域社会の和を大切にし、永く楽しめる地域コミュニティを育成する

こんにちは。
HOOP DREAMSの高比良です。

お待たせいたしました!!
総監督:北口コーチのコラムです。


今週からは、
「教え方のコツ」シリーズのスタートです!
まずは、基本編から一緒にお勉強しましょう~。

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「やべー、教え方しくじったな」 



と思ったことはありませんか?



例えば、
 「もう少し優しく言ってあげればよかったな」
 「あの時に、もっと厳しめに注意しておけばよかったな」


 「ちょっと、いっぺんに教えすぎたな」
 「もう少し早く次のステップを教えていても良かったな」

どうして、指導者はこんな反省をするのでしょうか?





それは、あなたが教えたことで、
選手のプレーがうまくいってないことに
気付いたからです。


気をつけたいものですね。





コーチの教え方ひとつで、
一つのプレーが選手の得意技になることもあるし、
苦手なプレーになってしまうこともあるのです。


これらの失敗をなくしていくコツは、
指導者がコミュニケーションスキルを知ることから始まります。





「コミュニケーションスキルには
3つの方法がある」


コミュニケーションスキルの代表的な方法として、
・「ティーチング」
・「カウンセリング」
・「コーチング」

の3つがあります。
それぞれの特徴を理解することから始めましょう。





3つのコミュニケーションスキル

それでは3つのコミュニケーションスキルを説明しましょう。


■「ティーチング」■ 知らないことを「教えること」
指導者が基本的な知識・ルールを取得していない選手に対して、知識・スキルを伝達し習得させること。指示や答えを与えること。(ゼロの状態からプラスへ)
※また、すでに指導しているのに規則違反をした場合や、仲間の迷惑になるようなことをした選手に対して、叱ることも正しい指示や答えを伝えていれば、ティーチングと言えるかもしれません。(選手が怖がらずに、素直に聞ける状態であることが前提です)


■「カウンセリング」■ 「優しく聞いてあげること」
うまくいかなかったり、理解できていなかったり、意欲が低下していたり、問題を抱えていたりする選手に対して、優しく聞いてあげること。選手が問題の原因を見つけ出せるように導いてあげること。
問題の原因は、選手の意識持ち方や身体の使い方や、過去のトラウマなどにあることを自覚してもらうこと。答えまたはヒントを与えること。(マイナスの状態からゼロへ)


■「コーチング」■「できるように導いてあげること」
ある一定のレベルや理解が得られた選手に対して、本人が問題解決の答えを持っているが、まだそのことに気付いていない場合。問題の答えは、選手が描く成功イメージ=成長した「未来の自分」にあることに気付いてもらうこと。聴くことと質問することがある。一緒に考え、ヒントを与えて答えを引き出すこと。(ゼロもしくはプラスの状態からよりプラスへ)

今週はここまでです。

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次週は、このスキルを現場で活用する具体例をお伝えします。
お楽しみに!!
(次回は4月3日です)

【出張セミナー】
(かなりお声を頂いており、北口氏多忙の為
近々一旦締め切るかもしれません)


保護者会がしたいけれど、

「緊張してうまくしゃべれない」
「なかなか難しい」
という方!
北口氏は大阪バスケ協会や、教育委員会、その他
色んなところでこの内容の講演をされています。

※ミニバスや部活動の保護者会などでの
「家庭でのほめ方、叱り方」などのセミナーをご希望の方は、
遠慮なくご相談ください。
北口氏の都合のつく範囲でご協力して頂けます。




【質問大募集】
どんなことについてお知りになりたいか
ご質問をお待ちしております。
全てにお答えできるかわかりませんが、
どしどしとお寄せください。 


(今までのコラムのまとめ)

総監督北口コーチのコラムまとめ

vol.1 「ジュニアオールスター大阪選抜優勝」

vol.2 「バスケットを教えているのは、誰のため?」

vol.3 ~プレーヤーがぐんぐん伸びるコツは、「わかった」「できた」の次にある~

vol.4 ~バスケの楽しさを教えてくれる「ファーストコーチ」を目指そう~

vol.5 ~ほめ方と叱り方のコツ~

vol.6 心技体コーチングの実践例の紹介

vol.7 ~ほめ方と叱り方のコツ【実践編】~

vol.8 ~練習のはじめとおわりの、心(脳)と体のリラックス~

vol.9~「鬼ごっこ集中状態」練習メニューを作れるかが選手が上達するカギである~

vol.10特集「沖縄コザ中訪問記1」 一流コーチには、一流である理由があった

vol.11特集2 2014FIBAコーチクリニックに参加、試合観戦で感じた世界基準

vol.12特集3 ~我がチームのほとんどの選手たちが所属する中学校が地区大会準優勝~

vol.13特集4「沖縄コザ中訪問記2」ハーフコートオフェンスの練習は、頭の体操だ

vol.14 ~リーダーシップの育成は、「わかった、できた、伝える」から始まる~

vol.15特集4~2014年全中出場 大阪長瀬中訪問記~

【質問に答えました1】左手は添えるだけダブドリを直したい!

vol.16~チームワーク・コンビネーション・コミュニケーションを育てる~

vol.17~ミニバスチームから発信する、地域活性化モデル~

vol.18~ミニバスチーム作り 最初の一歩~

【新年のご挨拶】~能代工業全国33回制覇の加藤廣志先生~

vol.19~ミニバスチームつくり チームコンセプトは成功イメージ~

vol.20~ミニバスチームつくり 保護者の方々が安心できる安全対策について~

vol.21~私たちは、地域のバスケットクラブのモデルケースを発信する~

vol.22~循環型地域クラブチームつくり 「成功イメージへの挑戦」~