10月12日、13日の配信ライブにて、幕を閉じる欅坂46について、改めて書きたくなった。
デビュー年の2016年から心を鷲掴みにされ、「アイドル」というジャンルで初めてコンサートに参加。
握手会は興味がなかったので行かなかったものの、この5年の軌跡をわりと、丁寧に見てきたつもりだ。

同じ坂道グループの乃木坂46、日向坂46と違って、卒業生が出ても派手に送り出されることは長濱ねるを除いて無く、わりと急にやめたり刺激的な形で去っていったメンバーが多いのも特徴だった。
曲名通り「不協和音」が、我々にも伝わってしまっていたグループでもあった。

ただ今回は、欅坂46の単なるファンとして、感謝を込めて、「お疲れ様」と伝えたいのだ。
そういう主旨の記事だ。
だから、いろんな物議を醸したことも含めて、今は「仕方がなかった」と片づけたいところも、ある。
とりあえず書いていく。




①デビュー年はアイドル要素が強かった?

ご存じ、欅坂46は「サイレントマジョリティー」で、社会派ソングという特殊な形でデビューした。
これは確かに衝撃的であったが、2枚目「世界には愛しかない」3枚目「二人セゾン」はアイドル的な要素が強く、デビュー年の2016年は、「サイマジョ」こそ衝撃的ではあったが、あくまでそういう一面も持たせただけであって、


あくまで従来のアイドルの延長


という印象がある。
年末に初のワンマンライブでは、センターの平手友梨奈は笑顔だったし、MCも務めていたのだ。
僕自身、その有明コロシアムでのコンサートは生で見ていたが、やはり「アイドルコンサートを見ている」という感覚であった。
ただ、曲の中にメッセージ的な要素が多いものが、従来のアイドルより多かっただけ、という印象である。




②「不協和音」がすべてを変えた?

思うに、4枚目の「不協和音」がすべてを決定づけたのでは、と分析する。
このリリースは春だから、制作は2017年の年始であろう。
となると、2016年の欅坂46の反応を受けて、「ダークなパフォーマンス」をウリにした方が良い、と運営側が判断したのか、一気に極端に舵を切った。

この曲は紅白歌合戦で2回も披露されたわりには、平手友梨奈のコンディション次第でライブのセットリストに組まれないことも多く、曰く付きの曲である。

 

 

この頃からだろうか、ファンにアイドルに興味がない層にも一目置かれる存在となる。
「僕は嫌だ」と強烈に叫ぶ、MVで一切笑わない、こんなアイドルは今まで見たことがない。
個人的には尾崎豊的なものを感じ、アーティスト性に惹かれ、楽曲とパフォーマンスにどんどんハマっていった。
ジャンルは「アイドル」だが「ん~アイドル??」という違和感を持ち始める。



③不安定な活動、避けられなかった終焉

5~8枚目までの活動については、さらっと語る。
2017年から2019年まで、欅坂46の活動は、ひとことでいえば


「不安定」


であった。
平手友梨奈はセンター固定であるが、彼女のコンディションや意思ゆえ活動が止まることもしばしばで、出す曲は素晴らしいのだけど、テレビ番組やコンサートなど、楽しむというより心配することの方が多かった。
ただ、この脆さがまた魅力であった。
心配から幻滅とならずにずっとファンでいられたのは、危うさや脆さを隠すことなく精一杯パフォーマンスしていたのが伝わったからだ。

特に平手友梨奈のパフォーマンスにそれが顕著だった。
彼女は周りから何を言われようともSNSやラジオで不平不満を発信することなく、さらに言えば自分の魅力に無自覚で自信がないようで、全身全霊をこめて曲の世界に入り込み自分のキャパを超えてパフォーマンスしていたように思う。
だからこそ素晴らしく感銘を受け応援していたと同時に、今年1月の脱退はショックであったし、考え直して「やむを得なかった」と思い直したりするのだ。

平手友梨奈がセンターでなくなった欅坂も応援したい気持ちはあったが、過去の自分たちと比べられてしまうのは避けられないだろう。
だからこそ、平手以外のメンバーのためにも一旦欅坂を終わりにする、という判断は、僕は正しいのだと信じたい。




④5年間の活動に対する、メンバーを擁護する

まず、欅坂46に対する批判の声から守りたい、と思う。
メンバーが突然理由もなくグループから去っていくこと、バラエティに全く慣れないこと、など、乃木坂や日向坂が華やかに楽しそうに活動しているのと対比して、いろいろと不満の声が聞こえてくる。
しかし、僕はそれも全部含めて


仕方がなかった


と思うのだ。
欅坂46は従来にないアプローチを取ることを求められたのだ。
当然、世界観を意識してバラエティではじけられないのも仕方がないと思う。
そして、当然人間関係やメンバーの意識のずれ、戸惑いなどもあったろう。
メンバー卒業時に華々しいセレモニーが似合うはずがなかった。

要するに、



誰もやったことがない活動を若い女の子に強いたのだ


バラエティに弱かろうが、誰が卒業しようが、完璧を求めるのは酷ではないか。

最近は、男性問題が発覚しているメンバーが相次いでいるが、これについても擁護したい。
2019年、欅坂46は元々不安定だったところに選抜制度を導入しようとして、ファンや、何よりメンバーを動揺させた。
20歳前後の女の子、このような不安定なグループ運営で身を削ったパフォーマンスをして心が折れそうになったとき、恋愛にすがりたい気持ちが芽生えてもおかしくない、と思うのだ。
グループのルール的には、バレなければ恋愛はOKらしいが、すぐにバレる昨今では実質恋愛NGだろう。
これについては、同情の気持ちがかなりある。
某週刊誌がドヤ顔でスクープを出す度、舌打ちをして「負けるなよ」とひっそり応援しているのは、私である。



~総括~


こんな感じで不安定ながらも、誰もやったことのないアイドル像を見事に演じきった欅坂46は、やはり素晴らしいグループだったと思う。
笑顔で生きる力をもらう、ではなく、歌詞やパフォーマンスで生きる力をもらえるアイドルグループ、それが欅坂46であり、様々な立場で共感や勇気を与えてくれていた。
僕は感謝しかない。

再デビューのグループ名は「櫻坂46」だ。
「欅坂46」は伝説的なグループで、「櫻坂46」としてはまた色を変えて頑張ってほしい。




欅ちゃん、今までありがとう!!!

悪い意味で刺激的な毎日が、まだ終わらない。
しかし、音楽エンターテインメントも6月頃からようやく動き出してきた。
それは


音楽の有料配信


という方法である。
3~5月頃、YouTubeなどで過去ライブを無料配信する、というのが主流だった。
しかしライブ開催ができない、となれば別のビジネスモデルを模索する必要があり、今できる最大限のこと、といえば有料で配信以外にはなかった。
「生ライブが良い」のは間違いない、でも「音楽業界が大変だから仕方がない」そう思ってるし、疲弊している音楽業界のためにも積極的に有料配信を鑑賞している日々だ。


その感想を、ちょっと書きたくなった。


音楽業界が大変で有料配信は現状できる最大限のビジネスモデル、そんなことはわかっているが、その音楽業界への忖度や思いを一旦横に置いておいて、純粋に有料配信の感想を書いてみる。




①価格設定は割高の傾向


値段設定は、有名アーティストであれば3千円から4千円が相場だ。
コンサートの価格が8千円くらいだとして、およそ半分くらいの価格設定をどう捉えるか。

時間は1時間~2時間くらいだったとして、見逃した場合もアーカイブとして数日間繰り返し見ることができる場合が多い。
ただし、元に動画が残らない以上、画面の前で一人で楽しむ、というのはネットレンタルで映画1本見るのと同じ感覚である
ネットレンタルの映画レンタルは500円くらいだから、それを思うとかなり高い。

さらに、音楽アーティストがたまに行うフィルム映画の価格と比較してみよう。
ZARDは2千円だったし、中島みゆきは2600円だ。
より臨場感を感じられる映画館より、自宅でPCやスマホから見る動画の方が、高いのだ

この価格設定が悪いと言っているのではない。
従来の感覚、すなわちネットレンタル500円、映画のフィルムコンサート2千円台、と比較すると、忖度ぬきにして純粋に高いと感じてしまったのだ。


音楽業界、アーティストへのお布施、寄付、という感覚でいた方がいいのかもしれない


最近はそう思って、観たいものはお金を払って、価格を気にすることなく観るようにしている。
やはり最後はアーティストへの愛、音楽への愛、音楽業界の救済、それが含まれているからこそ、割高だと冷静になって思っても、払って観るのである。



