(上野・御徒町の「佐竹商店街」)
今回は、「平沢 常富(つねまさ)」が家老を務めた「秋田佐竹藩の屋敷跡」を
大江戸線・新御徒町駅で下車します。![]()
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「平沢常富」のペンネームは、「朋誠堂喜三二」(ほうせいどう きさんじ)でした。
「江戸留守居役・平沢常富」の主な役割は、幕府や他藩との情報交換で、そのための会合は吉原で行われていました。![]()
写真は、上野・御徒町の「佐竹商店街」です。
商店街の入口の説明版(赤丸印)には、
「この辺り一帯(佐竹商店街)が、「秋田佐竹藩」の「家老(江戸留守居役)
・平沢常富」がトップだった「上屋敷」だった。」と書いてあります。
ここ佐竹商店街のスピーカーからは、江戸時代の佐竹藩の歴史についての解説が、
買い物客向けに流れています。![]()
商店街の中程には、上の写真の「佐竹秋葉神社」があります。
その説明版には以下の様に記されています。
「佐竹秋葉神社は、二十八万石を有する東北地方屈指の大名で、秋田藩十二代藩主・
佐竹右京太夫義尭公の上屋敷の守護神にて、この地にあった広大な屋敷跡である。」
(以下の挿絵は、「蔦屋重三郎の真実(歴史人)」、「居酒屋蔦重(オレンジページ)、
NHKテレビ「英雄たちの選択」からの転写です。)
「平沢常富」のデビュー作は、吉原に通う若者のスタイルを紹介した上の写真の
洒落本「当世風俗通」で、挿絵は親友の「小島藩藩士・恋川春町」が描きました。
「平沢常富」は、「鱗形屋孫兵衛」の専属作家でしたが、「蔦屋重三郎」が強引に
引き抜き、自分の専属にしてしまいます。![]()
上の絵は、平沢常富の「文武二道 万石通」です。
源頼朝の家来の畠山重忠が、武士の教育を勘違いして、風流や教養を奪ってゆく
という物語です。
時代は鎌倉時代に置き換えていますが、内容は「松平定信」の「寛政の改革」を
皮肉ったものです。
この黄表紙「文武二道 万石通」は、蔦屋から刊行されて好評を博しました。
この「文武二道 万石通」の初版では、畠山重忠を示す「重」(右肩の青丸印)と、
松平定信の家紋を示す「梅鉢紋」(左肩の青丸印)が描かれています。
しかし、これが松平定信の怒りをかったのちの三版では、「重」と「梅鉢紋」が
共に削られています。
「寛政の改革」を皮肉ったこの「文武二道 万石通」により、「平沢常富」は、
秋田佐竹藩の藩主の佐竹公により断筆を命ぜられます。![]()
しかし、平沢常富は、大大名の秋田佐竹藩の江戸留守居役(家老)なので、
幕府も遠慮して、叱責だけで済ませてしまいます。![]()
「大大名の家老の平沢常富」や、「幕臣の大田南畝」とは異なり、「弱小藩の
小島藩のただの藩士」だった「恋川春町」の運命は過酷なものでした!!
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「恋川春町」は、「松平定信」が書いた教本「鸚鵡(おうむ)の詞(ことば)」に
なぞらえた「鸚鵡返 文武二道(ぶんぶの ふたみち)」を出版しました。
上の絵は、春町の「鸚鵡返 文武二道」で、吉原などの取り締まりを厳しくしたために、一般の女性に被害が及んだことを風刺しています。
春町の「鸚鵡返 文武二道」の鸚鵡返(おうむがえし)とは、「平沢常富」の
「万石通」の後編であることを示すとともに、「松平定信」が書いた「鸚鵡言」
(おうむのことば)も風刺していました。
また、下の漫画の様に、政治の在り方を凧揚げに例える鸚鵡言の記述を
取り上げています。
それを人々が勘違いして凧揚げを競ったと茶化しています。
下の絵は、春町の「鸚鵡返 文武二道」ですが、平安時代、武芸の推奨を勘違いした
貴族たちが、町中で大混乱を起こす物語です。
(時代は平安時代に置き換えていますが、内容は「松平定信」が編集した「鸚鵡之詞」(おうむのことば)を皮肉ったものです。)
これらの本は、「松平定信」の文武奨励を揶揄したものとみなされ、「松平定信」の
逆鱗に触れてしまいます!![]()
恋川春町は、幕府からの呼び出しを食らいます!![]()
もし春町が、出頭して罪を認めれば、「お家断絶」のうえ、「小島藩の藩主」にまで
類が及びます!![]()
春町は、恐れおののき、病を理由に屋敷に籠り続け、出頭命令に応じませんでした。
春町は、出頭命令に応じないまま死去してしまいますが、この死去については
自殺説もあります。![]()
辞世の句:「我もまた 身は亡きものと 思いしか 今はの際は 寂しかりけり」
この春町の「辞世の句」を知って、「蔦屋重三郎」は、自分が危ない橋を































































































































































































































































































































































































