今日はMADONNAの11thオリジナルアルバム「CONFESSIONS ON A DANCEFLOOR」の紹介です。

僕はマドンナに関しては、この一つ前のアルバム「AMERICAN LIFE」(03年)で初めて彼女のアルバムを買って、これが2枚目になったわけなんですが、「AMERICAN~」とは全然毛色が違うアルバムになっててちょっと驚きました。


「AMERIAN~」が内省的で、かつ今のブッシュ政権に対する批判も込めてつくられた、

ややメッセージ性の強いものだったのに対して、今回はノー・コンセプトの、ダンスミュージックアルバムに

なってます。しかも曲と曲がつながっててノンストップ。あんまり深い意味を考えずにサウンドにのめりこめる感じです。


アルバムはABBAの「GIMME!GIMME!GIMME!」をサンプリングした、「Hung Up」からスタート。

「待つ者にとって時間というものはとてもゆっくりと流れていく」というマドンナには珍しく「待つ女の

寂しさ」を描いたナンバーです。


他にもなんとなく浮遊感のあるトラックが印象的な「Get Together」、曲中で''ごーめんなさぁい''

''すりはぁ~(ヘブライ語)''、''Forgive me''など各国の謝罪の言葉を並べた台詞が印象的な

その名も「Sorry」、ちょっぴりせつないストリングスの音色から始まる「Let It Will Be」(名声を

得た自分の今後を極めて冷静に見つめる詞が印象的)、ピコピコしたシンセのサウンドで始まり、

「未来への不安よりも立ち止まってしまう今のほうが怖い」という詞が、非常に前向きで好きな「Jump」、

そして富や名声を得た今、そのことに何の価値があるのか?これからもこの生き方でいいのか?…などと

自問自答を続ける姿を歌った「How High」など、「ノンストップのダンスミュージック」という

サウンドに隠れがちながら、非常に自分と向き合った詞が多いのも印象的なアルバムです。


サウンドで面白いなと思うのはちょっぴりアラビアンなトラックに乗せてイエメンの歌手、Yitzhak Sinwaniと

デュエットする「Isaac」かな。他にはキラキラしたサウンドのループと、ゆったりとしたビートが

印象的な「Push」も結構インパクトあるかな。


明らかに攻撃的な色合いの強かった前作に比べると、さらっと聴けちゃうところが長所でもあり、

短所でもあるような気もするアルバムですが、先ほども書いたようにじっくり詞を見ると、マドンナの

主張は随所に見られるし。、サウンドも細かいところに遊びの要素があったりと、さすがマドンナ

侮れんなと思います。そして47歳にしてこのレオタード、スタイル!重ねてすごい歌姫です。

マドンナ
コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア