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ハートフリースペースのSimple days

心と体はひとつです。体が不調な時、心は何かを訴えている。 心が不調な時、体は何かを訴えている。
心と体に耳を澄ませて、ラクに、シンプルに生きることを大切にしませんか。

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風の冷たい日が続いています。
近所の桜も三分咲きになりました。
写真は我が家のアザレアです。
昨年の晩秋から、ずっと花を楽しませてくれています。
この花を眺めていると
周囲が淡いピンク色に染まるようなイメージが広がって
静かで穏やかな気分になります。


Aさんが、一番落ち着いて、楽しい時間は自然の中にいる時です。

川が流れる里山の風景
前の見えない、急なカーブの山道
長く続く細い道にハラハラしたり
ひょっこり現れる田んぼに「こんな所に?!」と驚いたり
ふいに開ける視界の広さに、目を奪われたり
すがすがしい空気を、胸いっぱいに吸ったり
自然の中には、面白いことがいっぱいあります。

話を聞きながら、私もワクワクしていました。
田舎の、自然の風景が目に浮かびます。

Aさんは、本当は仕事の仲間とも、こんな話がしたいのです。
だけど「変わっている」と敬遠されるのです。
実はAさんも、みんなが楽しそうに、高いお金を払って飲んで騒ぐ気持ちがわかりません。
自分にはわからないけれど、楽しいんだな…と思っています。

Aさんは、職場のいろんな場面で「違うんだな…」と感じています。
そんな自分を「わからないけれど、○○なんだな」
と受け入れてもらえないのが、寂しいです。

私たちは、自分にわからないことを
「変だ」と決めつけてしまうことがあります。
感性の違い、価値観の違い。
本当は一人一人違うのが、当たり前なのですね。
わからないことを敬遠する代わりに
お互いに言葉にしたり、耳を傾けて
こんなふうに違うんだ!と楽しめたら
自分の人生も、きっと豊かに広がります。

