GWが明け、今日から仕事でしたが、久しぶりだったのでかなり疲れました…。

さて、今日はKylie Minogue(カイリー・ミノーグ)のベストアルバムの紹介です。

文句なしに、聴いてて楽しいアルバムです。


カイリーといえば80年代後半に10代でデビューし、たちまち人気者になり、

ロンドンの一流プロデューサー、ストック・エイトケン・ウォーターマンのもと、ユーロビートを中心に

わかりやすいダンスポップで数々のヒットを飛ばすものの、90年代半ば以降は低迷期に陥り、

しかし2000年代に大人の色香を携えて奇跡の人気復活を果たしたシンガーです。


カイリーのこのアルバムは最初は92年に出ていたようで、僕は確か94年ごろ買いました。

FMで「The Loco-Motion」を聴いて、気に入って買ったのですが、僕は当時はまだそんなに

洋楽は聴いてなくて、ビートルズ、カーペンターズ以外で初めて

買った洋楽アルバムかもしれません。


ちなみにこのアルバムはカイリー人気が再燃した01年に再販されているようですが、

収録曲はデビューから90年代前半までの、彼女の最初の全盛期の

楽曲がすべて収められているといっていい内容になっています。


アルバムは初の全英№1ヒット「I Should be So Lucky」からスタート。このキラキラした

ダンスポップ、まさしく10代の時の瑞々しい感覚を上手く表現してると思います。大好きです。

深く考えずに聴けるところが魅力ですね。


そして「The Loco-Motion」。これはキャロル・キングなど制作の楽曲のカヴァーですが、

聴いてるだけで体が動きますね。この曲については洋邦問わず数多くのアーティストが

カヴァーしてますが、一番好きなヴァージョンが彼女です。


他にも、Jason Donovanとの息の合ったデュエット(声質的にもすごく調和してると思う)で、

スウィートな歌声を聴かせるバラード「Especially For You」、Winkが「愛がとまらない」として

カヴァーし、大ヒットした切ない「Turn It Into Love」、他の曲に比べるとちょっぴり

落ち着いたシティーポップス風の「Never Too Late」など、聴きやすいポップスが

並んでます。


カイリーの初期の楽曲は基本的にはダンスポップか、バラードかどっちか、という感じなんで

変わり映えがしないといえばそうなんだけど、そんな中で面白いと思うのは、イントロで

近未来的なシンセサウンドが聴ける「Better The Devil You Know」や、

同じくイントロがなんだかヒップホップぽい感じで、曲調も他に比べるとシャープな「Step Back

In Time」、「Word Is Out」あたりかな。


また、カヴァーソング「Give Me Just A Little More Time」では、スウィングビートも

取り入れて、それまでとは違うイメージを出してるし、「Finer Feeling」では

ソウルミュージックっぽいテイストにもチャレンジして、90年代前半の楽曲は

幅の広がりも見せてます。


そしてアルバムラストの華やかな「Celebration」まで全22曲、聴き終わったら

すごく元気になれる一枚になっています。カイリーの近年の見事な復活は

もちろん嬉しいけど、個人的にはこの80年代~90年代初頭のキラキラポップスが

大好きですドキドキ

カイリー・ミノーグ
グレイテスト・ヒッツ

いやー。長かった(ように思えた)GWもあっという間に終わって、明日から仕事。めんどくさいなぁ。

結局買い物とか、ちょっとした散歩みたいなものには出かけたけど、旅行にも出かけず、

大半を京都で過ごしてました。明日からの仕事をまた頑張るのに、いいBGMはないかなぁ、などど

探してたのですが、今日はこれ。メイヤです。


このアルバムは彼女にとって2枚目のオリジナルアルバムでいまから8年前にリリースされました。

Mejaといえば、以前このブログでも紹介したことあって、そのとき紹介したのは2年前にリリースした

4thアルバムでしたが、そのアルバムとは風合いが全然違います。2年前のアルバムは彼女の

ルーツミュージックであるボサノヴァや、ジャズのカヴァーや、落ち着いた雰囲気のオリジナル曲を

収めた、ゆったりとした内容のアルバムでしたが、このアルバムはスウェデイッシュ・ポップロックが

中心の、軽快で聴きやすいサウンドになってます。


アルバムは軽やかなドラムの音色と、スピード感のあるサウンドが印象的な「Lay Me Down」から

スタート。この曲聴くだけで元気になれます。忙しい毎日の中で、Lay Me Down(リラックス)

