↑タイトルに特に意味はないです(笑)失笑してくださいw
本題に入ります。



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音楽定額サービス、いわゆるサブスクリプション、サブスク、ずっと迷っていた。
それに入会するか否か、である。
WANIMAのサブスク解禁、そしてついに大物BUMP OF CHICKENのサブスク解禁である。
まだB'zやサザンオールスターズなどが解禁していないが、今後ますます広がりを見せることは必至であろう。

スマートフォンも当たり前に使うようになったし、カセットテープからMDへ、MDからiPodへ、音楽の聴き方の流れの変遷はいつの時代にもあった。
それが今のサブスクの普及である。

サブスク参戦して数日しか経っていないが、利用者的には概ね肯定的で、便利なものに違いないという認識でいる。
が、ふとサブスク参戦前の、サブスクに抵抗があった頃の気持ちを思い出した。

実は6月中に、「サブスクに抵抗がある」という旨のブログをあげようとしていた。
結局その文章のアップをやめたのだが、いまその文章を、敢えてそのまま公開したい。


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「音楽定額サービス普及の必然と寂しさ」



僕は、これだけ普及していて、たくさんの音楽を聴くにもかかわらず、サブスクにいまだに手を出してない。
思うところがあるからで、それはまた後述する。


このサブスクの普及の背景には、


・スマートフォンの普及と定着
・CDの売り上げの減少



この2点があることは間違いない。
CDが売れない、どうしよう、と考えたレコード会社が、DVD付き、ライブのシリアルナンバー付き、握手券付き、といろいろ考えて売るが、それでも物足りないのが実情だった。
そして満を持して登場したのがサブスク、音楽定額サービスだ。
最初登場したときは様子見のアーティストが多かったはずだが、スマートフォンの普及と利用者の増加を見て、利益率が高いと判断したのか、サブスク解禁を発表するアーティストが増えていく。
と考えれば、時代の変化にあわせた、必然の流れともいえよう。



僕は昔からレンタル派だ。
手元に音源があることが安心で、小さい頃からそれをしているし、今後もそれをするつもりだった。
しかし、最近CDレンタル売場の縮小、在庫の品薄、料金の値上げなどを目の当たりにして、この生活に危機感を抱くようになった。
だったらサブスクと並行して利用すべきなのだが、思うところがあって手を出していない。
何故かといえば、


作品の価値とはいったい?


と考えてしまうからである。
CD購入であれ、CDレンタルであれ、作品に対して僕はお金を払い、その対価として音源を聴いてきた。
もちろん、気に入ったものもあればそうでもないものもある。
でもそれは自分自身がそうしたいからそうしただけの話だし、お金を払ったことに対する後悔など微塵もない。

サブスクという概念は、このお金の払い方の価値観、ひいては音楽作品の価値の向き合い方を根本的にひっくり返すものである。
Aというアーティストがサブスクで全曲解禁したとしよう。
もちろん全曲楽しんで聴くわけだが、僕の払ったお金で聴いているという概念がなくなってしまう。
これに対して、大袈裟なほどではないにせよ、やや寂しい思いをしている
ちゃんとAというアーティストを好きと思ったうえで、お金を払いたい、そしてオリコン上位に、という目に見える形での投資の姿がなくなる。
そしてアーティスト側にある程度利益は還元されてはいるだろうが、ちゃんとAに利益が渡っているのかもわかりづらい。


もちろん利益率や効率が良いから、サブスクに積極的なアーティストが多いのも理解できる。
Bという、あまり興味がなかったアーティストの曲をサブスクで聴いて気に入る、ということもあるだろう。これはサブスクの良い面だ。
しかし、どうも「食べ放題コース」ならぬ「聴き放題コース」というのは抵抗がある。
こういう意見はどうやら頭が固いようである。
 

 

バンプのサブスク解禁にみんな歓喜するいっぽう、僕は取り残された気がしてショックを受けていたのだ。。。




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僕のサブスクに対する抵抗感を書いた文章はここで終わっている。
ちょっと書いた段階のことは思い出せないが、おそらくまとめ方がわからなくなったのだろう(笑)

要するに、大きな音楽の聴き方の変化のうねりを前に、困惑していただけなのである。
しかし、サブスク、どこも無料お試し期間がある。一応は試してみないことには良さがわからないのではないか。

そして、試してみた。
やがて数日で決めたのだ。



あぁ、もうこれはサブスクの時代だ



と。



サブスクにはたくさんのメリットがあることに気づく。

レンタル屋に置いてないアルバムがたくさん聴ける
フェスの予習に便利である
・アーティストによっては
新曲をすぐに聴ける



あぁ、これはもうダメです。中毒です。

アーティスト側にも、サブスクの向き合い方についていろいろなパターンがあることもわかった。

・全曲サブスク解禁している
・新譜以外サブスク解禁している(サブスクは新譜のプロモーション扱い)
・代表曲のみ、サブスク解禁している
・サブスクを一切解禁していない




なるほどなるほど、これはこれで構わない。
アーティスト側にも葛藤があることは間違いない。
(WANIMAの解禁の際の文章がそれを物語っている)

 

 

 

そうだ、サブスク解禁してない作品については、CD買うなり、配信で買うなり、レンタルをする、というのを並行してやればいい。

僕が習慣にしてたレンタルをやめる必要はない。
場合によってはレンタルを並行してやればいいだけの話だったのだ。
うまく組み合わせれば、とても快適な音楽ライフが送れる。



あぁ、なんとスバラシイ☆



とはいいつつ、始めたばかりなので戸惑いながら、というのが現状ではあるが、



サブスクに抵抗 → 一応やってみる → サブスクいいじゃん♪



となったのは事実であり、ここにその気持ちのあからさまな変遷を記録して、この記事を終わりにすることとする。
駄文、大変失礼しましたw

無料期間があるので、やっていない方はぜひやってみて続けるか否かを判断しても、悪くはないと思う。
時代はいつだって、変わっていくのだ。
「あの時代が良かった」とおじさんくさいことも思わないわけでもないが、まぁそうは言っても時代についていって、良い部分だって絶対にあるはずである。

注目しているのは、今後のアーティスト側の出方だ。
全アーティストがサブスク解禁することは、まずないと見ている。
あのアーティストやあのアーティストが今後どう出るか。いろいろ注目だ。