今日はカリブ諸島にあるソカの国、トニニダード・ドバゴ出身の23歳のシンガー・ソングライターSHARLENE(シャーレーン)のデビューアルバムを紹介します。これから夏に向けて聴きたくなるようなレゲエ/R&Bの新星です。


僕は、彼女のことは全く知らなかったんですが、こないだ店頭でディスプレイされているのを試聴して、

ものすごく気に入って即買いしました。ジャケットも好きですね。かわいいしドキドキ


ご存知の方も多いかと思うけど、ソカとは、ダンスホール・レゲエやハウス、ヒップホップなどの影響を受けて生まれた音楽では「 ソウル」と「カリプソ」が元々の語源となっています。日本でも数年前に

ケヴィン・リトルが大ヒットした頃から認知されだしたんじゃないかな。


さてさて、アルバムは南国的なパーカッションの音色がたくさん入ったクラブ・チューン「Sweeta Sweeta」からスタートします。

そして「Ask It」ではレゲエ、R&B、カリビアンミュージックをミックスしたようなビートを取り入れてます。

ただ、この曲はRihannnaの「Pon De Replay」に似てます…あせる。まぁソックリというわけじゃなくて、

曲がかもし出す雰囲気が…ってことですが。出身地も近いから音楽ルーツも似てるのかも。

ただ、Rihannnaはソカについては「自分より上の世代がやる音楽だからあんまり取り入れてない」って言ってるし、似てるようで微妙に違う部分もあるんでしょうけど。


そして「All Eyes On We Feat」ではSEAN PAULとCHOOBAKKAをフィーチャーした

ノリのいいレゲエチューン。まるでクラブでセッションしてるような、ライブ感がある楽しい仕上がりに

なってますよ。


また同じくCHOOBAKKAをフィーチャーした「If U Want My」は、挑発的な詞の内容で、

「アッ、ハァァンラブラブ」というボーカルもかなりセクシーなナンバー。


他にも情熱的なピアノの音色で始まるレゲトンっぽい「Pull Out」。これまた強い詞で

「愛するか捨てるかどっちかにして、中途半端はやめて」とせまるナンバーになってます。


また、刺激的なリズムが多い中、ちょっと引いた歌い方で、メロディーも明るい

ミッドテンポのポップス「My One」(恋人への一途な思いを歌った内容や、

開放的で楽しいパーティーソング風の、「Comin' Out」、自由を求めてキューバの独立運動を

たちあげた英雄と言われる、ホセ・マルティという人のことを称えた詞で、

他の曲とは違いギターの音色が多分にフィーチャーされた「Chan Chan」、

マイアミらしい明るいダンスポップ「Nice Time」など、自然と体が動く曲が収められてます。

そして、最後の「My Oh My」では、日本でも、子供の頃から歌っていておなじみの「ロンドン橋」の

フレーズが大胆に引用されたナンバーになっていてこちらも楽しいです。


日本では夏になると、こういったレゲエ・アーティストが次々と紹介されて、ブレイクしていく

傾向にありますが、彼女もその可能性を十分に秘めたアーティストなんじゃないかなぁ。

リアーナに続くか?って感じ。

ちなみに名古屋のクラブシーンではすでに話題になってるみたいなんで、全国的な

ブレイクも近いか?まぁ何で名古屋なのか謎ですが。

余談ですが、彼女むっちゃスタイルがよくて、足の長さが

110センチなんだって!!すげー。そういう意味でも注目の歌姫です。

シャーレーン, ショーン・ポール, チューバッカ
スイータ・スイータ




今回は、間もなく公開される映画「嫌われ松子の一生」のオリジナルサウンドトラックの紹介。

この映画は主人公、川尻松子が教師として順風満帆な人生を送っていた矢先、一人の生徒が起こした

窃盗事件がきっかけで学校をクビになり、その後は男との同棲・死別、不倫、ソープ嬢への転身、つかの間の栄光、殺人…とジェットコースターのように人生を燃やし、最後は孤独に死んでいく彼女の生き様を

描いた小説が原作になっています。


松子を取り巻く人間模様や、彼女の死後に、はじめて彼女のことを知ることになる、甥の笙の目を通して見える、松子の不器用ながらも、必死に愛や生にしがみついて生きようとする姿が、凄く印象的で