したいときもある、ということを歌ったナンバーになっています。


次の「All'bout The Money」も好きですね。これは物質文明の疑問を投げかけている

メッセージ・ソングで、「お金がすべて」とする考えへの批判を歌ってます。社会派ソングなんだけど、

すごくポップで、サビの部分のリフがとてもインパクトあってつい口ずさんでしまう1曲です。


また、ファンキーなロックチューン「Too Many Nights Late」、うって変わってボサノヴァ調の

穏やかな雰囲気で、好きな人への気持ちを歌う「Beautiful Girl」もいいですね。この曲なんかは

4thアルバム「mellow」にも通ずるところはあるかも。


特にすきなのは「intimacy」。これは美しいピアノとアコースティック・ギターの音色が印象的な

バラードになっていて、詞も恋人との微妙な心の隙間を歌ったデリケートな内容になってます。


そして、「Luxury」。これはイントロでボーカルにエフェクトをかけてて、なかなかかっこいい

感じになってます。「Luxury」は贅沢っていう意味だけど、ここでいう贅沢は物質的な贅沢さ

ではなく、愛情であったり人に対する優しさであったり精神的なことを歌ってます。


他にも情報社会の便利さと、その裏側にある問題点まで歌っている意外と深めな

「Pop&Television」、穏やかな陽だまりの中にいるような心地よいポップスで、なんとなく

カーペンターズっぽい「Daughter Of Mornin'」、そしてラストに収められたジャズ風の

「Do The Angels Have A Home?」あたりも好きです。


そして感動なのが「Lullaby Song」。これは彼女のファンで、白血病に侵されていた

日本人の女の子のために作られた曲。実際にメイヤと女の子は対面し、

交流もしていたそうなのですが、残念ながら彼女が他界したため、追悼歌として

この歌を作ったそうです。メイヤの彼女を大切に思う優しい気持ちが

十分伝わってくるナンバーになってました。


サウンド自体は全体的に非常にポップで聴きやすいんですが、詞を読むと非常に深く、鋭く、

自分や社会に対して目が向けられ、かつ人に対する優しさがあって、メイヤと

いう人の賢さがよく伝わってくるいいアルバムだと思います。

メイヤ
セブン・シスターズ




今日はミシェル・ブランチの、3年前リリースの2ndアルバムの紹介です。

このアルバムは彼女の1stアルバムにして出世作「the spirit room」を引っさげて

世界各地を回っている際に感じたことをまとめたアルバムになっているそうです。


彼女ってこのアルバムを作った当時ってまだ19歳だったのですが、19歳にしては非常に落ち着いていて、

また音楽的にもすごく安定した魅力があるなぁと思います。同世代のアブリルとかに比べても

なんだか妙に大人っぽい感じ。シェリル・クロウとか、先輩シンガーソングライターを彷彿とさせます。


アルバムは古いアメリカの映画音楽みたいなインタールード「INTRO」からはじまります。

そして1stシングルとなった「Are You Happy Now?」へと続くのですが、これは

「自分の行動には責任を持たないといけない。あとで、自分でそれが幸せだったのかと、

問い直したときに自信を持って答えられるように」ということを歌った歌。この辺からも

彼女が大人になっていることが垣間見られる1曲です。


他にも彼女自身が、周りの人から受けた誤解について、「本当の自分を見て欲しい」と切々と訴える

「Empty Handed」(大人数のストリングスアレンジが壮大な感じ)、愛のはじまりを歌った穏やかな

バラード「Tuesday Morning」、珍しくピアノの演奏がメインになっている切ないメロディーの

「One Of These Days」、そして、うって変わって、ギターの軽快な音色で、愛情が少ない彼氏に対して

''愛するか、捨てるか、ハッキリして!''と迫る「Love Me Like That」(シェリル・クロウが参加)、

爽やかなメロディーラインが、なんとなく初夏をイメージさせる「Breathe」、

カントリー調の「Hotel Paper」あたりが好きですね。

あと、面白いのは、まだ出会えぬ、未来の恋人に向かって、

''あなたはどこにいるの?永遠に恋人に会えないのかな?''、と歌う

「Where Are You Now?」あたりかな。こういう詞を見ると、忙しいツアー生活してたら、