②オーディエンスの有無


最近は客入れしているところも出てきたようだが、無観客であることがほとんどだ。
アーティストしかいない現場、それを画面越しに一人で見る自分。
これには、全くもって絶望するしかない。

アーティストの演奏はもちろん素晴らしいし、こちらはそれに酔いしれる。
オンラインでも伝わるものはしっかりあるのだが、なんと悲しいことか、見てるのは(環境的に)自分一人である。
ライブの醍醐味のコール&レスポンス、大合唱、ジャンプしてはしゃぐあの空間はどこへ行ったのか

ここで私たちは気づくのである


ライブの代替のオンライン配信だと思うから辛くなる、のだと


そう、コンサートが軒並みに中止になり、止む無くオンライン配信、というアーティストが多いが、受け手側が「ライブの代わり」と思うから違和感を感じる。
これは、もはや別コンテンツである。
家で音楽DVDを鑑賞するときの雰囲気と同じであることからも、ますます「音楽配信はライブの代わりではない」という思いを強くする。



③メリットもある


これではせっかくの音楽配信をしていただいてるアーティストに申し訳ない、ということでメリットを考えてみた。
一人、家で見る、配信、これがキーワードだ。


・SNSで盛り上がりながら

音楽配信にはチャット機能が備わっていることも多く、オンラインで書き込みながらやり取りするのも一興である。
Twitterでもハッシュタグで、チャット機能と同様の盛り上がりを見せることもあり、SNSならではの一体感はなかなか楽しい。

・見る場所、問わず

元々アーティストのライブに行きたくても行けない、こっちに来てくれない、チケットが取れない、など、そもそもライブを見ることができない人が多い中、意外と配信でネット環境さえあればどこでも見られる、というのはありがたいのではないか。
音楽DVDとは違い生中継、というのもライブ行けなかった勢としては、とても臨場感があって良い点かもしれない。
(そう考えると、価格設定も妥当な気がしてきた。。)

・鑑賞中、何をしてても良い

実際のライブとは違って、一人なのだから食事をしながら、お酒を飲みながら、何をしながら見ても良い。
わりとおすすめなのが、歌詞サイトで歌詞を見ながら配信を見る、というものだ。
知らない曲が流れてもSNSで誰かがつぶやいてくれるので、検索して歌詞を見ながら名曲の発見ができる、こともあるかもしれない。



以上が、率直な生配信の感想である。
繰り返すが、音楽業界への忖度一切なしの純粋な感想なので、愚痴めいたことも書いたが、本音なのでご了承願いたい。
まとめると、


・音楽配信とライブは違うコンテンツのように思える
・従来の感覚でいえば割高、音楽業界への寄付の心持ちでいる
・音楽配信でしか味わえないメリットがあるので、ライブと別の楽しみ方を



まだまだ音楽業界は落ち着かないようで、客入れにしても国の方針の二転三転に振り回されてる状況のようだ。
生ライブのような感動は得られないにしても、心を揺さぶられる瞬間はあるわけだし、それはすごく大切なことではないだろうか。
いろいろ考えた結果、引き続き、有料音楽配信で楽しみつつ、音楽業界のサポートをしていきたい、と思った次第である。


あ、いろいろ愚痴ってすみません。。。

GWも終わりだが、過去最高につまらない大型連休を過ごしている。
いや、僕はまだ医療従事者をはじめとする方、あるいはコロナの影響を受けてる人ではないのだから、まだマシな部類だ。
衣食住があるだけいいのだろうが、その点は棚にあげて、やはり



つまらない



と感じた思いは事実であるし、ほかの人たちも「自分より辛い人が」とか言ってないで、口に出してもいいのだと思う
贅沢な悩みであることを自覚して、誰にも配慮しないで、文章を進めていく。


GWは「STAYHOME」が合言葉だった。
この、特に首都圏では一日中家にいよう、というスローガンのもと、様々な取り組みが行われた。
そのひとつが、過去のコンサートの動画配信である。
音楽に助けられている者のひとりとして、こんなありがたいことはなかった。
音楽業界や携わるスタッフの方、大変厳しい状況に置かれているのをとても気にしているが、まずは心からお礼を申し上げたい

動画の配信のラインナップも超豪華であった。
GWに限らなければMr.ChildrenBABYMETALONE OK ROCKも配信していたし、家入レオ、大原櫻子、コブクロ、Superfly、乃木坂46、、、生配信ではなく動画を期間限定でアップしたB'z、BUMP OF CHICKEN、10-FEET、などなど。。
観たい動画が多すぎて、もう何から観ていいのかわからない状態であった。


そう、フェスで誰を見るか計画を立ててるかのようだった。。


こんな具合に、ほとんど毎日と言ってもいいくらい、一日の大半を音楽の動画を見て過ごした。
非常にありがたく、心が躍る時間だったことは間違いない。



ただ、僕がコンサート巡りを趣味にして、いわゆる「ライブ慣れ」「フェス慣れ」をしている身としては、その映像を見るたびに物足りなさを感じてしまうし、さらに言えば将来的なことを展望し虚しさや絶望感にも似た感覚が心に宿るのも事実だ。
普段コンサートにあまり行かない方にはわからないかもしれない。
コンサートに月に4~5回行くのを趣味にしていた、珍しい人の感情なのだから、あまり共感されないことかもしれない。


物足りなさ、というのは言うまでもなく「ライブ会場の空気感」「オーディエンスの一体感」といったものが、自宅のパソコンやスマホの前で全く感じられないことである。
アーティストのMC、客とのやり取り、声援、歌詞をちょっと間違えてはにかんで親近感を覚えることであったり。
「オーオー」のような叫び声であったり、コール&レスポンス、歌を歌わせる、など、アーティストのパフォーマンスに加えてオーディエンスと一緒につくりあげる空気感。
僕は一人で、いわゆる「ぼっち参戦」することが多かったので、そういった環境に身を置いて「一人じゃない」とか「頑張っていこう」と力をもらったことは数知れない。

「ライブ」=「LIVE」

というのは「生きる」との意味もある。
心が擦れていたとしても、ライブに行けば生きている実感がわくのだ、と改めて思っていた。
それはアーティストサイドも同じ気持ちであると思う。


虚しさや絶望感、を何故感じるのか。
それは、コンサートに行き過ぎたがゆえの弊害とも言える
コンサートについては、年に1回行くか行かないかのレベルの人が多いのではと思う。
普通、家族を持ってたり、他の趣味があったりしたら、頻繁に行くものではない。

しかし、僕のように月に複数回、となればコンサートに行くことが日常の、大袈裟ではなく「生きることを実感する」出来事なのだ。
これに行けない、映像でしか見ることができない、というのは楽しいと同時に苦しい思いを抱く

さらに言えば、映像を見ながら、コンサート会場がどのような場所かわかりすぎるがゆえに、今後の展望に明るさがほとんど見えない、と思ってしまうのが、とても苦しい。
今、2020年5月の時点でそもそも「人と会う」こと自体を避けろ、と言われている。
娯楽施設は徐々に自粛は解除していくだろうが、まずは図書館のような公共施設、そして感染者が出なかった映画館、美術館、と続くだろう。

しかし、コンサートはどうか
密集、密閉、密接の「3密」を満たしているうえに、飛沫の嵐なのだから、基本的に声を発しない図書館や映画館等とはわけが違う
「ウィルスが完全に発生しない」もしくはインフルエンザのように「完全な治療法が確立する」、どちらかが達成しなければできるわけがないのではないか。。。
僕はそれが達成されることを激しく望むが、それにはかなりの、月単位ではない年単位の時間を要するだろう。
それまで持たないライブハウスが後を絶たないのが残念ながら懸念され、もうすでに閉店を余儀なくされたライブハウスもあると聞く。
そして、そんな状態を見た若者たちがミュージシャンをはじめとするエンターテインメント業界に夢を描くとは思えず、優秀なエンターテーナーが出てこないという展開も予想される。


そう、そんなことは考えずに、頭をからっぽにして目の前の配信動画を見て楽しんでいれば良かったのだ。
ただしかし、参加して楽しかったライブの映像、楽しそうなライブの映像、これらを見るたびに、