一気に原作を読みました。


さてこのアルバムは、その原作をもとに作られた映画で使われた曲を収録したサントラ。

主演の中谷美紀をはじめ、BONNIE PINK、AI、木村カエラをはじめ、人気のアーティストの楽曲を

集めたコンピレーションとして質の高い楽曲が集まってます。原作自体は転落していく人生を

描いたもので、スピーディーではあるものの、決して明るい話ではないのですが、逆に、このサントラではポップな部分もあり、松子の雑草のような生き様をイメージしたような、強い曲ありと、いろいろな側面が

あってとても楽しいものになっています。


収録曲で気になるものをあげると、まず1曲目は木村カエラの「トゥリル トゥリル リカー」で

スタート。これは映画でも冒頭でも流れ、カエラ自身はシンガー役での登場とのこと。この詞の

「あきらめるのはまだ早い」というのが、必死で生きる松子の姿に重なって聴こえるナンバー。


また、主題歌にもなっているBONNIE PINKの「LOVE IS BUBBLE」ではスカのリズムに乗せて、

愛のはかなさをあっけらかんと歌っています。ブラスの音色も効果的に使われてます。


他にもディズニーのメロディーのようなメルヘンチックな及川リンによる「Dream Train」、

その及川とともにAIがコラボした、「愛こそが生きる意味」と歌うR&Bナンバー「What Is A Life」、

Tommy SnyderとYOSHIKAが共演した「Here,Always」など

映画は見ない、という人が買っても十分に楽しめる内容になってます。


また「あの頃はハッ!爆弾」でおなじみの和田アキ子のソウルの名曲「古い日記」、

カナダの人気若手ボーカリストで声が渋いMicheal Bubleの「Feeling Good」、

落ち着いた音色が心地よい、ピアノワルツのBarbara Borraによる「Walking On Springtime」など

映画に出演していないアーティストの楽曲も効果的に使われています。


特にすきなのは、恋することの喜びをめちゃ明るいマーチングバンドのサウンドに乗せて

歌った中谷美紀による「Happy Wednesday」。恋に必死だった松子の姿をどろどろと描くんじゃなくて

とことん能天気に楽しく、ディズニーパレード風に表現してます。


それから「まげてのばして」。これは昔あった子供番組「ロンパールーム」で歌われていたという

歌。子供の湯浅亜美と中谷美紀がそれぞれ歌っているのだけど、それぞれ子供の無邪気さと、

大人になってしまった寂しさ、みたいなものが表れててすごく好き。


そして阿井莉沙の「USO」という曲もいい。これは70年代風の古臭いアイドル歌謡をなぞった

ナンバー。この阿井莉沙という人、全然知らなかったんですけど、調べたら元、dreamに

いた人なんだって。ほー。どーりで可愛い声です。ちょっと上原あずみの「青い青いこの地球に」に

似た感じの曲調とボーカルです。

さらに、中山千夏の「あなたの心に」もいいですね。この曲は以前、辛島美登里がカヴァーしてたので知ってたのですが、たぶん原曲はかなり古い曲だと思うのですが、おおらかで優しい感じがして好きです。


このアルバムについては、作品と連動で聴くともちろんイメージもわきやすいけれど、アルバム単体で見てもいい曲がたくさん入ってるので、すごく気に入ってます。

サントラ, 木村カエラ, ch feat.B-BANDJ, BONNIE PINK, 及川リン, AI & 及川リン, Joe Himeji feat.J.
嫌われ松子の歌たち




今日はJewel(ジュエル)の最新アルバム「Goodbye Alice In Wonderland」の紹介です。

彼女はアラスカ州出身の31歳のシンガー・ソング・ライター。


これが、5枚目のアルバムとなるのですが、実は、アルバム発売前はかなり心配してました。

…というのも3年前に発売された4thアルバム「0304」は、それまでのアコースティックで瑞々しかった

路線から離れて、ダンスミュージックを中心とした、ポップ路線の作品だったから。

ジャケットではおへそなんか出してたっけ? ホントすべてがカラフルでポップなアルバムでした。


まぁ、今となれば、彼女の現状に満足しない、新機軸を求める姿勢に感心して、「あれはあれで良かったのかもね」とも思えるけど、聴いた当初からしばらくは違和感を拭えなかったのも事実だし…。

ちなみに僕は最近までは彼女の3rdアルバム「this way」が好きでした。けれどもこのアルバムを聴いて

久々にアコースティックな彼女が帰ってきたなという感じがしました。彼女にはアコギやシンプルな生バンドの音が似合います。


アルバムは、つまづきながらも、ひとつの愛をなんとか守ろうとする恋人同士のことを歌ったナンバー、

「Again and Again」でスタート。せつなさと、前向きな力強さを併せ持ったような歌声が印象的です。


そして、今回詞が素晴らしいと思うのが、タイトルチューンの「Goodbye Alice In Wonderland」。

つまり、甘えた世界におぼれるのはやめて、自分の足で夢に向かってあるいて行こうという

ことを歌っています。大人になると、夢に向かって生きることは難しいと思ってしまいがちだけど、だからといって現状で妥協したり、空想の世界だけで満足してしまうことのほうが、もっと寂しいことだと歌ってるのだと思います。

確かに「妥協」してしまったら、そこからは何も動かないですからね。すごくわかる詞です。


他にも、心が病んでいるのに、見た目だけ着飾ることを考えることに夢中な現代を皮肉った「Satelite」、

軽快なロックチューン「Only One Too」、彼のことが好きで好きでたまらないということを歌った詞で、

テンション高めのボーカルも可愛い「Words Get in the Way」、心が離れてしまいそうになっても、

やっぱり大切なのはあなただ、ということを思い出すという「Drive To You」、

そして、傷つきやすく、もろいハートを持っている自分を、温かい気持ちで包んで欲しいと歌ういじらしい「Fragile Heart」などストレートな心の模様を、余計な装飾のないシンプルなサウンドに乗せて歌ってくれるので、すっと心に入ってくる気がします。