なかなか、恋する暇もないのかなーと思ったりして…あせる


そして、ボートラには、グラミー賞も獲得したサンタナとの共演シングル「The Game Of Love」も

収録。これも好きなんですよ~。開放的なサウンドにのせて、ミシェルちゃんの歌い方も

程よく力が抜けてて楽しそうだし。サンタナとの相性バッチリです。

ただ正直言うと、ボートラなのに、この曲が目立ちすぎて、他の曲はインパクトで負けてしまってるという

ところもある気がして…。そこは残念かなぁ。サウンド面では1stアルバムのほうがインパクトあったかも

しれません。


アルバム全体を通してみると、寂しい気持ちや不安を取り除くために、誰かを探し求めるような詞が多い

気がします。だから決して明るい内容ではないんだけど、からっとしたロックサウンドや

きっぱりとしたミシェルの歌い口もあって、聴きやすいアルバムになってると思いました。




今日はひじょーーーーに懐かしいところで、安室奈美恵の1stアルバム「DANCE TRACKS VOL.1」を

紹介します。このアルバムは92年にデビューしたものの、ほとんど鳴かず飛ばずだった彼女が、

95年に初めて放ったヒットシングル「TRY ME~私を信じて~」~「Stop the music」をきっかけに、

当時のレコード会社、東芝EMIがそれまでたまっていた音源をまとめて出したものです。

だから1stとは言っても、それまでのシングルのベスト盤みたいな風合いです。

曲調はユーロ、ダンスミュージックが中心になってます。いまやR&Bで自分の世界を築いてきている

彼女の世界とは程遠く、また、彼女の快進撃の時期といえる小室プロデュースの頃ともまた違う、

ややB級感の漂うチープなサウンドが、味があってまさに「人に歴史あり」だなと思ってしまう1枚です。


アルバムは「GO!GO!~夢の速さで~」からスタート。ユーロのキラキラしたサウンドに乗せて

ハイテンションな彼女のボーカルが乗ってますが、チアリーダー風の「GO!GO!」という掛け声とか

安っぽいトラックがなんとも…って感じの1曲。

それに比べると「TRY ME~私を信じて~」、「Stop the music」は同じユーロながらも、ちょっとマイナー調の切ないメロディーラインが入ってて、人を惹きつけるのには効果的な感じ。ただ、「TRY ME~私を信じて~」が流行った当時は、彼女がここまでビックアーティストに成長できるとは予想もしませんでしたけどあせる

「Stop the music」は曲調もあって、ちょっぴりボーカルの感情の込め方がそれまでとは違う気がして

好きですね。


他にはBoAなどでおなじみの渡辺なつみ作詞、浜崎あゆみの初期楽曲でおなじみの星野康彦

作曲による、ゆるーいレゲエ調のビート感が、朗らかな気分にさせてくれる前向きチューン「GET MY SHININ'」、他の曲とは違って、落ち着いた歌声でバラードを聴かせ、サックスの音色なんかも珍しい

「わがままを許して」(ボーカルの張り上げ具合はちょっと初期の大黒摩季っぽい)など、

今となってはなかなか聴けない曲調もあったりして、なかなか楽しいです。


好きなのは「愛してマスカット」。これはなんかのCMにもなってて、当時もちょこっと聴いた覚えが

あります。スマップなんかにも楽曲提供してる小森田実のダンサブルな楽曲で、かっこいいトラックも

あり、非常にノリも良くて売れ線狙いだなぁというのがひしひしと伝わってきます。


他にも南国チックなパーカッションがたくさん入った賑やかな「PARADISE TRAIN」、

ラップなんかも挿入されたファンキーなバックトラックで、小室時代に一番近いと思われる「DANCING JUNK」もいいです。 


そしてラスト曲は「太陽のSEASON」。これはシングルよりもはビート感が強調されたMIXが施されて、さらにかっこよくなっております。ユーロ3連続ヒット曲の中では僕はこれが一番好きかなぁ。


そしてボートラで「TRY ME~私を信じて~」のEXTENDED VERSION(原曲よりも1分以上長い

トラックが追加されたもの)と「太陽のシーズン」のSALSOULIKE MIXを収録。

SALSOUとはSalsa(ラテンダンスの一種で、金管楽器とパーカッションを中心に演奏されるキューバの民族音楽)とSoul(魂、ソウルミュージック)を掛け合わせた言葉…ってことでわかったようなわからんような感じですが、聴いた感じのサウンドの雰囲気はボサノヴァですわ。はい。ボーカルトラックはオリジナルの

