広島カープ「がんぼう主義」

 広島カープ「がんぼう主義」

  50代のカープファン。カープと野球について書いていきます。
  「がんぼう」は広島弁で「わがまま」とか「きかん坊」といった意味です。
  カープ悲願の日本一への「がんぼう」でもありますね!

阪神タイガースが圧倒的な強さを見せてリーグ優勝を決めましたね。

当然、チームとして強かったと思いますが、セ・リーグのその他5球団があまりにも弱かったですね。

この状況だと巨人、広島に次ぐリーグ3連覇以上を達成する3球団目になる可能性も低くないように思います。

 

さて、他人ごとではなく3連覇以降の広島の凋落ぶりは、ファンとして何とも言えない状況ですね。

その最たる原因は何でしょう?

 

わかりきった答えになりますが、やはり「得点力」ですね。

 

「野球は投手力」であり、失点しなければ負けない。

しかし「得点がなければ勝てない」のも、はっきりとした現実です。

実際、WARという指標(勝利数の上積みに対する貢献度)では投手よりも野手の方が、その指数が高くなることが多く(守備も含めた指標となるため)チームの勝利をより多く重ねるためには、優れた野手の獲得、育成も重要なポイントなのです。

 

ここに2016年~24年までの打撃成績を簡単にまとめてみました。

顕著なのは得点のランクで、3連覇の時はすべてトップです。

しかし、それ以降は打率こそ上位でも、得点力が目に見えて落ちていることがわかります。

23年は2位とはいえ、首位阪神に11.5G差の2位であり、クライマックスでは甲子園で1勝もできずに敗退。

また、この年はセ・リーグワーストタイの開幕から2試合連続完封負けを喫しています。

 

昨シーズン、9月の大失速(月間20敗・セ・リーグワーストタイ)は踏ん張っていた投手陣の息切れが原因であり、その大本は4月の4試合連続完封負け(セ・リーグワーストタイ)など、打線の得点力の無さに起因しているのは明白でしょう。

(今シーズン、7月の失速も同様のことが言えますね)

 

諸悪の根源「得点力の低迷」一番の原因は「四球数」です。

東出コーチを2軍に配置転換、朝山コーチを1軍に据え、石井拓朗コーチの手法と決別した19年から、四球数、得点とも下降の一途となりました。

 

「打力を前面に、打って打って得点を挙げる」

その理想は理想として、現実的には主力打者の流出(19年・丸佳浩FA、22年・鈴木誠也ポスティング、24年・西川龍馬FA、19年にはバティスタのドーピング離脱)に対して、22年に秋山翔吾が加入したものの、あの穴を埋めるには至たらず、そういった選手も育っていません。

打線全体も、打率と安打は出るものの、長打、本塁打が少なく、それを補う外国人野手も結果を出せませんでした。

 

長打が出ないなら四球や進塁打など「つなぐ野球」で得点を狙うしかなかったと思うが、選手の特性を無視し、誰も彼もが「強い打球」を指向させられた結果、つながらない(そもそもヒットが連続で打てると考える方が間違ってる)打線が残されてしまいました。

しかも、19年以降6年、いや今年を含めると7年か…

 

これを修正するには1年、2年ではまず不可能でしょう。

3連覇時のような、あのワクワクするような打線は、もう見ることは出来ないかもしれないですね。

ただ、可能性の扉はいつも開かれているものです

問題はそれをくぐるか、くぐらないかだけです。

来季、少しでもカープが良い方向に進みますように…

昨日は、はぁ初回から満塁ホームランとか打たれてから6-1とかで負けとったの。

これで完全に今シーズンのV逸が決まったらしいが、まぁ今さらいう感じよの。

 

今シーズン、言うかここ数年ずっとじゃが得点力が上がらんよ~の

「狙い」いうか、目指しとるところが、わからんこたぁ~ない気もするんじゃが、ええがになる感じが全然せんわいの。

 

基本的に野手は俊足・好守・好打の選手を集めとるのにから、実際やらせとるのは強打・長打狙いなんじゃから、そりゃ~嚙み合わんわいの。

だいたいが、そがぁ~な選手を育てられるコーチがおらんじゃろ

朝山コーチがどんだけ、ええ打撃理論を持っとってか知らんけど結局、得点力は上がっとらんしの~。

 

正直、今の感じじゃと今シーズン、可能性が無いたぁいわんが、まぁ良くて4位、実際にゃ5位じゃろう。

 