この世界には戻れないかもしれない。。


と、頭をよぎってしまう。
難しく考えすぎる僕の悪い癖だが、前述の通り、コンサートを取り巻く展望は、少なくとも明るくはない、と感じる

ではどうすればいいのか、と思えば、、、

幸せのレベルを落として「コンサートに行かなくても生きてる実感を感じられるようにすること」を目指すのが良いのだろうし、、、

だからこそ動画配信はとてもありがたいのだが。。

僕は無力なので、一リスナーとして見守るしかない。
虚しさは拭えない。拭えないだろうが、虚しさの中で生きざるを得ないことを覚悟し、楽しさを感じるささやかな時間を大切にしようと思う。

 

以上が、僕が音楽配信を見まくって感じてしまった感情のすべてですが、誤解してほしくないのが、ライブできないことへの文句とかではありません。

というか、音楽配信、というとてもありがたいことをしていただいた、関係者の方々には感謝しかないです。。

僕らにできることがあれば、発信していただいたり、窮状を訴えたりしていただければ署名でもなんでもしますし、リスナーの一人として力になりたく思います。

以上、音楽動画配信に浸かった大型連休の終わりに寄せて。

一日一日過ぎていく中で、情報がこんなにも多く更新され、それがセンセーショナルで刺激的かつ希望の見えない時期も珍しい。

そうだ、僕らは「戦後最大の歴史的有事のさ中」にいるのだ。

そう思ったら、歴史を紐解いて、

100年前のスペイン風邪(パンデミック)の経緯と、終息に2~3年を要したこと
世界恐慌で失業者が世界中にあふれたこと
第二次世界大戦が1939年から1945年まで、6年も続いていたこと



この時代を生き抜いたとも言うべきか、どういった心境だったのか、当時を生きた先人たちの気持ちを想像する。
そんなとき、学校の授業で年号を覚えさせられたり、映画化されてその作品の出来が批評をされる現象が、今となっては滑稽に思える。
だってそのときと似た環境に置かれてるのが今だから。そうでしょう?


こういう話をしたいわけではないが、どうしても現状、暗闇の中で光が見えない状況にいるように思えて仕方がなく、愚痴から始まってしまう。
ご容赦いただきたい。
(全編深刻な話なので、読みたくない人は読まなくていいよw)




さて、コロナウィルスの影響でイベントが中止や延期に追い込まれているわけだが、どうしても「補償」がなくイベント興行者の自主判断にゆだねている点が解せない。
理屈では、「イベントを開くべきではない」というのはわかるのだ。
ただ、諸外国では外出禁止という強い措置とともに補償がされているというのに、日本は要請という曖昧なもので自主判断に任せているから責任をとるつもりもないうえ、K-1のように決行したら「残念」と政治家は言い、国民から主催者が叩かれる。
この図式は、どう考えても解せない。

サカナクションの山口一郎さん曰く「国から支援を得るのは難しい」のだそう。
東京都小池都知事曰く「民間に税金を使っていいのか議論の分かれるところ」とのこと。

曖昧が大好きな日本の悪いところが出てる。
政府の責任で「禁止」にすれば、責任は国なのだから補償が生まれるから、そうすればいいのに何故できないのだろう。
そこに税金が使われることについて、批判は出るにせよ「国民の安全のため」という大義名分があるのだから、何も悪いことではないと思うのだ。


対して今のやり方は卑怯である。
国は「要請」の立場で興行者に委ねている。
しかし、である。
日本の同調圧力の強さ、国民性ゆえ、一部を除き決行は難しく「自粛」という名の「強制中止」を余儀なくされている。
つまり、自己犠牲の強い国民性に甘えているだけで、イベント業界で働いてる人のことを全く考えてないように思えてならない。




話を変える。
今の日本の感染者は増えてはいるものの、諸外国と比較して爆発的な現象は起こってないようである。
(3月28日現在)
これは世界中から「日本の謎」と首をかしげているようで、いろんな議論がされているようだ。

良いか悪いかはわからない、という前提で話すが、日本では医療崩壊を恐れていて、過剰なPCR検査を行っていないと指摘されていて、重症者を優先的に検査、治療にあたっているようである。
その結果、良い点として「死者数が低いこと」、悪い点として「感染状況の把握がわからない」ということになっている。
再度言う、良いか悪いかはマジでわからない。(そもそも専門家じゃない自分にわかるわけがない)

第一に、命が最優先なのは間違いないから、死者数を抑えているのは(現時点では)良いことである。
ただ、いろんな人が指摘しているように、感染状況がわからないから、いつ感染爆発(オーバーシュートってなんやねんww)が起きても不思議ではないという。




こんな時事コラムのようなことをわざわざ書いたのには、イベント業界の今後の見通しについて、繋がる部分があると思うからだ。
もう少し続ける。




日本の作戦は、ゆるやかな感染増加、オーバーシュートによる医療崩壊を起こさず、いかに重症患者の命を救うか、といったものである。
だから、日に日に感染者数が増えていくことにビビるのではなくて、どのくらい増えているのか、に注目するのが大切なのだと改めて思う。
(テレビはセンセーショナルで不安を掻き立てられるものばかりでうんざりする)
ちなみに韓国は、疑わしきは検査をして、医療崩壊というリスクを抱えながら、感染拡大期や終息期までをわかりやすく把握する、と日本とは真逆の方法をとっていて、これが世界の見本とされているようだ。
日本だけが、特異な方法をとっている。

と、いうことは、だ。



感染規模が不明な状態が長期間続く



と、いうことになる。
そして、



オーバーシュートをいつまでも警戒しなければいけない状態が続く



と、展望する。
感染爆発の条件とは「3密」と言われているが、まぁ要は「大規模イベントなんてもってのほか」ということである。



厳しい。


とても厳しい。。





今の感染状況が不明であれば、仮に終息期に入ったとしても

「ぶり返したらまずいから、やはり引き続き大規模イベントは自粛を要請する」

と、なる。
慎重慎重は結構なことだが、「もう大丈夫ですよ」という頃がいつになるのかわからない。

コンサートに関しては、「3密」で名指しされてるライブハウス公演は長期間難しいと言わざるを得ないし、人が密着するオールスタンディングのアリーナ公演、ロックフェス、今年は無理かも、という未来が頭がよぎる。
仮に決行したとして、心配しながら、されながら、叩かれながら行くフェスは果たして楽しいのだろうか。。そんなことを思う。
空調がしっかりしたホール、あるいは日比谷野外のような野外指定席、これならリスクは下がるが、リスクがゼロとは言い切れない以上、右に倣えで自粛が続くだろう。

そのうえ、現政府の後手後手の政策のことだ。
ライブハウス関係者等の廃業が増えたり、失業者が増えてからなんらかの対策を検討することも(あるいはしないかも)容易に想像がつく。

3、4月でこの不透明さ。
夏や秋にも続くような気がしてならないし、それこそ最初に述べた歴史的有事であるなら年単位も。。
ウィルスに殺される前に心が死んでしまいそうだ。




僕はただのイベント業界が提供するエンターテインメントのファンである。
補償なしのイベント自粛要請は卑怯、と思ってるが、だからといって政治を変えようという志を持ってるわけでも、自分にできると思ってるわけでもない。
多くの人と同じく、以上の駄文はただの文句である。


連日の流れで、思ったことがあった。




ニュースは無理して見ない方がいいよ、マジで




どうせ家から出ない方がいいんでしょ、イベントやらないんでしょ、これははっきりしてて、テレビはニュース番組は「コロナ」ばかりで、センセーショナルな報道な仕方をする番組がかなり多い。
危機感を持てというメッセージには一定の効果があるだろうが、そればかり見てたら心への負荷を強く感じた。

動画のサブスク、音楽動画の配信、DVD鑑賞、読書、そういったものに浸かるのも一興。
戦時中じゃないけど、生きて生きて生きて生き延びましょう、どうにかして。


最後に、ライブハウスをチャンネル登録するだけで助けられる、というツイートを見つけたので、それを貼っておきますね。
僕はエンタメ業界の味方ですよ!!!
 

 

 

そうだ、au PAYの記事を書こうと思っていた。
と思ったら世の中がコロナウィルスで大変だ。
僕自身、コンサートによく行くこともあり、思うところがたくさん出てきた。


だったらゴチャゴチャにして両方について書いてしまおう、というスタンスでこの記事を書いてみる。



①au PAYによるチケット購入のすすめ


この項目では、コロナウィルスの話は一旦置いておいて、今キャッシュレス界隈で話題のau PAYのキャンペーンについて語りたい。
そもそもPayPayをはじめとするキャッシュレス決済でチケットが買えるのはご存知だろうか?