熱い感じを使っていながら、トラックはとても涼しげなんで違和感はあるんですが、まぁ熱いダンス

ミュージックを聴いたあとのお口直しにはいいかも、って感じの仕上がりにはなっておりました。


こんな感じで1st聴きましたが、これはこれで味わいもあっていいのかなって気はします。

これがあるから、今の彼女がいる。当たり前だけどそんなことを実感した一枚でした。

安室奈美恵, 小野香代子, 星野靖彦, 鈴木計見, Dave Rodgers, 渡辺なつみ, 及川眠子, 小森田実
DANCE TRACKS VOL.1

 


今日はMADONNAの11thオリジナルアルバム「CONFESSIONS ON A DANCEFLOOR」の紹介です。

僕はマドンナに関しては、この一つ前のアルバム「AMERICAN LIFE」(03年)で初めて彼女のアルバムを買って、これが2枚目になったわけなんですが、「AMERICAN~」とは全然毛色が違うアルバムになっててちょっと驚きました。


「AMERIAN~」が内省的で、かつ今のブッシュ政権に対する批判も込めてつくられた、

ややメッセージ性の強いものだったのに対して、今回はノー・コンセプトの、ダンスミュージックアルバムに

なってます。しかも曲と曲がつながっててノンストップ。あんまり深い意味を考えずにサウンドにのめりこめる感じです。


アルバムはABBAの「GIMME!GIMME!GIMME!」をサンプリングした、「Hung Up」からスタート。

「待つ者にとって時間というものはとてもゆっくりと流れていく」というマドンナには珍しく「待つ女の

寂しさ」を描いたナンバーです。


他にもなんとなく浮遊感のあるトラックが印象的な「Get Together」、曲中で''ごーめんなさぁい''

''すりはぁ~(ヘブライ語)''、''Forgive me''など各国の謝罪の言葉を並べた台詞が印象的な

その名も「Sorry」、ちょっぴりせつないストリングスの音色から始まる「Let It Will Be」(名声を

得た自分の今後を極めて冷静に見つめる詞が印象的)、ピコピコしたシンセのサウンドで始まり、

「未来への不安よりも立ち止まってしまう今のほうが怖い」という詞が、非常に前向きで好きな「Jump」、

そして富や名声を得た今、そのことに何の価値があるのか?これからもこの生き方でいいのか?…などと

自問自答を続ける姿を歌った「How High」など、「ノンストップのダンスミュージック」という

サウンドに隠れがちながら、非常に自分と向き合った詞が多いのも印象的なアルバムです。


サウンドで面白いなと思うのはちょっぴりアラビアンなトラックに乗せてイエメンの歌手、Yitzhak Sinwaniと

デュエットする「Isaac」かな。他にはキラキラしたサウンドのループと、ゆったりとしたビートが

印象的な「Push」も結構インパクトあるかな。


明らかに攻撃的な色合いの強かった前作に比べると、さらっと聴けちゃうところが長所でもあり、

短所でもあるような気もするアルバムですが、先ほども書いたようにじっくり詞を見ると、マドンナの

主張は随所に見られるし。、サウンドも細かいところに遊びの要素があったりと、さすがマドンナ

侮れんなと思います。そして47歳にしてこのレオタード、スタイル!重ねてすごい歌姫です。

マドンナ
コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア

今日は久しぶりに相川七瀬の曲を聴いていました。

相川さんの楽曲に関しては、彼女の全盛期だった8~10年くらい前が、自分の学生時代と重なることもあって、昨日紹介したミスチルのアルバムもそうなんですが、聴くと当時の思い出がよみがえってきて、

すごく懐かしい気分になるんですね。このアルバムは彼女のデビュー曲「夢見る少女じゃいられない」から

98年の11thシングル「Lovin'you」までのシングルを含む全16曲(ただ、16曲目で終わりと思いきや、しばしの空白の後、なんと24曲目というところに隠しトラックとして12thシングル「COSMIC LOVE」のアコースティックヴァージョンが入ってる)の初期ベスト盤となってます。


アルバムは「夢見る少女じゃいられない」からスタート。織田哲郎の手による歌謡ロックバリバリの

サウンドが懐かしさを漂わせますね。この曲が出たのは10年半前ですが、当時は小室サウンドが時代を席巻し、一方でミスチルを筆頭としたバンドサウンド隆盛の時期に、この80年代風の、アン・ルイスみたいな楽曲はインパクト大でした。