そうなると監督交代の話が出てくるわの

観測気球的な記事じゃが「文春」得意の勝手な推測の記事も出とったしの~

 

まず個人的にじゃが、投手出身の監督はなかろうよ

例外的に黒田さんなら可能性はありそうじゃが、本人が受けんのじゃないかの

ミスター赤ヘル・山本浩二さん、3連覇の緒方監督は例外じゃが、外野手の監督も細かい野球は苦手なことが多いし、だいたいが向いてそうなOBがおらんよね。

あ、緒方さんは辞めた原因が原因じゃから、時代的に難しいかろうね

 

で、単純に候補いうことなら野村謙二郎前監督の再登板、現バッテリーコーチの石原慶幸昇格。

面白そうなのが現オリックスヘッドコーチ・水本勝巳氏の招聘、いうところじゃろうか。

 

一番可能性が低いのが石原慶幸の内部昇格かの

今期、坂倉の盗塁阻止率のどうしょうもない低さ、配球の稚拙さを見る限り、評価を下げんとしょうがなかろ~

 

2番目に低いのがオリックスヘッドコーチの水本さんの招聘かの

どういう契約になっとるんか?いうのはよう知らんのじゃけど、水本さんを引っ張っていった中嶋聡監督は退任しとるけん、可能性としてはあるんじゃないかの。

人望も性格的にも問題はないようなし、バランス型の監督としてはええがに機能するように思うがの~

 

チームの戦闘力再建を期するなら野村謙二郎の復帰は十分にあり得るじゃろう

復帰が期待されるマエケン(まぁ、どうなるかわからんがの)とも一緒にやっとるし、主力選手のFA権取得が加速するこの時期に入るけぇ、野手に関しての育成も含めてチーム力の底上げに期待はできるじゃろう。

 

一方で、今のチームはノムケンのよく言う「頭で汗をかく野球」が全くというてええくらい出来とらん。

「数学」以前に「足し算」から…みたいな感じじゃろう

正直、どうなろうにや?いう感じなんじゃないかの~

その状態で、果たしてオファーがあったとして受けるかどうか?よね。

 

もちろん、新井監督続投…いう路線も十分にある思うとるよ

采配の悪さ、見極めの悪さで評価を下げるとるところはあるが、監督が決定した外国人野手は機能しとるし、奨成、二俣、前川、羽月と期待できる可能性のある若手も出てきとる。

 

最終責任は監督に帰する面はあるじゃろうが、言うたら無能なコーチ陣の責任も、ちぃ~とどころじゃ~ないじゃろ。

あたぁ、なんだかんだ言うても、やっぱり新井さんの人気はまだまだ健在なんよ。

コーチ陣を再編しての再出発(誰を入れるんか?が問題じゃが)いうのは十分以上にあり得るじゃろ~

 

コーチ陣の編成は、どうやら球団主導らしいけぇ、そこらも含めて球団がどう考えるか?じゃろうね。

まぁの~、夏休みにマツダで空席が出るようなチーム状態じゃ~いけまぁ

なんとかして、つかぁ~さいや。

野球の国際ランキング上位12か国が参加して行われた「プレミア12」は台湾が見事に優勝して幕を閉じましたね。

全勝で決勝に進んだ日本でしたが、一発勝負の怖さを感じた試合でもありました。

台湾チームの意気込みもありましたし、野球振興の意味合いからも、この結果は良かったと思います。

個人的には某関東の球団のエース級投手が2本の本塁打を打たれての「負け」なので、はいはい…といったところです。

 

さて、今回の「プレミア12」ですが、実はほとんどの試合を最後まで見ていません。

理由は仕事と体調の都合で割と早く就寝しないといけないからなんですが、それにしても試合が長かった!

19時プレイボールは他国の放送時間に配慮した面もあるでしょうが、2時間たって4回裏とかありましたから「どんだけ長いねん!」と思いましたね。

 

ちょっと前までMLBの「ワールドシリーズ」を見慣れたいたせいか、「プレミア12」での試合テンポの悪さは非常に気になりました。

あちらは23年シーズンからピッチクロックのルールが採用され、投手にボールが渡ってからランナー無しなら15秒以内、ランナーがいても18秒以内に投球しなければ、それぞれボールが宣告されるというルールです。

いわゆるプレーが始まるまでの「ケツ」が決まっていることで、視聴者は間延びしない試合を見ることができるわけです。

 

もっとも、広島カープの試合を見慣れている自分にとっては貧打過ぎて20時半でもう9回!(泣!)