ただし注意点があり、大手3店舗、つまりセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、の中でキャッシュ決済でチケットが購入できるのは


ファミリーマートとローソンのみに限られる



セブンイレブンではバーコード決済でチケットが購入することができない。
現金払いかクレジットカード払いのみである。
これが非常に重要な点であるので覚えてほしい。

さて、そもそもau PAYはどのようなキャンペーンか、


 

ステージ1
利用期間:2020/2/10(月)~2020/3/1(日)
還元上限:30,000ポイント/au ID

ステージ2
利用期間:2020/3/2(月)~2020/3/22(日)
還元上限:30,000ポイント/au ID

ステージ3
利用期間:2020/3/23(月)~2020/3/29(日)
還元上限:10,000ポイント/au ID




なんとわかりづらい表なのだろう(笑)
ステージに分けた意味がよくわからないのだが、要するに


一週間のあいだ、トータル還元が10億円に達するまで、20%還元しますよ


というサービスだ。
サービスは月曜日から始まり、10億円に到達次第終了する。
現在2週目まで終了したが、1週目は火曜日で終了、2週目はなんと月曜日に終了している
家電量販店に客が殺到したということも話題になった。
3週目以降は上限6000Pを設けることで早期終了を防ぐ効果が期待されるが、この二転三転の対応に批判が出て信頼を落としている。

とはいえ、チケットを購入する場合、上限の6000Pに到達することは3万円以上のチケットでも購入しない限り関係のない話であり、有効に利用しない手はない。
ここで、チケットをau PAYで購入して実質20%引きで購入する条件についておさらいする。



・支払いをコンビニ払い、ファミリーマートorローソンに設定する

チケットぴあ、イープラス、ローチケ、様々なチケット会社があるが、支払い方法に「コンビニ払い」があり、「ファミリーマートorローソン払い」ができる場合、それに設定する。
間違っても「セブンイレブン払い」にしてはいけない。
前述の通り、セブンイレブンではau PAYでチケットを購入することができないからである。
なお、セブンイレブン支払いしかない場合、クレジットカード支払いしか選べない場合もあるが、そういった場合はau PAYは使えないので諦めるしかない


・チケット支払い日をチェックする

このキャンペーンは、各週の月曜日から始まり10億円の還元に到達次第終了というものである。
と、いうことは支払い期限に「月曜日」が含まれていて月曜日に払えば確実に還元が受けられる
なお、一般発売は土曜日や日曜日であることがほとんどなので、もしインターネットでチケットがとれた場合、チケットを確保しつつ月曜日にau PAYで払うのがとても賢いやり方だ。


支払い日に月曜日が含まれるか、要チェックだ


なお、1週目が火曜日に終了、2週目に月曜日に終了、とあったが3週目は上限を設けたことで水曜日~木曜日くらいは持つかもしれない。。が、こればかりはやってみなければわからない。
当選発表が火曜日~木曜日、という場合、au PAYのキャンペーン中なら還元を受けられるかもしれない。
保証はできないが、賭けでとりあえず「コンビニ払い」を設定しておく、のがおすすめ。(クレジットカード払いの方が若干安いが)



1万円のチケットが実質8千円で購入できるのは、かなりお得である。
ちなみに、auユーザーでなくてもau PAYのキャンペーンは利用できる。
au PAYの条件の二転三転ぶりを見るにつけ、ユーザーや知名度は上がったが評判を落としたのは間違いなく、個人的には残念なサービスとなってしまったが、お得なものは利用するに越したことはない。
ぜひ参考にしていただきたく思う。






②コロナウィルスとコンサート


さて、本当はお得なチケットの購入方法などを紹介している場合ではないのかもしれない。
が、au PAYについては別途書きたかった一件なのでご容赦いただきたい。


先日政府より「イベントは主催者の判断に任せる」との声明があり、いろんなイベントが中止されたり、あるいは強行されたり、翻弄されている。
コンサートに関しては、一部の興行が中止になった話は聞くが、基本的に行われていることが多いように思う。
詳しくはわからないのだが、自然災害と違って中止による保険がおりるか微妙なようで、簡単に中止できないという事情や、国からの発表が「自粛要請」のような強いものではなかったことが影響しているのだろうか。

これから2月、3月、と残念ながら感染者の数は増えていくだろうことは容易に予測できる
そして、さっぽろ雪まつりで感染する人が出てくるのだから、コンサートで感染、という話も出てきてしまうかもしれない
そうなったら、コンサートの主催者および参加者に激しい動揺が走るだろう。


私は専門家でもなければ、コンサートをどうすべきだと発信する立場でもない。
GWに参加しようと思っていたビバラロックフェスも、様子見である。


ひとつ言えることがあるとすれば、


公式でのチケットを買ったほうがいいよ


と、いうこと。
この先、コンサートの中止が連発する可能性がある
保険会社が持つのか気になるが、それはさておき、その際は払い戻しになるだろう
公式のチケットを持っていれば、返金される。
が、SNSや仲介サービスを利用した場合、返金されるのかは微妙でトラブルになりかねない
と、いうわけでau PAY等を利用しつつ、うまく公式でチケットを安くゲットするのがおすすめ。。。(というのが①と②の強引なまとめw)

まぁ、たいしたアドバイスではなかったね。期待してアクセスしてくれた方には申し訳ない。
本当にどうなるんだろうなぁ、と僕も不安ですよ。

コンサートが、というよりも日本全体が。。。
日常と不安とエンターテインメントと。

 

あとひとつだけ言わせて。



やらないならやらない、で徹底してくれるとありがたい



個人的には、もう行くはずだったコンサートが中止になるならば、仕方がないと思っている。
ただ、やる、のであればマスクを装着して、気を付けながら、ではあるが行ってしまうだろう。
自粛も英断だけど、強行も責められる話ではないのでね。。

とにかく、ライブキッズのみなさん、いろいろ考えて行動を。
せめてマスクをして、、品薄なのは困るよね。
うーん。。。
不安と困惑している毎日です。
②は役に立たない情報で、すみません(笑)

 

早期の終息を、祈ってやまない毎日です。

妄想的「平手友梨奈」手記を書いてみました。
不快な内容にならないように注意を払いましたが、フィクションである、ということを念頭に、よかったらご一読ください。




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2015年



自分を変えたい。
そう思って、アイドルオーディションに応募してみた。
その結果、なんと合格!これからどうなるのか、緊張する。



人付き合いは苦手だけれど、メンバーとも仲よくやれそう。
いまの私はやる気に満ちている。
楽しく頑張ろう。

初のテレビ出演は緊張した。
大先輩、憧れの方に近づけるように、ダンスも練習しなきゃ。


 

 

 

2016年

年明け

デビューが決まった。
しかも私がセンター。
私がセンターでいいのだろうか。
でも任されたからには頑張りたい。

1枚目「サイレントマジョリティー」リリース、春

連日テレビや雑誌の取材で忙しかったけど、反響がすごい。
TAKAHIRO先生や秋元先生にとても褒められる。
自信はなかったけど、これからがんばれそう。

グループ全体でドラマが決まった。
かねてより興味があったお芝居の仕事。嬉しい。全力を尽くしたい。

2枚目「世界には愛しかない」リリース、夏

2枚目のセンターも私。
連続センターは驚いたけど、サイマジョと違って爽やかで、こんな曲をもらって嬉しい。
途中加入の長濱ねるもセカアイから入ってきてくれたのも嬉しい。みんな大好き。

3枚目「二人セゾン」リリース、秋

3枚連続センター、でもTAKAHIRO先生の振り付けは尊敬してるし、何より得意なバレエのパートがある。
私がずっとセンターでいいのかわからないけど、頑張ろう。

年末ワンマンコンサート

待ち望んでいた欅坂のワンマンは、とても楽しかった。
緊張したけど、たくさん笑ったし、何よりお客さんの反応が嬉しかった。





2017年

年明け

新曲にまたセンターを選んでもらった。
いろいろと反響をもらうことが多くて、正直疲れてきた。
でも期待に応えなきゃ、頑張る。

4枚目「不協和音」リリース、春

一生懸命歌うけど、毎回曲の世界に入り込んでしまう。
今回も評判が良いみたいだけど、「笑わないアイドル」が定着してきた気がする。
運営の人も「この曲は笑顔なしで表現して」と言ってくるし、、、頑張ろう。





6月、発煙筒事件

握手会で事件があった。
私のレーンにいた人が犯人らしい。
とても怖い。



運営が「クールなパフォーマンス」を私に求めてくる。
そのうえあの事件以来、いろんなことが怖くなって、とても笑顔を振りまける状態ではない。
うまく笑えなくなったのはいつからだろう。