それから、優柔不断な弱い男に三行半を突きつける「バイバイ。」、男らしい態度を恋人に求める

「LIKE A HARD RAIN」、退屈な毎日から抜け出したいと歌う「BREAK OUT!」など、

初期は強がった女の子の気持ちを、ハードロック風のサウンドに

乗せて歌う曲が特徴です。ルックスも不良っぽいイメージを打ち出してましたよね。

ルックスはたぶんアイドル並みに可愛かったはずなんだけど、ロック=不良ということの

イメージ戦略というか。


そんな中、初めてシングルで、少し弱い、切ない女の子の心情を歌ったのが「恋心」。

この曲はデビュー前から、彼女と織田哲郎の間で温めていた曲だったというエピソードを

聞いたことがあります。終わりかけの愛の前で戸惑う恋人同士の姿を歌ったナンバーですが、

いつもの押せ押せムードの歌い方じゃなく、噛み締めるように歌う相川さんのボーカルも

新鮮でした。

また、このベスト盤にはボートラで、アコースティックギターとパーカッションをメインに置いた、

同曲のAcoustic Versionもあるんですが、こちらは

曲の切なさを寄り引き立たせる感じで、なかなか秀逸です。


他にもお決まりの歌謡ロックではなく、スケールの大きなアメリカン・ロックに挑戦した

爽やかな「Sweet Emotion」、彼女自身の作詞による、別れた人への未練を

断ち切ろうともがく切ない心情を歌ったポップス「鳥になれたら」、PUFFYの由美との友情を

元に詞をイメージしたという「彼女と私の事情」など一度聴いたら耳から離れない、

キャッチーなサウンドが並んでます。


ただ、このベストしかもってない僕がいうのもなんですけど、彼女ってデビュー時の

印象を悪い意味で長く引きずり続けたのか、驚くほど楽曲に幅がないんですよね。

「BREAK OUT!」や「トラブルメイカー」みたいなゴリゴリの歌謡ロックで行くか、

歌謡ロックサウンドだけど、若干ひいたボーカルの「Lovin'you」とか「恋心」路線かみたいな感じで。

そのどちらかの路線の曲がほとんどです。

たまに「バイバイ。」みたいなクールなノリのロックもあるけど、圧倒的に歌謡ロックがメインだし。

もうちょっとロック以外のビートなりサウンドに果敢に挑戦してたら面白かったかも。

そういう意味では珍しく明るいメジャーコードの、マーチ風な「今でも…。」とか、ロック+ダンスミュージックといった趣の「Bad Girls」は、彼女の中では割と異色な感じな気がして結構好きですね。


まぁ、このベストのあとは初期の織田サウンドからの脱却をはかっていて、今も地道に活動中だけど、

いかんせん大ヒットしていた当時に比べると、影が薄いのが寂しい気もしますが。。。

大人になって、歌える歌の幅も広がってるだろうし、まだまだ頑張って欲しいアーティストの一人です。

相川七瀬, 織田哲郎
ID(アイディー)



今日はMr. Childrenの5thフルアルバム「BOLERO」を紹介します。

もう9年前の作品になります。懐かしいなぁ。ジャケットも好きです。

さてさて、僕はわりとミスチルって好きで、特に青い初期の作品とか、そこから一歩成長してきた

この時期の作品は聴きやすくて特に好きですね。逆に、昨年出た「IドキドキU」なんかは、

ポップな部分もあるんだけど、なんかまたやや難しい方向に向かってる気がして、イマイチ

のめりこめないので、ちょうど中期っていわれるこの「BOLERO」あたりはほどよいバランス具合だと思いますね。


アルバムは壮大なインスト「prologue」から始まり、それにつながる形で「Everything(It's you)」へと

つながっていきます。この詞は、いろんな人の支えの中でなんとか生きている現状の中で、

唯一自分の手で守れるべき存在(恋人)を見つけたという大きなテーマの曲。この曲聴いてた当時は

自分は大学生だったのですが、この、自分が何をしたいのか見つけられない迷いの気持ちとか、

大切な愛を見つけた喜びとか、すごくリアルで共感できるなぁと思ったものです。


他には病んだ現代の人間社会を嘆き、未来や過去に思いを馳せるロックチューン、「タイムマシーンに乗って」、お金や、資本主義至上主義の風潮を憂うハイテンションなビートの「傘の下の君に告ぐ」とミスチルらしいシニカルな詞も見られます。