なんて「省タイム」以上の早すぎる試合の進み方に慣れていた面も結構あると思いますが…

 

さて、野球は「間」の競技である面もあるので「ピッチクロック」について、一概に善し悪しは言えないのですが、こと試合テンポに限っては格段に優れている=見る側にとっては見やすい、という印象です。

 

野球の地上波放送が激減してきた背景には放送時間の枠に収まらないという問題もあります。

そうなると野球放送が延長になったら、その時間帯の広告主が希望する視聴者を得られなければ広告を出す意義がなくなります。

仕方なく予定通りの番組を放送するわけですが、野球中継は尻切れトンボになってしまいます。

 

これでは、ますます野球放送の視聴数は下がりますし、ひいては野球ファンの入り口を狭くしていることにつながります。

 

MLBの凄いところは、そのあたりの需要喚起というか、常にどうしたら観客数、視聴者数を増やせるかを中心に考えているところです。

アメリカでの興行ビジネスとして、アメフトやバスケットボールに大きく水をあけられている現状が背景にあるにせよ、その姿勢は大いに見習うべきです。

 

振り返って日本のNPBは資金力の無さもありますが、リクエスト(リプレイ検証)にしても、未だに地方球場では採用できなかったり、そもそも民放のカメラ映像を利用するため映っていなかったり、判定映像自体がまちまちだったり、映像の判断が審判員だからその度にぞろぞろ移動して、出てきたら出てきたで、もたいぶってアウト・セーフのジェスチャー…

 

時間って大切なんですよ

それでなくても現代人はPCにスマホ、ゲームの画面にいまではサブスクの映画や番組と画面の選択肢は目白押しです。

野球というコンテンツの画面に目を向けてくれる可能性はどんどん低くなっています。

 

今回の「プレミア12」でも一部「ピッチクロック」は採用されましたが、間延びした試合を締めるまでには至りませんでした。

「ピッチクロック」に限らず、多角的に試合が間延びしない方策を(例え模倣であったも!)できるだけ早急に施していかなければ、野球人気の衰退は止まらない…今回の「プレミア12」で、そう感じましたね。

 

あ、カープ的な初球攻撃連発、3球でチェンジとかは無しの方向でお願いしますね💦

 

先日のファン感で来季の キャッチフレーズが「遮二無二(しゃにむに)」に決まったと発表 されましたね。

1位に向けて邁進するという意気込みを表したということらしいですが、キャッチフレーズ「しゃ」シリーズの集大成的な感じになるといいですね。

 

さてさて、その意気やよし!と行きたいところですが、来季コーチ陣が発表され全コーチが「留任」ということ(まぁ、予想はされてましたが…)になりました。

 

引退した野村祐輔が3軍投手コーチ兼アナリストに新任、2軍にヘッドコーチが新設され福地コーチが兼任、迎コーチがアナリスト兼任となったものの変化は少ない感じです。

 

もっとも、アナリストを野球経験者から育てようという姿勢は非常に有意義な感じがしますし、早い時期に効果が表れてほしいものです。

 

問題は1軍の打撃コーチですね。

ヤフコメなんかをちょろっと見てみても、まぁ非難轟々です。

 

朝山コーチは20年から一軍打撃コーチを務めていますが、21年度、22年度はチームの打撃成績は悪くありません。

ただ、21年シーズン終了後に打線の軸だった誠也がポスティング移籍。

22年は西川や坂倉が中心になって打線維持し、チーム打率こそ1位だったものの、12球団ワーストの併殺数に球団史上最低の盗塁数と広島らしい攻撃の姿は見られませんでした。

 

で、23年(チーム打率4位、得点5位)、24年(チーム打率6位、得点5位)と打線は低迷を続けているわけですが、冷静に考えて仕方のない部分もありそうです。

 

まず、今やMLBでも優秀な打者となった誠也はもういません、けがは多くても打撃は非凡だった西川はFA移籍、このところハズレ続きの外国人野手、そして今シーズンの前半線は坂倉が絶不調でした。

 

根本的に中心打者がいない状態なのですから、普通に考えて打線どうこうの話になりえない状況でしょう。

 

これはドラフト戦略でここ数年、投手偏重で指名してきた反動とも言えそうです。

(もっとも、それが悪いというわけではないのですが…)

 

