今日はミシェル・ブランチの、3年前リリースの2ndアルバムの紹介です。
このアルバムは彼女の1stアルバムにして出世作「the spirit room」を引っさげて
世界各地を回っている際に感じたことをまとめたアルバムになっているそうです。
彼女ってこのアルバムを作った当時ってまだ19歳だったのですが、19歳にしては非常に落ち着いていて、
また音楽的にもすごく安定した魅力があるなぁと思います。同世代のアブリルとかに比べても
なんだか妙に大人っぽい感じ。シェリル・クロウとか、先輩シンガーソングライターを彷彿とさせます。
アルバムは古いアメリカの映画音楽みたいなインタールード「INTRO」からはじまります。
そして1stシングルとなった「Are You Happy Now?」へと続くのですが、これは
「自分の行動には責任を持たないといけない。あとで、自分でそれが幸せだったのかと、
問い直したときに自信を持って答えられるように」ということを歌った歌。この辺からも
彼女が大人になっていることが垣間見られる1曲です。
他にも彼女自身が、周りの人から受けた誤解について、「本当の自分を見て欲しい」と切々と訴える
「Empty Handed」(大人数のストリングスアレンジが壮大な感じ)、愛のはじまりを歌った穏やかな
バラード「Tuesday Morning」、珍しくピアノの演奏がメインになっている切ないメロディーの
「One Of These Days」、そして、うって変わって、ギターの軽快な音色で、愛情が少ない彼氏に対して
''愛するか、捨てるか、ハッキリして!''と迫る「Love Me Like That」(シェリル・クロウが参加)、
爽やかなメロディーラインが、なんとなく初夏をイメージさせる「Breathe」、
カントリー調の「Hotel Paper」あたりが好きですね。
あと、面白いのは、まだ出会えぬ、未来の恋人に向かって、
''あなたはどこにいるの?永遠に恋人に会えないのかな?''、と歌う
「Where Are You Now?」あたりかな。こういう詞を見ると、忙しいツアー生活してたら、
なかなか、恋する暇もないのかなーと思ったりして…
。
そして、ボートラには、グラミー賞も獲得したサンタナとの共演シングル「The Game Of Love」も
収録。これも好きなんですよ~。開放的なサウンドにのせて、ミシェルちゃんの歌い方も
程よく力が抜けてて楽しそうだし。サンタナとの相性バッチリです。
ただ正直言うと、ボートラなのに、この曲が目立ちすぎて、他の曲はインパクトで負けてしまってるという
ところもある気がして…。そこは残念かなぁ。サウンド面では1stアルバムのほうがインパクトあったかも
しれません。
アルバム全体を通してみると、寂しい気持ちや不安を取り除くために、誰かを探し求めるような詞が多い
気がします。だから決して明るい内容ではないんだけど、からっとしたロックサウンドや
きっぱりとしたミシェルの歌い口もあって、聴きやすいアルバムになってると思いました。