そんななか一番好きな曲が「【es】~Theme of es~」。これは人は誰しも弱い部分を持っていることを

認めたうえで、そんな自分や他者を愛して、人間らしく生きていこうという

前向きなメッセージが込められたナンバーになっています。


他にも恋愛の駆け引きを描いたポップナンバー「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」、

空虚な毎日にうんざりして、見えない明日に向かってもがく姿を描いた「ALIVE」、

そして、援交する女子高生や、仕事人間のサラリーマン、果ては、売れ線狙いの

無個性なポップソングだらけのヒットチャートにまで怒りの矛先を向けた強烈なロックチューン

「everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~」など、インパクトの強い曲が

並んでます。どっちかっていうと幸せな曲よりも、怒ってたり憂いている詞が

多いですね。


そんな強烈な個性をもった曲たちをラストで中和するのが、名曲「Tomorrow never Knows」。

これは優しいピアノのイントロから始まるサウンドとは対照的に、「過ぎていく時間の中で、人は誰かを裏切ったり、大切なことすら忘れたりしていくものだけれども、それに対していちいち立ち止まっていられない。人のためではなく、自分のために生きていく」ということを歌ったクールなナンバー。なんだか自己中心的にも思えるけれども、これ位強くないと世の中は渡っていけないという部分も確かにあるので、この曲を聴くたびに考えさせられる詞です。「優しさだけじゃ生きられない」という詞はホントに納得させられます。


こうして詞を読み返してみると、学生時代には、おぼろげにしかわからなかったことも社会人になって改めて聴くとわかったり、深く味わえたりとなかなか再発見の出来る部分の多いアルバムでした。

Mr.Children, 桜井和寿, 小林武史
BOLERO





今日から5月です。いきなり全国的に夏日だったみたいですが

いかがお過ごしでしょーか。さて、今日は恒例?4月のベストソングを発表します。

いつもお世話になってる木津健さんのブログ の「月間音楽BEST」企画に乗らせてもらってる

形です。


「楽曲部門」

①「SOS」Rihanna

②「SO AMAZING feat.Dre」Christina Milian

③「SAY I feat.Young Jezzy」Christina Milian

④「七色の明日~brand new beat~」BoA

⑤「花吹雪」柴田淳

⑥「The Day」K

⑦「Stupid Girls」P!nk(アルバム「I'm not Dead」より)

⑧「Your Color」BoA

⑨「UNFAITHFUL」Rihanna

⑩「つばさ」本田美奈子(アルバム「心を込めて...」より)

⑪「The Message」Nate James(アルバム「Set The Tone」より)

⑫「Universal」Nate James(アルバム「Set The Tone」より)

⑬「一歩目」Yellow Cherry

⑭「さくら」いきものがかり

⑮「19才」スガシカオ

⑯「マイペース」Sun Set Swish

⑰「JET」Hoi Festa
⑱「Valentine」Delays(アルバム「You See Colours」より)

⑲「ハリケーン」ゴスペラッツ(アルバム「ゴスペラッツ」より)

⑳「Ladies Night」浜崎あゆみ(アルバム「(miss)understood 」より)


<コメント>

①は、あのイントロ流れるだけで反応しちゃう。すごくインパクトのあるメロディーだと思う。

②③はミリアンちゃん。「SO AMAZING」 のDreとの掛け合いが結構好き。

⑤のしばじゅんはお久しぶりー、って感じ。彼女のバラードはやっぱりいいね。

⑥Kも声質の良さが活かされてると思う。 ⑦初めてアルバム買ったけどすごく楽しめた。

⑩は本当に心からの歌声って気がする。亡くなってから再評価というのは残念だけど

本当に惜しい人を亡くしましたね。後世に残したい音源。⑪と⑫は2月にアルバム買ったんだけど、

今月聴きかえす機会が多かった2曲。ちょっぴり古いディスコソウルっぽい感じがすきなんですよ。

⑬⑭⑰はPV見ただけだけど、今後に注目できそうな若手だと思う。⑮はPVの青くちょっぴりエロイ雰囲気も注目しちゃった。⑲のゴスペラッツは、ゴスペラーズとラッツ&スターの企画ユニット。アルバムは