アリーナツアーと夏フェスのスケジュールがきつい。
体のキレもあまり良くないし、MCは他のメンバーに任せている。
自分がセンターなのに申し訳ない。
次回も私がセンターなのだろうか。

5枚目「風に吹かれても」リリース、秋

やはり私がセンターだった。
今度は「笑わないアイドルが笑った」というコンセプトだそう。
MVでは笑えてたけど、歌番組での作り笑いに疲れてきた。

年末

歌番組の連続出演で、どうしても笑顔がつくれないので無理しないようにしている。
あぁ、今日もスタッフに迷惑をかけてしまった。
メンバーのうんざり顔を目にしてしまった。
疲れたけど、年末の紅白は倒れてでも頑張る。

 







2018年

年明け

紅白歌合戦で頑張りすぎて、過呼吸になったし右手を怪我してしまった。
秋元先生が気にかけてくれて嬉しかったけど、いろんなことが疲れてきた。
「辞めたい」の一言が頭をよぎる。

6枚目「ガラスを割れ」リリース、春

今回もかっこいい曲で、またセンターになった。
でもプロモーションは休んでいいと言われた。




最近は映画の撮影をしている。
欅と違うところにいると落ち着く自分がいる。
北川景子さん、優しい。

7枚目「アンビバレント」リリース、秋

センターから抜けられない。
メンバーにも相談できない。
でも曲は一生懸命やらなければいけない。
尊敬するTAKAHIRO先生が、今回も素晴らしい振り付けにしてくれた。
「やめたいけど、やりたい」秋元先生は私の気持ちを歌にしてくれたのか。






アリーナツアー、パフォーマンスは頑張るけど笑顔はつくれない。
全力でやれない自分が申し訳ない。
またスタッフやメンバーに迷惑をかけてしまった。
そろそろ限界かもしれない。
秋元先生に「私がいなくなれば」と伝えてしまった。

秋~年末

映画の評判が良くて嬉しかった。
けど、肝心のパフォーマンスが全然うまくいかない。
病院に行ったら休養をすすめられた。
他のメンバーが代役で音楽番組をやってくれるらしい。
休みたかったタイミングでほっとしている。
「辞めたい」の言葉が強くなってる。




2019年

8枚目「黒い羊」リリース、冬

秋元先生に伝えた言葉、まるで私のよう。
私にぴったりの歌をつくってくれた。
もう、暗い曲をやらせたいのか、私が暗いからこの曲なのか、わからなくなってる。






3周年アニラ、たぶんうまくいったと思う。
3年か、いつまで続けていればいいのだろうか。
運営は、2期生も入ったけどそれでも私をセンターに置きたいようだ。
負担は軽くならないし、プレッシャーだ。

初夏

衝撃の展開を聞かされる。
次期シングルを選抜制にするらしい。
しかもまたセンターに選ばれた。
1期生のあの娘が選抜に落ちて私がずっとセンター、申し訳ない。
また彼女に話しかけづらくなる。

運営と話し合い。
全員選抜にしてほしい、と主張も通らず。
もう疲れた、と言ってしまった。

※この頃に運営に「脱退」の意思を伝えた、と推測


夏~東京ドーム9月

私にとっての最後のツアー。
特に最後に東京ドームは自分のすべてを出した。
スタッフが「角を曲がる」をアンコールの一番最後にセットリストに組んでくれた。
これで、コンサートは最後。
全力でやれたかなと思う。



メンバーに「脱退」の意向を伝えた。
いろんな反応をしてくれたけど、たぶん私の気持ちを理解してくれたと思う。

年末

年末の音楽番組はいつも憂鬱だったけど、今回はわりと楽しむことができた。
それも、もう欅坂としての私の終わりが近いからだ。
紅白歌合戦の「不協和音」は最高のものにしたい。





・・・終わった。
私の欅でのパフォーマンスのすべてが終わった。
メンバーの一部からねぎらいの言葉をかけてくれた。





2020年1月

今日、私はラジオで欅坂からの「脱退」を発表する。緊張する。

・・「黒い羊」の終わりで泣きそうになったけどぐっとこらえた。
どんな反響になるかわからないけど、もう限界だった。
でも、やっぱり脱退の気持ちは話す気にはなれないし、今後も話さないかもしれない。
本音を言ったら誰かを傷つけてしまう気がする。
こんな不器用な私をセンターにして応援してくれるファンへの感謝、あとメンバーへの感謝、私のことだからきっと直接伝えないけど、本当に思っていること。

ごめん、でもしばらくゆっくり休ませてください。。
ありがとう。



平手友梨奈



※この日記は筆者の妄想によるフィクションです。






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ようやく、平手友梨奈ショックから立ち直ってきました。
と、いうのは、以上のような妄想をしているうちに、

「そりゃ、限界だよな」

と思うようになったからで。

まぁ、妄想は妄想だけども、楽しんでやってる状態じゃなかったのは前から察してたし限界だったのでしょう。
引き続き、彼女と、卒業メンバーと、残りの欅坂46を見守りたいと思います。

2020年1月23日9時ごろ、突然のニュースが流れてきた。

鈴本美愉・織田奈那の卒業、佐藤詩織の休業、そして




平手友梨奈の脱退




である。
前の3名も大切なメンバーであるが、申し訳ないが平手友梨奈のことを中心にを語ろうと思う。

欅坂46は特殊なアイドルとしてブレイクした。
笑わないアイドル、激しいパフォーマンス、それはアイドルファン以外を取り込み、ロックフェスに呼ばれるなど幅広い音楽ファンに愛される唯一無二の存在となっていた。
そこで重要な存在だったのが、シングル曲全曲センターの平手友梨奈の表現力だった。

ただし、最初からこの方向性は決まっていたわけではないと思う。
デビュー曲「サイレントマジョリティー」こそ、メッセージ性のある曲であったが、2枚目「世界には愛しかない」3枚目「二人セゾン」はアイドル性のある曲でもあった。
現に、デビュー年のファーストコンサートは、平手友梨奈ですら笑っている場面が多く、ダークな曲もあるが爽やかな曲もある、現状の「闇」的な感じではなかったのだ。

ところが、4枚目の「不協和音」から方向性が固まりつつある。
運営側が「サイレントマジョリティー」の手ごたえをつかみ、ダークなアーティスト的なアイドルとして売り出すことを決めたのだろう。

それが結果として、僕のようなアイドルに疎い層からも支持を集め人気を博していくわけだが、人気とは裏腹にメンバーは摩耗していく。



①絶対的エース平手友梨奈の不調の多さ

②方向性に違和感や心の疲れを覚え、脱退するメンバー達



①については、フェスや音楽番組でハラハラさせられ、パフォーマンスに魅了させられることよりもメンバーの心配をしていることの方が多かったのは事実だ。
②については、今泉唯祐はきっと乃木坂みたいな感じをやりたかったろうし(センターもなりたかったろう)、長濱ねるについては卒業イベントで「心が擦り減ってしまった」と発言していた。


さらに決定的だったのが



③選抜制の導入



これであったのではないだろうか。
①と②を考慮すれば、現状維持で手一杯のグループであったし、③のようなメンバーのモチベーションの低下や戸惑いをもたらす制度は投入するべきではなかった気がする
織田奈那が熱愛に走ったのも、選抜落ちのショックが原因ではないかとの指摘もある。(これは週刊誌レベルの話)

確かに9月の東京ドームは大盛況だったと聞いてるし、年末の紅白歌合戦のパフォーマンスは圧巻だった。
逆にいえば、メンバーは多くの人が見る場面で最高のパフォーマンスができるように、照準を合わせていたとも思う。
(そう考えると、平手が不調が多いとはいえ、無理してでもやるときはやる、という気合は感じていた)




さて、今回の平手友梨奈の脱退をどう捉えようか。




心身の不調の多さから脱退を意識することも多かったのかもしれないが、選抜にはセンターでありしっかりと意気込みを語っている。
ただそのシングルの発売延期あたりから不穏な空気があり、鈴本と織田が音楽番組に出演しないなど、「なんらかの問題」を孕んでいることが浮き彫りになっていく。
そもそも今回、4名の卒業や脱退を同時に発表したことが、何よりグループ内や運営に問題があることを示唆していると感じる。


元々不安定な運営をしていたところに、選抜制の導入が引き金となってグループ内の混乱を招き、運営の統率がとれなくなってこのような判断に至った、というのが僕の見立てである。
平手友梨奈に関しては、「いつまで持つだろうか」と思っていたフシもあり、「来るときが来てしまった」という印象もなくはない。