そして、アルバム後半で一番好きなのが「Stephenville.TX」。明るいカントリー調のナンバーだけど、

ここで歌われているのがジュエル自身の生い立ちを振り返り、自分を見つめなおしているという

内省的なナンバー。この中で印象的なフレーズが「私は31歳 まだ終わりじゃないけど、もちろん

スタート地点でもない」というもの。20代までなら、ある程度の甘えも自由も許されたけれども、

その年代が終わり、自立して生きていかねばならないことをわかった上で、それでも、

30代からでも、前向きな気持ちでいれば、自分自身を変えていくことができるということを歌っています。

非常にポジティブなパワーに満ちた曲で大好きです。


僕はジュエルと同い年なんですが、彼女みたいに賢く力強く前向きに生きたいものです。

他には優しくシンプルなサウンドで、大切な愛について歌った「Where You Are」も好きですね。


アルバム全体を通しても全然派手なことはしてないけれども、きちんと地に足をつけて、自分らしい

世界を表現してくれてるので、じっくりと聴き込めるアルバムになってます。ジャケット写真も

とても綺麗だけど、それはこのアルバムの充実度をそのまま映し出しているように思います。

ジュエル
グッバイ・アリス・イン・ワンダーランド









今日はテイ・トウワの4thアルバムを紹介します。

テイ・トウワは1990年、ディー・ライトのメンバーとしてのデビュー以降、アーティスト、DJなど

様々な活動を通じて国内外問わず数多くの人とコラボレートしてきた先鋭的な

アーティスト。ただ、僕もその名前を聞いたことはあったのですが、実際に彼のアルバムを

買ったのはこれが初めてでした。


なんで、このアルバムを買ったかというと、Kylie Minogueがボーカルを務め、ドラムを森高千里が

担当するという、洋邦美人歌姫の夢コラボ「Sometime Samurai」が収められているから。

「ワタシノナマエハ、カイリーデス」というたどたどしい台詞から始まり、キュートなボーカルを聴かせる

カイリーと、バタバタとしたビートの小気味いいドラミングの森高の相性がすごくいいナンバーです。

ボーカルとドラムスは当然別どりですが、カイリーと森高という、それぞれ個性的なアーティストの

世界がぶつかり合って、とても楽しい作品になってます。


他にも世界の坂本龍一がピアノで参加した、浮遊感漂うポップナンバー「Milky Way」や、

ダイキンエアコンの「ぴちょん君」が出演するCMに使われていた、デジタルビートのナンバー

「Different Nu Nu」、自分が一番好きなもの-「音楽」へのリスペクトを歌った「Melody」、

ピチカート・ファイヴの野宮真貴による明るいスキャットの入った

ボサノバナンバー「Bianco」、 夢の中にいるようなピコピコしたシンセサウンドの「Risk Some Soul」、

Buffalo Daughterとのコラボで、楽しげに歌ってる姿が見えてくるようなファンキーな

ロックナンバーのカヴァー、「My Sharona」など、踊れる曲あり、ポカポカした

日差しの中にいるような癒し系のサウンドありと、

様々なサウンドを聴かせてくれます。


テイ・トウワ自身が、自分が作った曲をこの人たちがプレイしてくれたら映えるだろう、ということを

的確に予想した上で、コラボレートしてるので、どれもこれもホントにピタっとはまってるし

かっこいいです。またジャンル関係なく、一流ミュージシャンが揃ってるんですが、あんまり

それを売りにしたり、表に出さないで、さり気なーく起用してて、かつ参加ミュージシャンも楽しんでプレイしてそうな感じがして、そういう意味でも凄いアルバムだなと思います。