3月と聞けば、もう春ですね

桜の開花予想が発表されました

神奈川は25日と、例年より早く桜が咲きそうです


旧知の人にばったり会いました

その方から、とても温かい気持ちをいただきました

とても思いがけず

とてもありがたいことでした


体中に感謝の気持ちが広がりました


で、何故、冬大根かというと

体中にしみわたるような感謝の温かさが

冬大根のステーキを食べたときの

幸福感に似ていたから・・・


大根は1年中食べられますけれどね

ふろふき大根、おでん、煮物、大根おろし、サラダ、お味噌汁、糠漬け・・


どれもおいしいですが

私は冬大根のステーキがお気に入り

きめの細かい、水気たっぷりの冬大根ならではの味です


とっても簡単なので、冬大根があるうちに、ぜひお試しください



<作り方>


大根を2~3センチ厚さの輪切りにする


皮をむく


平らな部分の真ん中に、暑さの半分程度まで切込みを入れる


裏返して、先ほどの切り込みと十文字になるように切込みを入れる


フライパンに油をひき、大根を入れ

ふたをして、ごく弱火で4分程度蒸し焼きにする


裏返して、同様に蒸し焼きにする


焦げ目がつくほうがおいしいです

お気に召したら

何度か試してお好みの焼き加減を見つけてくださいね


器に取り、鰹節と万能ねぎの小口切りを散らして

お醤油を好みの分量かけて

どうぞ召し上がれ

幸せな味です


今日の11時ごろだったでしょうか、

朝から降る雨が、いつのまにか雪になっていました。

2時間ほどの間でしたが、初雪です。


人生は自然の気候に通じていますね。

四季を一巡する間には

晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、雪の日もあります。

凍えそうに寒い日もあります。


最悪、と思えるほどつらい時を

どう乗り切っていったらいいのでしょう。


つらい気持ちを押しのけるのではなく

つらい気持ちに耳を傾け、体をゆだねてみる。

私の中に起きていることに触れてあげる。


つらくなるのは心が執着してしまうから。

執着があるなら、その気持ちに場所と時間ををあげましょう。

否定しないで、出会っていきましょう。

そして何が起きるか待ってみましょう。


胸がつぶれるような悲しみがこみ上げました。

声を上げて泣きました。

後から後からあふれる涙と、ただただ共にいました。

涙が乾いたとき

霧が晴れたように、つらい出来事の本質がはっきり見えました。

心のそこで願っていたひとつの思いに出会いました。


そして

執着を手放すことに決めました。

凍えそうな体が、少しずつ温かくなっていることに気づきます。

落ち着いた、穏やかな気持ちに気づきます。


私らしく、誠実に、歩いていきましょう。

私の中に起こっていることに気づくことから

新しい変化が始まります。

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ある日の昼下がり、パソコンに向かって仕事をしていました。
突然、周囲がオレンジ色に輝いたのです。
私の体も、パソコンも、空気も
オレンジ色に染まってしまったように感じました。
驚いて光の元をたどると
西に傾き始めた太陽の光が
木立の隙間から
まるでスポットライトのように差していました。
オレンジ色の中
ただただ立ち尽くしてしまいました。

あんなところに木立の隙間があることにも
初めて気づきました。
はっとして携帯のカメラを向けましたが
オレンジ色は写し取れませんね。
お見せできなくて残念です。


今日のカウンセリングが終わって
Aさんがこんなことをつぶやきました。

「答えは、自分の中にあるんだ…」

誰に言うともなく、確かめるように呟くAさんの表情は
穏やかで、静かで、落ち着いていました。
ちょっと神々しくさえあるAさんのそばで
私は、この写真の日のことを急に思い出しました。

私たち一人一人の中に
限りない、豊かな源泉があるような感じがします。
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新年おめでとうございます。
横浜は穏やかで、暖かい日が続いています。
みなさんは、どんな気持ちで、新しい年を迎えられたでしょうか。

写真は、2日に近所から眺めた景色です。
雪を抱いた富士山が、丹沢の山並みと共に、すっきりと美しいのです。
が、残念ながら携帯カメラでは・・・・・
富士山、わかりますか?
わからないかな…

今日は七草粥です。
季節の行事には、先人の知恵が生きています。
大事に育てたいと思います。

5日からカウンセリングを始めています。
一人一人に寄り添いながら
私もともに生きていきます。
今年もよろしくお願いします。
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今朝7時、東の空をオレンジに染めながら
まん丸の太陽が輝いていました。

空を見ていると
目にしている太陽も、空模様も刻々と変わっていきます。
見ているのは昨日の空でも、いつかの空でもなく
2度とない今の空です。
私たちも同じなのですね。
空を見ると
今この瞬間、瞬間を生きていることを実感します。

自然を見つめ、感じ、考えながら
今年も終わりに近づきました。
私たちも自然界の生命です。
自然の法則は、目に見えないけれど
確かなリズムと営みがあることに気づきます。
私たちも同じなのだ、とつくづく体感した一年でした。

私が体感したことについても
少しずつ言葉にして伝えていかれたら、と思います。

みなさんは、どのような一年だったでしょうか。
一年間、ありがとうございました。
来年も、よろしくお願いいたします。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
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今日の横浜の寒さは、まさに「冬到来」という感じがします。

我が家では、写真のニオイスミレが満開です。
近寄ると、ほのかに甘い香りがします。
素朴で、力強い。そして、愛らしい。
冬に休む植物かあれは、花を咲かせる植物もあります。

季節は巡ります。
寒い冬に、凍えているように見える植物の中には
目には見えませんが
次の春に花を咲かせるための、動きがあります。

私たちも巡る季節を生きています。
冬に花咲く植物があるように
一人一人それぞれに
巡る季節を生きています。

収穫の秋を過ぎたら、冬に入ります。
じっくりと引きこもって
次の芽吹きに向かって
準備をする季節が冬なのですね。

そして、巡る季節は同じではありません。
今年の冬は二度とありません。
いつでも、また新しい冬、新しい春
新しい夏、新しい秋
そして、また次の冬が来ます。
生きていることは
常に変化の最中なのですね。
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写真は今月24日
千葉県にある幕張の浜で見た朝日です。
穏やかで、包み込んでくれるような光でした。

