コリほぐしの新法則? | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


日経ヘルス11月号 に、 「肩・首・腰・目の凝りほぐしの新法則10」 というのが載っていて、「今までの常識とはちょっと違う…目からも、肩からも、ウロコがどっさり落ちるはず!」と書かれてたんですが、「え~っ、そうだったのぉ~?」とビックリ。


何がビックリだったかというと、私の中では当たり前なことばかりで、「それって、世間では目からウロコなことだったの?」と思った次第です。私だけじゃなくて、多くの整体師さんやマッサージ師さんも同感だと思うけど…。


どんな法則かというと、↓のとおり。

① 肩こりは肩以外をほぐす

② 腰こりの原因はたいていお尻と太もも

③ 凝りをほぐすには「筋膜」がカギ

④ もむよりさする

⑤ 凝りをほぐせば呼吸も深くなる

⑥ 疲れ目対策には目のトレーニングを

⑦ 冷やすより温める

⑧ 多くの腰痛は腰を反らせるといい

⑨ ストレッチはてこの原理でもっと伸びる

⑩ 最高の整体師は自分自身


①と②は、「クイックマッサージじゃ全然ほぐれないじゃん」という経験のある方ならわかるはず。肩だけとか、腰だけとかだと、いいのはやってもらってる間だけで、お店を出てしばらくすると、「あれ~?」ってなるでしょ。


①に対しては、「鎖骨周りをほぐす」となっていて、「リンパの流れをよくする体操」 としてごお届けした、鎖骨に手を当てて肩を回す体操が紹介されてました。


肩を支える筋肉は、くび・うで・胸・背中とつながってます。筋肉のコリをほぐすには、筋肉の両端を刺激するといいんだな。だからこそ、このブログでも、肩こり体操として、うでひねりうで振り脇ストレッチ なんかをご紹介しているワケです。


②に対しては、「中殿筋(ちゅうでんきん)をほぐす」となっていて、ゴムボールを使った体操が紹介されてました。このブログでは、腰痛体操はまだあまりご紹介していないんですが、これに当てはまるものとしては、おしりストレッチ があります。


③の「筋膜」は、文字通り筋肉を包む膜で、コリがあると筋膜どうしがくっついちゃうことがあるの。肩こりがひどいときに、ゴリゴリッとか、ボリボリッとか、音がすることありませんか?


あの音は、へばりついた筋膜がはがれる音だという説があって、そのへばりつきをとるセルフケアにはストレッチが一番なんです。日経ヘルスでは90秒ストレッチが推奨されてました。


④は、自分でやる場合、もむと手に力が入ってしまうので、肩にも力が入るから逆効果という理屈。確かにね。右手で左肩をもみほぐすうちに、右肩のコリがひどくなるってことです。だから、もまずにさすれというワケ。


⑤は、肩や腰のコリによって、肩甲骨や肋骨の動きが悪くなって、呼吸が浅くなってしまうという話。猫背がよくないのと同じ理屈です。呼吸が浅ければ、血行が悪くなるというより、からだに取りこむ酸素量が減って、代謝が悪くなりますから、疲れが取れない、コリがひどくなる…なんてことに。


⑥には、温冷タオル湿布ツボ押し が紹介されてました。ひもやカードを使って、目線の位置を変えるピント調節トレーニングが載ってましたけど、これは疲れにくい目をつくるためのものですね。疲れ目解消には、外眼筋ストレッチ のほうが効きますよ。


⑦は、運動直後や炎症のあるときを除けば、常識中の常識。コリのもとと考えられている乳酸は、血流で運び出されるものですから、温めることで血行をよくすることが一番なんです。なので、肩や腰のコリによる痛みには、湿布よりも使い捨てカイロがおススメ。


⑧では、マッケンジー体操が紹介されています。これまでタブーとされてきた、腰を反らすもの。症状によってはやっちゃいけないこともあるので、注意が必要ですが、疲労性の腰痛にはいいかもしれません。実は、私も本を買って、お試し中なんです。いずれ結果をご報告しますね。


⑨のてこの原理、これはみなさんすでにご存じでは?先日ご紹介した腕ストレッチ は、まさにてこの原理を応用してますからね。タオルを使って肩こり体操応用編 なんかも、そうかな。


⑩については、「本来、自分の体の感覚が一番わかるのは、自分自身。自分でほぐせば、どこが凝っているか、だんだんわかるようになる。」と言っています。そりゃそうです。これは10個にするための、数合わせかな?


このブログで、いろんな方法をご紹介してるのは、自分に合った方法をみつけていただくため。どれがいいかは、ご自分で選んでくださいね。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-コスモス

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