「おもちゃ切符」がおトク
由利高原鉄道の「
鳥海おもちゃ列車 なかよしこよし 」に乗ることが目的でしたが、せっかくおもちゃ列車に乗ったので、沿線にある「
鳥海山 木のおもちゃ館」にも立ち寄ってきました。
由利高原鉄道には、1日乗り降り自由の「楽楽遊遊乗車券」(土日祝のみ利用可・1,100円)がありますが、今回は沿線にある「鳥海山 木のおもちゃ館」の入館券がセットになった「おもちゃ切符」(1,700円)を購入しました。
木のおもちゃ館の入館料は800円するので割安ですし、特典としてオリジナル缶バッジも貰えます。
また矢島駅にあるカフェでコーヒーやジュースが1杯無料になる特典もあります。
最寄りは鮎川駅
木のおもちゃ館は鮎川(あゆかわ)駅から無料送迎バスで5分の場所にあります。
降りたのは私ひとりだけです😂
ホームにある三角屋根の待合室は、こどもサイズなので、大人は身を屈めて入るしかありません。
駅前には、木のおもちゃ館行きのバス停と、待合室があります。
この待合室にも、木のおもちゃがたくさんあって、バスや列車を待つ間、楽しく過ごすことができるようになっています。
駅前にはすでにバスが待機していました。
このバスもデザインされていて、おもちゃ館に着く間も楽しい気持ちで過ごすことができます。
鉄道と施設をシームレスに結んでいる貴重な足なのですが、利用者は他になく、ほとんどの方はクルマで訪れているとのことです。
車内は、水戸岡砂川デザインになっています。
ヘッドレストカバーはJR九州の813系電車のモケットと同じに見えます😎
バスには他の乗客がいませんでしたので、運転士さんと会話しながら、あっという間に木のおもちゃ館に到着しました。
廃校を活用した 木のおもちゃ館
木のおもちゃ館は、2004(平成16)年に廃校となった旧鮎川小学校を改装してできた施設です。
昭和20年代に建設された当時の姿を留める貴重な木造校舎で、その規模は秋田県最大級とのこと。
こちらが「木のおもちゃ館」の玄関になります。
館内に入ると、より一層懐かしい雰囲気が漂っています🙌
学校の雰囲気も楽しめます
秋田杉の木目を活かした床や壁、天井や建具など、和風を強調しながらもモダンにデザインした、建築当時の特徴が残されている調和の取れた美しい校舎だと説明を受けました。
教室内は当時の雰囲気を残しつつ、部屋ごとにテーマのある展示がされています。
展示といっても堅苦しいものではなく、その場で遊べるものがほとんどです。
子どもさんが遊んでいるのを邪魔しないように、撮影します。
ここは赤ちゃん向けの「ハイハイひろば」です。
幼少期から本物の木のおもちゃに触れられるのは「木育」と呼ぶそうです。
木のおもちゃは、大人が触れても癒されるような気がしますからね。
子どもたちに一番人気があるのが、元体育館を改装した「もりのあそびば」です。
アスレチックなど、思いっきり体を動かして楽しむことができます。
これは楽しそうです!
子どもを遊ばせて、大人がスマホを見て過ごすのではなく、ぜひ一緒に子どもたちと遊んでみてください。
廃校になった小学校に、再び子どもたちの歓声が戻ってくる。
素晴らしい再生のあり方ではないでしょうか😆
カフェもあります
施設内には、キッチンカフェ「kino」があってカフェメニューだけでなく、お昼時には、ランチメニューも用意されています。
地元のお米をかまどで炊いたおにぎりは絶品で、それを目的に来る方もいるのだそうです。
子ども用の椅子も豊富に用意されていますので、安心ですね。
ここで私が注目したのが、壁面の組子細工です。
鳥海山の麓を走る由利高原鉄道の「おばこ号」が、組子細工で表現されています。
細かい職人技に感心して、見入ってしまいました。
屋外も楽しめます
屋外スペースも充実しています。
中庭には大きなイチョウの木を囲むように作られたすべり台がありました。
学校って感じがしますね。
裏山にの通路には、ウッドチップが敷き詰められて、歩くだけで気持ち良いです!
遊具で遊んでいるときに、転落しても痛さも軽減されますね。
鉄道ファン必見のポイントは、線路沿いにある「ゆりてつ てんぼうだい」。
列車の通過予定時刻も表示されているので安心です。
「たんぼのほう」に向かって眺望が開けているので、目の前にを通過する瞬間だけでなく、しばらくの間、列車を眺めていることができます。
車内でも案内放送があるので、車内の方も注目してくれています。
ここは、観光列車のように大きく手を振ってお見送りしたいところです。
大人の方なら、屋外施設も入れて1時間程度かと思いますが、由利高原鉄道に乗り鉄にお越しの際には、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。
営業時間や送迎バスの時刻等は
公式HPをご参照ください。
由利高原鉄道の「おもちゃ列車」の乗車記は
こちら からご覧ください!
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