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今回は私が今年、渓流にてメインで使用するパックロッドのインプレッションです。
渓流最強のアドバンテージを持つロッドです!
メジャークラフト 新ファインテール
トラッキング&トラベラーFTX-46/505UL
スペック↓
全長:4.6/5.0ft
継数:4/5
ルアー:1-8g
ナイロン:2-6
PE: 0.3-0.8
アクション:ファーストテーパー
定価19800円
ファインテール46/505ULで釣った最初の尺上
購入は2021年2月。
約半年間で40回程度の実釣で使用。
ファインテールと共に、ズッコケたり、滑落したり、滝壺に落ちたりしていますが、現在まで運良く全くの無事です笑
※その為傷や汚れがあります。
訳あって、私にとっては約20年振りのパックロッド(マルチピース)購入となりました。
実際に使用し、すこぶる気に入っております!
また、高級ロッドと比べても、大して遜色ないのでは!?と思います!
まずは外観から!
しっかりしたセミハードケースに入った状態で売られています。
外観↓
この状態で計測し、
タテ×ヨコ×高さ 約65×430×78(mm)
多少誤差あるかもしれません。
釣具屋さんでは、この状態で吊るされています。
原色の青+オレンジ
遠目に見ても、メジャークラフト製品と分かりやすく、目につきます。
この辺り、メジャークラフト様は上手にデザインされていると思います。
中身↓
竿袋は部屋が分かれており、収納時にそれぞれのピースは接触しません。
また、セミハードケースは十分な強度があり、藪漕ぎ中にリュックに刺していても、特に問題無いです。
メーカーHPより↓
「スイッチスタイル」とは1本のロッドで2つのレングスを楽しめるニューコンセプトロッドです。オプションの6インチのバットピースをつけたり外したりすることで、5フィートのロッドが5フィート6インチになったりと、釣り場でもレングス変更が可能になりました。
小渓流ロッドから開けた渓流用のレングスにその場で切り替えられるのがこの「スイッチスタイル」。
ロッドを買う時の永遠のテーマでもあった「6インチの差」が、この「スイッチスタイル」のファインテールは1機種で同時に2つのレングスを楽しむことができます!!
さぁ、もう悩む必要はありません!! 釣り場の状況やポイント、障害物、はたまたその日の気分やその時のインスピレーションでロッドレングスをスイッチ!!
このNEWファインテール・トレッキング&トラベラーでもっと釣りを! そして旅を! 大いなる自然を冒険気分で楽しみましょう!
FTX-46/505UL | 近年の主流は取りまわし重視のやや短め。4本継の4フィート6インチ仕様では速いテンポでショートレンジを攻めながら釣りあがれます。また、淵などでルアーに飛距離を出したいときにはスイッチスタイルの6インチバットを継ぎたして、5フィートに!! 渓流を遡行しながらポイントや渓相に合わせてレングスをその場で変えられます。スイッチスタイルの魅力の詰まったモデルです。 |
まずは各部のディテールです。
全体↓グリップ部から
ティップ部から↓
ガイドは8個
※なんとSIC-Sガイドです!
2万円以下のロッドですよ?
グリップ部↓
どうでしょう?
何度も言いますが、2万円クラスのロッドとは思えない雰囲気です。
リールシートは天然木とのこと。
コルクも高級なやつでは?と思います。
見る目の無い私には、D社 S社の高級ロッドと比べても、大して遜色が無い気がします笑
元ガイド部↓
写真では少々分かりにくいのですが、元ガイドよりも手前側は暗めのグリーン塗装です。
鬼滅の刃の炭治郎の服みたいな感じの色合いです笑
元ガイドよりもティップ側は塗装無しです。
高級志向な方には気になる方も居るかも!?
私は全然気になりませんし、むしろ良い部分ではないかと思います!