Towa Tei
FLASH





今日はゆずの4枚目のアルバムを紹介したいと思います。

僕は邦楽だと、男性ボーカルは女性に比べるとそれほど聴かないんですが、

そんな中、数少ない好きな邦楽男性アーティストがゆずですね。

そしてゆずのアルバムではこれが一番すきかなぁ。


アルバムは、のどかなカントリー調の「ぼくの漫画の主人公」からスタート。

これは自分の外見や性格にコンプレックスをもった主人公が、せめて自分の描く漫画の中だけでも

自分の理想や憧れの人間を登場させる、というちょっぴり内向的な少年が登場するナンバー。


他にも、付き合う時間が長くなるにつれ、ときめきが減ってくる寂しさを描いた「みぞれ雪」、

失敗しても、あきらめないことの大切さを歌った力強い「アゲイン2」、

自分らしく生きていくことを高らかにうたった「3カウント」、切ない歌声が印象的な

「季節はずれ」、大切な恋人の存在の大きさを歌ったシンプルな「無力」など、飾り気のない等身大な

彼らの魅力たっぷりの曲が揃っています。


そして前向きで爽やかな楽曲が多い中、彼らなりのこだわりのある曲も多々見られるのが特徴。

まず、ハーモニカの悲しげな音色ではじまるフォークソング「ぼやき列車」。

これは、変わり映えもせず、空虚な生活をする若者の心情を歌っています。それでもそんな生活を

なんとか変えたいと思いながら、うまくいかない…という気持ちや、「不幸せじゃ

ないけど、決して幸せでもない」という現状をうまく表現していて、すごく共感できます。


また「直径5mm」ではロックサウンドに乗せて、立ち止まってばかりいる自分を変えようとするナンバー。

そして「ほんの一時間前」はなかなか個性的。ほとんど「語り」のような詞で、時間の移り変わりの速さや

無常さと、この世に生きる人間のクールさ、周りの人への無関心さを絡めて歌った

「世に物申す!」的な作品。


さらに「GO★GO!!サウナ」は、そのまま、サウナ大好き~ドキドキということだけを歌った、元気で

ファンキー、そしてオバカさ満点なロックナンバー。二人も大笑いしながら楽しそうに歌ってる

のが面白いです。あんまり意味のない曲だけどアルバムでかなり好きな曲かも。


そしてラストの「ユーモラス」は一番好きですね。

この曲では、「仕事したり、人と関わって生きていると悩んだり立ち止まってしまったりすることもあるけど、

そこで諦めて閉じこもってしまうのでなく、ちょっと発想を変えて、気楽な気持ちで

事に臨んだりしたら、意外とうまくいく!」ということを歌っているのですが、

これはよくわかりますね。


何をするにしても、あまり深く考えすぎずに、ユーモアを持って

柔軟な考え方でやる人が、ひょこっと勝利を収めたりすることありますからね。

そういうことを思い出させてくれるナンバー。キャンプファイヤーかなんかで

ギターをジャカジャカ鳴らしながら歌うのが似合いそうな明るいフォークソングナンバーです。


ちょっぴり社会派の歌あり、無条件に楽しいものあり、わいわいと歌える歌あり、

ホロリと来る歌あり、とシンプルながらも硬軟織り交ぜて、充実した世界を

見せてくれるアルバムになっていました。オススメです。

ゆず, 北川悠仁, 寺岡呼人, 岩沢厚治
ユズモア


今日の京都は夏間近というような暑さだったあせる。そんなさなか今日は久しぶりに部屋の掃除をしてました。


ふだんは仕事で、夜にしか帰ってこないのですが、それでもやっぱり毎日生活すると

ほこりもたまるしゴミも出ちゃうし。いつもはやらないのに、やりだすと集中してやるタイプなんで、

かなり頑張りましたわんわん。ただ、掃除中に昔読んでたマンガ「めぞん一刻」とか「ドラえもん」とかが

出てきたり、卒業文集とか、学生時代に書いたレポートも出てきてしばし中断してましたが汗


そして、問題点がひとつ。たまりにたまったCDの置き場所です。

ご存知の通り?僕はCD買い過ぎ病なので、どんどんCDがたまる一方、百円ショップで買った

ミニコンテナはもちろん、120枚収容の重たいウッドラックにも当然収まらず…、部屋のあらゆる

とこにちっこいラックを置いてなんとか、まとめてるところなんですが、今日ざっと数えただけでも

おそらく600枚弱あって、聴きたいCDを探すのに一苦労…。大きいラック買おうかなぁ

なんて思ってる今日この頃です。それにしても多いです。R&B、ロック、ポップスの順で

いろんなアーティストがごろごろ。一体誰のファンだよ!って感じ。クラシックもあります。

あと、たまーに80年代のアイドルの曲が聴きたくなる時があるので、いまだに南野陽子だの

中山美穂だの中森明菜だの斉藤由貴だののベスト盤もあります。中山さんと中森さんは

中古で買いましたが、ナンノさんと斉藤さんは新品で買いましたよーあせる。ホントに優れた

名曲が多いんです。今みたいなアーティストかアイドルかわからない中途半端な感じ

じゃなくて、クオリティ高いアイドル仕事というか。


実はこれ書いてる最中も、中山美穂さんのベスト「Dramatic Songs」聴いてます。

これは、彼女がアイドル時代から、トレンディー女優(言葉古いけど)へとシフトしていく過程までの

主題歌集。はっきり言って歌は下手だけどあせる、ナマイキそうな初期、擬似R&B路線の中期、

大人のポップスを歌えるようになった後期と、それぞれに輝きがあります。

90年代以降だったら「世界中の誰よりきっと」の特大ヒットのイメージが強すぎるきらいはあるけど、

中期の「人魚姫 mermaid」のブラックコンテンポラリー路線なんかは、いまだと安室ちゃんが

カヴァーしても面白いかも。NOKKOの人魚よりこっちカヴァーして欲しかったかも。

中山美穂
Dramatic Songs

話変わるけど、今月はあんまりCD買ってません。ここ四ヶ月くらい毎月10枚以上買ってた(←多すぎ)

わりに、今月は今のとこ、ジュエルとレミオロメンの新作だけ。あんまりぴんと来るアルバムが

なかったかな。おそらく今週も買うのはこれ↓くらいかな。

サントラ, 木村カエラ, ch feat.B-BANDJ, BONNIE PINK, 及川リン, AI & 及川リン, Joe Himeji feat.J.
嫌われ松子の歌たち

もうすぐ公開になる「嫌われ松子の一生」のサントラ。ただサントラといってもとても豪華で、BONNIE PINK、AI、木村カエラなど旬のアーティストが多数参加してる。そして主演の中谷美紀も久々に歌ってるみたいでこれは注目かも。原作「嫌われ松子の一生」も、小説はすごく面白くて一気に読みましたよ。

エリート教師のジェットコースターみたいな転落人生を描いた話で、まぁありえない展開ではあるけど、

でも「もしかしたらあるのかも…」と思わせる部分もあったりして、読み物としては切なくも、

スピーディで読みやすい作品でした。これが映画としてどうなるのかなぁ…。聴くにミュージカル的な

要素も含んでるみたいなので、原作とはまた違った感じになってそうな気がする。

キャストも個性的だし、ちょっと見てみたい作品です。


さぁ、明日からまた一週間のはじまり。なんだか仕事が急に忙しくなってきてるのですが

頑張ります!