買ってないけど、試聴した限り、この曲は結構好き。⑳もアルバムは買ってないけど、CMで流れてて印象に残った1曲。


「アルバム部門」

①「SO AMAZIN'」Christina Milian

②「A GIRL LIKE ME」Rihanna

③「TOMMYLAND:THE RIDE」TOMMY LEE ☆

④「心を込めて...」本田美奈子

⑤「I'm not Dead」P!nk

「the hardest way to make an easy living」THE STREETS

⑦「STATE OF MIND」RAUL MIDON ☆

⑧「You See Colours」Delays

⑨「DUELS DE TCHATCHE」FABULOUS TROBADORS

⑩「Copperpot」Copperpot

⑪「Safe In A Crazy World」Corrinne May

⑫「はじめてのやのあきこ」矢野顕子

⑬「JUDEE SILL」JUDEE SILL ☆


<コメント>

こちらは例によって4月に買ったアルバムをランク付けしてみました

☆のついたアルバムは、リリースは3月以前のものなんですが、購入したのが4月だった…

ということで一緒に入れてます。①②はどうしよーかかなーと迷ったのですが、僅差で

ミリアンさんに。けれども最近リアーナばっかり聴いてるので、来週このランク付けをしてたら

リアーナの圧勝だったかも。③はモトリー・クルーのドラマーの人。ブッチ・ウォーカーとか

ニック・カーターとかゲストをうまく使って非常に聴きやすいサウンドになってました。

⑤⑥は詞が面白かったし、個性的。④はOKテイクじゃないものも入ってるので、寄せ集め感は

ちょっとあるんですが、でも歌に真摯に向き合ってる様子は十分伝わってくる一枚。

⑧はエレクトロな感じのピコピコポップとバンドサウンドのミックス具合が楽しい。

⑨はね、面白いんですよ。ショップで偶然見つけた、南フランスのグループなんですけど、

フランス語で、おしゃべりや口げんかみたいな高速ラップをしながら歌うという珍しい

音楽。サウンドはブラジリアンだったり、民俗音楽風だったり。

ちなみにグループ名は「ファビュルス・トロバドール」と読みます。そしてアルバムの邦題は
「チャッチュの死闘」あせる。このタイトルでなんとなく注目してしまったのですが、楽しいアルバムでした。
CD屋ではワールドミュージックのコーナーにあると思うんで、もし試聴できたら聴いてみてください。
結構やみつきになります。

⑩はアメリカ出身の新人バンド。⑪はシンガポール出身のシンガーソングライター。落ち着いた感じの

ピアノサウンドが特徴。⑬はこれまた偶然見つけたシンガー。60年代後半から71年代に活躍して、

1979年に35歳で亡くなったそうです。カーペンターズっぽいサウンドで結構好きです。


<月間MVPアーティスト>

ミリアンちゃんにしようかと思ったのですが、

この方

本田美奈子さん宝石赤に決定します。

本田美奈子

亡くなってから、この人の音楽に触れる機会がすごく増えたのですが、

その歌の上手さ、表現力の豊かさはもちろんのこと、

人柄も良かったみたいで、そこらへんも含めて

素晴らしいアーティストだったんだなと感じます。

今回のアルバムで「つばさ」の素晴らしい熱唱も聴けたので、

今月は美奈子さんをMVPに選んでみました。


<a href="http://ondon.blog56.fc2.com/blog-entry-155.html " _fcksavedurl="http://ondon.blog56.fc2.com/blog-entry-155.html"><IMG SRC="http://www.geocities.jp/ondon777/ondonbanner01.gif " border="0"_fcksavedurl="http://www.geocities.jp/ondon777/ondon.gif"></a >