何故なら、、、
メジャークラフトは塗装をケチったのではありません。
あえて塗装を省くことで、ロッドを軽量化した上に、価格まで抑えたのです
続いてリールとの組み合わせ↓
ロッドエンドからリールフットまでは約13.5cm
(20ツインパワー2000SHG装着)
いかにもワンハンドで扱うロッドというショートグリップ
私のバス釣り友達がこのロッドを持った時の第一声は、
『軽ッ!短ッ!』
でした笑
リールを取り付けると、フードは少し傾きます。
そもそもロッドを手に持つと見えませんし、私は特に気にもなりません。
そんなロッドはたくさんあります。
シマノ 20ツインパワーC2000SHG装着
下から2つ目のバットピースがスイッチスタイルで取り外し可能な部分
Fine tailのロゴ、スペックの記載がある一般的なもの
ロッドエンド↓
EVA製のエンド部です。
高級ロッドはみんな、ロッドエンドに拘って色々なものが付いていますが、そういったものはありません。
ここは高級ロッドとの違いでしょう。
しかし、私はこれで良いと思います。
綺麗な金属プレートや天然木などで出来た意匠なんかがあると、ロッドを木に立て掛けたりも出来ません。
そんなことをすると、すぐに傷だらけになりますし、そもそも滑ってロッドが倒れてしまいます。
このロッドエンドだと、滑らない上に傷も大して目立ちません。
そもそも傷がついても、気になるようなものでも無いです。
この辺は塗装の件と同じです。
ロッドエンドがロッドの顔!とか言われますが、まさにこのEVA製ロッドエンドが、ファインテールというロッドを体現してると思います。
コスパ最高。
非常に実用性が高く、扱い易いです。
それに、繰り返しますが、これで2万円ですよ?
実売価格はもっと安いです。
(私は税込約16000円で購入)
十二分にカッコいいです。
素晴らしいロッドです!
と、意気揚々と紹介していますが、
実は私、パックロッドが大嫌いでした、、、
約20年前、当日小中学生だった私は、毎日同級生らと自転車で野池巡りをしていました。
その時単純に、良さそう!便利そう!
と思い、頑張ってお年玉やお小遣いを貯金して、パックロッドを購入した訳です。
バスプロがテレビでカッコ良く紹介もしていました。
しかし、いざ実際に使うと、まぁ何と気持ち悪いことか…
当然高級ロッドではありませんでしたが…
当時まだ純真だった私が実釣した素直な感想は、
・何このカクカク感?硬過ぎる!ただの4つ繋いだ棒やん…
・なんちゅう継ぎ目の違和感や…
・いつ抜けるか分からん!恐怖!
購入数日後、40upのバスがヒットし、フッキングと同時にティップが抜けるというアクシデントも…
(結果的には無事キャッチしましたが)
友達らは、あたふたする私を見て大喜び…
みんな悪人の顔でした…
せっかく頑張って貯金をして、大いに期待して購入しただけに、悪い所ばかりに目がいき、一時期流行ったインターラインロッド並みにパックロッドが嫌いになりました。
以降は今回のファインテール購入まで、一度もパックロッドを選択することは無かったのです。
さて本題に戻ります。
今回そんな大嫌いなパックロッドを、あえて選んだ理由は1つ
何と言ってもスイッチシステム
これがあったからです!
例えば、真夏に支流を釣り上がっていて、全然ダメな時、、、
そんな時、入渓時には全く予定していなかった枝沢が見えて来た!
水温を計ってみたら、、、
枝沢の方が1℃低い!!
でも、幅1-2mのボサ川…
ぼくのロッド5フィートある!
正直しんどいよな…
ストレス溜まる釣りになるよなぁ…
こんなこと、ネイティブトラウトやってたらザラにあると思います!!
そんな時、短いセカンドロッドも持っていれば問題無いですが、残念ながら渓流では、2本持ちなど非現実的な話です…
そこでスイッチシステム!
バットピースを外すだけで短くなります。
5f→4.6f
もちろん逆のシチュエーションも然りです。
先述のような状況でも、6インチもロッドが短くなるなら話は別です。
しかもそのまま取り外すだけで!
『そのまま取り外し可』であることが重要です
取り外し可能なバットピースには、ガイドがないから出来ることです。
つまりこのロッド1本だけで、事実上2本ロッドを携行しているのと同じな訳です。
所有しているだけではありません。
携行しているのです。
これは渓流最強のアドバンテージだと思います。
長くなってしまいた。
すみません。
次は実釣編です!
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