以上は僕の、欅坂46の歴史から読み解いた勝手な解釈・分析であり、事実とは違うところもあるだろう。
そもそも平手友梨奈に関してはラジオ番組で「今は話したくない」と発言し、妄想するしかないのだが。



僕は欅坂46を好きになったのは、圧倒的な存在感を放っていた平手友梨奈の存在が大きかった。
だから衝撃がとても大きく、今もまだ呆然とした気持ちでこれを書いている。
パフォーマー側としては心の摩耗が激しいというのも理解できなくもないが、それを受け止めて「今までありがとう」という気持ちになるには時間がかかりそうである。

今後の欅坂46がどうなっていくのか、平手抜き?
いっそのこと平手カラーをなくして現メンバーで再デビューという大胆なことをしてもいいのでは、と思ったりもするが、運営がしっかりと導かないと崩壊する危険性が出てきた。
正直、今後の欅坂46に思いを馳せるのが難しい。


いま、欅坂46ファンはさまざまな考察をして、それぞれの思いを発信していることだろう。
千差万別の思いも、一言でまとめると





ショッキング




この一言にまとめられよう。
ただこの一件で誰かが亡くなったわけではない。
他のグループでそういった出来事があったことは数知れず。
彼女らも、僕らも、明日からの生活を生きていくのみである。


たとえ受け止められなくても。。。。

英語で歌うこともかっこいいとは思う。
でも、日本語で歌うことは、日本語独特の表現の幅があったりするので、聴いてる側も面白さはあると思う。

日本語で一人称に注目すれば、英語で「I」にまとめられる言葉でさえ、

「私」「僕」「俺」

主にこの3点に分類される。

女性が「私」ではなく「僕」を使う歌を多用することがあるのだが、これは男の気持ちを歌いたいというよりも「ワタシ」「ボク」と3文字か2文字か、語呂合わせの意味合いがある気がする。
なんて言ったら失礼かもしれないが、女性が「僕」と歌に載せても違和感は、確かにないし、より万人受けする曲に仕上がる気がする。

で、今回テーマにしたいのは男性アーティストの一人称の話である。
まれに「私」を使う曲もあるが、主に



「僕」or「俺」



の2択である。


実際のところ、男性に生まれ育つと、場面場面で使い分けをすることになるわけだが、これが面白いと思うこともあるし、なんかめんどくさいと思うこともある。
全部「僕」でも良くないし、全部「俺」でも良くないし、ビジネス場面では「私」を使う必要だってあるのだ。
一人称が複数ある国がどれだけあるかはわからないが、日本人男性が一人称の使い分けに頭を使ってることは事実だろう。

今回注目したいのは、歌詞(およびライブ)における一人称表現である。





①「僕」が多め、「俺」わずか

もっともメジャーなのは、一人称が「僕」であることが多い、「俺」が少数というパターン。
Mr.ChildrenB'zは、このパターンであり、売れる鉄則を示したとも言えるだろう。

どんな場面でもそうだが、公に出る場所で「僕」を使い、身なりも整っていれば印象が良い。
最近でいえば紅白歌合戦のOfiicial髭団dismなどもそうである。

または、古くは小田和正もほとんど「僕」で歌っている。
彼の場合、そもそも声質に「僕」「僕ら」が合ってることを自覚しているのだろう。

いずれにせよ、一人称「僕」、さらにいえばインタビューやMCも「僕」、これが一番好青年っぽくて万人受けする気がする。



②「僕」と「俺」、両方使う

しかし、統計をとったわけではないが「僕」もあるが「俺」もある、一人称のバリエーションが豊富であるケースがある。
この場合、ロックバンドやラッパーに多いのだが、伝え方や曲の内容によって分けている、そんな印象だ。

ONE OK ROCKはどうだろう。
「~が僕の名さ」と歌ったり「俺らが先陣切って」と、ノリノリの曲であってもどちらの一人称も用いている。
そもそも「人生×僕=」というアルバムの中の「69」にて、「俺らは~」とバンドの説明や意気込みを語る曲がありTakaのリアルな声として届く。
またTakaのMCこそ「僕らは~」「俺らは~」と使う一人称がコロコロ変わるので、真面目に「僕」とも言いたいしやんちゃな「俺」でもありたい、という彼の性格なりが見られて面白かったりする。

クリープハイプもわりと「僕俺両刀アーティスト」(なんだよこのネーミングw)だと感じる。
尾崎世界観の性格からして、ちゃんと受け入れられたい自分「僕」、ひねくれて攻撃的な自分「俺」、同居しつつ闘っているアーティストだと感じる。
彼の場合、女性目線の「アタシ」も多いので、彼はいろんな角度から物事を書いてる人だということがわかる

尾崎豊もそういうところがあった。
「15の夜」「卒業」などの反逆的な歌は「俺」であって、「OH MY LITTLE GILE」「僕が僕であるために」では優しい「僕」なのだから、いろんな表情を持った性格だったことが一人称からわかったりする。

そう、②のアーティストは、多面的な表情を見せてくれる方が多い気がする。






③「俺」が多め

このパターンは意外と少ない。
「俺」を曲で連発するのは、なかなか難しい、というよりも何かイメージを守っていることが多いと思う

例えばX-JAPANの曲の一人称はすべて「俺」であるが、これはどう考えてもバンドのイメージ、YOSHIKIの世界観を表すため、と言っても差し支えない。
実際メディアでのYOSHIKI、Toshl、ともに「僕」で受け答えしていることが多い。

かなりゴリゴリのロックバンドでは「俺」だらけもありそうなもんだが、そういうアーティストに限って何故か英語歌詞が多いからよくわからない。
(注意:SiMをイメージしてますw)





④歌詞の中で「僕」と「俺」が混在

同じ歌詞の中で「僕」と「俺」が混在する、そんな曲あまりなくね?
そう思っていたのだが、そういう曲が目立つアーティストを発見してしまったのだ。










キュウソネコカミ



 

 

歌詞を吟味すると、特に代表曲に「僕」と「俺」が混在している。
まずキュウソの初期の代表曲「DQNなりたい、40代で死にたい」からそれは炸裂している。
「真面目な僕らが馬鹿らしい」と冒頭でぼやけば、「今じゃ俺の方が不良です、今じゃ俺の方が親不孝です」と急にキャラ変(?)し、最後には「ヤンキーこわい」とコール&レスポンスするのが定番となっている。

 

 

 

 


さらに、スマートフォン依存の「ファントムヴァイブレージョン」なんて、彼らを象徴する典型的な「僕俺混在曲」である。
「スマホに依存する僕ら」をずっと「僕」曲として歌い上げたのちの叫びが「スマホはもはや俺の臓器」である。
これはもはや「僕」と「俺」を統一する必要性を感じてない、敢えてそうしているとしか思えない。


「スマホはもはや俺の臓器」がキラーフレーズすぎるのだ。

 

 

 

 

 

同類と見なされるヤバイTシャツ屋さんも「僕俺混在曲」があったが、キュウソほどではなかった。
他のアーティストも探せばあるだろうが、同じ曲の中で敢えて一人称を統一しない、というアプローチは面白い。
情緒不安定なのだろうか(笑)




余談:ライブMCでの一人称


ライブMCは、その人の人柄だったり、パフォーマンス姿勢がよくわかる。
よって、普段使ってる一人称「俺」のまま素を出していくか、大勢の前なのだから「僕」で謙虚にいくのか、その人となりがわかって面白い。

たとえば、一人称が「僕」の曲が多く、そのままMCは「僕」で、終始好青年パターン
これは万人受けしやすい。

いっぽうで、ロックフェスなどでは「俺」「俺」を連発する系もイカしてて良い
だがそういう歌手も「僕」曲を歌ったりするので、イマイチ感情移入しにくいと思うところがないわけではない。
曲とMCでキャラが違うと若干醒めることがあるのだが、みなさんいかがだろうか。


 

ここまで読んでいただいた方にお断りしたい。
「一人称論」というタイトルにしてみたが、傾向ごとに語ってみただけで、特に結論があるわけではない。
「男の一人称っていろいろあって、曲でもいろいろあるよね」ということからスタートし、「一人称に注目するとその人となりがわかることあって面白いよ」ということを伝えたかっただけである。


Twitterでも「僕」を使う男性の方が優しそうって思うこともあるし、「俺」を使う男性は素が出て人柄がわかりやすいなって思うこともある。
個人的には、「俺」だけを使う男性は、近寄りがたい印象はある(笑)
実際に会って「俺」と使ったりするのと、公式的な「俺」と意味合いが異なると思う。

このように、男性にとって「僕」と「俺」の選択行為は、その人の性格や価値観がにじみ出ることがある。
客観的に分析すれば面白いものの、僕は男性なので日常生活で少し厄介だなと思ってしまうことがある。
最近では女性も普段から「僕」を使う人がいるとか?その方を否定するわけではなく、カルチャーショックを受けてしまう。




一人称のバリエーションが豊富な日本語



みなさんはどう思いますか?