今日はJETの1stアルバムを聴いてます!

今日みたいに夏のような暑さの日には難しいことを考えずに爽快なロックサウンドを聴きたくなります。

そんな気分にピッタリのアルバムだと思います。


JETはオーストラリアはメルボルン出身の4人組ロック・バンド。古きよきアメリカン・ロック路線を

踏襲しつつ、ビートルズにも通じるメロディアスで、ちょっぴりせつないアコースティック・ソウルナンバーも

あったりと、非常に聴きやすい楽曲を披露してます。


アルバムは男っぽいシャウトからはじまる、力強いロックンロール「Last Chance」からスタート。

続く「Are You Gonna Be My Girl」はシャッフルのリズムで小気味いい感じのサウンド。

ipodのCMにも使われてましたよね。ipodのCMはこれ以外にも、いろんなアーティストの

曲が使われてて、好きな曲が多いけど、これはずば抜けていいな。「俺の女にならないか」っていう

強引ながらも男っぽい詞がロックンロールだなぁあせる、とつくづく思うけど、そんなことよりも

これは踊れますね。どっかで流れたら勝手に体が動き出しそう。大好きですドキドキ


他にも、クラブでのDJの選曲に難癖をつけるという内容の詞が、馬鹿馬鹿しくも、サウンドは切れ味豊かな

感じの「Rollover D.J.」、ワイルドなボーカルと、それに呼応するような弾けたドラムとピアノの音色が

爽快な「Get Me Outta Here」、手拍子ではじまりサイケなサウンドを聴かせる超ハイテンポなロック

「Take It Or Leave It」(やるかやらないかは自分次第、それによって自分の運命が変わるだけのこと)

という、当たり前だけど潔い感じの詞が結構好き)など単純だけど、元気になれるナンバーが揃ってます。

あと1曲1曲の時間が短いし、気軽に聴けるよさもあると思います。


一方、元気なだけじゃなく、意外とバラードも豊富。ピアノの優しいメロディーの「Look What You've

Done」はなんとなくオアシスっぽいし、ギター一本で歌われるフォークソングっぽい

「Move On」は走り続ける若い自分たちを、少し立ち止まって足元を見つめなおす心のゆとりを

歌っています。また「Radio Song」はなんとなく美しいハーモニーがビートルズを連想させる

ナンバーです。彼らの真骨頂はアップテンポにあるとは思いますが、元気一辺倒じゃなく、

こういう落ちついた雰囲気を見せてくれるのも魅力のひとつだと思います。


ただ、ひとつ問題があるとすれば、詞がちょっぴり陳腐かなぁ。もうちょっと深みがあっても

いいかも知れない。無意味系ではないけど、若い人が好き勝手なことを叫んでるレベルにしか

感じないのが残念な感じ。サウンドがかっこいいだけに、このあたり次に期待しちゃいます。

今年中には次のアルバムが予定されてるみたいですよ!

ジェット
ゲットボーン(初回) [LIMITED EDITION]


今回は安室奈美恵の6枚目のアルバム「STYLE」を紹介します。

安室ちゃんについては、昔から好きでしたけど、本格的に好きになったのは

SUITE CHICや、このアルバムあたりからですね。思い出深いし、かっこいい作品だと思います!