話を戻して朝山コーチですが、現DeNAの石井コーチと根本的に違うのは、彼が打って打開することを目指すコーチだと思います。

朝山コーチが2軍打撃コーチだったとき、1軍で調子を落とした選手が状態を上げて戻ってくることがよくありました。

キチンとした打撃理論があるという評価は間違っていないと思います。

そして彼が1軍打撃コーチに指名されたのも「打って打開できる打線」をチームが目指したからだと思います。

セ・リーグではなく、力のあるパ・リーグの投手に対抗するために必要とされたのが「打って打開できる打線」であり、チームが「日本一」を目指すうえで必要なものでした。

 

一方で元石井コーチは多彩な攻め方で相手投手を攻略することを目指します。

球数を投げさせる、四球を選ぶ、揺さぶる、かと思えば一気に攻める…

もっともこれは、それができる打者がいたからこそ可能だったとも言えます。

 

結論を言えば、ここ何年かのチーム打撃の不振は主力打者の不足に原因があるとも思えるのです。

狙い球の指示が的確でも、選手の側にそれを実行できる能力が足りてなければ、結果が表れるわけがないのです。

 

まぁ、その責任を打撃コーチに負わせる気持ちもわからなくはないのですが、この秋季キャンプでは猛練習で選手を育てようという雰囲気が見られました。

一人でも主軸に座れる選手が育てば、打線の雰囲気も一気に変わります。

二股や田村、中村奨成に新外国人のドミニカン、その他の選手もある種のチャンスですから、しっかり練習して来季にいい姿を見せてほしいものですね。

 

シーズンの最終戦「変わっていかなければいけない」と語った新井監督。

もちろん監督にも、出来ることと出来ないことがありますが、ファンとしては

カープの良いところを残しつつ、いい意味で変わっていけたらいいなと思いますね。

 

さて、来季に向けては現有戦力の底上げも大きな課題ですが、拡充も大切ですね。
目先の課題として、どうしても今季厳しかった得点力の改善に向けた補強に意識がいくんですが
野球の基本はまず投手力、守備力です。
 
その意味で海外FA権を行使した九里がどうなるのか?非常に気になります。
 
九里は14年のドラフト2位、8年連続で100イニングを投げてきたタフネス右腕。
21年には最多勝、今シーズンは自身初の開幕投手にも指名されましたね。
今季終了後、メジャー移籍を視野に海外FA権を行使しました。
 
では実際のところ、九里のメジャー移籍は可能なのでしょうか?
 
正直、招待選手としてキャンプに参加、結果が出せれば…というところでしょうか。
 
まず評価できる点としては短い間隔でも投げられるタフさがあることです。
次に日本人投手としてキチンとした基礎ができている点、精度はほどほどでも多球種が投げられる点ですね。
 
逆に年齢的に33歳とメジャーでは評価されにくい年齢であること、球速がそれほど出ないこと。
あとボールの違いやマウンドに違いに対応できるか?日本での多投で故障のリスクはないか?
 
と、こんな感じでしょうか。
 
もう一つ問題になるのは恐らくですが、契約の順番が、同じく海外FA権を行使した巨人・菅野よりも後になるだろうこと。
菅野の契約も年齢的な観点から、かなり難航する(契約はできるだろうけど)と思われるので、九里の契約は越年、遅ければ2月くらいまでかかるかもしれません。
そうなると九里自身が海外挑戦をあきらめる可能性もあるでしょう。
 
もしそうなった場合、広島初の「FAからの残留」という可能性はないでしょうか?
 
球団の鈴木本部長は九里のFAに対し
「今は米国に渡りたいということで、宣言しないと渡れない。(他球団との契約が)なければ、(その後の交渉は)その時に考えます」 
 
とコメントしています。
過去の例だと、頑なに「FA=退団」という図式でしたが、今回はかなりコメントのトーンが違うように感じます。
 
九里自身も23日のファン感謝デーに出席することから、球団との関係も悪くないようです。
監督が語った「変わっていかなければいけない」という言葉を球団も共有しているなら、その可能性は低くないように思うのですが…

投打が嚙み合って3連勝です!

広島先発・床田でしたが完投完封で4勝目!

すっかり左のエースとしての存在感を確立しましたね。

 

週アタマ火曜日の先発ということで、長いイニングを期待されての登板でしたが、文句なしの完投完封!

この後の九里、アンダーソンへといい流れができそうです。

 

それにしても、表ローテが大瀬良、森下、裏ローテが床田、九里と安定感がある先発陣に加え、復調した遠藤、鮮烈なNPBデビューのアンダーソンが加わると、この先発陣はホントに強力ですね!