2019年の終わりなので、今年も書きます。
というか、ほんと更新しなさすぎですね(笑)


最後だけ、まとめさせてください。
今年の音楽シーン、マイベスト10です。

 

バックナンバーはこちら。

2018年

2017年

2016年

2015年
2014年

 

あくまでマイベスト、です。
サクサク行きましょう。





10位:Foorin、社会現象を巻き起こす


今年いろんな場所でずっとかかってた子どもたちの曲「パプリカ」
米津玄師プロデュースというのも魅力的だったし、ダンスが可愛くて世の中の子どもたちはみんな真似してるとか?

僕、子どもいないけど子どもと遊ぶのは好きなので、ぜひ友達の子どもと一緒に踊りたいですねぇ(笑)
そのために振り付けを覚えなければ、とすら思います^^

 

 

 

 




9位:ONE OK ROCK、アルバムの曲調に賛否

ワンオクが2月にリリースした「Eye of the Storm」
これ、リリース当初、ファンのあいだで物議を醸しましたよね?

 

 


そう、確かに今までの作品とカラーが違う。
まず、ロック色がかなり薄くなってるし、メロディも優しいし明らかに「海外で売れようとしている」ことを意識した作品。
プロデューサーの意見がかなり反映されてる気がする作品です。

でも、僕はこの作品、聴きやすくて好きです。
Takaの声が洗練されてて、メロディも心地よくて、やはりこのバンドに僕は魅せられてるのだなぁ、と改めて思いました。

 

 

 

余談ですが、弟のhiroがフロントマンをつとめるMY FIRST STORYについて。
いつだかの記事でhiroの兄弟コンプレックスを心配したことがありましたが、バンドの規模が大きくなるにつれ、表情が明るくなっている気がして、お兄さん安心してます。(何目線w)




8位:Saucy Dogが個人的にヒット、さらなる飛躍に期待

以前、ブログで紹介した、令和イチ、個人的にヒットしたのはSaucy Dogというスリーピースバンド。
先日ワンマンライブに行ったのですが、久々にシンプルなスリーピースと、純粋なものを聴いた、と思いました。



Zepp Tokyoをソールドアウトしたことに本人たちも驚いてましたが、3月に行われる東京でのホール公演もソールドアウトしましたよ!
もしかして本人たちが思っている以上に人気はあるのではないでしょうか?

さらなる飛躍に期待。。といいつつもっと売れたら寂しいんだよなぁ、、みたいなw
いやいや、がんばれ☆

 

 

 



7位:あいみょん、昨年に引き続き安定したヒット

昨年のブレイクアーティストは紛れもなくあいみょんでしたが、今年に入ってからも安定したヒット曲を連発しました。
アルバム2月、シングル4月→7月→10月、とコンスタントにリリース。
紅白歌合戦に選ばれなかったのは意外でしたが、本人はいたってマイペースで一喜一憂することなく音楽活動に邁進。

2月に弾き語り武道館をやったかと思えば、フェスではいきなり大ステージに抜擢秋からはホールツアー、最終公演は横浜アリーナ
横アリ公演は僕も行ったのですが、嬉しいと同時に「遠い人になってしまった」と寂しく。。
何故なら、昨年は赤坂ブリッツで至近距離で見て、MCも面白くて親近感を感じる人だったから。

昨年の記事

本人は驕ったところもないので安心なんですが、それだけ人気があるってことですね。
あいみょんの魅力を、昨年のはやいうちに知ってて良かった。





6位:川谷絵音、バンド掛け持ちすぎ

川谷絵音といえば、ゲスの極み乙女。indigo la Endを掛け持ちしてることはそこそこ浸透してきた気がするのですが、本人も「イカれてる」と自虐的に発言するほど、新しいバンド活動も精力的に始める。

まず、個性豊かな面々をそろえた「ジェニーハイ」
企画モノにとどまらず、フェスに出演、さらにはアルバムを発売してツアーも決定しました。

 

 

 


さらに、ichikoroというインストバンドを結成。

 

 


こちらは不定期みたいですが、4バンド、いやもっとあったような気がするんですが、ここまでくると


天才を通り越して、確かにイカれてますよね?(笑)


あ、良い意味でね^^


では、トップ5です。

 

 

 

 





5位:BABYMETALアルバム発売、新体制が好評

BABYMETALのアルバムが10月に発売され好評ですが、注目すべきは


アベンジャーズ


という、脱退したYUI-METALの穴を埋めるサポートの存在。
そう、形態的には3人組のトライアングルに回帰したわけで、やはりこれが一番良い形だなぁと。

そして、この3人目が下記の3人の誰か。

鞘師里保(元モー娘。)
藤平華乃(現役さくら学院)
岡崎百々子(元さくら学院)



誰もが驚いたのが、もちろん鞘師里保さん
元モー娘。のエース級を投入したことで、モー娘。ファンからの注目度がアップ。
最近では、アベンジャーズが鞘師さんではなくても満足するベビメタファンも多いとか。
年末のCDJなど邦楽フェスも久々に出演し、外国のフェスにも呼ばれているようですし、今後も要チェックですね。

あと、アルバムも良かったです。
B'zの松本孝弘さんとのコラボは胸が熱くなりましたけど、彼は元々ベビメタ評価してましたからね?
あと、YOSHIKIとコラボしてほしいですね。
閉塞感漂ってただけに、このアプローチはナイスでした^^

 

 

 

 



4位:Official髭男dism、King Gnu、ブレイク

昨年でいう「あいみょん」、すなわちブレイク枠として紅白に選ばれたのは、この2組でした。
2組ともタイアップの影響もありますが、サブスクの影響がとても大きいのでは、と思います。

まず、Official髭男dismについては、インディーズ時代から「コンフィデンスマンJP」の主題歌に抜擢されるなど売り込み方が上手いうえに、ピアノボーカルといういそうでいなかったジャンルであの美声ですからね。
シングルをヒットさせて秋にアルバムリリース、という流れも良かったです。

 

 

 


対してKing Gnuは、ボーカルとコーラスがイカしてるミクスチャーバンド。
メジャーデビューは今年の1月ですってよ。
彼らこそ、今年は配信限定シングル(およびサブスク)でしか発売していないため、正真正銘サブスクの台頭とともにブレイクしたアーティストであると思いました。
時代ですかね。
髭男以上に、音楽に詳しくない層からは「誰?」だったかと思いますね。

 

 

 

 





3位:日向坂46東京ドーム決定、いっぽうで欅坂46は。。

坂道の話でいえば、欅坂46のファンであることは前から書いてますが、日曜深夜の「日向坂で会いましょう」がとても面白く、ひらがなけやきから改名した経緯も含めて、日向坂46も応援している昨今です。
先日の東京ドーム公演発表は流石に驚きました!
東京ドームならチケットとれるのではないか?行こうかな。。

 

 

 

 


いっぽうで、欅坂46は2月に「黒い羊」をリリース。
それ以降は夏にツアーをやったものの、不穏な空気が流れる一年となってしまいました。

まず人気があった長濱ねるの卒業
そして次のシングルに選抜制度が導入されることが発表され、メンバーもファンも動揺。
織田奈那は男性スキャンダルを週刊誌に抜かれ、事実上の休業状態。
鈴本美諭は平手友梨奈不在時のパフォーマンスが高評価だったにもかかわらず選抜落ちで、最近は留学をしているとかでどうなることやら。

僕は平手友梨奈、てちのパフォーマンスが好きで、欅坂を好きになった経緯もあるけど、てちがいれば良いというものでもなく、やはりグループとのまとまりは大切なんだと改めて感じた次第です。
何があったか真実は知らないけど、不協和音がお茶の間に伝わっちゃぁ、ダメだと思うんだよね、、、


この不安定さが魅力?うーん、無くは無い。。

 

 

 





2位:岡崎体育、夢のさいたまスーパーアリーナ公演


ミュージシャンにとって、こんなに夢があることがあるでしょうか。
岡崎体育はずっと


さいたまスーパーアリーナでライブをするのが目標


と言っていてたし、曲の中で「いつかはさいたまスーパーアリーナで口パクやるんだ、絶対」と歌っていました。
人の夢が叶う瞬間ってこんなに美しいんだなぁ、と本気で思いましたね。

