問題はどう変えるか |  広島カープ「がんぼう主義」

 広島カープ「がんぼう主義」

  50代のカープファン。カープと野球について書いていきます。
  「がんぼう」は広島弁で「わがまま」とか「きかん坊」といった意味です。
  カープ悲願の日本一への「がんぼう」でもありますね!

バンテリンドームでの3戦目は広島先発がローテ6番手の玉村

対して中日先発がエース格の柳ですから、そもそもの勝ち負けに期待値は薄かったですね。

その玉村ですが、先発の内容としてはピリッとしませんが、ローテの6番手として考えると悪くはないです。

ただ、このところの内容は遠藤の方が良いですから、立ち位置を入れ替えることも考えた方がよいでしょう。

 

なんとなくですが、今週の地元戦から新外国人のアンダーソンが昇格(ターリーも?)して、巨人との3戦目に先発しそうですから、流れを変える節目になるといいですね。

 

それにしても打線は停滞してますね。

この試合でも序盤にチャンスは作りましたが、下位に向かって尻すぼみになる打線では、中軸にも負担が大きく、どうしても「つながり」を欠いてしまっています。

 

問題はやっぱり小園ですね。

守備的にはまずまずなんですが、打率.153ではさすがにしんどい…

OPS(出塁率)も.189ですから2試合に1度しか出塁できない計算です。

バントも不得意で盗塁も苦手ですから、完全に打線を分断してしまっていますね。

 

積極性が「売り」ですが、開幕からどうしてもダボハゼ的にどんな球にも手を出す悪癖が直りません。

打席での意識の問題か、狙いの絞り方なのか…

昨シーズン見せていた打席での粘りも全くありませんから、そうなると当然の数字という感じです。

 

さてもう一つ、変えた方がいいと感じるのは坂倉の起用法です。

會澤のアクシデントで坂倉の捕手起用が続いていますが、ここ5試合20打数4安打で打率2割

貴重な一発はあったものの、明らかに打撃の調子を落としています。

 

守備面では、中日相手に走られ放題!

配球面でも、まだまだ単調で球数も多くなる傾向があるように思います。

改善はされてきているものの捕球面での不安も多いですからね💦

実際のところ配球では磯村に分がありますし、守備面では石原も分があります。

 

仮に小園をスタメンから外す場合、ショートが広輔になりますから、サードが空きます。

そのサードに坂倉を固定し、捕手に磯村、石原を起用すれば今よりは打線のバランスが取れてくるでしょう。

會澤の体調が完治するまでは、こういう布陣で戦う方が良いと思います。

もちろん、将来の正捕手好捕という立ち位置は揺らぎませんが、打線の現状を考えると捕手・坂倉に固執する理由がありません。

 

リーグ最少の本塁打数が示すとおり、一発長打で得点を狙うことが出来ない以上、打線の「つながり」はチームの生命線です。

幸い、1番・堂林がやや物足りないとはいえ、そこそこの数字を残しています。

「一発長打」の怖さとは違う「つながり」の怖さを出来るだけ早く取り戻さないいといけませんね。