昨日、Twitterでのやり取りが少々ありまして、一度、ちゃんと
書いておいた方がいいのかな?と思いまして、長文になるので
ブログに掲載します。
(内容をご存じ無い方もわかる様に、詳しく書くので長くなります)
僕は以前、動画配信サービス「peercast」上で本人顔出しで
動画生配信をしていました。時期は2007年12月末頃~2008年10月頃
までの約1年間ですね。
顔出し動画生配信を始めたキッカケは、当時勤務していた仕事場の
同僚2名が、同様に動画配信でゲームプレイ動画を生放送しており、
(その当時の名前が「ギターウルフマン」と「クロック=イナバ」と言います)
特に、ギターウルフマンとはアニメ好きなど同じ趣味を持つ友人と
して、プライベートでも仲良くしていました。
クロック=イナバとも仲良くしていましたが、彼は当時仕事を掛け持ち
などしており、忙しくしていたので、頻度としてはギターウルフマンの方が
頻繁にプライベートを共にしていましたね。
よく、ギターウルフマンは僕の家に遊びに来ました。彼の家が大阪市、
僕の家が京都(向日市)と言う事もあり、終電逃してウチに宿泊、なんて
事もよくありました。(当時の勤務先は京都市内でした)
そして、よくギターウルフマンは
「僕がやってるpeercastの配信、High-DA!さんもやればいいのに」
「今、High-DA!さんが僕にしゃべってる内容をそのまま配信すればいいんですよ」
と言っていました。
彼が遊びに来た時にやっていた事と言えば、アニメOPED映像を見ながら
しゃべったり、昔のアイドルビデオを見ながらしゃべったりしてたんです。
そして、2007年12月。勤務先での忘年会があり僕とギターウルフマンが参加。
終わってからウチに来てもらい、peercastの設定をしてもらって、第1回テスト
配信を2人で行いました。
内容は、雑談とアイドルビデオを流しながら、それについて色々しゃべってましたね。
そして、次からはひとりで配信をスタート。しかし、配信中にPCが落ちると言う不具合
が発生し、何度かPC構成を変更したテスト配信を経て、2008年1月から本配信を
スタートさせました。
視聴者さん(リスナーさん)とのやりとりは、無料掲示板を開設して、そこの書き込み
を全レスして読み上げる、と言う形式をとっていました。
元々、ギターウルフマンの配信視聴者の時から名乗っていた「High-DA!」の名前で
配信をしていました。彼が配信上で、僕の名前を読み上げるのがマズいと思い、
僕の事を「先輩」と呼んでいたことがキッカケで(読めない理由は、もう隠せてないので
言うと、読むとそのまま本名だから)、僕の視聴者さん(リスナーさんと呼んでいました)
からも「先輩」と呼ばれる様になりました。
当時、ギターウルフマンの配信は視聴者数も多く、僕の事も彼は配信で良く話して
いた事もあり、開始当初から100~200人の視聴者がいましたね。
そして、ある日(ちなみに第37回配信です)配信中に食事をしている最中、肉の脂身を
喉に詰めてしまい、盛大に「オエ~~ッ」と発してしまいました。その部分が切り取られ、
ニコニコ動画にUPされて(自分でやったんじゃないです。リスナーさんからの投稿)、
その動画が1日か2日で7万再生を突破し、ニコニコ動画のトップ画面「急上昇」の
項目に登場。またたく間にpeercastでの有名配信者になってしまいました。
最高で視聴者数も500~600人はいたと思います。
キッカケは最悪ですが、今で言う「ハプニング映像がバズる」と言う内容で、
元々勧めたギターウルフマンより視聴者数も多かったのは事実です。
あと、peercast配信で、特筆すべき事は「職人さん」と呼ばれた方々です。
僕自身、絵も描けないですし、動画編集のセンスなどもありません。
僕の編集したDVDを配信で流していましたが、これはアニメOPEDや
アイドルの歌唱映像を羅列で並べただけのいわゆる「ファイル」の様な
内容。センス良く曲に合わせて映像を切り取ったりする能力は無いんです。
そこで視聴者さんが、オープニングテーマソングを作ってくれたり、
配信オープニングやエンディングの動画を作ってくれたり、配信で
使う壁紙を作ってくれたり、イラストを描いてくれたりと、本当に僕の
足りない部分を補ってくれました。