 

先発投手陣は計算できるとして、問題なのは打線の得点力…

先のDeNA戦では猛打爆発!でしたが、苦手な阪神先発・西に対してどうか?

でしたが、完全攻略とはいかなくても、打線は十分に圧力をかけていましたね。

 

下位打線からの出塁が多く、なかなか得点にはつながりませんでしたが、しぶとく攻めた効果で5回終了時、西投手の球数がすでに81球

 

6回には先頭の西川が7球粘ってライト前ヒット

続くマクブルームも粘って8球目をレフトスタンドへ先制2ラン!

8回にも復調気配の小園が追加点となるタイムリーを放ち(正直、この回1点止まりだったのは残念…)打線も堅実に機能していましたね。

 

第2戦も広島打線が基本的に苦手な秋山ですが、今季2度の広島戦は2戦2敗、防御率9.35と打ち崩していますから、苦手意識完全払拭といきたいところです。

 

ただ、フォームが崩れた感があった堂林に代わって1番に入った中村健も、今のところあまり効果的とはいえず、下位からのつなぎが少し微妙ですね。

あと、そういう場面が少ないせいか盗塁、走塁での仕掛けが目立たないのも気になります。

 

ひとつ先の塁をめざす走塁…というのは問題なくできているんですが、相手にプレッシャーを与える代走、走塁というのが物足りないですね。

盗塁7はリーグ最少で、盗塁数最多の阪神(24)の1/3以下、広島に次いで少ない中日、DeNAでも13と倍近くありますから、機動力野球が身上の広島としては寂しい限りの数字です。

 

盗塁阻止率がワースト…というか阻止できたことがない状態ですから、大盛とか矢野、ファームで走りまくっている羽月や盗塁成功率の高い安部(打席と守備はいったん置いておいて…)らを活用して、せめて盗塁のプレッシャーは与えたいですね。

バンテリンドームでの3戦目は広島先発がローテ6番手の玉村

対して中日先発がエース格の柳ですから、そもそもの勝ち負けに期待値は薄かったですね。

その玉村ですが、先発の内容としてはピリッとしませんが、ローテの6番手として考えると悪くはないです。

ただ、このところの内容は遠藤の方が良いですから、立ち位置を入れ替えることも考えた方がよいでしょう。

 

なんとなくですが、今週の地元戦から新外国人のアンダーソンが昇格(ターリーも?)して、巨人との3戦目に先発しそうですから、流れを変える節目になるといいですね。

 

それにしても打線は停滞してますね。

この試合でも序盤にチャンスは作りましたが、下位に向かって尻すぼみになる打線では、中軸にも負担が大きく、どうしても「つながり」を欠いてしまっています。

 

問題はやっぱり小園ですね。

守備的にはまずまずなんですが、打率.153ではさすがにしんどい…

OPS(出塁率)も.189ですから2試合に1度しか出塁できない計算です。

バントも不得意で盗塁も苦手ですから、完全に打線を分断してしまっていますね。

 

積極性が「売り」ですが、開幕からどうしてもダボハゼ的にどんな球にも手を出す悪癖が直りません。

打席での意識の問題か、狙いの絞り方なのか…

昨シーズン見せていた打席での粘りも全くありませんから、そうなると当然の数字という感じです。

 

さてもう一つ、変えた方がいいと感じるのは坂倉の起用法です。

會澤のアクシデントで坂倉の捕手起用が続いていますが、ここ5試合20打数4安打で打率2割

貴重な一発はあったものの、明らかに打撃の調子を落としています。

 

守備面では、中日相手に走られ放題!

配球面でも、まだまだ単調で球数も多くなる傾向があるように思います。

改善はされてきているものの捕球面での不安も多いですからね💦

実際のところ配球では磯村に分がありますし、守備面では石原も分があります。

 

仮に小園をスタメンから外す場合、ショートが広輔になりますから、サードが空きます。

そのサードに坂倉を固定し、捕手に磯村、石原を起用すれば今よりは打線のバランスが取れてくるでしょう。

會澤の体調が完治するまでは、こういう布陣で戦う方が良いと思います。

もちろん、将来の正捕手好捕という立ち位置は揺らぎませんが、打線の現状を考えると捕手・坂倉に固執する理由がありません。

 