アルバムはR&B、Hip-Hop路線を突き進むようになってからの自分の自己紹介ともいえる

「Namie’s Style」からスタート。この曲の自分のやっていることに迷いのない様子や、

シーンを引っ張っているという自負心をあらわしたリリックが好きですね(本人作詞じゃないけど

うまく書いてるなぁと)。T.kura&Michikoの手による最高のオープニングだと思います。


好きなのはDallas Austin制作のシャープなHip-Hopに、MICHIKOのペンによる

強気な女の気持ちの詞を乗せた「Put’Em Up」、洋楽志向のサウンドだけど、

微妙に「歌謡」のニュアンスもある切ないメロディーも感じる「SO CRAZY」、

GLAYのTAKUROの手による、テクノ・ポップ風の「LOVEBITE」、VERBAL&Arkitecとの

共演で、琴の音色なんかをフィーチャーした、ファンキーなビートを聴かせる「Fish」

など。クールでかっこいいトラックと、自分の好きなことをやっている彼女の

自信に満ちた歌いっぷり。本当に最高です星。このアルバムを聴いて、

「また彼女の黄金時代がくるなぁ指輪」と思ったものです。そして見事、05年の

「Queen Of Hip-Pop」でセールスも含めて、再びピークがやってきました。


そして、このアルバムにおいて一番自分が好きなのは、R&B的な曲が多い中、

クールでかつプリティーに、なんちゃってロックンロールしてる「As Good As」、

イントロのレコードに針を落とす音のSEや、バイオリンの音色を使ったトラックなど

すべてがかっこいい「shine more」ですね。この曲はいつもよりさらに低音の

ドスを効かせたボーカルもインパクトあります。


他にもZEEBRAとの共演でクールなラップを披露している「Indy Lady」や、

共演で、琴の音色なんかをフィーチャーした、ファンキーなビートを聴かせる「Fish」、

「洋」的なイメージが強い世界で、日本の特徴とも言える「四季の移ろい」と、恋の姿を

描いた「Four Seasons」、安室本人が日本語詞をつけた、重たいビートの「gimme more」など

幅広い楽曲を取り上げてます。


昨年の「Queen Of Hip-Pop」が、安室流の「Hip-Pop」を確立した作品だとしたら、

これは普通のポップスとの接点も保ちつつ、徐々に自分の好きな色を打ち出し始めた

序章のような作品だと思います。

安室奈美恵, ZEEBRA
STYLE (CCCD)