その方々を総称して「職人さん」と呼んでいました。
僕も配信を重ねて、職人さんから送られてくるデータは嬉しかったし
楽しみでしたね。本当に職人さんに支えられた動画配信だったと思います。
そして、動画配信をやっていた期間、何度も「オフ会」を開催しました。
東京・大阪・名古屋で開催(大阪・名古屋は結局1回だったけど)。
目的は、僕がリスナーさんに直接会いたいから、でした。
過去にギターウルフマン・クロック=イナバ合同オフ会が開催
されていた経緯もありますね。
当時、良くアニメソング歌手のライブなどを観戦しに東京へ出かけて
いた事もあり、東京での開催が多かったです。
でも、僕が有名配信者(自分で書くとこっぱずかしいな・・・)だった事
もあり、他のpeercast配信者も多数参加しました。
他の配信者が参加する事を
「売名行為の参加だ!純粋なリスナーが参加しにくくなる」
と意見する人も多く、オフ会動画配信の時は掲示板が荒れたりしましたね。
僕は他配信者が僕の配信を見ちゃいけない道理なんて無いし、
わざわざ僕が設定した時間・場所に来てくれた人たちなので、
差別なく接していたのですが・・・。
ここからは、本当は書きたく無かったのですが、まあ事実を知って頂く
為に、僕の配信で起こった「攻撃されたネタ」を書いて行きます。
【Winny使用発覚事件】
当時、インターネットのP2P通信方式を使ったファイル共有ソフト
が多く出回っていました。Winnyもそのひとつです。
著作権のある音楽データや動画が多く共有され、問題になっていました。
僕が配信を開始した当時は、ブームは少し下火にはなっていましたが、
それでも共有している人間は多く、大概のアニメ動画などを入手する
事が出来ました。(昔はYouTubeは動画15分以内とゆー制限がありました)
で、正直に言いますと、僕も使っていました。
しかし、ファイル共有ソフトを使用している事なんて、peercast配信で
言える訳ありません。違法行為ですし。
でも、ある日配信中にHDD内の動画ファイル名が全てサーチされ、その
画面が配信で流れてしまいました。そこでファイル名からWinnyを使用
している事がバレました。
「絶対許さない」などの書き込みで、掲示板が埋め尽くされました。
そして、この事件から、いわゆる「荒らし」が多数発生する様になりました。
まあ、僕自身も違法行為をしていたワケですから、そこは素直に
謝罪し(謝罪の仕方が気に入らない等攻撃はされましたが)
暫くすると、このネタでの「荒らし」は減りました。(まあ、全レス基本を
このネタはスルーします、と言って読まずに相手しなかったのもありますが)
尚、peercast配信内で流していた動画や音楽でWinnyで入手したものは
使用していません。これは、本当です。(当時、それもウソだろ、と良く言われ
ましたが本当です)
【オフ会集合写真流出事件】
ちょっと話が脱線しますが、僕の開催したオフ会は、基本ビデオカメラで
撮影をし、その動画を配信で「オフ会レポート配信」と題して流すのが
主流となっていました。オフ会に参加できなかった方にもどんな方が来て
いたのか、どんな雰囲気だったのかわかって頂く為でした。
(まあ、配信のネタの為、と言われても仕方ないですが)
顔出しNGの方などは、マスクや仮面、お面などで自己防衛して頂き、
なるべくカメラに映らない様配慮したり、モザイク処理などをして配信
で流したりしていました。
しかし、オフ会には行きたいけど、姿が映るのはNG、声もNGって方が
いて、その人たちの為にビデオ撮影無しのオフ会を開催しました。
6名ほどの参加だったと思います。
そして、ビデオ撮影は行わず(そもそもビデオカメラを持たずに東京
へ出かけた)、オフ会を行ったワケですが、最後に記念写真を全員
で撮影しました。(通行人にシャッター押して貰いました)
で、僕自身は配信でその写真を紹介する際、顔出しNGの方は
顔の部分を白で塗りつぶし、動画内で見せたのですが、参加者には
塗りつぶし無しの写真をメールで送信していました。
参加者の中にpeercast配信者がいて(配信名は忘れました。確か高校生
だったと思う。男の子です)、修正なしの写真を配信内で流したそうで、
顔出しNGの方の顔がバレてしましました。
その顔バレしてしまった参加者の方は、このオフ会の前に開催さえた