浜辺には散歩する鴎が数羽。
眺めていると
トコトコ歩いて海にふわりと浮かびます。
その動きは、なめらかでとても優雅でした。

自然に生きる姿は美しい。
見惚れました。


知らず知らず自分が作った殻や鎧と向き合い
無意識の扉を開いて
真の自分らしい選択をした時
体の内から込み上げるものが
涙になって、私たちは泣きます。

新しい一歩を踏み出す時
私たちは泣くのですね。
思えば
赤ちゃんがこの世に生まれて
初めてする仕事は泣くことです。

さまざまな体験から生じた
とらわれから自由になっていく時
私たちには浄化が起きます。

それが泣くという行為になるのですね。
それを重ねながら
生きることの真理に近づいていくように思います。

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日が短くなりました。

日の出の時刻も遅くなりました。

写真は6時半頃の朝です。


カウンセラーを目指す仲間からの相談について考えました。


たくさんのクライエントさんから教わったことのひとつに、
人間は一人一人が、世界でたった一人の尊い存在だ、ということがあります。
理屈ではなく、心からそのことを体感するのです。

自分と向き合う目の前のクライエントさんに寄り添いながら
畏敬の念に近いものを感じることが、しばしばあります。


私たちの個性は100人100色ですから

カウンセリングの過程も一人一人まったく違います。

私はゲシュタルト療法と再決断療法が専門ですが、

たとえば再決断療法が、どんなに効果的でも

すべての人にあっているわけではありません。


大切なのはクライエントさんが、ラクになることですから

支援の方法もその人に添って変わっていきます。


一人一人に心のプロセスがあり

そのプロセスの順序を無視したらいい結果は生まれないのです。


私たちは地球という自然界に生きる、いってみれば自然の一部です。

自然界には法則があります。

たとえば植物の種を撒いたら、芽が出て、葉がつき、茎が伸び、葉が増え

枝が伸び、やがて花芽がふくらみ、花が咲き、実がなれば花がしおれる。

そして次世代の種が撒かれます。


この順序性を無視することは、自然界にはありません。

自然界の命である私たちも同じです。


カウンセラーの仕事は

その人がその人らしく、自由にいきいきと生きることを支援することです。

カウンセラーが自分の理論や技法に、その人を当てはめてしまうのは

とても危険なことだと、つくづく思います。


カウンセラーが

基本である理論・技法・倫理を身に着け

そこからズレないことは当然ですし、とても大切なことです。

ただ

それもクライエントさんの心のプロセスに添わなければ

意味のないことになります。

技法だけを追求するのは

危険を伴うということを

カウンセラーを目指している大切な仲間たちに伝えたいと思います。

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セミナーなどで、参加者とお話する機会があります。
カウンセリングに対しての誤解に出会うことも多いです。

カウンセリングは、大きく分けて二方向あります。

① うつ病、恐怖感、神経症、不安障害、適応障害、PTSD、パニック障害、摂食障害などの症状、
その傾向や類似する症状、
不登校、暴力、依存症など行動に現れる症状
これらの改善と周辺家族等のケア
現在抱えているストレスケアをし、心の病を未然に防ぐ
などを目的とするもの

② 自己成長、自己探求を目的とするもの

②の中身は本当に幅広いのです。


自分らしさって何だろう?
私はどうしたらいいの?

自分を好きになりたい

楽しくない、面白くない、友達ができない

気になっていることがあったり

考えてもキリがない感じがしていることがあったり・・・

もっとこう考えられたらいいのに
もっとこうできたらいいのに、と思うことがあったり


今、私たちが生きている地球は
環境問題、経済問題、争い、殺人、虐待、心の病の増加など
危機に瀕していると感じます。

本当の幸せは、お金や物に依存しても得られないでしょう。
多くの人が心の底では、癒やしや、やすらぎを求めています。

それは
もっと人と人がつながり、人と自然がつながること。
認め合い、助け合い、愛し合えたら・・・という願い。

そのためには、まず自分自身とコンタクトをとっていきましょう。
体と頭と心が離れている状態には
調和がありません。
土台に調和がないバランスは
ちょっとした刺激でぐらつくでしょう。

私にとって自分と向き合うワークは、一生続くと思っています。
もっと大地にしっかりと立ち
私の得たものを、すべて提供していくことが
あなたの心に寄り添って支援する
私にできることだからです。

写真は一週間前の朝の空です。
自然は素晴らしい感動をくれます!