今日はアヴリル・ラヴィーンを聴いてます。ちょっぴり久々に聴いてみたけど

やっぱりこの1stはいいわぁ! 夏に向かっていくこれからの開放的な雰囲気にも

ピッタリと来るし、それだけでなく、硬軟織り交ぜた楽曲構成なんかも含めて優れてるなぁと

改めて感じました!! …ってなわけで楽曲紹介を少々。


アルバムは重たいビートに乗せて、恋を失った痛みから立ち直ろうとするロックナンバー

「Losing Grip」からスタート。

そして大ヒットシングル「Complicated」へ。これは、恋人に対して「自分の前でだけは

自分を偽らず、ありのままのあなたを見せて欲しい」と歌う、当時17歳にしては

ちょっぴり「大人」な視点で描かれたナンバーでした。この曲はイントロもすごく好きです。

そして、疾走感溢れる「Sk8er Boi」へ。 これは彼女自身スケーターであることも影響した、

元気で勝気な女の子の心情をうたったナンバーになっています。

他にも、未来に向かって一人で飛び出す女の子の姿を描いた「Mobile」、

孤独の寂しさを噛み締めるように歌った暗く重たい「Unwanted」など、

アルバム前半は10代のストレートな気持ちを伸びやかなボーカルとロックで表現した曲が多いです。

そんななか明日への漠然とした不安を描いた「Tomorrow」なんか、アコギメインのシンプルな

フォークサウンドに乗せて、静かに歌っていて、違った雰囲気も見せてます。


さらに、8曲目「Anything But Ordinary」からはアルバムの雰囲気ががらっと変わり、爽やかな

ポップロック路線の曲が続いて、前半の「ロック少女アヴリル」から、ちょっと可愛さも見せてるのが

印象的。一枚のアルバム前半と後半でこうもイメージが違うのも珍しいかも。

「Thimgs I'll Never Say」では、ハイトーンなボーカルや可愛らしいコーラス聴かせた明るい歌。

詞の内容は「好きな人の前ではドキドキして思いを上手く伝えられない」という女の子の心情を

歌った歌になってます。

さらに乾いたアメリカンロックのサウンドに乗せて、自分の育った環境や性格について歌う

「My World」や、ラップも挿入した「Nobody's Fool」は、いつも自分らしく

生きたいという気持ちを歌って、それを邪魔するものは許さないという強い気持ちを表現してます。

ボートラの「Why」も他にはない力の抜けた歌い方が、それはそれでいい感じだと思うし、

最後まで、レベルの高い曲がそろったアルバムになってると思います。


まぁ、彼女はシェリル・クロウやアラニス・モリセットが広めた女性ロックの道を、

ミシェル・ブランチとともに、さらに若い子向けにも開放した意味では、やっぱり影響力大きな

アーティストだと思いますね。彼女らがいなかったら最近売り出し中の

Aly&AJとかクリスタル・マイヤーズなんかも出てこられなかったかもしれないし、

中ノ森BANDもなかっただろうしあせる。アヴリルバンザイ。

アヴリル・ラヴィーン
レット・ゴー

今日はリリースされたばかりのレミオロメンの3rdアルバム「HORIZON」の紹介です。

彼らについては、去年リリースされたアルバム「ether」から好きになって、今回のアルバムも

楽しみにしてました。間に「粉雪」などの大ヒットもあり、知名度も人気もぐーーーーっと上がって、

満を持してのリリースだったので期待もあったんだけど。

まぁ、なんと言ったらいいのかな割と、前作と同じニュアンスというか。

全然悪くないし、むしろ良質のポップロックだと思うんだけど、意外性はなかったかなぁ。


アルバムは壮大なピアノのイントロで始まるロックチューン「スタンドバイミー」でスタート。

この曲は自分に限界なんて決め付けてしまわないで、行ける所まで行こう、という

「若い」ナンバー。


そして「1-2 Love Forever」は、キラキラした明るいキーボードの音色と、小気味いいドラムが

印象的なポップソング。これは「真実はひとつだけじゃなくて、切り口次第でいくつでも

あるものだ」という詞が妙に説得力がある気がする。答えがひとつだけだ、って決め付けてしまうと

視野も狭くなって、面白みもないですからね。すごくわかります。


他にすきなのは文学的な詞で未来への希望を歌う「蒼の世界」、このアルバムの中では

珍しくハードなサウンドの「シフト」、幻想的なサウンドにのせて、淡い恋のドキドキ感を

歌った「傘クラゲ」、忙しい日常の中で、ひと時の安らぎを感じる恋の温かさを歌った、

優しい「太陽の下」、不器用にそれでも、一生懸命生きようとする姿を描いた「紙ふぶき」

あたりかな。


そして特に好きなのが「明日に架かる橋」。このアルバムは冒頭で意外性が少ないと

書いたけど、これはなかなか面白い一曲。バンドサウンドなんだけど、デジタルビートを

積極的にとりいれていて、とにかく明るい。詞も、深く考えすぎることなく、心を軽く

持って前向きに行こう!っていう内容になってます。ボーカルの藤巻くんの歌い方も

程よく力が抜けていて、ちょっとオバカっぽい軽いノリで、聴いてたら自然とパワーを

もらえる感じです。


そして、名曲「粉雪」。この曲でも不器用ながらも、一途に人を愛する気持ちを

歌った詞と、シンプルなロックサウンド、そして素朴だけど、ストレートで土臭い藤巻くんの

歌い方が非常にあっていて、じわじわと胸に沁みる曲になってると思います。

「こなぁぁぁぁゆきぃぃぃ雪」というクセのあるサビはやっぱりインパクトありますね。

また、ラストの、時の流れの早さとその切なさを描いた曲「流星」もなかなかいいです。


小林武史プロデュースというだけあって、昔のミスチルっぽいところもありつつ、

ただ、それよりはあんまり洗練されてない、田舎の仲良しバンドっぽい素朴さを

感じるのも彼らの魅力かな。ただ、こんだけいいメロディーが書けるんだから

次のアルバムでは、「え?こんな歌も歌うの??」っていうような詞や

サウンドももっと聴かせてくれたら楽しいだろうなぁと思いました。

レミオロメン, 藤巻亮太, 小林武史
HORIZON