リーグ最少の本塁打数が示すとおり、一発長打で得点を狙うことが出来ない以上、打線の「つながり」はチームの生命線です。

幸い、1番・堂林がやや物足りないとはいえ、そこそこの数字を残しています。

「一発長打」の怖さとは違う「つながり」の怖さを出来るだけ早く取り戻さないいといけませんね。

ちょっと足踏みしましたが、球団通算4500勝を達成しましたね

ホーム2連戦での非常に良くない連敗を止め、バンテリンドームでの連敗も止めることになりましたから、非常に価値ある1勝になりましたね。

 

先週のDeNA戦では球数もかさんで9回1/3で降板…

それでも 「イメージがこの前の投球で、できた」という通り 、この試合では117球、被安打2、無四球!

当然、次回登板も期待できそうです。

 

さて、心配なのは會澤ですね

6回の第3打席で下半身を痛めたか、1塁ベース前では全力疾走が出来ていませんでした。

アイシング処置をして 「明日の朝の状態を見て、判断する」 (蔦木トレーナー)ということですから 、軽傷であることを願いますね。

 

會澤はここまで14打点(チーム3位)で得点圏打率はチームトップの.450!

打線のつながりが、このところイマイチな感じですから離脱となるとかなり痛いです。

そうはいっても、まだシーズンの序盤ですからね、無理して悪化しては意味がありませんから、まずはしっかり診断してもらうことが大事でしょう。

 

4月はここまで10勝11敗1分け

何とか今日勝って4月勝率5割で終えたいですね!

 

坂倉の今季1号2ランで先制、遠藤のタイムリーで逆転と、いい形で試合を進めながらも逆転負けで4連敗…

まぁ、切り替えていくしかないんですが「負けに不思議の負けなし」で、やっぱり原因はありますね

 

一番は坂倉の配球でしょう

敗戦の責を捕手へ向けるのは好きじゃないんですが、直球が苦手な巨人打線に対して、決まらない変化球を勝負球に選び続け、ひたすら痛打を浴びました。

 

昨日の床田を受けた磯村にも言えますが、カッコよく安易にアウトにしようとし過ぎているように思います。

會澤との「経験の差」なんでしょうが、坂倉のコメントにもあるように「勝たなきゃ意味がない」ので、次回に向けて、考え方のバランス感覚を磨いてほしいところですね。

 

ちなみにダメ押し点となった6回、坂本のタイムリー

申し訳ないですがキクヤスが出た時点でダメだと思いましたね。

出すなら松本竜だったでしょう。

 

打線は前日の超絶本塁打で波に乗るかと思われた西川が今日はブレーキ

3番・小園もやはりブレーキで、こうなると打線にリズムが生まれませんね。

 

ベンチから見させてリセットさせる意味でも、状態の良さそうな広輔をスタメンで使ってみる方が良いかもしれませんね。

 

とにかく、何としても連敗を止めましょう!

巨人は今、走っていても選手の強度が低いので、後半かならず落ちてきます。

広島は渋~く試合を拾っていく意識を再確認していけるといいですね。

あの~ノムケンが解説の試合だと、なぜだかイヤ~な負け方になるのは気のせいでしょうか?

さて、東京ドームの緒戦は巨人側に「年イチあるかないか」の好プレーが複数出たこともあって戸郷を攻略できなかったですね

 

昨日の2戦目は床田の交代期を間違えたことが直接の敗因になったように思います

もっとも前回、床田が登板した6日の巨人戦では早めの降板がウラ目に出て逆転負け。

今回はそれもあって球威、精度が落ちてきていた中でも続投を選択しましたが、2失点となって「流れ」を巨人に渡してしまいました。

 

ただ、それ以上に打線が点を取れないことが「流れ」を悪くしていますね。

昨日の試合も、定期的な休養もあって會澤ではなく、磯村がスタメンだったこと

(磯村の配球にも、ちょっと言いたいことはあるんだけど…)

走者を進められない小園の打撃(というか、そういうのに向いてない…)

マクブルームさんも、もう少し時間がかかりそう

 

開幕から「打線のつながり」と言われましたが、まぁそう簡単にはいかないですからね

そんな中でも、昨日は西川に待望の今季第1号!

なんというか、西川にしか打てないだろうというホームランでしたね

ここまでも調子は悪くなかったですが、さらに上昇しそうですね

下位打線からつないで得点を挙げていくのが、今現在、最良の形なので連敗阻止のためにも、西川の活躍に大きく期待したいところですね!