あと、岡崎体育の音楽性って、王道をいかないオフザケ系じゃないですか。
そんな彼がさいたまスーパーアリーナで、っていうのが最高すぎる。
ライブ自体も超面白くて。

 

 

 

あとは朋友のヤバイTシャツ屋さんが夢の「紅白歌合戦出場」を、マジで応援してます。





さてさて、今年の1位は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




1位:サブスクの台頭が顕著、サブスクの時代へ


1位にしたのは、アーティストの状況ではありません。
音楽の聴き方の在り方、アーティストの発信の仕方の劇的な変化について、


サブスク


音楽ストリーミングサービス


の台頭は、今年こそ大きな分岐点だったのではないかと思います。
令和の新時代の音楽の聴き方は、もうこれでいくのでしょうね。

ざっと今年解禁した大物


SEKAI NO OWARI
buck number
小田和正
ゆず
WANIMA
BUMP OF CHICKEN
安室奈美恵
スピッツ

UNISON SQUARE GARDEN
サザンオールスターズ



つい最近でいえばサザンオールスターズのサブスク解禁は、ビックサプライズだったのではないでしょうか。
でも、サザンに関していえば確かにメリットが多くて、若者の利用者が多いサブスクで、過去曲を新曲のように聴いてくれるのわけですよ。
さらに、ファンにも嬉しくて、入手困難なシングルCDのカップリング曲を聴けたり。


今後の動向でいえば、ミスチルはもう解禁してるのでB'zをどうするか、ですね。
ビーング系はサブスクに消極的でZARDとかもまだ解禁してないけど、会社の方針なのでしょうかねぇ。
あと、B'zにはオリコン初登場1位の連続記録日本一が続いているので、CDを買ってほしいからサブスク解禁に慎重なのかなぁ、とも思ったり。
でも、過去曲だけとかベスト盤だけでもサブスク解禁アリだと思うな!若い人たちに聴いてほしいもん。



ちなみに、私も今年満を持してサブスクに入りました。
そのときの葛藤はこの記事にまとめてあります。

サブスクに入会した日、僕は雨上がりの空を見上げていた





今年の僕といえば、私生活でメンタルを揺さぶられることがあり、とても疲れました。。。
まぁ、その問題も解決はしてないのですが、とにかく新年を迎えられそうであることに感謝ですね。

来年も、気が向いたら引き続き書きます。。

よかったら
良いおとしを♪

いろいろ書きたいことがあったがタイミングを逸してしまった。
ここのところ、考察記事が続いた気がするので、僕の個人的なお話をしたいと思う。

フェスは結構前からぼっちで行くのだが、フェス巡りが面白いと感じるようになったのはここ2、3年の話である。
フェス飽和状態に違和感はあるにせよ、アーティストの演奏定番曲だけを聴けるのは、お得だと感じるようになったのである。
それに、にわかファンくらいの場合、30~50分くらいの持ち時間はちょうどよい。
例え目当てのアーティストが出ない時間帯があっても、その時間帯に出る知らないアーティストを研究してから臨むこともある。



つまり、結構ガチで臨んでいる



ぼっち参戦に抵抗があるツイートも散見するのだけれど、もう僕くらいの年齢になると一緒に行ってくれる人も見つからないし(趣味も合わないし)、完全に一人でフェスを思う存分楽しむという方向にシフトした。
そんな、僕のガチなフェスの臨み方を、ちょっとお話したいと思う。




・サブスクで予習してから臨む


タイムテーブルが出ると、自分なりのマイテーブルを組むこととなる。
縁があって聴かなかったビッグアーティストもいれば、もちろん無名のアーティストもいる。
それぞれの音楽をちらっと聴いたうえで、このアーティスト、と決めてから、それぞれのアーティストが披露するであろう曲を予習するのである。


こういうときにサブスクは便利である


もちろん、どの曲が披露されるかはわからないので、ここは勝手にプレイリストをつくる。
直近のフェスで披露された楽曲、ライブ定番曲などなど。
そのプレイリストを、フェス当日までとにかく聴きまくる。
曲が多すぎるがゆえに曲名まで覚えられないことがほとんどだがそんなの関係ない、ライブでノれることが大事である。

知らない状態で臨む、というのもアリだが、この場合周りは歌詞を知ってて歌ってるのに自分は歌えない、というのもちょっと悔しいので僕の場合はやはり予習して臨みたい派だ。
ちなみに、予習プレイリストは半分くらい外れるので、フェスが終わった後に復習プレイリストをつくって聴くこともある。


プレイリストづくりはめんどくさいが、すべてはフェスのためだ




・フェス飯問題


フェスの醍醐味に、「フェス飯」というものを加える方が多い中、告白しよう。


僕はぼっち参戦のときフェス飯を食べてない


時間が長すぎるフェスは食べることもあるが、基本食べない。
端的に理由を言おう。



時間と金がもったいない



フェスは大抵12時頃開演だ。終演は19~20時頃か。
その前に昼飯、終わってから晩飯、で全然かまわない。

毎回分身したくなるほどのタイムテーブルを眺めながら、マイテーブルを組んだ結果、削れる時間はご飯を食べる時間である。



お金を払ってライブを楽しみに来たのだ、ご飯を食べに来たのではない



さらに困ったことに、フェス飯&ぼっち、には以下の問題点がある



①食事代が高い

フェスはお祭りだから、売る方も強気の価格設定なのは理解するが、千円前後のご飯は普通に考えて高い
2食食べるのだとしたら、このお金は非常にもったいない。
僕は帰りに吉野家でいい。



②注文の列が長い

当然混雑する場所だから、店には列ができる。
食べる時間も惜しいというのに、何故ライブの時間をこんなことで削らなければいけないのか。
しかも、場合によっては時間がかかりすぎて見たいアクトに間に合わなかったりする。
カットだ、カット。


③寂しさを感じる瞬間の多さ

基本、ぼっち参戦に抵抗はない。
ライブが始まれば周りに誰がいるかなんて気にならないし、1対アーティストの対峙だ、問題はない。
しかし、フェス飯を食べようとするときほど、一人、もっと言えば「孤独」を感じる瞬間もなかなかない。

並んでるとき、複数人で来てる人の会話がやたら聞こえてくる。
食べてるとき、友達や恋人の会話が聞こえてくる。
こちらは目の前にある「食べ物」に向き合って、口に放り込むだけだ。
感想を言う相手もいない。



何故割高のお金を払って、時間を奪われて、孤独に引き戻されて、こんな思いをしなければならないのか。
日常を忘れるために、音楽に身をゆだねる一日にしたくてここに来たのではないのか。
カットだ、カット。





・対策としての、外部からの持ち込み物

とはいえ、食べなければ体力が持たないし、飲み物を飲まなければ夏では死んでしまう。
そこで、外部からではあるが、一応「一日持つ」ような食料を仕込んである。

まず、午後の昼下がりに口に放り込む用の、小さな食べ物。
これは菓子パン、おにぎり、といったものか。

さらに、1リットルペットボトル容器に入ったお茶。
流石に飲み物を飲まないと命に関わるので、会場の割高ジュースも買うときは買うが、できるだけ夜まで持つような飲み物を持参する。
ロッキンのようなシートが敷ける場合は、2リットルのお茶を置いておくこともある。

さらにさらに、カロリーメイト系の栄養補助食品をバッグにしのばせる。
これは、夕方頃に小腹がすいたときに口にするためのものだ。

疲れることを見越して、栄養ドリンクを忍ばせることもある。
イオン系のタウリンが入ったやつで50円くらいのがある。おすすめ。





こんな感じで、フェス飯を削って、無茶なマイテーブルを組んで臨んでいる。
ぼっち参戦なので、ライブ以外の時間をいかに少なくするか、を常に考えてたりする。

ちなみに、友達、(いたら)恋人と、一緒に行った場合はもちろんこんなことはしない。
フェス飯はしっかり並んで一緒に食べてワイワイするし、タイムテーブルも余裕もって一緒に楽しむことを意識してやる。
ぼっち参戦に抵抗がない、というだけで、友達とフェスに行くことが嫌いなわけではない。



と、いうわけで、音楽愛のために時間もお金もケチってるよ~、ってお話でした(笑)
ちなみに、ライブのグッズとかもなるべく買わないようにしてます。
普段着として着られないデザインが多くて、タンスにしまわれるのがオチです。。