どんなママも、みんな頑張っている!

 

これが、子育てをしているお母さんたちの話を、

ほんの少し聞いただけで感じることです。

 

それぞれの環境で、

それぞれに一生懸命に考えて、

思考錯誤しながら本当によくやっていると思います。

 

頭が下がります……。

 

他の人がしていないような珍しいことをしているから「頑張っている」のではなく、

 

子育てについてよく研究していて知識が豊富だから「頑張っている」のでもなく、

 

普通のことを普通にしているだけで、

もう十分に頑張っていると思います。

 

たとえば、離乳食を作るだけでもなかなかの重労働です。

 

一日中おむつを取り替えるだけでも、


一日中抱っこして洗濯物を洗っているだけでも、

充分に頑張っている……。

 

私と付き合いの長い編集者さん(男性)が、

数年前、お子さんが誕生したときに育児休暇をとりました。

 

当時、彼は40代後半で、はじめてのお子さん、

彼自身はもの静かな性格で女性的な感覚もわかる、

どちからと言えば

「育児、できそう(育児休暇を取るの、納得!)」

 

と感じるような人でした。

 

ですが!

半年経っ経ってときに、

 

「こんなに大変だとは思いませんでした。

 会社に出て仕事をしているほうがずっとずっと楽です!」

 

と言い切っていました(笑)。

 

10年以上の付き合いの中で、

愚痴や文句や不満や悩みなどは一度も出てこなかった人からの

はじめての「無理です……」という言葉でした。

 

当時、私にはまだ子育ての経験がなかったので、

 

“へ~、そんなに大変なんですねー。

でも、そこまで?

だって、昼間は家にいられるんでしょ?

愛するわが子でしょ?

なんでそんなに大変なのかしら……”

 

なんて思っていました。

 

今だったら、

 

「でしょ!?馬鹿にできないでしょ!?

精神的に昔より余裕があるはずの40代でもそう感じるでしょ?」

 

と言ってしまうかも……笑

 

経験せずして「大したことない」と判断するのは大間違い。

 

もちろん、これはどんなことに対してもそうですよね。

 

ですが、特に新生児から乳幼児の育児は、

その内容が

「おしめを取り替える(下の世話)」とか、

「授乳(食べ物を与える)」とか、

「洗濯(日常の家事の一部)」など、

 

生きるために当たり前のこと、

誰にでもできること、

家にいながら「片手間に」できること、

 

というような「軽いこと」に思われがちなのだと思います。

 

だから、そのレベルで「つらい、大変」と言っていると、

すごくできない人に思われてしまうように感じたり、

自分がダメ人間になったような気がして、

言いにくいのでしょう。

 

さらに!

子供を育てているときは、この種のことを口にしてはいけない、

という暗黙のルールがあるようです。

 

たとえば、出産後の新生児育児もそう。

 

「子供が生まれるという素敵な喜ばしいこと」

の前には、

 

「つらい、大変、苦しい」

という言葉を言ってしまう母親は失格。

 

愛情が足りない、と思われてしまうかもしれない、

 

育児放棄のように思われてしまうかもしれない、

 

と、誰に言われたわけでもないのに、

勝手に思い込んでしまっている人が多いのです。

 

 

誰だって、自分の子供は最高にかわいい。

 

大変だぁ(ぐったり)……と思っていても、

「だから嫌だ、やりたくない」という話ではまったくないのです。


ですから、

「大変大変、と口にしている人が子供に愛情がない」

なんていう端的な結論ではありません。

 

「目の前の子どもに愛情いっぱい」

という事実と、

 

「大変な重労働」は別物、

同時に存在しているのです。

 

世の中のお母さんの頑張っている様子、

みんな見てあげてよ!と思います。

 

今朝、彼(夫)と、

 

「日本人って、

“こういう発言をした人は、こう思っている傾向がある”

というふうにタイプ分けすることが多いよね」

 

という話になりました。

 

「そんな一元的にわかるはずがないのにね」

 

「(育児が)大変、苦しい、つらい、と言っても、

夫婦同士はとても楽しくうまくいっていて、

ただ『肉体的になかなかの重労働だよね~』

と夫婦間で言っているだけの場合もあるし、

 

ご主人が『お風呂、ご飯!』と言いつけて、

奥さんがそれに必死に従いながら、

いっぱいいっぱいになっている場合もあるしね」

 

「そのたった一言からは、なにもわからないよね」

 

「人は人、自分は自分、それぞれにいろんな環境の人がいる、

という感覚が少ないから、

そのたった一言で邪推する人もいて、

 

だから余計に

大変~、苦しい~、助けて~

を気楽に言えなくなっているような気がするよね」

 

と。

 

そんなことを話しながらも、

(今朝は久しぶりに私たちの好きなホテルの朝食ビュッフェに行ったのですが)

私は食事をする余裕がほとんどなかった……笑

 

 

私は「大変、助けて~」を

気楽に言おうと思っています。

 

みなさま、良い週末を♪

 

 

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