お盆休みのオフ会にも参加頂いた方で、2回目の参加とゆー、ありがたい
僕のファンの方でした。
でその顔バレした方(Aさんと言っておきましょう)に申し訳ない、と思い
つつも、僕自身が誤って写真を配信で流したワケでは無いので、
通常に配信を続けていたのですが、
「Aさんに謝罪しろ」
と言う書き込みを掲示板に連投され、掲示板が機能しなくなるまで、
に追い込まれました。
掲示板のアクセスを管理画面から禁止しても、IPアドレスで禁止する
だけなのでルーター再起動でまた書き込みが連投されます。
そんな事が繰り返し起こりました。
正直、これで心が折れました。
結果的にAさんには悪い事をしてしまいましたが、僕は今でも
「配信でリスナーさんに謝る必要はない」と思っています。
(あ、Aさんにはちゃんと謝る必要はあると思ってますよ)
そして、配信内で「これで配信やめるんじゃないの?」と言われましたが
配信内では「やめない」と言い続けていましたが、結局、この掲示板管理者
作業を配信中に行うのも億劫になり、配信をやらなくなりました。
【2ちゃんねる掲示板「意見所」について】
当時、2ちゃんねる掲示板とゆー匿名掲示板があり、その中のスレッド
「ご意見所今からPeercastでゲーム実況配信」と言う掲示板がありました。
その名の通り、peercastの配信を実況する掲示板で、この掲示板内で
色々なやりとりがなされていました。
ギターウルフマンも、「ハンサム」と言う名前で配信していた頃、
プレステの改造がバレて、叩かれました。この掲示板が発祥だった
様です。
そして、僕のWinny使用発覚の時も、オフ会写真流出の時も
同様に攻撃されました。
この掲示板の住人がやっている事は
「違法行為をやっている事を謝罪させるのは当然」
との精神でやっているのでしょうけれど、
だからと言って、個人の配信用掲示板の雰囲気を害する程の
書き込みをしていい、と言う理屈にはなりませんし、
僕の場合、掲示板が機能しなくなる程の連投など、
配信が正常に出来ない状態にされました。
いわゆる「営業妨害」と一緒です。
たかが匿名掲示板かも知れませんが、集団でアンチ的な行動を
されると、そのダメージは見えない部分で大きいです。
実際、連投していたのは一人でしょうけど、その一人のせいで
配信を終了したのも事実です。
尚、今も2ちゃんねるは「5ちゃんねる」として継続し、このスレッド
も現在も存在しています。
先月よりギターウルフマンが「タコチュウモンキー」と言う名前で
動画顔出しゲーム実況配信を再開しました。(5年半ぶりの
配信再開だそうです)
で、現在このスレッドが彼が配信している最中は盛り上がっています。
まあ、でもこのスレッドの住人も以前に比べて減ったんでしょうね。
今はコメント書き込みにアカウントが必要で完全匿名では無いので、
無茶も出来ないんでしょうけど。
まあ、彼も大人になり、結構過去の事を割り切って話せる
様になった部分もあるんでしょう、
まあ、僕がpeercastの顔出し動画配信を始めた経緯、終わった経緯は
こんな感じです。
配信を終了(引退?)しても、しっかり終了宣言をした訳では無かった
ので、復帰を希望する常連リスナーさんも多数いました。
僕の掲示板には、復帰を熱望する書き込みがずっとされていました。
僕も、復帰を考えた事もありました。これだけの人たちが待っている
のなら、掲示板の設定変更(例えば「謝罪」をNGワードにするとか)
でなんとかなるのでは?とか、考えたりもしていました。
しかし、配信で使用していたPCが故障してしまい、IEEE1394からビデオ
カメラを取り込めるPCが無くなってしまいました。マザーボードの故障
だった為、マザーボード交換が必要だったのですが、結局修理せず、
残ったパーツは売却し、暫くはノートPCと古いデスクトップでインター
ネットをする様になっていました。
その旨は確か当時に掲示板に書き込んだと思います。
そして、PCが修理出来たら復帰を考えています、とも書きこんで
いました。
本気で復帰を考えていた時期もあります。
ごく一部の心無い人のせいで終わってしまった悔しさもありましたし、
待っているリスナーさんに喜んで貰いたい、と言う意識もありました。
それだけ、リスナーさんの掲示板への書き込みが、僕の配信の支え