今日はIndia.Arieの2ndアルバムを紹介します。

彼女はアトランタ出身のR&B、ソウルシンガーです。彼女は熱すぎず、クールすぎずほど良い

人肌のぬくもりが感じられる歌声の持ち主ですね。久しぶりにこのアルバムを聴いてたんですが、

心が落ち着く歌が多いですね。彼女というと1stアルバムの「Acoustic Soul」がグラミーで

7部門にノミネートされたにもかかわらず、無冠に終わったという苦い経験があるそうです。

実はこのときに5冠を獲得したのがアリシア・キーズで、なにかとアリシアと比べられることも

多い人ではあります。まぁ同じソウルシンガーですが、アリシアがピアノで歌うシンガーで、

インディアはギター一本で歌うという大きな違いがありますが。それとインディアのほうが

音楽的には落ち着いた感じがしますね。


アルバムは、「世の中の出来事に変化はかならずおこるものだから、それを受け入れて生きていく」という

なんだか、悟ったような詞が印象的な短いインタールード「Growth」からはじまるのですが、

これがなんだか神聖な感じのするサウンドでまず好きですね。


続く「Little Things」も詞がいいね。こちらは小さな幸せを積み重ねることの喜びを歌ってます。

人気が出て、普通の生活をすることもなかなか難しいかもしれないけど、普通の生活の大切さを

忘れない謙虚な彼女の性格がよくあらわれた詞です。


他にもフィンガースナップ(指パッチンね)の入ったソウルナンバー「Talk To Her」や、

フラメンコみたいなギターで始まる「Slow Down」、美しいウィスパー気味のボーカルから

はじまって、優しいボーカルを聴かせて、終始すごく穏やかにさせてくれるバラード「Beautiful Surprise」

など派手さはないけど、耳なじみもよく、「癒し系R&B」といわれるのもうなずけるサウンドです。


他にもボサノヴァ風の「Headed In The Right Direction」、このアルバムの中では珍しく明るい曲調のポップス「Can I Walk With You」、インディアのギター一本だけのシンプルなサウンドでLaurnea Wilkersonと

デュエットを聴かせる「Complicated Melody」、ストリングスの音色も効果的に使われた

エモーショナルなバラード「Good Man」、陽だまりの中にいるような優しいギターサウンド

の中で神様の存在を信じるということを歌ったナンバー、「God Is Real」など名曲ぞろいです。

ちなみに国内盤のボートラの「Interested」はノリの良いバンドサウンドになっています。


詞を読んでいても彼女の人柄の良さ、誠実さが非常に伝わってくるものばかりで、聴き終わった

あと心が優しくなれるアルバムだと思いました。6月には待望の3rdアルバム

「Testimony:Vol.1-Life& Relationships」(長いタイトルだなぁ)もリリースするとのことで、こちらも楽しみ!こちらにはエイコンや、先のグラミーでノミネートされた、カントリーのグループ、ラスカル・フラッツも

参加してるみたいで注目です。 

インディア・アリー
インディアへの旅

今日は、家にいたのですがなんかMAXが無性に懐かしくなって(というか今も現役なんですけど)、

このベストアルバムを聴いてました。無意味に高揚感漂う初期のユーロ路線から、擬似R&B路線を

開拓して、さらにラテンミュージックなどへも道を広げていた時期、まさに彼女たちの絶頂期のシングルを

集めたアルバムです。


アルバムは3rdシングルにして、初のスマッシュヒット曲「TORA TORA TORA」からスタート。

この曲、そして「Seventies」、「GET MY LOVE!」まではユーロビートのカヴァー曲。

「Seventies」なんかは若干洗練されてる部分もあるけど、当時「TORA TORA TORA」を聴いた

時は、「こんな歌歌わされてかわいそー…。あんまりブレイクしないだろうな」と思ったものです。

一緒に活動していた安室奈美恵が、飛ぶ鳥を落とす勢いでスターダムにのし上がる一方、彼女らは

二流オーラが漂ってた気がします。


そんな彼女たちをかわいそうと思ったのか?「Give me a shake」からはオリジナルの擬似R&B路線が

発動。見事「Give me~」ではオリコン1位も獲得しました。

もともと歌は歌が上手い人たちなので、この曲や「Shinin’on-Shinin’love」の

自由なフェイクや、ユニゾンやコーラスの声の重なり具合とかはすごく好きですね。


好きなのは前述の曲のほかには、大人なノリのクールなダンスチューン「Easy Easy」、

横山輝一作曲のファンキーな「SO REAL」、同じく横山作曲で、ラテンなノリが夏を

感じさせる「Ride on time」「閃光-ひかりーのVEIL」あたりかな。 

また、いつもの押しのボーカルから一歩引いた感じの「Grace of my heart」あたりも

新境地だったと思います。 


まぁベスト盤だし、シングルばっかりを集めたものなので、インパクトが強いのは当たり前なんですけど、

シンセサウンドのキラキラした雰囲気とか、歌謡曲とR&Bとダンスミュージックをミックスした

大衆的な感じが、あの頃の時代感をすごく思い出させます。アルバム後半にある

「Love impact」、伊秩弘将がプロデュースしたHIMのカヴァー、「銀河の誓い」もすごく好きですね。


彼女らの、この頃の音楽って、あんまり歌詞の意味とか考えずに聴けるし、

意味を考える前に、まず体が動く、みたいな、わかりやすいノリのよさが魅力なんじゃないかな。

メンバーチェンジをしつつも、今年は久々にアルバムを出すなど、

まだまだ頑張っているようなので、機会があれば新しいアルバムも聴いてみようかな。

MAX, 鈴木計見, TIGER BOYS, GROOVE SURFERS, 海老根祐子, SYRUPS, 上野圭市, MOTSU, 森浩美
MAXIMUM COLLECTION