寝違い・ギックリ腰・背筋の痛みに効くツボ にゅう傷穴 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


北海道は雪景色ですっかり冬ですね。関東も昨日からかなり冷え込んでいます。まだヒマワリやダリアが咲いてる庭もあるのに、サザンカも次々咲き始めていて、なんだか季節がごっちゃになってる感じ。


急に冷え込んだ日に気をつけたいのが、寝違いとぎっくり腰 。どちらもつらいですよね。そして、そのどちらにも冷えが関係しています。


寝ている間は、血流も低下して、体温も下がる。その上、疲れがたまっているために泥酔して、あまり寝返りを打てない状態で、朝方ぐっと冷え込むと、朝起きたときに「うぅっ」なんてことに…。


寝違いやギックリ腰を含めた腰痛、背筋の痛みに効用のあるツボはいくつかありますが、おススメは「くびの痛みに手のツボ押し」 で一度ご紹介しているにゅう傷穴(にゅうしょうけつ)です。


これは、経脈 外の奇穴(きけつ)であり、近年になってその効用が発見された新しいツボ。鍼灸学校時代に、スポーツトレーナーの先生から教わったもので、とても重宝しています。


☆ ツボの位置


春月の『ちょこっと健康術』-にゅう傷穴 ←クリックすると図が大きくなります。


にゅう傷穴(にゅうしょうけつ)は、肘窩にできるシワの端にある青●曲池 (きょくち)と、手首(手背側)のほぼ中央で腱と腱の間のくぼみにある青●陽池(ようち)を結んだ線上で、曲池寄り4分の1のところにあります。


↑図で見ていただくとわかるように、肩こりに効くツボ としてご紹介した手三里(てさんり)のすぐ下にある上廉(じょうれん)の外側で、筋肉のつくるスジ目上に取ります。


☆ 寝違いの手当て


① おなかの前でひじを曲げ、前腕を外側から支えるように軽く握る

② その姿勢で、くびを回しにくい方向へ、向けられるところまで向け、どこまで回せるかを確認する

③ 顔の向きを正面に戻し、にゅう傷穴を母指頭の腹で強めに押しながら、回せるところまで回す

④ 顔の向きを戻しては回すのを何回か繰り返す

※ ツボを押しながら、くびを回すときは、ジワジワとゆっくり回しましょう。

※ 痛みをこらえて、くびを無理に回すようなことはしないでくださいね。


寝違いには、風池列欠陽陵泉 なども効用があります。


☆ 背筋の痛み・腰痛・ギックリ腰の手当て


① おなかの前でひじを曲げ、前腕を外側から支えるように軽く握る

② にゅう傷穴を母指頭の腹で強めに押しながら、押されているほうのうでを、びんのふたを開け閉めするような感じで、回内・回外する(手のひらを返したり戻したりする運動)


腰痛には、「ツボの選び方」 もご参考にどうぞ。腰痛予防には、 はもちろん、 でも冷やさないことが大事で、腹巻とウォーキング がおススメです。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-101110_112355.jpg


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