つがるかいきょう ふ~ゆげ~しき~♪ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

明日11月8日、旧暦では神無月(10月)8日は立冬です。もう冬なんですねぇ~。今年の11月は暖かな日が多くて、なんだかピンと来ませんが、夕暮れはずいぶんと早くなりました。あと1ヶ月半もすれば、冬至ですものね。

11月(旧暦10月)のほっこりと、まるで春のような穏やかで暖かな日を、小春日和と言いますが、愛用の和の手帳 、『旧暦日々是好日』によれば、そんな小春日和に春の花が咲いてしまうことを「帰り花」と呼ぶそうです。「狂い咲き」と言ってしまうよりも、小春にふさわしい表現ですね。

「もうすぐは~るですねぇ~♪」「なつがく~ればおもいだすぅ~♪」「いまは~もうあき~♪」と、『黄帝内経・素問』 の「四気調神大論篇」から、すでに春夏秋をお届けしましたので、残る冬の候を見ることにいたしましょう。

「冬の3ヶ月は、万物が静かに潜伏して、閉蔵する季節である。水は氷となり、地面は凍って避ける。人は陽気を乱してはいけない。早く寝て、少し遅く起き、必ず日光を待って活動する。
 志を伏すかのように、あるいは隠すかのように、まるで人に話しにくい私情があるかのように、また密かに自分に得ることがあるかのように、安静に保ちなさい。寒さを避け、温かに保ちなさい。皮膚を開いて汗を出すようなことをして、体内の陽気をもらすようなことをしてはいけない。
 これが、冬気に適応して、蔵気を養う道である。もし、これに逆らえば、腎を傷つけ、春になって痿厥の病にかかり、春の生気に適応できなくなってしまう。」


「蔵気」というのは、春の「生気」、夏の「長気」、秋の「収気」に対応するもので、貯蔵の「蔵」です。春に芽吹き、夏に成長をとげ、秋に収穫したものを、冬の間に貯蔵しておく。冬の養生のキーワードは、じっくり静かに待つ!です。

木々が秋に葉を落として、まるで眠っているかのように見えても、地下では根を伸ばし、春に備えて、しっかりと栄養を蓄えています。人も、体内の陽気を温存して、秋のうちにゲットしたものを、自分の中でしっかりと養って、モノにする。冬はそんな季節です。

痿厥の病というのは、手足の力がなえてしまって、冷え切ってしまうもの。場合によっては、卒倒して人事不省に陥ります。つまり、これから元気出して行こうとする春に、イキイキ伸び伸びできなくなっちゃうってことね。

冬の養生法は、ブログテーマから東洋医学:冬の養生法を見てね。でも、他の季節の養生法に比べると、ちょっと手薄。書き足していくので、待っててね。「災害時の養生法 その2 腎の手当て」もご参考に。

一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。

ツワブキ 
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