になっていたのです。
でも、2009年8月(配信引退の翌年夏ですね)、当時勤務していた
派遣の仕事が派遣終了となり、スタッフ全員次の仕事を探す形に
なりました。
ギターウルフマン、クロック=イナバとも、この時点で仕事が
変わり、頻繁に会う事も無くなりました。(以後1年程はたまに
集まって遊んだりしていましたが)
同僚配信者と言う後押しもいなくなり、就職活動も難航して
(当時40歳で、なかなか決まらなかった)、配信を再開する
余裕もありませんでした。
実際、「謝罪しろ」連投書き込みがトラウマとなって、考えない
様にしていたのかも知れませんが。
そして現在に至ります。
実は先日、僕のYouTubeチャンネル(実は持ってます、インディーズの
女の子のビデオをUPするのに作ったチャンネルですが)
僕の配信オープニングテーマだった「恋するアブラミ」のOP動画を
アップロードしました。
意見所では、僕が配信復帰を望んでいるのでは?との見解も出て
いましたが、そうではありません。
タコチュウモンキー(旧ギターウルフマンね)の配信が始まり、
peercast配信をやっていた頃の事が懐かしく思い、そういえば
こんなのあったね的な感じでUPしただけです。
実際、あの当時やっていた配信は、女性アイドル中心のビデオを
流しながら、とかアニメ・テレビ番組を流しながら掲示板を通して
雑談していました。
もし今顔出し動画生配信をやるとすればYouTubeなんでしょうけど、
著作権に引っかかってしまい、あの形の動画配信は出来ません。
だからといってゲーム配信は出来ないし・・・(僕はゲームが超絶
ヘタだし、あんまりゲーマーでもないんです)
動画も流さずにオープニングトークだけで1時間も2時間もしゃべって
たじゃないか、と言われそうですが、あの当時は同僚配信者もいて、
それぞれの話がリンクしたりした面白さもあった訳で、(当時をご存じの
方は「びみょたん」とか「纏」とか言えばわかるかな?)今はそれも
ありませんから、あの頃の様な配信は出来ないんです。
なので、動画生配信で復帰と言うのは全く考えていません。
もう、過去のリスナーさんに淡い期待とか持ってもらうのも
申し訳ないな、と思います。
あと、今現在タコチュウモンキーの生配信でコメントしているのは単純に
「あの頃の同僚が今も見てるんだよ」
と言う意思表示です。一緒の職場だった頃はホントに良く遊んだし、
仲良かったんです。そして、それは今も変わらないと信じています。
なので、僕自身の配信欲求とかではありません。
ただ、当時の事を懐かしんで、自分の当時の配信の事を書き込んだり
もしてますけどね。
こーやって改めて書くと、配信やっていたのが辛かった様に感じる
方も多いと思いますが、そうではありません。配信をやっていた時は、
まあある程度の緊張感は持ってた(本名言わないとか人や場所を
特定出来るような事は言わないとかね)けど、割と素の状態でしゃべって
たし、何より掲示板でリスナーさんと交流できる事が嬉しかった。
それこそ「職人さん」のおかげで、配信内容も充実したし、オフ会で
色々なリスナーさんや配信者さんと交流できたのもいい思い出です。
他の配信者さんは、僕自身が人の配信に興味が無く、あまり知らない
ってのもあって、結果的に偏見の無い対応が出来たんだと思います。
今、覚えているだけでも、西村プラスチックさん、生命体さん、おのりさん、
干物女さん、チューソンさん等、本当に色んな方と交流出来ました。
まだ、YouTuberなんて言葉も無く、動画配信と言ってもあまり世間に
通じなかった頃。そんな草創期に動画配信を生放送で100回以上、
しかも長時間やっていたのは、若気の至りとは言え(もうその当時から
そんなに若くないし、最年長配信者とか言われてたけど)、あんな事
やってたんだなー、と改めて思います。
そして、ブランクがあったとは言え、今も続けられるタコチュウモンキー
もすごいなあ、と思いますね、
この件は、ブログで書くかどうか悩みました。
最後まで僕の胸に秘めていても良かったのですが、
(で、僕の胸中だから100%理解を得られるとも思ってませんし)
もしかして配信やるんじゃないの?と言う期待を持たれても
それに応える事はもう無いので、まとめて書かせて頂きました。
長々とすいません。そして、ありがとうございました。